いつだったか
お父さんと歩いた砂漠の谷は
どれくらい深くて、どれくらい広かったか
お父さんは、
よるは寒くなるからな、と
谷は水が走ってくるからな、を
ただ繰り返して
私は谷の底 ...
5 すべてが見えなかった
ここで、問題の「パート三」末尾を見ますと:
「馬車のラツパがきこえてくれば
ここが一ぺんにスヰツツルになる
遠くでは鷹がそらを截つてゐるし
からま ...
『ミーハー宣言』
最近いろいろあるな
我ながら思っていた
坂本龍一氏までガンなんて
意気消沈してた
テレビを付けっぱなしにした
そうしたら閉ざされていた
感覚がよみがえった
お ...
首を絞めながら思い出すのは
やわらかな日差しのもと
いっしょに丸くなって昼寝をしたこと
きみの白いからだが ぼんやり光って見えた日のこと
こんなにも無垢な生き物を 汚せるもののあるものかと ...
4 ぎらっと光ったくらいだ
7月8日午前9時すぎ、私は田沢湖線小岩井駅に降り立ちました。
地図・写真リンク:
⇒http://blog.crooz.jp/gitonszimmer2 ...
下着泥棒の人は
下着の所有者を選ばない
とんでもないブスが
穿いていたって
別に構わない
美人のパンティだからと
特別視しない
下着は下着
それで十分だ
僕はそんな下着泥棒の
人み ...
シタタタタン、シタタタタン
気が付いたら降っていた
白い雨の中に進み
差しかけた傘を放り投げた
もう、どうでも良い
と思って
僕の全ても放り投げてから
浴びた白い雨は
なん ...
窓越しに、ぼやけた信号が青に、赤に。
車椅子の通る二本線を追って使われなく
なったトンネルへ。
影、足を引きずって歩く後ろ姿。
雨が上がり、乾いた水溜り。
きれいなものが結構見つかる
たとえば、スマホを引っ掻いてるお姉さんの青い爪
赤ん坊の透明な耳たぶと、三角形の耳のついた帽子
きれいなものが結構見つかる
たとえば、合わせ鏡みたいに続く、とな ...
白い彼女は夜に来て
暗い独りを照らす
私たちをしっかり見て
白い彼女は朝には消え
切ない笑顔を残す
いつかの再会を望んで
考えるのは止めない
脳裏を撫でて離れない
白い ...
金色のひかりが
静けさの青を深くする
ねむっている
あなたのまつげに
いとおしい夢のかけら
燃えのこる 十七夜
はじめて あなたに
抱きしめられた
風が囁く笹の月夜
まる ...
特撮映画の基地みたいな音がした
僕は静かを見つめて身構えていた
やがて小さな地滑りみたいな予感に身をまかせていた
地下500メートルの岩盤につくられた個室にも
攻撃の震動が届い ...
酔っぱらったならば 吐ける本音と
酔い潰れたって 守る 秘密
秘密を ヒミツじゃ なくする セリフ
「ヒミツなので 誰にも 話しません」
そんな常套句ばかり
ドヤ顔で告げるアイツに ...
タクが失踪した
親にも知らせず彼女ものこしたまま行方不明
刑務所から出て保護監察下ながらM工業で働いていた
将来独立するという意欲もこめて作った名刺ももらったのだが
僕が名義を貸して彼 ...
オマエが銃を取り
生者にその銃口を向けるなら
オレは花を摘み
生者にも死者にも手向けよう
生者には「生き抜け」と伝え
死者には「マシな世を作ってみせる」と誓う
オマエは上官の命令だ ...
お前が殺ったんだろう!
ち、違う、俺じゃない!
お前が殺虫剤を持って
呆然としているところを
隣の佐藤さんが見ているんだ!
そうじゃないんだ、俺は何もしちゃいない!
いい加減認めたらどうな ...
窓に背をむけて
なにかを書きとめていた
あなたに小さく呼びかけた
微かな灯りのともる夏、
砂のまじったわたしの思いは
野良猫のとなりで寝ていた
やんごとなき添い寝に ミシンは要らない
クレヲパトラブームに乗っかって ミシン目ギリギリ
スペックまずまず
ミスタースポック ゆるキャラ自慢に辟易
トマトブリーズ
トマトが染 ...
見栄えが悪いから、と
売店は滝から離れたところへ移転したらしい
水滴は一滴でも目に見えて
だけど滝を一滴ずつに分けてみる人はいない
マイナスイオンの感じない香りよりも
ひんやりとした抹茶アイ ...
頬にできた腫れ物を
結んでいったら門になった
誰も通らないので
自分で通ったら
門も自分も消えてしまった
...
空が
ひとつの滴に落ちてきて
片目の上から動かないまま
やがて 消え去った
何か
わかってもらいたくないことが
あるようだった
...
もういいや すっきりしたから また今度
嘘つきは 針を千本 飲ませるぞ
本当は そんな勇気も 無いけれど
からっぽで からっぽで
どうにもならずにからっぽで
結局何処にもいけないままで
からっぽで からっぽだから
また此処に帰ってきたりしたりする
公園に立つ街灯は まるで誘蛾灯みたい
小さな羽虫がぐるぐると たくさんたくさん集まって
そこは暖かいのかな そこは寂しくないのかな
しけった煙草に火をつけて あの娘の事を思ってみたり
あなたは水の流れに逆らわず
最も清い水がどこに流れているかを素早く見抜いた
光と光を結んで星座を作るのが得意で
幾つもの新しい星座を見つけては
地上に豊かに降らせた
だが優れた技 ...
あの娘が笑っている時に 側にいれたら良いのにな
あの娘が悩んでいる時に 助けてやれたら良いのにな
あの娘が何を見てるのか 知りたいわけではないけれど
あの娘が望んでくれたなら すぐにも車を走らせ ...
目が覚めたら 空から落ちる
夢の中で種を蒔け
目が覚めると 空を飛ぶ
夢の中で種を蒔け
青い空を飛び
青い空に穴を空け
黒く覗いた夜空に向かって
星を蒔け
その手で愛おしく
...
長い黒、スペースシップでこんにちは
あるいは、こんばんは
ときに、おひさしぶりね
そして、おはようございます
ありがとうが言えた日
ほっとして少し
目の奥が熱くなった
出会った頃を二人
思い出して語った
始まりのスピードはやっぱり
少し違ったけど
今は同じ温もりと安心が
この小さな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
砂漠の順路
水素
自由詩
2*
14/7/13 20:23
現場のへその緒(5)
Giton
散文(批評...
1*
14/7/13 20:02
ミーハー宣言
小川麻由美
自由詩
3*
14/7/13 19:10
色の無い魔物の隣で
DAICHI
自由詩
1
14/7/13 18:47
現場のへその緒(4)
Giton
散文(批評...
0*
14/7/13 18:39
理想の人
花形新次
自由詩
1
14/7/13 17:59
白雨
凍月
自由詩
3*
14/7/13 17:56
「露」
宇野康平
自由詩
0
14/7/13 17:35
きれいなものが結構見つかる
犬大好き
自由詩
2
14/7/13 17:34
白い彼女
瑞海
自由詩
2
14/7/13 17:19
月夜恋歌
藤原絵理子
自由詩
1
14/7/13 17:15
緊急地震速報
吉岡ペペロ
自由詩
1
14/7/13 16:26
とてつも無く 都合の良い世界で
藤鈴呼
自由詩
2*
14/7/13 15:46
ある失踪
梅昆布茶
自由詩
10
14/7/13 13:40
武器よ去らば
蒲生万寿
自由詩
4*
14/7/13 12:15
便所虫
花形新次
自由詩
0+
14/7/13 11:10
野良猫
草野春心
自由詩
4*
14/7/13 10:57
箇条書き
結川菜青
自由詩
0
14/7/13 10:05
抹茶アイスと滝
クローバー
自由詩
1*
14/7/13 8:46
ノート(51Y.7・12)
木立 悟
自由詩
2
14/7/13 8:24
ノート(空が)
〃
自由詩
6
14/7/13 8:23
そろそろ眠いや
baby b...
川柳
2
14/7/13 5:20
うそつき
〃
川柳
2
14/7/13 5:16
からっぽ
〃
自由詩
0
14/7/13 5:11
誘蛾灯
〃
自由詩
2
14/7/13 4:58
偉い人
葉leaf
自由詩
0
14/7/13 4:50
baby bird
baby b...
自由詩
1
14/7/13 4:43
空は静かに眠る
臀部と昆布
自由詩
0
14/7/13 4:21
宇宙時間
水素
自由詩
1*
14/7/13 2:51
小さな部屋で
森川美咲
自由詩
3*
14/7/13 2:43
2157
2158
2159
2160
2161
2162
2163
2164
2165
2166
2167
2168
2169
2170
2171
2172
2173
2174
2175
2176
2177
2178
2179
2180
2181
2182
2183
2184
2185
2186
2187
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
2197
加筆訂正:
スモールスモーキン
/
結川菜青
[14/7/13 9:58]
修正しました
4.67sec.