多分、この世界のどんなつまらない事も
偉大な事も全て
その全てが合流する地点があって
多分、
僕はそこを目指して
今、
この蛇行する
「人生」という川を
...
眠りに降りて
ドアノブ畳んでお別れの準備
ハーモニカのある部屋にいれば
ハーモニカぐらい吹くし
窓がある部屋なら
外ぐらい眺めて見るし
ふらふら動いて
だらだら過ごす
今日が特 ...
いた。
いてくれた。
夏を思わせる涼しげなワンピース。
ひらり、ふわり、重力もひるんだ昼下がり。
約束のエスカレーターの下
ナチュラルに手を振ってくれた、くれた。
...
青白い光の中
あふれているのは
誰かの幸せなつぶやき
そこに置かれているものは
ただ置かれているもので
歩みよって撫でても
噛みついてきたりしない
置物の猫のようなつぶやき
私 ...
悩むのは馬鹿らしいことだ
カッコワルイ大人を見れば
それが清々しいほど分かる
カッコワルイ大人たちにも
そんな役の立ちかたがある
感情でたくさんのことを失うのは損だ! ...
カワイイが作れなくなり囮鮎
蛍火を集めて一夜だけの城
苔の花地獄の雨のぬるさかな
おやすみ言えず電波途切れたまま
職業欄に「女優」と書いたおっさんのヒゲ剃りあとが青々
釣りはいらないと言い足りなかった
不器用なカラスも在るだろう
情け深いカラスも在るだろう
愛すべきカラスの在る
可能性を打ち払うがごとく
カラスという言葉の響きには
快さがない
こずるさ不潔さ忌々しさ
...
これはひょっとして
解釈改憲で
交戦権まで行けちゃうんじゃないかなって
期待しちゃうんだけど
無理?やっぱり?
そっか、無理かあ
残念!
マッサージを拡大解釈することには
反対 ...
ニューヨークの裏通りを
夜11時に一人で歩いていて
マイク・タイソン風の男に出くわし
耳を噛み千切られて
半殺しにされた上
有り金全部巻き上げられたとして
そもそもそんなところに行った
...
髪がのびた頃
くちびるから味はすっかりきえて
してきたことも
なかったみたいになった
鉢植えがたおれた
カーテンがゆれた
足も渇いて
でも
こんな色をしていたか
暑い日は
とりわけやさしくなって
あなたがしてくれたように
わたしをみつけます
汗ばむ生えぎわに
しがみつく指さきに
世界はまだまだやさしくなって
わたしはきちんと
失っていく
恋人を飼ってる
虫かごで飼ってる
無理やり押し込んでしまったからか
すこし
下を向いて落ち込んでいる
体育座りをして
時々かごから出して
部屋の中を飛ばせていると
何度も
...
その目が好き
その目が好き
その{ルビ目目=め}が透きとおり‥
じっと据わったその目にとらえられる
ふたつのレンズ
ふたつのシャッターホウル
そしてもうひとつのレンズはあなたの胸に
...
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ
大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ...
君が
いなくなった夢をみた
突然消えた夢をみた
私の世界照らす
光が差さなくなっていく
さよなら、を
言う暇も
分かち合った言葉さえ
消すことができない ...
.
いきた
きたい
たいき
.
きたい
たいき
いきた
.
たいき
いきた
きたい
.
いきたい ...
燃えている男の髪を写した
だけの
人々
彼らにまったく罪はない
だって
火は人なんかではない
人なんかではないのだから
赤い現象の中心をいったい誰が見るだろう
それは今
まさ ...
グラス一杯の水
どうぞと
冷えたきれいな水
差し出された
透き通る水飲み干し
再び配達へ
照りつける太陽の
止んだ風の街
ありがとう
飛び出した七月
自分に酔ってはいけない
あのころ
きみに酔っているだけで
ことばが出てきたのだ
あるいは酒に
たぶん
ほんとうはどこかにあって
しまったままの
ぼくのことばは
どこへいったのだ
あ ...
あなたは笑顔で泣いている
薄雲を通過した日差しの下
歩行グリーンベルトの上
うつむいて去ってゆく
私は笑顔で泣いている
笑顔で泣いているあなたを見て
かすかに揺れる半夏生の葉を見て ...
空に雲が一つあった その雲は僕らの頭上に
漂いながら大きくなり 数を増やし
空を黒く染め 自分達を雨に変えて
草木や地面 そして僕達を潤わせる
雨が止んだ頃には雲が一つもなくて
数日後にはま ...
牛が草を食む音が 聞こえてくる
静かな午後の平和に 仔牛は乳房に寄り添う
サンエチエンヌの草原で 見渡している
あの日 旅する雲は東へ アルプスを越えて
熱に浮かされたような 隊列 ...
まぶたを持ち上げる小人が
正しいものを見せてくれる
簡単に解けてしまう
神様たちの話のように
言葉の多いカラスを信じてしまう迂闊さ
アポロンは
自分がコロニスに矢を放ったというのに
まる ...
必要なことばかりが
もてはやされて
気がつけば
必要なことだらけ、の
世のなかになった
あそびのない遊びが
その象徴
幹も根もない言の葉が
その象徴
明るく軽 ...
第二十三号の地球が
悲しみの瞳を見せている
太陽の中の蒼だけが
灼けつくように孤塔をふちどる
啓示を失った永遠の
――それは羽搏きか痙攣か
見者たちは黒い手帳に
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メロディは続く
yamada...
自由詩
0
14/7/3 0:10
サン・スリーパー
竜門勇気
自由詩
1
14/7/2 23:40
約束のエスカレーターの下
komase...
自由詩
2*
14/7/2 22:50
猫と神
森川美咲
自由詩
2*
14/7/2 21:54
清々しいウソ
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/7/2 21:26
カワイイが作れなくなり囮鮎
北大路京介
俳句
2
14/7/2 21:10
蛍火を集めて一夜だけの城
〃
俳句
3
14/7/2 21:10
苔の花地獄の雨のぬるさかな
〃
俳句
3*
14/7/2 21:10
おやすみ言えず電波途切れたまま
〃
自由詩
5
14/7/2 21:10
職業欄に「女優」と書いたおっさんのヒゲ剃りあとが青々
〃
自由詩
2
14/7/2 21:09
釣りはいらないと言い足りなかった
〃
自由詩
3
14/7/2 21:09
カラス
千波 一也
自由詩
3
14/7/2 20:41
拡大解釈
花形新次
自由詩
1
14/7/2 20:07
マイク・タイソン風の男
〃
自由詩
0
14/7/2 19:23
髪がのびた頃
はるな
自由詩
6
14/7/2 16:40
暑い日
〃
自由詩
6
14/7/2 16:34
虫かご
Seia
自由詩
3
14/7/2 12:05
めⅡ
Giton
自由詩
1*
14/7/2 11:08
花見猿
イナエ
自由詩
7*
14/7/2 10:51
失恋の夢
無花果
自由詩
4
14/7/2 6:49
め
Giton
自由詩
1*
14/7/2 5:09
がらくた
マチネ
自由詩
3
14/7/2 4:24
水
天地無用
自由詩
1*
14/7/2 2:26
再会
nm6
自由詩
3
14/7/2 0:48
笑顔で泣いている
ichiro...
自由詩
13*
14/7/1 23:44
雲
リィ
自由詩
1*
14/7/1 23:27
Atom Heart Mother
藤原絵理子
自由詩
7*
14/7/1 23:16
やさしいちえのわ
クローバー
自由詩
2*
14/7/1 23:05
必要なうた
千波 一也
自由詩
4
14/7/1 22:27
黒い手帳
塔野夏子
自由詩
7*
14/7/1 21:26
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
4.11sec.