つくりものの頭髪に雪 混浴露天風呂に茹でられている 息切れを起こす苦しみを越えて
マシンガンみたいに鳴り続ける心臓
どこに向かってんのか分からない
とにかく、ハメられた
あの時には既に
罠に掛かってのか?
いつから俺は一人で
いつ ...
籠の外にいると夢のなかでからだを動かしている人形のようだ
よわいからこまる
はやくまたあしたから籠の中に入って働きたい
突然の夕立が 
アスファルトに湯気を立てて 
逃げ込んだ バス停の屋根
あたしはスカートを拭いていた


飛び込んできた
雷の音と いっしょに
きみの白いカッターシャツ
どきどき ...
ついさっき読み終えた推理小説
完全犯罪を謳ったクセして捕まった
僕だったらもっとうまくやったのに
僕だったらもっとうまく殺ったのに

TVニュースで垂れ流しの喜怒哀楽
どれもこれもが狂って ...
安全な部屋から庭を眺める
緑色の雑草に当たって跳ねる雨粒
驚いたように飛び上がるアマガエル
裏返ったまま濡れていく黒い突っ掛け
畳に投げ出された妹の両足
夏休みの宿題を広げるだけ広げて
雷 ...
{引用=あなたがたはそのふたりを町の門にひき出して、石で撃ち殺さなければならない。‥あなたはこうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。(申命記 22,24)}
古代イスラエルでは、石 ...
  暗号は箪笥にしまわれていたが
  防虫剤の匂いに毒されもう使い道はなかった
  幼少期に誰もが熱をあげやがて棄て去った玩具同様
  為されるべきことは二、三あったものの
  その手 ...
星がない夜空で
遠く昔に君が歩いたはずの
もう見えない足跡でさえも
まだアスファルトには
小さな熱としてこもっていて

切ない夏の夜に
孤独な月が隠れながら
白夜について
君のとても ...
誰の記憶の残暑に
響く蝉時雨か

夾竹桃は紅く照り映え押し黙る

正午の陽炎――
誰の耳に聞こえてきたのか
その遠い声は

雲が湧く
わたしの知る あるいは知らない存在の
残暑の ...
『毎秒多くの人が死んでいます』
遠い国に生まれて消えて行く悲壮な顔の少年たち
映すコマーシャルに胸を痛めながら無意識のうちに嫌いなニンジンを除ける、捨てる
家庭用の生ごみ処理機に入れてスイッチを ...
 
美・サイレントをききながら、口パクを真似てみる

「愛が欲しい」とか「すべてが好き」なんてちがうよなと思いつつ

こりもせず、もう一度、真似てみる



*YouTube 美・サ ...
虫かごがなかったので

捕まえた一匹の蜩を

膝の中でかいだしたのは二日前

膝の構造のなにがよかったのか

膝の中で蜩は、よくないたのだった

スタバでコ−ヒ ...
顔のない世界を
ゆっくりあるいてゆく君を
ぼくは呼び止めて
お茶に誘ったんだ

言葉が伝わらないままに恋をし
手をにぎらないままに
ベッドに誘ったんだ

きみは買い物袋をさげて
と ...
私と
君と
あの子との
三つの管弦の関係は
軋るけど甘い泥沼
世界の終わり、地響きのような
敵意丸出し、唸り声のような
鋸が生む、摩擦音のような
低い低い低い音楽
暗い暗 ...
平和を願うあなたへ
今なら抽選で3名の方に
ウクライナ、イラク、ガザ、シエラレオネ
横断6ヵ月の旅が当たります

日本にいて69年?前の戦争に思いを寄せなくても
今、正にそこで行われている ...
さようならスペイン
壁に描いたコスタ・デ・ソルの海岸を
忘れないで
何があっても愛してるよ
は嘘だったけど
このまま何もなくても
きみのことずっと愛してるよ
は本当だったはずだった
蝉がちりちりと鳴いている

曇天に夕方の縞模様ができている

ヘリの音がする

電線がうごかない

縞模様もうごかない

ヘリの音が遠ざかる

遠ざかれば遠ざかるほど

そ ...
書けない、書けない、書けない、書けない、
ばらばら
と紙くずばかりが
おちてくる
山と積まれた本のなかから
自分の胸を引っ掻く
キイワアドを探しても
君のいない時間は
...
いきなり教習所でF1に乗せられたような

いきなり手術の執刀医をさせられたような

じぶんやまわりの命の重さや軽さも認識しないまま

ひょうひょうと

ぬくぬくと

瞬間を

...
食べても食べても、淋しさが埋まらない。
だから、腕を噛んで、千切って肉を食べて、空腹の内蔵を食んで、
食べ物の匂いを消すために、鼻を千切って、
食べ物が見えないように、次は目をくり貫いて、 ...
なかなか膨らんでくれない風船に
飽きもせず息を吹き込み続ける
何処かに穴が開いているのを知りながら
滑稽な独り遊びを止めることが出来ない

春には妄想を咲かせて散らして
夏には傷痕を弄 ...
犬って言う字はいいよね。

大きいんだぜ、と困りながら言っているような。

大きいの「大」に、点がついてさ。

「犬」だぜ。

大きくていいのかな汗 みたいな。

犬 犬 。 かわ ...
あいたいひとも
あいたくないひとも
ねむっているお墓

いつもははしっこにあるのに
今日は一日のまんなかに

早々と枯れた花が笑う
生き生きしてはいられないと

さみしいわけでもな ...
本の中で、死んだ者はここに流されてくる
happy-endもbad-endも等しく

作業員達は
本棚の黴びた本を種火にして
廃材に火をつけていった

本が体を温める

文字を読める ...
君には誰かの面影がある
たとえば五月の風のような
たとえば素直な犬のような
ほとんどはじめて会ったのに
なつかしい気持ちがする
昔の画家の絵のような
どこかで聴いた歌のような
思い出そう ...
やわらかな夜の入口で
関節のありかを
ひとつひとつ
たしかめていく
幾度となく
繰り返してきた
解体のための
いとおしい作業
継ぎ目よ
さようなら

肉体は部品となって
ていね ...
来世とか前世とか
全然信じていないよ。
これまでも、これからも。
あいにく科学的思考に夢中なものでね。


だけど、不思議だな。
君といると
君の言う「永遠」は
とても心地よ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
つくりものの頭髪に雪北大路京介自由詩314/8/18 0:06
混浴露天風呂に茹でられている自由詩214/8/18 0:06
トラップト凍月自由詩0*14/8/17 23:52
ぼぼんぼぼんがぱ自由詩214/8/17 23:03
夕立の後の香り藤原絵理子自由詩614/8/17 22:55
なにもかもがすべて狂っているねこ歩き自由詩0*14/8/17 22:49
夕立の後の香り/即興ゴルコンダ(仮)未投稿こうだたけみ自由詩3*14/8/17 22:38
Giton自由詩3*14/8/17 22:26
我々の暗号草野春心自由詩714/8/17 22:22
白夜の足跡りゅうのあく...自由詩9*14/8/17 22:14
残暑景塔野夏子自由詩6*14/8/17 21:46
17歳だったサトウチカ自由詩214/8/17 21:03
美・サイレントをききながら殿上 童自由詩16*14/8/17 20:48
晩夏月形半分子自由詩514/8/17 20:03
神話梅昆布茶自由詩1714/8/17 19:59
relationship三重奏凍月自由詩4*14/8/17 19:47
平和を願うあなたに花形新次自由詩1+14/8/17 19:37
marciero memoriamizuno...自由詩414/8/17 19:21
0.0001自由詩014/8/17 18:54
時よ吉岡ペペロ自由詩714/8/17 18:51
『ぺニス』あおい満月自由詩4*14/8/17 18:23
テレビっ子吉岡ペペロ自由詩214/8/17 16:55
吠える為平 澪自由詩414/8/17 16:20
モドキnonya自由詩29*14/8/17 15:32
陽向自由詩10*14/8/17 15:04
お墓まいり朧月自由詩414/8/17 14:27
火の中mizuno...自由詩614/8/17 14:23
空似やまうちあつ...自由詩514/8/17 13:56
心だけ小さな舟に運ばせてそらの珊瑚自由詩21*14/8/17 12:13
解き明かせない謎をくれた人komase...自由詩1*14/8/17 12:09

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加筆訂正:
白夜の足跡/りゅうのあくび[14/8/17 23:30]
遅筆により推敲
3.88sec.