きみらが見ているものは仮想現実だ
ただ厄介なのはその仮想現実が
きみらの現実とぴたりと
寸分たがわず重なってしまうことだ
つまり仮想現実を何らかの方法で削除できるとして
すでに現実との密 ...
雨を尊敬する 飛びたくても飛べない鴉
貝殻が渦を巻いている 時計が時計を罵っている
だからという言葉とそしてという言葉がセックスして
どうしてという言葉が生まれた それを貴方が口付けした
...
そろそろの 頭良いとは言えなくて 賢いくらい 心を探る 収穫なし
がたぴし翁が住んでいるという
ここまで来たのだから挨拶をしていこうと
靴を脱いで上がっていったら
ちゃんと列に並んでくれと怒られてしまい
肩の間でしゅんとしている
それで長いこと待って
き ...
青い本、カーテン、壁。
ゆで卵、液晶、ローラーコースター
交互にする指輪、遠い者同士の接吻
からだを折ると、すこし生きやすい。
思いだすのは、ちいさなこと
泣いたら泣いたぶんだけ体が ...
一羽の鳥が
世界の果てを見に行った
そして
泣きながら帰ってきた
飼い主は訳を尋ねたが
何も言わなかった
いや
言えなかったのだ
そのかわり
鳥の羽毛は青く変わっていた
日 ...
空耳
原型がわからない
こんな音
だらけ
ずっと
これからも
籐椅子に誰か座っていた気配
籐椅子や外方向きたるヒマラヤン
籐椅子に下手な芝居の脹脛
おばけ不足で夏を迎えた
夜明けのコインランドリーにトムとジェリーのランジェリー
信者の風船が割れるたびに膨らむ神様
夜の悪戯
午前2時に抜け出して
星と一緒に空を駆けた
君と降り立った夜の水族館
クラゲの展示に食いついて
離れない横顔が好きだ
少し足元照らすライトが
緊張感を膨れさせる ...
黄色いワンピースと
濡れた髪
そっと
あなたのことを
何度も何度も
でも
二度と戻れない
写真のように残しておけない横顔を
出来るだけ忘れないよう
やけるアスファルト ...
橋の途中で車を停めて
降りてみたのは
海風のなか
半袖のシャツを抜ける海風は
きみとぼくとをかすめて
手の届かない
ブルーになる
うっすらと
肌をぬらした汗も
すっか ...
男ばかりが
かゆいわけではない
それを
フェミニーナ軟膏の
存在で知った
19歳の夏
息子が同じ歳になったのに
私はまだ
フェミニーナ軟膏に
囚われたまま
フェミニーナ軟膏 ...
少女の頬に
ほんの少しの血が
乾いて お祭りの
化粧のようで
当たり前のように
気にもかけなかった
からりと晴れた 暑い午後
地中海の香りを思い出して
悲しくなった
...
「 」は暗い
ただ暗い場所
一歩進む毎に
自分が壊れる音がするのに
立ち止まる事も許されず
黒い泥の上を這って より深い闇へ向かう
...
きみの言葉を教えて
ぼくの言葉も教えるよ
きみの暮らしを教えて
ぼくの暮らしも教えるよ
迷わされている ぼくら
誰かの悪意が作った道
惑わされている ぼくら
...
出る杭は打たれる
っていうじゃない
あれって
打たれちゃうから
出ちゃダメよって
ことじゃないんだよ
出すぎちゃったら
誰かがちゃあんと
打ってくれるから
それまでは安心して
...
軽い重さを背負いながら 独りで坂を上る
軽さは風のように 重さは物語のように
行方は光と闇に分かれ 両方とも人がいる
白い旗と黒い旗が 船に刺さり 古くなる
ミイラが云う 苦しみは生きてい ...
待合室には薄暗い死角があり
その奥から話し声が聞こえてきた
飲酒だとか喫煙だとかで
入院中に規則を守らなかった男が
強制的に退院させられて
形の上では患者の治療拒否とのことで
紹介状を持た ...
窓から通りに停めているトラックの荷台に
トマトを投げる
ここらは駐車停止なんだ
このように常に自分には病識がある
通りに車を止めているトラック運転手が「何をしてるんだ!」と怒ってきたら
...
オナニーをしても
すっきりせずもやもや気分続行で報われないのは
本当は
たった一人の人を探しているからじゃないだろうか
仮に
宇宙が無だとするのなら
地球は有であり
俗世だ
絶え間 ...
風が風で
風のままに風で
風以外のものすべてを
風に透している
焦げた港
暮れの青と水
人音の無い径
海に満ちる耳
空が空を剥がしてゆく
銀の彫像 ...
縦の渦の目
夜の窓をすぎる
虫の声の羽
笑む火の口もと
縦の渦の目
縦の渦の目
双つの花の目
早朝を泳ぐ
未満と未明の
機械的なまばたき
双つの花の目
...
人々は人生という「道」を
何かを手に入れるための
「通路」としてしか見ていない
人々にとって人生とは結局、
何かの為の通過点に過ぎず
手に入れられるものだけが全てだと
...
あなたは美しい響きで
さよならと言いました
もう会えないかもしれない
と
思った
海外の旅行先から来る手紙その国示す情報いっぱい
真っ白な雪の世界が広がって桜のピンク早く見たくなった
宇宙へと出て行きそうな勢いで力強く跳ぶ羽を持つ生き物
夕暮れが発展途上の街染める ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
存在と無存在と実存在と(“存在”の本章として)
HAL
自由詩
4*
14/7/29 17:25
希望の上に乗った希望
陽向
自由詩
1*
14/7/29 16:25
心 、 探る
〃
短歌
0*
14/7/29 14:49
がたぴし翁
春日線香
自由詩
2
14/7/29 12:48
やすらかな不安
はるな
自由詩
5
14/7/29 9:51
青空の起源
やまうちあつ...
自由詩
2*
14/7/29 8:45
トンテラン
長谷川智子
自由詩
1*
14/7/29 7:54
籐椅子に誰か座っていた気配
北大路京介
俳句
1
14/7/29 2:00
籐椅子や外方向きたるヒマラヤン
〃
俳句
0
14/7/29 2:00
籐椅子に下手な芝居の脹脛
〃
俳句
0
14/7/29 1:59
おばけ不足で夏を迎えた
〃
自由詩
4
14/7/29 1:58
夜明けのコインランドリーにトムとジェリーのランジェリー
〃
自由詩
1
14/7/29 1:58
信者の風船が割れるたびに膨らむ神様
〃
自由詩
5
14/7/29 1:58
悪戯
瑞海
自由詩
5*
14/7/29 1:10
重ねてる
いるみ
自由詩
2
14/7/29 0:09
南風
千波 一也
自由詩
2
14/7/28 23:50
悲しいくらい股間がかゆい
花形新次
自由詩
0+
14/7/28 21:55
ガザの犬
藤原絵理子
自由詩
4
14/7/28 21:52
ろっく・ぼとむ
凍月
自由詩
1*
14/7/28 21:38
イエロー オア イエロー
Utatan...
自由詩
0
14/7/28 20:00
出る杭は
森川美咲
自由詩
3*
14/7/28 19:59
刹那
陽向
自由詩
3*
14/7/28 18:27
入院譚
春日線香
自由詩
2
14/7/28 18:25
トマト
馬野ミキ
自由詩
6*
14/7/28 13:38
愛について
〃
自由詩
2
14/7/28 12:52
ノート(誰も 何も)
木立 悟
自由詩
3
14/7/28 10:01
ノート(51Y.7・27)
〃
自由詩
2
14/7/28 9:58
知者は心ある道を行く
yamada...
自由詩
2
14/7/28 7:53
遠い
いるみ
自由詩
2
14/7/28 7:46
発展途上
夏川ゆう
短歌
0
14/7/28 7:34
2156
2157
2158
2159
2160
2161
2162
2163
2164
2165
2166
2167
2168
2169
2170
2171
2172
2173
2174
2175
2176
2177
2178
2179
2180
2181
2182
2183
2184
2185
2186
2187
2188
2189
2190
2191
2192
2193
2194
2195
2196
4.85sec.