魔法にかけて
引きずり落とせよ
耳が鳴る
いつも

光で、炎で
愛されないなら
にどと眼などみるな
呪って
執着を
くれないなら



なぞって
おねがい ...
.
隣の部屋とのあいだの四角い窓に
また指人形の顔がのぞく
あいつはなにか言いたいことがあると
こうやって人形に言わせる
けさはコナンがメガネごしにこっちを睨んでいる
セーラームーンでない ...
台風が近づいている。
ここのところ運よく逸れているだけに最大級の力を持つとは怖い
甚大な被害とは、不安定な人間にとって死を意味するようなものだから。
しかもワールドカップの準決勝が ...
たいていは
朝靄の中
大きな
丸い眼を潤ませ
こちらを見て
もぐもぐと
やっている
口元を
見ているうち
どろっと
草地の上に
灰の色をした
肉塊がひとつ
なんとも
温 ...
三面鏡が浴びたのは女の末期

ティッシュが火ぶくれ

肌に青いミミズの這い回る

鉛の紅の差しかけに


口から毒のあぶくのあふれだす

はりつめ尽きる瞬間に

女は子午線を ...
わたしの猫は名を呼ぶと
どこに居たって走って来た
わたしの隣に居たとして
動けばどこでもついて来た
疑うことを知らない仔
たとえばそこがガス室でも
あるいは壁が押し迫ってくる
そんな部屋 ...
ときめきを紙飛行機に託す夏の夜
すれ違っただけのあのひとが忘れられない
再会の祈り込め
紙飛行機に託す夏の夜
飛んで飛んで紙飛行機
どこまでも飛んで
わたしの想い乗せ
あの星までも
あ ...
  くぐり抜けたかった
  なんとしてでも
  くぐり抜けたくて
  懸命に
  くぐり抜けた
  くぐり抜けると
  抜け出せず
  とうとう
  この手が
  こわした
捧げよう
集めよう
焦がれよう
時を待とう
われら、わが心は
全て彼の王のために、
統べる彼の王のために、

時は経ち、日は暮れ、月はおろか、闇も消え去る
青と緑が混ざり、奇妙な呪術 ...
あいつは
知ったか振りをしている

この前、
「俺は人間だ」
なんて言っていた
内面を写し取るために描いた自画像が
僕が部屋から出ると歌いだす
僕と居ることがよっぽど気まずいのだろう
はじめの頃は、鼻歌程度だったが
今では盛大なオペラにかわっている

わかっているんだ ...
どうしたい?
何がしたい?
返事は無く、ただ
ゴボゴボと音を立てて
癒着と融合を繰り返す

人間と名付けられた混沌は
原型なんて留めない原罪なんて分からない
見える獣より見 ...
貝殻を耳に当てると
遠く 波の音が聞こえる
貝殻にたくさんの
波の音が記憶されてるから

貝殻を耳に当てると
記憶を共にできる

貝殻が聞いて来た音

海水浴ではしゃぐ人々
浜辺 ...
訪れるきみはだれだい
夜なんだろう  きっと永遠の
届かないものばかり
手をのばしていたね


憶えているよ
降り注ぐのは星だった
断罪を求める指は
切り落してしまうよ

明ら ...
とっくにはじけていた赤い実を
ひろいあつめて なかったことにする
体のどこにも綺麗なものなんて残っていない
何も奪われていないし何も汚されてなんかいない
それでも 真っ赤に染まった洋服の中
...
ようこそ、ここに集える子羊の群れ
まあ、箸休めにでも聞いてくれ
吉祥寺をレペゼンするペーパーラッパー
酔っ払ったボロアパートの映像作家
{ルビa.k.a=エーケーエー}はしごだかオンザネット☆ ...
橙や娘も母となりにけり 仏の座本坪鈴の乾いた音 嫌われたくないカナリア青い 助からない僕に落雷 絶望とにらめっこして負けている 小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ...
最近妻が山に行こうと言う
アウトドア派でもないのにだ

急にどうしたんだと聞くと
この間
友達と高級フランス料理を
食べに行ったとき
トリュフの香りに
魅了されたから
と答えた

...
庭の薔薇が咲きはじめました
南の海の暖かな水蒸気を
たっぷり含んだ風が吹き
シャワーの様な雨が
ビルや街路樹を濡らします
やがて虹が出て
雲の切れ間から陽が射すと
梅雨晴れの街は
浅い ...
回り続ける地球儀

回転する時間軸
今日通った道は
いつも通ってる
変化なんて無い
全てが同じで
瞬きしても変わらない
つまらない
つまらない
面白くなきゃ
生きてる意味 ...
おじいちゃんが消えた
家族のみんなは大騒ぎしている
僕だけが冷静だ
何故なら
僕は見たんだ
夕べ
おじいちゃんが
おじいちゃんよりも
さらにおじいちゃんのおじいちゃんから
魔法の越中 ...
しろく




影を反射させながら


日射しを融かした水を馴染ませ



一足飛びの夏が




17歳の僕の

すぐ



そばにあった
ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水

水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ...
金平糖を一つ
あげよう
尻をフリフリ
逃げる爺
猫よ覚悟はよいか!
猛烈な台風
棟上げは明日
あぶらあげはとび
イカルスの鍋
太兵衛は嵐の中へ
船を出す
予習が済んだら
出す物 ...
さて、聖書にはじつに多くの殺人行為の記載がある。

「この時、主の霊が激しくサムソンに臨んだので、サムソンはアシケロンに下って行って、その町の者三十人を殺し、彼らからはぎ取って、かのなぞを解いた人 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
燃える欲求itsuki自由詩014/7/8 5:12
ぶっつけ未詩1Giton自由詩2*14/7/8 5:03
最大級な台風がやってくるアラガイs自由詩9*14/7/8 4:33
天地無用自由詩4*14/7/8 2:43
怪談月形半分子自由詩214/7/8 2:32
わたしの猫はもっぷ自由詩6*14/7/8 2:10
夏の夜の紙飛行機自由詩414/7/8 2:08
天地無用自由詩214/7/8 1:48
統べるもの水素自由詩1*14/7/8 1:04
知ったか振り凍月自由詩1*14/7/7 23:44
歌う自画像クローバー自由詩1*14/7/7 23:27
エッセンスα凍月自由詩1*14/7/7 23:23
貝殻の記憶小川麻由美自由詩5*14/7/7 23:18
ニュクス三上あず自由詩314/7/7 22:47
絶望のやりかたがわからないユッカ自由詩414/7/7 22:13
吉祥寺のラッパー(自己紹介)はしごだか自由詩114/7/7 22:12
橙や娘も母となりにけり北大路京介俳句114/7/7 22:01
仏の座本坪鈴の乾いた音俳句014/7/7 22:01
嫌われたくないカナリア青い自由詩414/7/7 22:00
助からない僕に落雷自由詩214/7/7 22:00
絶望とにらめっこして負けている自由詩214/7/7 22:00
熱帯魚Lucy自由詩11*14/7/7 21:54
俺はブタじゃない花形新次自由詩1+14/7/7 21:34
葉書 オーロラまんぼう2自由詩114/7/7 21:09
地球儀のデジャヴ凍月自由詩2*14/7/7 20:49
おじいちゃん花形新次自由詩014/7/7 20:39
流体の陽炎オリーヴ携帯写真+...114/7/7 20:34
古井戸  【詩サークル群青 六月の課題『水』への提出作品】そらの珊瑚自由詩13*14/7/7 19:25
猛烈は強烈の上アンドリュウ自由詩014/7/7 18:40
サムソンとデリラatsuch...散文(批評...3*14/7/7 16:37

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加筆訂正:
いつかこころが目覚める朝に/ホロウ・シカエルボク[14/7/7 17:18]
ちょっと改行ミスを直した
9.01sec.