くるかしら くるかしら
あなたは わらって くるかしら

そんなことだけ考えて 

心の中は大きな大きな嵐だけれど
それを悟られないように涼しい顔で

ずっと

まつのよ

そ ...
トラックの運転手や作業服の男たちで賑う
国道沿いのコンビニの朝

駐車場の隅の喫煙コーナーに
隠れるように佇んでいる
くすんだ鶯色のトレーナーに古びたGパン
真新しさが不釣合いなスニーカー ...
<矛盾>
あなたを殺してしまいたい
でも
幸せにもなってほしいよ。





<矛盾なき矛盾>
本当に大切なものが
なすすべもなく消え去った時
もう残りの人生が余生でしかないと ...
つばめはどこかからきて
その羽とくちばしで巣をつくる

からだいっぱいに巣にすわり
せいめいをうみだそうとしている

わたしというにんげんが
うろうろとその下で動いても
まっすぐにただ ...
雪雲の奥から 聞いたことが
在るような ないような
古い半鐘に似たエコーが冷たく漏れて
丘の家並みを隈なく履いている

老残がしがみついている
独り暮らしの感知 感触 感性
それは それ ...
醗酵することは発行されたものをもたないこと
あるいは発光する冷たい微熱をかかえた昆虫の夜を生きること
あるいは薄幸な女の身の上話にあいづちをうつ場末の安酒場の空気

欲望は醗酵し発熱し自分の足 ...
物作りという仕事には

終わりも・崩壊もありません。

そこに生きる人々の手作業で

長い間守られ

今日(こんにち)迄

続けるという心があります。。

(人の生活を、より豊 ...
あなたは夏のひとだった。雨のない笑顔をしてわたしを不安にさせる。長い手足をなめらかに泳がせて、いつもすがすがしく気持ちをかきまわしてくれたのだ。いつぞやのモーテルは名前だけ変えて、その窓の多くに過 ... 窓辺で夏が狂っている、顔に滲んだ汗を舐めながらその日最初の食事をした、インスタント・フードのイージーなフレーバー、そんなもので一日のひとかけらが塗り潰されキッチンが乱れる、エアコンの設 ... 血塗られた常陸の土蜘蛛は
山の佐伯に野の佐伯
穴居
人が来れば窟(むろ)に隠れ
人が去れば野に遊ぶ
牧歌的な生活をする。

人と自称のわが鬼は
留守の窟に茨を敷き詰め
野に遊ぶ土蜘蛛 ...
ちぎれた 火の粉を雫の中にやどした言葉たちを超えて鳥が謳う
ほととぎすは 夜通し歌をもやし、カッコウは霧雨を もやし
溶接工は、鉄を燃やして繋ぎ合わせノアより巨船を創り
アリアは、魂をすく ...
お得意の被害妄想で、
嫌い嫌いで嫌いなあなたに、
それじゃあバイバイまた明日。

お手軽な自己嫌悪で、
綺麗綺麗で綺麗なあなたに、
それじゃあバイバイさようなら。
自分の中に小さい自分がいっぱいいて
こんな曇りの日にはざわざわ動く

大切にして
大切にしてってうるさい

粗末に扱われたのがなんだっていうんだ
ああ小さいままでいたかったなぁ

み ...
川をのぞきこむ灯が
映る自身から目をそらし
むこう岸を照らし
河口を見つめる


重なる橋が落とす影
金属の網が降らす色
霧へ 霧へ
傾く夜


雨上がりの ...
鬱々と
うつらうつらと
やり過ごす時間(とき)

酔っ払って
ふらりふらりと
帰った夜は遠くなり

孤独を求めた結果が
これだ

重い頭に響く
かつての仲間の笑い声

鈍っ ...
 表に浮かぶ

 都合を飾る記憶と

 その背景に

 無駄と消える記憶


 絵の具は明度を失い

 乾いた自画像を描く

 
 この手にあると

 高く

 高 ...
 暁に咲く桜の花は

 枯れることなく

 立ち尽くし

 次の春を待っている

 願うこともなく

 ただ今だけを見て


 空に舞った花びらは

 堕ちることなく
...
夜を行く
トラックの隙間を縫って
大きなランチマットをひとつ縫い上げた頃
あなたがふいに言い
私が答える

私の夜は紫とグレーだ

聞いておいて気のない返事を返した人に
言われた通りに微睡みを繰り返す ...
むかしむかしのそのむかし

おれという人

確かにありき
おれを知る

全ての人に 会いに行き

頭下げたき

眠られぬ夜
潤んだ空に買わされた傘が幸せ願っている 地球より大きい傘で誰も濡れない 月の涙を避け傘の中のふたり 靴音を消すほど強い雨の音誰かの夢の中の恋人 遠い夢のあとのような水色が

さびしくて

よわって

しんだ

しんだしんだしんだ

遠い夢のあとのような水色が


あの鐘をいつも鳴らしていた

ぼくはここだよ

...
パレットの上の赤は、出番を待ってる

白い色と混じり桃色になりたくて

私は私のまんま
本当は赤が好き
燃えるレッドは私そのものだから…

だけどね、
白い貴方が大好きなの

...
{画像=140605223459.jpg}



人は他人無しには存在できない
自分だけで自立しているように見えて
他人の評価を気にして生きている


自分の生き方も定まらず自信を失 ...
人質をとった犯人切り刻むチャンス窺う超凶悪犯 ふたりあやとりがしたくて
赤い毛糸をひろげてみたけど
まわりに
ひろってくれるひとはいなかった

ひとは
ひとりで生まれて
ひとりで死ぬんだというのに
ところどころで
どうし ...
僕の知っている加藤さんは
どちらかと言えば
上等だと思う
てめえ、上等じゃねえか!
という意味ではなくて
純粋に上等だと思う
なぜなら
僕の知っている加藤さんは
1時間で5万円も取るか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
豚の生姜焼きウデラコウ自由詩114/6/6 21:01
ある朝山部 佳自由詩314/6/6 21:00
矛盾 / 矛盾なき矛盾クナリ自由詩19*14/6/6 20:20
いのちをまもること朧月自由詩314/6/6 20:15
丘の街で信天翁自由詩1*14/6/6 19:54
ただしい醗酵のてびき梅昆布茶自由詩1914/6/6 19:14
血を注ぐ。梓ゆい自由詩2*14/6/6 19:12
排気ガス、五十音表、あぶらはるな散文(批評...414/6/6 18:38
トランジット(窓辺で相変わらず夏が狂っている)ホロウ・シカ...自由詩1*14/6/6 14:13
土蜘蛛……とある蛙自由詩10*14/6/6 12:26
虹よるるりら自由詩25*14/6/6 9:50
青い花秋助自由詩014/6/6 9:40
曇りの日朧月自由詩114/6/6 9:28
ひとつ 満ちる木立 悟自由詩214/6/6 9:02
隠遁森川美咲自由詩6*14/6/6 3:06
鏡の人BuGACi...自由詩114/6/6 2:56
藍桜自由詩014/6/6 2:44
心中瑠音携帯写真+...114/6/6 2:16
かなしき3行詩六九郎自由詩014/6/6 1:54
_短歌014/6/6 1:50
潤んだ空に買わされた傘が幸せ願っている北大路京介自由詩414/6/6 0:08
地球より大きい傘で誰も濡れない自由詩514/6/6 0:08
月の涙を避け傘の中のふたり自由詩914/6/6 0:07
靴音を消すほど強い雨の音誰かの夢の中の恋人短歌114/6/6 0:07
遠い夢吉岡ペペロ自由詩314/6/5 23:06
花の彩りみゆき自由詩214/6/5 23:01
人間の弱さ / コロンと転がった石になりたいbeebee自由詩28*14/6/5 22:37
犯罪者短歌2花形新次短歌114/6/5 22:31
ふたりあやとりフユナ自由詩614/6/5 21:30
加藤さん花形新次自由詩114/6/5 21:28

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加筆訂正:
楽譜にすりゃあ滅茶苦茶、手紙にすれば届け先から抗議の電話が来るような—系統/ホロウ・シカエルボク[14/6/6 18:31]
ちょっとなおした
トランジット(窓辺で相変わらず夏が狂っている)/ホロウ・シカエルボク[14/6/6 18:29]
ちょっとなおした
4.99sec.