今日は、りんごの解剖を行う
はぁ
りんごですか
うむ。いいか、このりんごは何色だ?
赤色ですが
では、解剖してみようか
−ほら、解剖したら赤ではなくなったよ
...
なにか焼ける匂い 煙
纏わりつく嫌悪と現実
逃れたいけど 誰も助けてくれない
差し出す手 届かなくて
夢にも出て来て 啼いて
腐ってゆく身や心
掻きむしって 切って ...
青い空の下
豊穣な麦がさらさらと
風に揺れる
隠された君を
目で探すけど
どうも見つからない
君は僕の心を読んで
手の届かない何処かへ
消えてしまったのだろうか
「おーい、
い ...
貧相なチンポは
世の中から消えて無くなればいい
太くて長くて固いチンポ
そして深い緑色の瞳
それさえあれば
脳は要らない
余計なものだ
(ちつのひだ嘗子)
すべての男は
この詩に ...
正常に動く心拍が苦しい
穴だらけは星々の睥睨だ
脂汗も冷や汗も平等だと
穴だらけの地面は高貴だ
蒼天と真空のあいだから
繋がりのない銀架を踏む
どうしてこうなったのか
口内は苦みを増して ...
家屋を吹き抜けていく風が
カラカラと乾いた笑いを運ぶ
この風に乗って運命を見てくるよ
男も女も悲しい身
浮世渡るにゃ力が足りぬ
泥沼の中で足を取られて一歩も前に進めない
怖気づいた ...
鉄道模型で遊ぶ人が思うのは彼方ではなく閉じられた世界
苦しみにとらわれた人が思うのは自らではなく開いた状態の他者
模型の汽車は夢を吐けるのだろう
苦しみの小人が生まれ夢の中を歩き出す
地球を一 ...
二人行く
聖書雅歌ふとページをめくりフレイグランスとありにけり
今日の空薄曇りにてありにけり二人して自動車にのりゆく
つきははやみなつき終わりふつきにや入りアジサイは咲く
少女 ...
雨にも負けず
風にも負けず
西に東に奔走する
命嗄らして生きている
お天道様は知っている
きみの真心知っている
相手にどれだけ決めつけられようと
相手がど ...
(雫がすべってはこぼれてゆく
夜だ わたしだけの夜がはじまる)
眠れぬ森の月が落ちて神話になった
満ちては欠けて欠けては満ちてゆくもの
星はまばたきのなかに流れてゆく
...
悲しみをとぼとぼ辿っていくと、駅のホームに辿り着いていた。なんだ、もう一度出発なんだ。そう気付いた時には、もう旅人の顔をしている。ホームには、自分以外の人影は見えない。柱に繋がれた雑種犬と、自愛に余 ...
まばたきは
シャッターだから
夜になると
わたしのなかは写真だらけになる
そうやって
撮り続けた
日常のいくつもの場面を
夜の川に流していく
笹舟のゆくえを追えないように
それら ...
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ...
編み込んだ 分だけ
手垢の 残る ストラップ
石の 意志
漸く 編めた 手汗さえ
キラリ 光る
ビーズならば
合間に 穴が開いているのも
定番
石を 傷つけていない、
こ ...
北に向かって高い 炎天下の坂道を 登り続けると
頂は、遠くからは見えていたはずなのに近くに来ると てんで見えない。
とほうもない時間を歩いたはずだよ ほら もう頂が見える‥‥きがした。
五 ...
壊れてしまった人形たちも
私のからだのいちぶなのだから
捨てないでって言ったのに
どうしておかあさんにはわからないのかしら
なんでもきたないきたないって
どうしても捨てたいみたいね
...
サイレンを塞ぐ手のひら 許された騙りを口に含み 流した
「過去ノコト気ニセズキミヲ愛シマス」 「キチント知ッテ出直シトイデ」
終わらない 誰かのための美しさ 立ち居振舞い ...
君に傷つけられるほど僕はヤワに出来ちゃいない
僕に傷つけられるほど君もヤワに出来ちゃいない
全てを見据えているようで 実は何にも見えちゃいない
全てを受け入れてるようで 自分の事さえ好きには ...
喉が傷んで
腫れてしまって
声が出ずに
呼吸すら苦しくても
煙だけは
呑んでしまうので
あの日々を思って
探してみる
濃いような
ドロリとした
甘苦さを
飲み干したら
...
床の中ポツリと光るエアコンのLEDがわたしの月
泣きたいの
泣いてるの
憎悪にまみれた
今 醜さしかない私は
どうすることも出来ない
今の私は
他人の慰めなど
他人の励ましなど
ただ自分の優しさに
酔いしれたいだけの言葉 ...
大学ノートの罫線を
上手になぞるように生きていきたいような
焼却炉にプリント
ぜんぶ突っこんで 旅に出たいような
そんな気分の隙間で大学に通い
夜風のぬるさに救われている
明日が定期試 ...
真白がこぼれる
自然の白が
神聖とは清濁のあるなしではない
自然の白がこぼれれば
それがすべての神聖なのだ
まだつめたくないのに
まだあたたかいままなのに
...
かきむしられる夜が来る
真白なすべてが汚される
あんまり地道な悲しみに
みじめな涙が止まらない
まったく完璧な絶望だった
病院から戻ったら
感謝と欲望で汚される ...
池の月
ひそり ひらりと
揺る紅葉
絶望をどうして
恨んでいるの?
どうしてそんなに
憎いと悔しがるの?
望んだのは君だ
望みを持ったのは
信じたのは君だ
信頼を寄せていたのは
君は勝手に泣いている
こうな ...
喉で擦るように吸い込んだ
言葉はいつのまにやら
ヒトの形になりすまして
指で僕を握りしめる
食べても消えないあの日を
振りかざして叫び出すよ
何度も割れる排気口
目で診ることなどでき ...
横暴な精神論に
しいたげられて
神経病みの
夢の闇
あえて
すべてを懐疑する
思想信条
主義主張
未熟な個人主義に
まどわされて
波うつ脳内
何も無い
...
気高くは、あるべきだろう
たぶん
前を向くことが前を見ることだとは限らない
後ろ向きであることが前を見ないことだとは限らない
斜に構えて夕日を見やる。俯くことは極力控えてみよう
考えることに ...
夏
母が自分の年と変わらない少女の顔をし
祖母と写真を撮ってくれと言った
今も見直すその写真に二人の入れない絆や愛情
を見る
その何とも言えない暖かさが何だか悲しい
何だか苦しい寂 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
解剖台#7/23-21:12:48
凍月
自由詩
2*
14/7/23 21:14
煙
瑞海
自由詩
2*
14/7/23 20:47
enrich
opus
自由詩
1
14/7/23 20:08
男殺し
花形新次
自由詩
0
14/7/23 19:30
銀架を駆る
久野本 暁
自由詩
2
14/7/23 18:55
笑い風
杉原詠二(黒...
自由詩
1+
14/7/23 17:49
汽車に乗っていこう
〃
自由詩
1
14/7/23 17:49
二人行く
生田 稔
短歌
1
14/7/23 17:40
お天道様は知っている
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/7/23 14:24
眠れぬ森の
石瀬琳々
自由詩
5*
14/7/23 13:19
哺乳類の絶滅
やまうちあつ...
自由詩
4*
14/7/23 12:57
小鳥の歌 【詩人サークル群青・七月の課題『歌』へ提出作品】
そらの珊瑚
自由詩
27*
14/7/23 12:28
夏野菜のひと
たま
短歌
14*
14/7/23 11:34
夢見石
藤鈴呼
自由詩
1*
14/7/23 11:11
時の坂道
るるりら
携帯写真+...
13*
14/7/23 10:12
片づけられないおんな
朧月
自由詩
1
14/7/23 9:27
嘘に
深水遊脚
短歌
5*
14/7/23 8:13
リトルナースと道化師と
baby b...
自由詩
1
14/7/23 8:12
固泥
ねなぎ
自由詩
0
14/7/23 7:23
床の中
かの
短歌
0
14/7/23 2:55
続く涙
美砂川 夕綺
自由詩
1
14/7/23 1:14
衝動
ユッカ
自由詩
3
14/7/23 0:42
真白がこぼれる
吉岡ペペロ
自由詩
2
14/7/23 0:38
みじめな涙
〃
自由詩
4
14/7/23 0:35
秋の俳句
美砂川 夕綺
俳句
1
14/7/23 0:10
愚か者
〃
自由詩
3
14/7/22 23:59
ケムリクサを吸うときに
てんがねこ
自由詩
0
14/7/22 23:39
夢闇
シホ.N
自由詩
3
14/7/22 23:07
だから正直、ことばにできない
葉桜到夏
自由詩
1
14/7/22 22:47
溢れる
しおさい
自由詩
6
14/7/22 22:43
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
2256
2257
2258
2259
9.73sec.