一行の文を
今しがた、私は読み終えた
それでもテーブルについているのは
私のほかに誰もいない、そして
私はこのまま待つのだろう
青空のせまいところに
詰 ...
「血の起因というものは自らの意思では切り離せない。
それを人類は延々と見届けてきた 」。
くり返されることによって生じる不幸とは、それらが臆病な性質に起因しているとは誰も思わない 。
...
棘が眼に刺さり 蔓が身体を縛る 花柄の裂け目から蛾の群れ
舌打ちの余韻が汚す残り時間 泥つきの靴とビニール傘と
缶入りの言葉使いこなすために繰り出す喋り 少しの孤独
...
こんな粘土みたいな景色のなかで
あの写真にぎりしめながら
ぼくは写っていないけれど
大切なひとたちの大切な夢
天使たちがすべり台で遊んでいる
とつぜん死ぬのなら
さよならされるのなら
...
きのうまであった
いのちです
タマキンのサイドチェンジが出来たなら攻撃の幅もっと広がる
言葉に頼りすぎよとあなたはいう
私はくびをふる
相容れないなにか
みえたものを言葉にして
言葉でしらないふりをする
黒い芍薬
苺をつつく鴉たち
燃え草の茂みから南瓜が芽を出している
型枠だけ残した山村
川底の割れた舗装
空の色を変え、夏草を呼ぶように
降り始める雨
「梅雨は嫌い」と言ったら
おまえはそうでも
俺たちは雨が降らないと困るんだ
紫陽花の葉っぱに隠れていた
一匹のカタツムリに
小さな声で抗議された
「洗濯物が乾かない」と嘆く
なにを言 ...
わたしにも速度がある
誰にでもあるというからには
あるに違いない
とても遅い
祖母たちの
三度目の転生にすら
追い抜かれる
巨樹のさかえた森の
最後のらく葉 ...
鮮やかな夕映えの中に立つと もう
私は死を思い出すことが出来ない。
いま目の前で繰り広げられている現象が強すぎて
私の中に在る記憶という記憶は閉ざされる。
沈黙の中で人が己の ...
悪事千里を走る
4千キロメートルもの距離をどうやって走っていくのかしらね
まさか自分の足でってことはないわよね
駅伝みたいに人から人へと襷リレーしながら走っていくのかしら
あるいは車でってこと ...
大事だから
というと
壊そうね
とかえってきた
ちいさい呪文
足首のシール
大事だから
壊そうね
というと
それもそうね
とかえってきた
そもそものはじめから
すべて諦めた ...
タラッと落とされただけで
ピクッと反応してしまう
彼女を見ていると
ローション、きみって
さすがだなと思う
どんなに優しいフェザータッチで
彼女を愛撫しようとも
(業務連絡!業務連絡 ...
変な人と呼ばれたい
あまのじゃく 団体行動が苦手
変な人と呼ばれたい
あなたがそうなら 私はこうだは
変な人と呼ばれたい
普通の人 いい人じゃつまらない
変な人と呼ばれたい
とんがって ...
逃げ出したと感じるのか
立ち向かったと思うのか
去ったと感じるのか
残されたと思うのか
それは観測点の違い
まるでコインの裏表のようだ
時間は傷を癒すのではなく痛みを鈍くするだ ...
陰惨 画賛
インクが黒く死に重視
印紙が白く二重に
死は三重に、苦は七重に
午後に10号発破 六時 勇姿
破竹、死地中に獅子獣 666 三重6
産後、重合 肉汁は血
死後に銃
クク ...
体重計にのって雨音が聞こえ始めた
約束の時間になり雨音に濡れたショーツ
雨粒ひとつ雨粒ふたつ傘のない街で薬売っている
ジョニー=サンダースは
故意なのか過失なのか、
生後3ヶ月の息子を殺した
彼はその容疑を認め
刑務所に入れられた
7年の刑期を終え、
外に出たジョニーの前には
反感以外の何も無かった
...
重力に負けてだんだん遠くなるタマキン想い君と泣く夜
雑だけど
愛したかった
雑だけど
愛されろって
決めたんも俺
深い霧のように
飛沫をあげる
たくさんの雨粒は
花柄の傘が雨をはじく
音が聴こえるあいだに
仕事帰り乙女の
世界を群青色へと
静かに揺らぎながら
変える
遅めの夕食を終えて
す ...
あごひげを伸ばすと
胸毛に繋がり
胸毛はやがて
ギャランドゥになる
ギャランドゥと境目のない陰毛は
枝分かれし
一方は太ももからスネ毛へ
一方はニコタマ経由で
アナルの女王と出逢い
...
静寂のクレーターの縁に座って
古いモノクロの写真を見ていた
塚山は緑に覆われて
そよ風は 海の方向から
茶色い戦いの記憶は 靄の彼方に
透けるシルクに描いた 絵物語
善悪の彼の ...
片耳の垂れた犬と
母になれない女と
屋根のないバスに乗って
私は旅に出る
往く宛てのない旅
歯のない運転手と
乗客は私たちだけ
窓ガラスから
夕陽が射し込む
...
あなたの苦労を買います
但し 生きた苦労に限らせていただきます!
こんな広告が新聞に載ったのだ
男は人並み以上に苦労をしてきたと自負している
早速電話で応募してみた
指定された場 ...
傘が行く
三叉路の紫陽花を横目に
靴がついてくる
水溜りをかろうじて避けて
身体は押し黙る
雨音の朗読を聴くともなしに
思考は潜り続ける
内側の後方の下部の
定位置に落 ...
これは恋ではありません と
自分に言い聞かせ
無理矢理 納得させるかのように
少しだけ 笑う
君の 声を背中に受ける
それだけで
なんだか僕は RPGで最強の武器と防具を貰った
魔 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
待つ
草野春心
自由詩
3
14/6/7 19:51
「起因 」 散文詩
アラガイs
自由詩
4*
14/6/7 19:25
17番鉄塔から
深水遊脚
短歌
2*
14/6/7 19:08
あの写真にぎりしめながら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
14/6/7 16:31
これは
フユナ
携帯写真+...
4*
14/6/7 13:14
タマキン短歌2
花形新次
短歌
0
14/6/7 12:43
銀河の二人
mizuno...
自由詩
4
14/6/7 11:59
bottom
〃
自由詩
2
14/6/7 11:50
【 慈雨 】
泡沫恋歌
自由詩
19*
14/6/7 11:34
菌類の先端
遙洋
自由詩
6*
14/6/7 11:25
核心
ヒヤシンス
自由詩
8*
14/6/7 10:50
石が流れて木の葉が沈む
涙(ルイ)
自由詩
2
14/6/7 10:28
箱のなかで
はるな
自由詩
2
14/6/7 7:42
ローション
花形新次
自由詩
1
14/6/7 6:44
変な人と呼ばれたい
佐白光
自由詩
1
14/6/7 1:53
君と僕
文字綴り屋 ...
自由詩
3*
14/6/7 0:23
いんいちがいち いんにがに
中村 くらげ
自由詩
4*
14/6/7 0:11
体重計にのって雨音が聞こえ始めた
北大路京介
自由詩
2
14/6/7 0:10
約束の時間になり雨音に濡れたショーツ
〃
自由詩
0
14/6/7 0:10
雨粒ひとつ雨粒ふたつ傘のない街で薬売っている
〃
自由詩
7*
14/6/7 0:10
ジョニー=サンダースとミシェル=レベッカ
opus
散文(批評...
1
14/6/6 23:41
タマキン短歌1
花形新次
短歌
1
14/6/6 23:16
ベゴニア
TAT
短歌
0
14/6/6 23:13
群青色の乙女
りゅうのあく...
自由詩
8*
14/6/6 23:12
この道は続いている
花形新次
自由詩
2
14/6/6 23:01
月世界
藤原絵理子
自由詩
5*
14/6/6 22:52
夕暮れ
アンドリュウ
自由詩
0
14/6/6 22:35
ガンバリン
〃
散文(批評...
1
14/6/6 22:33
傘が行く
nonya
自由詩
22*
14/6/6 21:44
これは恋ではありません
ウデラコウ
自由詩
0
14/6/6 21:24
2209
2210
2211
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
加筆訂正:
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/7 18:51]
遅筆のため推敲
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:58]
語法の矛盾により推敲・改題
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:40]
改題
群青色の乙女
/
りゅうのあくび
[14/6/6 23:24]
遅筆により推敲
4.81sec.