心を込めても
君に届かないのなら
無いものと一緒だわ。
ミモフタモナイけれど
ソレが現実だわ。

愛を語っても
最後に嘘になるのなら
ペテン師もご苦労様。
約束なんて
ソンナものだ ...
海を見渡すと
決まって悲しくなる。

波の音が
泣き声に聞こえるから。

砂の色が
灰の中のようだから。

けれど私は海を選ぶ。

波の音も。
砂の色も。

ただ広い海 ...
それ以上近付かないで。


きっと抱きしめてしまう。
あの不安定だったひととき
この人のためなら
自分が持っているすべてを
投げ打っても構わないと思った

自分はこの一時、血迷っているだけなんだろうな、とは気付いていた
一晩も経てば、正気に戻 ...
<判断基準>
なんだかんだでみんな
勝てる相手にしか
殴りかかったりはしない

そうでなかったあなたが
当たり前のような顔をしているから
おかげですべてがまぶしくなる。




...
月光に色彩を失った体温がナイフを研ぐ
知恵は分裂と融合を繰り返し
情欲に肥大した心が沸騰している
突出した眼が揺れて
生じた眉間の隙間にナイフが潜り込み
矛盾にゆれる知性を切り裂いていく
...
あなたが噛んだ
大陰唇が痛い
甘噛みされると
感じちゃうから
あなたの好きに
させてたけれど
鏡を跨いで
写した私は
確かにあなたの
歯形がついてた

スアレス
おお、スアレス ...
発狂した人々は

いつも正義面するものだ

自分の中に悪を感じていない者は

たやすく「正義」という名の悪に

落ち込んでしまう

見よ、彼らの陽気な事

彼らの浮かれた、はし ...
結露した鉄管を登ると
冷気の上がる自家発電の貯水層があり
ミンミンゼミは狂いながら鳴いていた
夏はけたたましく光りをふりそそぎ
僕たちはしばしの夏に溶けていた
洗濯石鹸のにおいの残るバスタオ ...
ずっと暗い中生きてきたからこその
解放された気分はどうですか
光はさぞかし眩しいでしょう
誰かの体温に触れれば離れられない
健やかに息のできるこの世界

でも、でも

...
「ウイグル帽は止めとけ」
砂漠の砂と陽に焼けた案内人は言った
空港の前の道路に立っていた兵士が
死んだ伯父の口調を思い出させる


「殺せ」
そう言われたんや
粗末ななりして、笊持った ...
{画像=140712005301.jpg}





あれは5月の終わり
小学生のぼくは
一人で仲間から離れ
体育館の横の鉄棒の側の
紅いダリアに見入っていた



転がり ...
「何故」と「どうして」が泳いでる部屋の中、一日はまたなに一つ進行せずに過ぎてゆく、仰向けに横たわった俺はまるで、生きながら土葬された哀れな亡骸のようだ、ソリッドなギターロックが ... うぬぼれやだったわたし
完璧だと思っていた私

だれも居ないところに、きみが来て

完全だと思っていた私
敵などいないと思っていた私

ときどき見るねと、きみが来て

すべてから解 ...
追いつめないで

追いつめ過ぎないで

かすかな居場所は残して

追いつめないで

深追いはしないで

逃げ道がなくなると

自分を抹消するしかない

逃げ道を残して

...
夜毎訪れるセピア色の光景にふと吐息を漏らす。
奪われてゆく時間の中では全ての音色が透明だ。
物語は夢と現の境を行き来して
真夜中の扉をけたたましくノックする。

頭の中から幾つ ...
  わたしの心が
  くらげのかたちになったら
  会いにきてくれますか



  手のひらに月をすくい
  くちびるを歌でみたし
  むかえにきてくれますか
  わたしの心 ...
美しく澄んだ
限りなく静かな湖
透き通った水は
陽の光を揺らし
底まで見渡せる

風が漣を踊らせて
木の葉が船のように浮かぶが
そこには誰もいない
そこには何もいない

...
源氏名を呼ばれ遊女の絵踏かな マリアとは思えぬ顔の踏み絵あり 美容師が私の髪に触れるたび鏡に映る彼のヤキモチ 職業欄に忍者と書いて消したあとがある 口寄せした牛でBBQパーチー ダンボールに鋏を入れたあの日から生きている 寿退社する君へと
パッションフルーツを
プレゼントする昨日
月末に送別会があるようで
退社するときに演説する
練習をまたしている

揺りかごから
墓場までと云う言葉を
知っている?と ...
余韻とやらを味わいたくて
夜のいちばん明るいところばかりを
かぎ回っていた

浅薄な憧れはいつしか
秘めるべきものへ変わっていったのに
なぜだかそれは継承すべきものでもあるらしい

...
私の歴史は放射状である

蜘蛛の巣を銀色のフォークで
巻き取るようにして辿っていけば良かろう
やわらかな祭壇から羽搏く宝石函
銀のスウィートピーが窓辺で揺れる
炎と氷の繊細なレースを身に纏い
水平と垂直との幸福なダンス
ダイアモンドの心臓の生きいきとした旋回
ピアノの鍵盤は記憶と予感 ...
心をギュと絞る様な
そこまでの付き合いは

ない

互いを刺し貫く
そんな鋭い出会いも

ない

皆自分の貝殻に閉じこもり
僅かに触角を触れ合わすだけ
殴り合う事も
罵り合う ...
パチンコ屋の換金は
どう考えてたって
違法じゃねえのか
と言う疑問には
一切答えないくせに
カジノって言ったら
目くじらたてて反対するって
ははーん、さてはお前ら

ちなみに私は
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ミモフタモナイ。永乃ゆち自由詩3*14/7/12 13:34
海を選ぶ。自由詩4*14/7/12 13:22
パーソナルゾーン自由詩2*14/7/12 13:14
誠実と暴挙の交差点クナリ自由詩9*14/7/12 10:49
判断基準 など四編自由詩4*14/7/12 10:47
寒い夏の情景イナエ自由詩11*14/7/12 10:28
歯形の思い出花形新次自由詩0+14/7/12 9:36
服と裸yamada...自由詩314/7/12 8:26
夏休み山人自由詩8*14/7/12 7:33
明暗瑞海自由詩4*14/7/12 6:53
荒野にて山部 佳自由詩414/7/12 0:53
想い出 / ゴム鞠毬は暗がりを跳ねて落ちてbeebee自由詩23*14/7/12 0:52
ガラスの銃創ホロウ・シカ...自由詩2*14/7/12 0:40
うぬぼれやだったわたし水素自由詩1*14/7/12 0:38
逃げ道佐白光自由詩314/7/12 0:36
ソリテュードヒヤシンス自由詩16*14/7/12 0:18
わたしはくらげ草野春心自由詩814/7/12 0:17
凍月自由詩3*14/7/11 23:51
源氏名を呼ばれ遊女の絵踏かな北大路京介俳句214/7/11 23:47
マリアとは思えぬ顔の踏み絵あり俳句414/7/11 23:47
美容師が私の髪に触れるたび鏡に映る彼のヤキモチ短歌214/7/11 23:44
職業欄に忍者と書いて消したあとがある自由詩714/7/11 23:43
口寄せした牛でBBQパーチー自由詩014/7/11 23:42
ダンボールに鋏を入れたあの日から生きている自由詩214/7/11 23:42
ラストメッセージ症候群りゅうのあく...自由詩14*14/7/11 23:18
短夜千波 一也自由詩614/7/11 23:00
何らかの巻頭詩smymro...自由詩314/7/11 22:51
蒼星交響楽塔野夏子自由詩7*14/7/11 22:29
 ないアンドリュウ自由詩514/7/11 22:14
カジノ構想花形新次自由詩214/7/11 22:07

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加筆訂正:
ラストメッセージ症候群/りゅうのあくび[14/7/11 23:33]
遅筆のため推敲
ラストメッセージ症候群/りゅうのあくび[14/7/11 23:30]
遅筆のため推敲
ラストメッセージ症候群/りゅうのあくび[14/7/11 23:29]
遅筆のため推敲
ラストメッセージ症候群/りゅうのあくび[14/7/11 23:22]
遅筆のため推敲
ラストメッセージ症候群/りゅうのあくび[14/7/11 23:20]
遅筆により推敲
3.94sec.