事務局の調べでは
慎重な審議をという
わけが分らぬ鶏が
僅かばかりの
青りんごを突っついている
本人が参加しているのだから
これ以上は望めません
閣議決定の後に表題が昇る
日の丸崇拝者 ...
朝は晴れ晴れと
色とりどりの花の中歩く
季節六月、紫陽花の花
朝は晴れ晴れと
君を見て花の中を歩く
季節六月、紫陽花の花
言葉を交わす余裕なく
六月晴れ渡る梅雨入り前
紫陽花の ...
よいちがいちどだけ出会った日
だいだらぼっちに出会った日
サクラの花散るやまのみち
風にふかれて舞う花弁(はなびら)と
花弁を追う犬の子一ぴき
よいちは小さな村の子で
姉にはぐれて泣いてい ...
しんしんと夜の降り積もる
時計の針をすすめているものは
いったいなんなのだろうか
森深く一角獣のみる夢が
遠く聴こえる気がする
こんな夜にふさわしい響き
一角獣が問う
あなたの角 ...
月が照っている夜更けに
酔った男と女
彼らは若い時、
夫婦だったが、
別れ、
お互いがお互いの家族を
作り、
まぁ、一般的に見て
幸せに暮らしている
彼らの若さは
喜びと悲しみ ...
君の瞳から雫が
水滴の音だけが轟く、洞窟の
石筍を生むような澄んだ雫が
空間を裂くように
時を貫くように落ちた
一部は落ちる間に水蒸気となり
一部は冷たい大地に染み渡った
今 ...
コンパス
―家でコンパスを使って円を描く練習をさせて下さい―
先生から届いたメール
さあ、早速コンパスを使ってみよう!
こうして物差しで半径の長さを測ったら
紙に針を刺 ...
夜明けの空の椅子に腰掛ける女神が
今朝はなみだせず
澄み渡った東京の青を見せてくれた
いまの彼女はとても気紛れ
やがて陽も落ちてしまった頃
わたしはまた、時を不幸にしたと嘆く
いつもの ...
麗らかな忘却の朝
とりとめのなく少女の眠る家
旅人のために庭では薔薇の惜しげもなく
善い水を湛えた井戸はそこかしこの
古の村の
麗らかな忘却の夜
朗らかに悟って少年の眠る家
旅人のた ...
倒れてるカラスを蹴ると、
どんどん分解して
溢れるあの雨雲みたいな、ありんこの群れに変わるよ
倒れてるカラスを蹴ると、
思ったより軽くて
かさっとした感じで、やっぱり死んでるって雰囲気だ ...
涙が しょっぺー
砂糖をぶっかけても しょっぺー
わかっちゃいるんだけどなー なー
ブリキの森
過去この森では激しい戦いが繰り広げられた
あの子の手で
おもちゃの兵隊は多く並べられ
忘れられたものから
少しずつ錆を浮かべていった
小さな蜘蛛がときどき挨拶をして
巣の ...
本屋さんで一生懸命
ためになる本を探しました
親しいひとが死にそうだから
いいことをしようとおもいました
いつだったか
いいことと悪いことはバランスがとれていると
きいたから
き ...
猿は黙って登ってくるのだ
かれらにしかみえないおまえの
躯に穿たれた釘を伝っておまえの頂まで
それでも数匹は諦めて引き返すし
また数匹は手を滑らせて落ちてしまうし
...
未亡人は すすり泣いている
孤児は 不安な目で放心している
やわらかな雲の 灰色の朝
日が沈むまでの 茫漠とした一日
ネクタイを締めた賢者どもは
気の利いた冗談を交し合って 笑う ...
濡れそぼつ紫陽花を
傘の中から覗いたわたし
やがて
雨が上がれば
水滴さえも花にして
紫陽花は凛と
咲くのだろう
濡れることを厭うわたしは
濡れる役目を傘に負わせて
...
弁当に嫌なピーマン入ってて真希子の口へ運んであげる
まんまるの月を見飽きてから眠る朝が来るまで見上げても良い
水中花誰か帰ってきた気配
急ぎのメールが送信エラーを起こす
「苺いちえ」と書かれたレシートの裏側へ戻る
背中合わせから愛はじまりました
きみの手についていた指は
たしかにきみの手についてはいたが
なんだかきみのものじゃないみたいに
肩におちた長い髪から 夕暮れの光をとりわけていた
わかることも わか ...
部屋には、いつもあなたと
夏草のにおいがあふれていた
なにもきこえないほど私たちは笑っていた
開いていたドアの四角いところで
陽の光が 涙をこらえていた
カラフルな 世界で
色とりどりの 夢を見る
咀嚼する 喜怒哀楽
そっくり返った エビが
こんにちは なんて 御挨拶
合間に 挟まった 泥エビも
心地良さげに 自己主張
雨に濡れたアスファルトが映す街は
モノクロの写真
音も止まる
古いスチル写真
動いているのは
私の影
そして
雨粒と水の波紋
雨水に浸食されていく電柱は
濡れて黒い墓標
匂 ...
旭山動物園 シロクマ兄弟
なあアニキ
ちょっと脅してやろうじゃないか
おれは面倒だ 勝手にやりな
じゃあ 見みててくれ
あのこども脅してやっから
白 ...
わたしは
片付けきれない部屋
足の踏み場もなく
散らかったまま
古い紙袋からは
見つかってはヤバいものたちが
虎視耽々こちらを窺う
ベッドの中には
初恋の人を模した
バラバラの詩体
...
世の中のもの凡てが不憫に思える時がある
皆沈むまいとして必死で水を掻いている
くしゃくしゃになりながら
それでも顔を歪めて嗤ってみる
そうだよなおまえも
騙されてここにいるんだよ ...
今思えば、私は最初から躓いていた。
小学校一年生の算数の授業。
たす、ひく、たす、ひく。
簡単な問題でも両手を使う。
両手で足りなければ両足を使う。
えんぴつ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
表題
あおば
自由詩
9*
14/6/30 19:14
五年前の紫陽花の花は
……とある蛙
自由詩
16*
14/6/30 15:58
よいちとだいだらぼっち
〃
自由詩
5*
14/6/30 15:36
しんしんと夜
梅昆布茶
自由詩
18
14/6/30 15:19
ロバスト
opus
散文(批評...
1
14/6/30 14:35
凍傷
凍月
自由詩
2*
14/6/30 7:06
コンパス
夏美かをる
自由詩
36*
14/6/30 5:29
星を見たい
もっぷ
自由詩
8
14/6/30 1:47
寧去
〃
自由詩
4
14/6/30 1:17
芝の上のカラス
犬大好き
自由詩
2*
14/6/30 1:08
しょっぺー
殿上 童
自由詩
21*
14/6/30 0:08
ブリキの森と紙の古城とうるさい湖畔の魔法
クローバー
自由詩
0*
14/6/29 23:44
アンバランス
朧月
自由詩
3
14/6/29 23:03
登る
草野春心
自由詩
5
14/6/29 23:01
宮殿で
藤原絵理子
自由詩
4*
14/6/29 22:45
紫陽花
千波 一也
自由詩
11
14/6/29 20:43
弁当に嫌なピーマン入ってて真希子の口へ運んであげる
北大路京介
短歌
4
14/6/29 20:40
まんまるの月を見飽きてから眠る朝が来るまで見上げても良い
〃
短歌
1
14/6/29 20:40
水中花誰か帰ってきた気配
〃
俳句
1
14/6/29 20:40
急ぎのメールが送信エラーを起こす
〃
自由詩
4
14/6/29 20:38
「苺いちえ」と書かれたレシートの裏側へ戻る
〃
自由詩
7
14/6/29 20:38
背中合わせから愛はじまりました
〃
自由詩
6
14/6/29 20:38
よその猫
草野春心
自由詩
5
14/6/29 19:53
ドアのところ
〃
自由詩
4
14/6/29 18:54
泥エビ
藤鈴呼
自由詩
4*
14/6/29 18:02
雨が降る街にて
ichiro...
自由詩
12*
14/6/29 17:15
シロクマ兄弟 −旭山動物園ー
イナエ
自由詩
10*
14/6/29 14:04
ひとつの殻の中で崩壊して往く
ただのみきや
自由詩
22+*
14/6/29 13:02
不憫
アンドリュウ
自由詩
4
14/6/29 8:15
数学的思考能力の欠如
時子
自由詩
22+*
14/6/29 7:47
2215
2216
2217
2218
2219
2220
2221
2222
2223
2224
2225
2226
2227
2228
2229
2230
2231
2232
2233
2234
2235
2236
2237
2238
2239
2240
2241
2242
2243
2244
2245
2246
2247
2248
2249
2250
2251
2252
2253
2254
2255
5.07sec.