誰かの右目が 痛むとき
私の左目が 赤くなる
誰かが右手を 怪我したら
私の左手を添えて
包帯を巻いてあげたい
あなたが背中を向けたなら
リュックの理由を
分かち合い
荷物を軽くし ...
ナゲットがひとつ
コンベアから落ちた
その瞬間
心の箍が緩んだ
自分から
ナゲットを手に取り
思い切り
床に投げつけた
目の前がパッと
明るくなった気がした
もうひとつ手に取り
...
{画像=140727093221.jpg}




赤い緞帳越しに見える殺人現場、
暗闇に浮かぶ赤い血の色、
こぼれ落ちたワインの痕、
倒れた男が最後に見た冷笑が瞳に焼き付いている。
...
       伸びざかりの庭木にも負けず
        ぺんぺん草も群叢となって
       素っ裸の夏をオードしている
        セミのスケルツォに応えて

     なのに 老 ...
廻廊を二つもやり過ごすと以前の記憶は戻ってこなかった 。奥まった待合室には先着が何人か居て、そのうちの何人かは連れ添いの家族のようだ。しかし誰が患者で誰がそうでないのか、わたしには特に気にはならな ... スーパーでサツマイモを手にとったら
品の良い老婦人と隣り合わせになったので
「何が美味しいですか」と尋ねると
「だご汁がよかよ」とにっこり答えてくださった

その夜に六畳間で食べた晩ご飯は
...
けつまずいて転ぶ
ああいつもの夕暮れなのにね

見えないものに語る言葉
忘れてしまった暑い日です

行き着く先のわからない
遠泳に参加する僕は第三泳者です

通り雨地球をまわしてとお ...
雨でも降らねば詩はかけない
酒でも飲まねば詩はかけない

太陽を謳う人がいる
月を嘲る人がいる
雨を讃える人がいる
虹を喜ぶ人がいる

子供の頃に風船を飛ばした記憶がある
子供心に風 ...
点在するものが輪郭を軽くし
遍在するものが浸透圧を下げる
終わっていく一日と始まっていく一日が
互いを巻き込みながら壊れていく中
どちらの日でもない間隙に僕は起き出す
人々は個体の中で誰とも ...
はざまの多い森の端を
光の川が流れている
刃物の影が
水草にゆらめく


増えてゆくばかりの光の束を持ち
水にも土にも放れずに居る子
重さもなく熱もなく
ただ何も見え ...
新しい家族見つめる守宮の眼 隣から昨日守宮が越してきた 玄関に守宮いるからまたにしよう 冷たい週末が汗をかいている 大統領に投げられた靴を打ち返そうとして空振り スニーカー遠くへ投げてブラウスの空 温かい言葉だった
何度も人を肯定して、ダメにしてきた言葉には
何度も熱い、人の血がかかっている
何度も何度も、夢を見せては通りすぎ
何度も心臓を抉りながら
熱い血を浴びて
いつしか温かみを ...
あますことなく陽気な容器にはい!ってわたしたち足し算、ひかないで


ミミにキレた理由をきくひともいないから、いくつものきそ(く)をやぶる


うるうるっとたてたクチビルとんでもないと ...
きみとぬすんだごがつのかぜのゼリーをクマがぽろんとおってしまったスプーンのたまでやわらかくすくったらす(く)われてしまいました、夏。 坑道は閉じられた

この町の盛衰などは
年表に改めて書きくだすまでもない

わたしたちは身を染めるように
幾百の眼で見てきたではないか

鉱石と蔓草と共同墓地
その合間のくらしの ...
竹島や従軍慰安婦

尖閣諸島や靖国参拝

韓国や中国を

ぼくらが嫌いになれば得するやつらがいるのだ

そいつらに騙されてはならない

正しいことは絶対ではないし

世の中なん ...
はるか
昔を向いているひとの
すべてが灯りと
なりますよう、
祈るわたしは
濁れるわたし
ひとごとみたいに
まったく淡い
時刻表

五本の指があるわりには
そこに受け取ら ...
君さえいれば何もいらない
そんな風にはきっと思わない
君がいたってお腹は空くし
もっともっと君が欲しくなる

確かめてみたいだなんて思わない
僅かな可能性に全てを託して
何もかも失ってし ...
花火のおとだけ聞いている

火災ビルからひとが落ちてくるような

ドスンとも

ガタンとも

なんとも言いようのない破裂音がする

夏の湿気とうごかない風

花火大会

浴 ...
一瞬、黒を染める閃光
一瞬で死んでしまう火薬たち
目を離すものか
瞬きなんてするものか
君と過ごす最後の二人の時間
涙なんて……
…ううん、やっぱり無理だ

霞んだ花火、震えるほど ...
今日会ったあなた
明日出会うきみ

杉並木に
摩天楼

打ち出でた声
土産物のこづち

不思議のちから
少しだけアリス

等間隔の石
不始末な螺旋

ロングバケーション
...
今子供つくろう今つくろうもう何もきにしない
並んで歩きながら口ずさむ
つくつく


ちちっ



やっと餌

風に吹かれてる歌全部並べてみる
結婚も海岸通りのパ ...
10473926ビケイムアメモリアルアカウント
揺れる砂時計
撓む視界
乱れ途切れる脈拍
凍える場
1235693ビケイムアメモリアルアカウント
嘗て弱者を愚弄し
無意味の ...
真実は現実の中である必要がある訳ではない
なんで燃えているのかわからないでいる太陽の孤独
女性モデルが口の中で
必死にもがいている金魚を含んでポージング
俺もそんな風にフェラしてみたくなった
...
工場の裏に生えた草を抜いていて思った
この国は何て豊かな国なのかと
何もしなくてもこんなに沢山自然に草が生える
知らない名の草が生える
1ヶ月でこんなに生えるなんて凄い生命力
しゃがんで ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
他人の右目為平 澪自由詩4*14/7/27 9:33
チキンナゲット花形新次自由詩214/7/27 9:24
死骸は犯人を希求する / 傷つきたいと思ったのは自分だったbeebee自由詩16*14/7/27 9:05
丘の街で ⑩信天翁自由詩314/7/27 9:05
空白の館アラガイs自由詩9*14/7/27 6:14
だご汁モリー自由詩514/7/27 6:05
第三泳者梅昆布茶自由詩21*14/7/27 6:03
泡沫の詩baby b...自由詩714/7/27 5:02
朝のこどく葉leaf自由詩014/7/27 3:21
王国記 Ⅰ木立 悟自由詩314/7/27 2:29
新しい家族見つめる守宮の眼北大路京介俳句214/7/27 1:58
隣から昨日守宮が越してきた俳句014/7/27 1:57
玄関に守宮いるからまたにしよう俳句214/7/27 1:57
冷たい週末が汗をかいている自由詩214/7/27 1:56
大統領に投げられた靴を打ち返そうとして空振り自由詩314/7/27 1:55
スニーカー遠くへ投げてブラウスの空自由詩614/7/27 1:55
褒めて褒めて一酸化炭素自由詩214/7/27 1:34
うたう☆クラブ阿ト理恵短歌5*14/7/27 0:53
ゼリー色の夏自由詩11*14/7/27 0:39
朽ちてもいいんだ、この町は遙洋自由詩6*14/7/27 0:10
騙されない吉岡ペペロ自由詩2*14/7/27 0:08
水の駅千波 一也自由詩614/7/26 22:20
君がいないなら1486 1...自由詩214/7/26 21:50
花火のおと吉岡ペペロ自由詩914/7/26 21:04
FIREWORKS凍月自由詩4*14/7/26 20:54
みつめると水素自由詩1*14/7/26 19:38
ほしい/蛇口バージョンモリマサ公自由詩214/7/26 18:08
「カタルシス」骨子篇長谷川智子自由詩114/7/26 18:04
ほしい/モリマサバージョンモリマサ公自由詩214/7/26 17:45
草茂る国ichiro...自由詩17*14/7/26 16:50

Home 戻る 最新へ 次へ
2158 2159 2160 2161 2162 2163 2164 2165 2166 2167 2168 2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176 2177 2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184 2185 2186 2187 2188 2189 2190 2191 2192 2193 2194 2195 2196 2197 2198 
5.51sec.