梅雨茸八分休符にぶらさがる
869回めのキスを一本足で迎える
夢を語るまばたきの数を数えている
浮き輪ふくらませ海に行かないでいる
顔にある大きな穴を覗き込み背後の景色の美しさを観てうっとりとして
穴の背後に回ると 穴の前に立つ自分が見えて疑心暗鬼を生じていた
陽の光を遮光カーテンで遮ると部屋は蛍光灯の光に照らされてどこかぼん ...
背後には柱が欲しい
何だか安心できるから
椅子か座れる何かが欲しい
そこで安心出来るから
甘えと不安の欲望の蔓を
伸ばして巻き付け依存する
寄りかかるものが無いと
...
君と出会ってから迎える冬は初めてだ
僕の無意味な君への想いの残滓と
僕の目に焼き付いた君の残像が
見えない粒子になって僕に纏わりつく
僕の肺から出た溜め息の水蒸気に
煌めくそ ...
むかしよく不安になってた
ささいなこと
教室のまんなかで
ノートになみだをこぼしたこと
真夜中のベッドで
胸がどきどきしたこと
冴えた冬の朝の空気
放課後の図書館
橋の上の ...
人は長く生き過ぎる。
それが私の人生に対する偽らざる実感である。
人間の平均寿命が、七十年を越えているなんて、快挙を通り越して怪奇としかいいようがない。他の種を見れば、犬は十年を過ぎるとお年 ...
我々は月の裏側で未知の物体を発見したとNASAの報道官は興奮気味に捲し立てた。
送られてきた映像を見ると巨大な長方形の石板の様な物が月面に斜めに突き刺さっているのが分かる。
早速 国連の主導で国際 ...
生きてるだけで
つらいけど
死にゆくことは
恐ろしい
☆
失う統合
隠れた陰謀
夢見がちな
背後霊
☆
苦しみ楽しむ
マゾヒズム
死 ...
蚕は桑を
青虫は無花果を
毛虫は椎を
白蟻は材木を
黄金虫は
前頭葉を食べる
髪と
皮膚と
骨の下
毛穴を気門の代わりにして
脳味噌に
蟲が
張り付いている
じく ...
七月の波止で
新月のような魚を釣るひとたち
豆アジの季節だ
いつ
どこで
魚のかたちに孵化したのか
釣り人はそれを知らない
月のように丸くなるは秋のおわり
一掴みのアジになる
今 ...
.
傍においときたいって? ‥あのテディベアみたいにかね?
.
それはもうとても幼い日のことで、記憶のない年齢と心理学者が言う年代に属し
そんなことがあったことさえ、くりかえしくりかえ ...
…朝の選挙速報を眺めていると僕はとうとういたたまれなくなってしまった。
彼女は何故か気のない返事で僕をはぐらかす。公示が決まったその日からお店にも顔を出してはいないようだ。(応援は知り合いから頼 ...
日常の時間という縦糸と
家族と付き合いの横糸
そこに堆く積まれている
それぞれの人生
ちょっとした布のほころびに
突然落下しそうになった君
何年ぶりだろうか
いや、三五年ぶりに手を繋 ...
冷蔵庫に賞味期限切れの
ちくわが一本残っていた
二日しか過ぎていない
まだ大丈夫だろうと
丸かじりする
食べながら
ちくわの穴と対峙する
もしかしたら……
別世界が見えるかも知れな ...
海の民である しるしに 婆ちゃんは からくり金庫を私にくれた
立方体をしたその金庫は、随所に黒光りのする鉄の補強がしてあり
なかなか重厚感がある。扉を開けると、その扉の先に また扉。
つぎ ...
風が変わったら彼に伝えて
セイレーンの歌を聴かせてあげるわ
一度聴いただけで夢中になるのよ
海が青く輝いたならそれが合図
やさしくしないであの頃の私は
恋に夢中になりすぎて何も見えなかっ ...
小さな靴の愛おしさを
ときおりこうして取り出してみる
小さな足はもう消えてしまったけれど
バーゲンセールは年々前倒しにやってくる
梅雨が明けてもいないうち
夏服には割引の赤いタグがつけら ...
なんでもいいから尖ったものをかせ
さっきから、昨晩から、頭がわれるようにいたい
原因はわかっている
酒のせいだ
酒を飲みすぎたのになにもしなかったせいだ
酒を飲みすぎるようなことをしたせいだ ...
虹という虫が
階段の登り下りをして
小さい花や小さい花を咲かし揺らす風の足音
少しの涙や水面に映す幻影を
レ
髪を撫でる青い空や
うつ向いた月と話す今日の
誰か ...
液晶が夜をみちびいている
もっと遠くにうまれて
もっときれいに生きたりすることができる
考えるなよ難しい事は、
そう言って、微笑んだりしてやれる
そうやって
来世はずっと ...
このごろ
夜になると
湖の畔で
子がひとり
菓子箱を釣り上げる
歳を尋ねても
教えてはくれない
何度も尋ねる
そのうちに子も
尋ねかえしてくる
人に話すと
誰も信じず笑うが
ほ ...
「KOBOTOKETOUGE」
kに
慎みのある 言葉を交わし
慮り、
意識的に
無意識に
知らず
知らず
繊細に 距離が 測られ
...
多分、この世界のどんなつまらない事も
偉大な事も全て
その全てが合流する地点があって
多分、
僕はそこを目指して
今、
この蛇行する
「人生」という川を
...
眠りに降りて
ドアノブ畳んでお別れの準備
ハーモニカのある部屋にいれば
ハーモニカぐらい吹くし
窓がある部屋なら
外ぐらい眺めて見るし
ふらふら動いて
だらだら過ごす
今日が特 ...
いた。
いてくれた。
夏を思わせる涼しげなワンピース。
ひらり、ふわり、重力もひるんだ昼下がり。
約束のエスカレーターの下
ナチュラルに手を振ってくれた、くれた。
...
青白い光の中
あふれているのは
誰かの幸せなつぶやき
そこに置かれているものは
ただ置かれているもので
歩みよって撫でても
噛みついてきたりしない
置物の猫のようなつぶやき
私 ...
悩むのは馬鹿らしいことだ
カッコワルイ大人を見れば
それが清々しいほど分かる
カッコワルイ大人たちにも
そんな役の立ちかたがある
感情でたくさんのことを失うのは損だ! ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
梅雨茸八分休符にぶらさがる
北大路京介
俳句
1
14/7/3 21:25
869回めのキスを一本足で迎える
〃
自由詩
5*
14/7/3 21:24
夢を語るまばたきの数を数えている
〃
自由詩
3
14/7/3 21:24
浮き輪ふくらませ海に行かないでいる
〃
自由詩
4
14/7/3 21:24
転倒
いぬぐす
自由詩
1*
14/7/3 20:25
蔓
凍月
自由詩
4*
14/7/3 20:21
白い幻影
〃
自由詩
1*
14/7/3 20:19
あしたのこと
萩
自由詩
3
14/7/3 20:06
猫はサワン
MOJO
散文(批評...
1*
14/7/3 17:56
無理
アンドリュウ
散文(批評...
2
14/7/3 17:31
救いの道
シホ.N
自由詩
1
14/7/3 17:17
QB
DAICHI
自由詩
2
14/7/3 16:41
文月の詩
たま
自由詩
14*
14/7/3 14:57
発見Ⅰ
Giton
自由詩
1*
14/7/3 14:11
こひもともひこさん「民主主義」にカウンターパンチ食らう。
アラガイs
散文(批評...
2+*
14/7/3 13:27
もうひとつの「夕暮れの病院」
……とある蛙
自由詩
9*
14/7/3 11:18
【 ちくわ 】
泡沫恋歌
自由詩
22*
14/7/3 11:15
陸族化の娘
るるりら
携帯写真+...
16*
14/7/3 9:55
セイレーンの歌
未有花
自由詩
17*
14/7/3 9:43
バーゲンセール
そらの珊瑚
自由詩
19
14/7/3 8:59
なんでもいいから尖ったものをかせ
れつら
自由詩
3
14/7/3 7:08
草案と次の草案と詩と幸せ
ヨルノテガム
自由詩
3
14/7/3 5:56
じかの熱
itsuki
自由詩
1
14/7/3 4:30
夜
天地無用
自由詩
4
14/7/3 2:54
小仏峠 「KOBOTOKETOUGE」
淡々蓮符
自由詩
0
14/7/3 1:33
メロディは続く
yamada...
自由詩
0
14/7/3 0:10
サン・スリーパー
竜門勇気
自由詩
1
14/7/2 23:40
約束のエスカレーターの下
komase...
自由詩
2*
14/7/2 22:50
猫と神
森川美咲
自由詩
2*
14/7/2 21:54
清々しいウソ
吉岡ペペロ
自由詩
4
14/7/2 21:26
2212
2213
2214
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
加筆訂正:
私が子羊だった時(part2)
/
Lucy
[14/7/3 14:31]
2連目冒頭2行<「どうしたの?今まで寂しかったの?」といって彼女は私をもっと泣かせた>を削除しました。
見上げてごらん夜の星ををききながら
/
殿上 童
[14/7/3 0:47]
「を」を追加しました。
7.6sec.