「パパ、パパ」とすがる息子に「怖くなり家を出た」
雨が降りやみ
風も吹きやんだ
笑顔のままで
濡れそぼる重たい旗を
強風に煽られながら支え続けた
孤独な旗手の闘いも終わった
鈍色の空が少しずつ明るくなると
どこかで小鳥の ...
鋼色の瞬間
遠ざかる合図
下らない遊び
紫色の虚偽
空を飛ぶ
烏、雀、燕、鳶
順番に落ちてくる
頭から落ちてくる
視線を感じて、
そちらを見ると、
そこにいるのは、
自分 ...
この地球を構成する118種の元素
水素から〜eka-ラドンに至るまで
この地球が作ったものは ...
山底から吹く風を受けて
君と二人歩いた城山は
頂上に天守
天守から望む山の中腹は
鳶が風をはらみ
そのま中空に浮かんでいる
遙かに見渡す浦賀水道
あの頼朝が命からがら安房へ渡り
さ ...
君にプレゼントした花が咲いたら、
約束の日が過ぎて最後。
愚癡を言ったら
妻に
「感謝が足りないから愚癡が出るのよ」
と言われた
その通りだと思う
今日も自分の弱い心との戦いだ
感謝して仕事しよう
感謝して生きよう
感謝して呼吸しよう
今日 ...
強く握るまぶたから
銀の行方が放たれる
透る 透る
遅い光
縦の雷雲
縦の午後
器を追われた
鉱の音
夜を向いて咲く花が
幾つも冬の秘名をこぼし
径 ...
ゴミの日にカラス集まりゴミ荒らす悪気などなく食べ物探す
手を繋ぎ君の全てと繋がって僕の全てと繋がっている
空見上げ月の裏側見せてない何かあるはずだと考えている
品質が良くて値段も安い ...
オオヨシキリは
カッコウに托卵され
自分たちの子供を殺されて
なぜ自分より体の大きいカッコウの雛を
疑わないのか
実は
オオヨシキリは
途中で気が付いているのではないかと思う
...
マリッジブルーと
マリンブルーは
よく似ている
透きとおる
深い青と
私のゆううつが
たぶん同じで
だいたい
結婚は束縛である
水圧で
胸を押されて
呼吸できないその様子 ...
見上げてごらん夜の星ををききながら見上げてみる
梅雨の狭間の夜空を見上げてみる
あなたも見上げてはらっしゃらないかと、見上げてみる
*YouTube 見上げてごらん夜の ...
風に抗えず泣いてたたんだ傘
東京の雨ビニールの傘魑魅魍魎の叫び声気にならなくなった
ガラスの傘さして架かる虹を待つ you & me
テーブルの隅に重ねた手紙も
椅子の背に掛けたタオルも
乱されてはいなかったけれど
さっきまでここに猿がいたことはわかった
茶と金の間のような色合いの体毛は
一 ...
友人に流行らない居酒屋の店主がいる
どうしたら流行るかと相談された
別に流行らなくてもいいじゃないかと言うと
流行らなくてもいいが そこそこの客は来て欲しい
...
外に出ると
風が
大いなる質問を運んできた
信じることと疑うことはどちらが大切なの
なぜ人は鳥を信じるの
なぜ人は人を信じていたいの
...
ともあれ私のなかに
これだけの鼠がいるのだから
とうぜんあなたのなかにも棲んでいるはず
血液の湿り気を好み{ルビ腑=はらわた}の肉を噛みつつ
身体の{ルビ常夜=とこ ...
初秋の晴れた朝
人間の作った柵を乗り越え
甘藷の群生する土地に入って
甘味な芋を掘り出し 食っていた
と…
大きな人間が木の杖を構えて
殴りかかってくる
逃げる間などありはしない
...
花にはなんの罪もない
それは
その身が
花ではないから放れる言葉
わたしが
花であったなら
だれの命に咲き誇りましょう
シは救いになるか
射出されるパイロットのように
肉体を捨てて魂を脱出させうるか
人生が進み
環境が移ろえば
シを求めることはなくなると
もはやシは
あやしい輝きを
一切持たなくなる ...
浅い眠りの中で鈍い音が響いている
ドーン ガガガ ドーン
わしは夢中で家の外に飛び出した
寝巻き姿で飛び出してきたわしを見つけて
ヘルメットに線の入った責任者が駆け寄ってきた
「いったい何を ...
主なき犬舎に蝶が舞う
幾日か降り続いた雨も
止んで
雲が多いながらも
気持ちよく晴れた、日曜日
空を低く移動する綿雲
高いところで模様を変化させる薄雲
心地よい風が吹いている
...
磨かれた床に映りこむ
月が清潔すぎるからと言って
あなたはスリッパを履いたのだ
けれどもいつもと変わらぬそぶりで
私を抱きしめてくれますか
どうか抱きしめてい ...
町の外れの寂れた駅舎で
ベンチに座って
夕陽を眺めていた
母になれなかった女と
子犬を産めない犬と
それと女の連れの老人と
老人は抜き身の小柄を手にしていた
けれど今は病んで衰弱 ...
電子レンジを買った
「何でアール、ハイアール」
1万円でおつりがくる
ダイアル式だ
多分ゼンマイで動くのだと思う
いや、ゴムかも知れない
だからどうだと言うんだ
ちゃんと
...
365色の色鉛筆を手に握って
じぶんのこころを見つめていくと
どんどんこころの内部まで歩いていって
種にぶつかるまで歩いていって
そのたねを
まっしろな紙にのせてみると
たねからとてもいろ ...
不意に 口から 出てきて
きみの 襟元に 当てた ことば
ロケットキャベツ
なんだろう
今朝 目覚めたとき まさか この口が
ロケットキャベツを 発す ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
白骨
和田カマリ
短歌
2*
14/6/9 15:12
祭りのあと (よさこいソーラン祭りに寄せて)
Lucy
自由詩
17*
14/6/9 14:30
hegemonic Installation
opus
自由詩
0
14/6/9 13:14
遥かなる旅路
アンドリュウ
自由詩
1
14/6/9 13:05
とんび
……とある蛙
自由詩
10*
14/6/9 12:35
クロッカス
秋助
自由詩
0
14/6/9 12:03
向上
渡辺亘
自由詩
1
14/6/9 9:37
ひとつ 満ちる Ⅱ
木立 悟
自由詩
2
14/6/9 9:19
ゴミの日
夏川ゆう
短歌
0
14/6/9 7:49
オオヨシキリ
ichiro...
自由詩
6*
14/6/9 5:57
マリッジブルーとマリンブルー
uminek...
自由詩
19*
14/6/9 3:02
見上げてごらん夜の星ををききながら
殿上 童
自由詩
20*
14/6/9 1:03
風に抗えず泣いてたたんだ傘
北大路京介
自由詩
10*
14/6/9 0:26
東京の雨ビニールの傘魑魅魍魎の叫び声気にならなくなった
〃
自由詩
2*
14/6/9 0:26
ガラスの傘さして架かる虹を待つ you & me
〃
自由詩
1
14/6/9 0:26
猿のいた部屋
草野春心
自由詩
6
14/6/9 0:23
海面ハンバーグ
八男(はちお...
自由詩
2
14/6/8 23:36
大いなる質問
ichiro...
自由詩
7*
14/6/8 22:59
鼠たちの声
草野春心
自由詩
4*
14/6/8 22:35
イノシシ
イナエ
自由詩
9*
14/6/8 22:34
謳歌
千波 一也
自由詩
5
14/6/8 22:24
シ
木屋 亞万
自由詩
4*
14/6/8 22:13
オレオレ詐欺
アンドリュウ
散文(批評...
1
14/6/8 21:20
不在
〃
俳句
0
14/6/8 21:16
大気の層
小林螢太
携帯写真+...
3
14/6/8 21:16
スリッパ
草野春心
自由詩
4
14/6/8 21:15
駅舎にて
アンドリュウ
自由詩
4
14/6/8 21:09
村上れんじ「電子レンジ」
花形新次
自由詩
3
14/6/8 18:13
じぶんのなか
がぱ
自由詩
4*
14/6/8 17:55
ロケットキャベツ
八男(はちお...
自由詩
6
14/6/8 16:09
2207
2208
2209
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2219
2220
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2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
4.79sec.