わたしはわたしであるという
そんなわたしはおぼつかなくて

ひとはわたしをこうだというが
そんなわたしはわたしではなく

いつもわたしはなにかがたりず
ほほえみつくっているのです

...
  門のむこうから
  犬らしき影が近づいてくる
  私は 昨夜みた夢のなかで書いた
  一篇の詩を 門のこちら側に置いて待っているのだが
  犬らしき影は 近づいてくるだけで 決して ...
白髪の師は
開いたドアに凭れて
私を待っている

次に私が
ドアを抑えて
青年を待っている

ほんとうのことはそうして
語り継がれてゆくだろう

ドアを抑えて立つ、私の傍らを
...
人に厳しい言葉をいただいたら
じっと…胸に手をあて
瞳を閉じ
遥かな山の合間に沈む
あの夕陽をみつめていよう

弱いこころの、{ルビ蟠=わだかま}りや
こびりついた、エゴまでも
あの夕 ...
毛穴のケアを忘れた35歳洋子は
エステティシャンに全てを託した

私の肌はあの太陽のように
再び輝きを取り戻せるかしら?

大丈夫、きっと元に戻る

洋子の手を握り
エステティシャン ...
Smallness
Everything is pretty ,if small.
Thigs small are everywhere.
Humanity tends rather ...
性格きたない、下品ね
(アイラヴユーにきこえるんや)
いわれても にたついてる俺とか
さいてー とミカにいわれ
ラブホでもいうかその口、
上品な見た目のミカ、
そのとおりやとしとも、
...
さっき、
ガリガリ君買った時、
本当はビニール袋いらなかったんだけど、
2円引いてもらえるし、
で、悲しいことに、
レジのマイバックのカードがなくなってたから、
せーのって感じで、
あ、 ...
詰めが甘いな
将棋だったらもう詰んでるぞ

何てことはいつも言われ続けていて
マトッリクスに配置された理屈に囲まれている

将棋だったらもう何度も詰んでいるのに
僕の人生は続いている
...
―――知らないほうが幸せかもしれない


そこで起こる
間違い
場違い
最悪
勘違いはやむなく

時折
‘冷たい’だの
‘人の心に向き合わない’と
ほんとうは
そんなあな ...
なに!?
この
恵まれなさ
最っ低!

(ホカニモイロイロ)

名前で例えるなら
中原中也
石川啄木
カート・コバーン
トム・ヨーク

臨むのは
中に湧きあがるもの含め総括 ...
怖い人よ
あなたの視線はどこまでも遠く通っていき
あなたの声はどんな棘でも受け止める
水よりもさらに率先して低い位置へと流れる
怖い人よ
社会から一斉に降ってくる硬い種を見事に発芽さ ...


光と風の音楽隊の
ゆるやかな旋律が
コンクリートの迷路に
色の音符を落としていく

緑はさざめき
花はときめき
道はほくそえみ
人の睫毛はほほえむ





渋 ...
毒ガス発生機がそばにあり
毎日がデバッグの連続
思い入れたっぷり 気持ち悪く感じるニュアンス

解ってる「フリ」ならいくらでも
空には案山子がいるだろか

空にはお山はあるだろか

秘密の鍵はあるだろか

蟻にも旅はあるだろか

木々にも旅はあるだろか

世界は旅と光でできている


5月の空を空の旅

度重なる幸不幸

生き ...
                140518
茫洋として
なんとなく
とらえどころがない顔に見えた
男の子だったから
後作と名づけた
妻亡き後の寂しさが
冷静な判断を無くしたのかも ...
今のところ
許されて生きている

愛されて生きているとも
言うのかもしれない

幸せ者なんだろうと思う

でも
幸せだなあと心から思うには
私は歪みすぎていて

それはまったく ...
じぶんをみれない
ちっぽけなぼく

めにうつる
どこまでも
たかいそらも

せかいのはての
せかいのまるみも

なんおくこうねんを
こえて
とどくひかりも

しょうかし ...
息継ぎを忘れたる夜や霜柱 霜柱がキュッキュと鳴るやペアルック フラッシュモブまでしたサプライズプロポーズ断られ煙草がない 女豹のポーズがトドにしか見えない フィンガーボールじゃなかった ぬるい日にさようならした
五月の晴れの日に地球の上にいて
太陽は赤でないけど日差しは赤のようだ
目に見えないものはみんなの中で
限らない
わたしの通りと限らない

銀河でチョ ...
{画像=140517224248.jpg}


その人の手は
ほっそりとして
冷たい手だった


いや冷やかな手だった


上手く想いが伝わらないが
こちらの熱を冷ましてくれ ...
朝のひかりのなかで想う

どこか彼方の星でも
こんなふうに生命が
朝をむかえているのだろうか

夜の闇のなかにさえも光は在るものだ
宇宙の漆黒のなかにだって朝はあるのだろう

生命が ...
晴れわたった休日の朝に
僕にとっては
世界で一番優しいのは
君だけだよと
伝えたのだけれど
宇宙で一番優しいはずだと
言ってくれた年上の彼女に
僕がもし火星人と
浮気をしたらどうする? ...
               140518   
大麦の採り入れはまだか
田植え機がせせら笑いながら
農道を走ってゆく
遠望する俄か青年は
運転する男の顔が判別できない
それほど遠方の出来 ...
ひらりひらりと人をかわして
くるりくるりと回転する
手のひらは上向きに指を揃えて
相手の胃の辺りめがけしなやかに差し出す

笑顔をぺたりと貼り付けて
別にダンスを踊っているわけじゃないけれ ...
葉桜を揺らす風
自然に毛虫は落ちて
あたしの腕に赤い斑点を作る
毛虫は落ちる,自然に

薄暗い図書室の奥
自然科学の歴史書が
埃に埋もれて死にかけている

母の胎内であたしは
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
わたし壁壁壁自由詩114/5/18 21:42
門のむこうから草野春心自由詩214/5/18 20:01
風の通路服部 剛自由詩614/5/18 19:38
自由詩114/5/18 19:17
地平線のエステティシャン花形新次自由詩014/5/18 17:21
Smallness生田 稔自由詩114/5/18 15:02
ボストンいつか受信料...自由詩0*14/5/18 14:46
少年の試練ららばい自由詩5*14/5/18 14:12
非将棋的人生ichiro...自由詩9*14/5/18 12:57
SHAPE OF MY MIND 1稿長谷川智子自由詩0*14/5/18 10:23
凛と柔く自由詩1*14/5/18 10:17
怖い人葉leaf自由詩314/5/18 10:00
五月の欠片nonya自由詩22*14/5/18 9:51
無色濁る長谷川智子自由詩014/5/18 9:41
5月の空吉岡ペペロ携帯写真+...314/5/18 9:36
後作あおば自由詩6*14/5/18 7:42
愛す・許す森川美咲自由詩3*14/5/18 6:47
「くらやみの こどう」玉兎自由詩314/5/18 1:50
息継ぎを忘れたる夜や霜柱北大路京介俳句1*14/5/18 1:45
霜柱がキュッキュと鳴るやペアルック俳句114/5/18 1:45
フラッシュモブまでしたサプライズプロポーズ断られ煙草がない自由詩114/5/18 1:44
女豹のポーズがトドにしか見えない自由詩614/5/18 1:44
フィンガーボールじゃなかった自由詩314/5/18 1:44
五月にこんにちはかの自由詩3*14/5/18 0:58
白い手の感触 / 憧れbeebee自由詩23*14/5/18 0:45
光と雲と梅昆布茶自由詩1414/5/18 0:33
もうひとつの日傘のチェリーりゅうのあく...自由詩7*14/5/18 0:08
あおば自由詩6*14/5/18 0:03
渋谷のティッシュ配りららばい自由詩5*14/5/17 22:46
自然藤原絵理子自由詩514/5/17 22:17

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加筆訂正:
息継ぎを忘れたる夜や霜柱/北大路京介[14/5/18 11:53]
忘れし朝や →忘れたる夜や
無色濁る/長谷川智子[14/5/18 10:07]
最終一行追加
もうひとつの日傘のチェリー/りゅうのあくび[14/5/18 0:31]
遅筆のため推敲
4.02sec.