私達デブが数十年に渡って
蓄えて来て
これから先も
蓄え続けるだろう
この脂肪が
将来きっと
人類をエネルギー危機から
救うようになることを
知る人は少ない

反原発派から
俄に ...
庭の片隅で子供がじゃんけん
勝った手で円を描く
ここはぼくの陣地

庭の柿の木に
猫が爪痕つける
ここはワタシの陣地

庭木にさした蜜柑
メジロを追い払ってヒヨドリがつつく
こ ...
うその家は
嘘でできている
三叉路が三つもある
うその家

みんなはそこで
笑ってもいいし
笑わなくてもいい
キリスト像を切り刻んでも良いし
仏壇で眠ってもいい

あなたには ...
俺たちが未来に帰るというなら、
いつかそこで、一緒に作ろう。
白ワインとかいうのを傾けながら、
生臭いパイの、感想なんか言いあって。

最大望遠された、
遠く青い星が見える。
ガラスの棺 ...
辿り着いた 秋の日
南天が 笑って いました

お前の出番は もう少し 先でしょう? と
笑いかけると

太陽よりも キラキラとした 笑顔で
見つめ返されて

何だか ちょっと 照れ ...
小さな町が海に飲まれた日 
とても嬉しかったわ
だって数年前 あの町の若者たちは
女を車に閉じ込めて何日も連れ回したのだもの
有り金を奪い
空腹を精液で補わせて
あの中の一人ぐらい死んだの ...
今この目で見える世界それは所詮は眼球の中の世界しかしこの世は広いだろう途方もなく出口も無く端も終わりも無い世界だがそれも分からない自分は何も分からない自分とは何か?他人を知る前に見てみたいそんな小さく ... 空き地にはヒメジョオンの花盛りラブアンドピースアンド猫

     ヒメジョオンってその名のとおり、可愛らしいいでたちで
     あるのですが、群生していると、なんだかガールズトーク
    ...
〈私と社会〉
社会は初め私をくるむ甘い衣のようだった。
私が一人で歩きだすと、
社会は今度は数限りない迷路と罠をしかけてきた。
私が地図を作り罠の避け方を学ぶと、
社会は今度は遠くに見える山 ...
何を待つ眠れぬ夏の夜の部屋エアコン喘ぎスマホは光る いつでも今を精一杯
いつも元気いっぱい
バイタリティに溢れ
色んなところに顔出して
目立って笑って
つながってくの大好き

という嘘を
ずっとついてきたんだ

いつでも今が精一杯
...
透明な大気に満たされていた
谷あいの小さな あの村に
あたしの夏は いつも帰っていった
斜面のトマト畑で 見上げた空に


悲しみはなかった 日暮れの蜩の声にさえ
秘かに憧れていた  ...
親馬と仔馬おんなじ空の下 母馬の位置を気にする仔馬かな 仰向けに寝転ぶ馬の子の蹄 おいなりさんに焼き土下座して7月7日曇り 純情おいなりさん、夏を指している羅針盤 バベルバベル高く高くおいなりさん積みあげている 案外簡単に時間は過ぎていくもの。
指の間から落ちる砂のごとく、
サラサラと風に流れていってしまう。

案外簡単に人の心は離れていくもの。
あんなに笑い転げ、燥いだのに、
まるで私の存在など ...
私のバラバラ死体が
見つかった

右腕は質屋に
売り飛ばされて
父の腕時計をしていた

切断された下半身の両脚は
駅で発見された
見つかるのが遅かったらしく
腐乱し ...
こんなネオンの華やぐ街で あなたは暮らしているのでしょうか
高速道路からでも立ち並ぶ マッチ箱の灯りの何処かに
あなたの名前を 探しています

あの日泣きながら バーテンダーが繰り出すマッ ...
携帯ゲームをやりながら
歩道を走っていた高校生の自転車に
脱法ハーブを吸って
ヨダレをたらした男の運転する
トラックが突っ込んだ
どちらも怪我はなかったが
ちょうど歩道を歩いていた
宗教 ...
(蛇口)
病人扱いされた犯罪者が消えた
あるいは犯罪者扱いされた病人が
あの爺さんのハーモニカ、粒の無くなった玉蜀黍(とうもろこし)なんだって、笑えるね
とても大きくえぐれているし
赤子と痴 ...
お世辞、建前、偽り、嘘
知ってる振りと知らない振り
笑顔、笑顔、笑顔、笑顔
気味が悪い、何が楽しい?
薄っぺらい仮面で全部隠して
生きてる人が仮面をしてんのか
はたまた仮面が本人な ...
義姉の手を握った
痛くない程度に強く
妻以外の女性の手を握ったのはいつ以来か
兄と義姉が結婚したとき
わたしは高校生だった
男二人兄弟だったから
「{ルビ義姉=ねえ}さん」と呼ぶのも恥ずか ...
うまれるもの。
うすかわをむいて
むききったさきに
にじみでるしるは
なつかしいうみの
あじがする。



うまれかわるもの。
せつなにきりかわる
でいた ...
繰り返される
ABC
駆逐される
あいうえお
抹消された
123

下らない
何が?
価値が無い
何故?
意味不明
どうして?

無数の笑顔
または、
無心
ささやか ...
憧れたのは青空

こころには羽があるから
羽を広げれば飛べるのだと
想っていた

想っていた

けれども
広がらない羽は
重く

飛べずにいた
長い時間に
さびついてしまっ ...
空を目指していた筈の
こころの滴が山の頂きにぶつかり、
雨となって地上に降り注ぐ

雨は山肌を通して幾筋もの小さな流れとなり
あるものは地中で濾過され清烈な泉となって地上に現 ...
過去の映像には
未来をしらないあなたが映ってる

あなたは航空券を破って
「まだ一緒にいられるよ」といった
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
脂肪エネルギー花形新次自由詩114/7/17 21:38
陣取りイナエ自由詩7*14/7/17 21:24
うそのいえはるな自由詩614/7/17 19:18
孤児のラグランジェDAICHI自由詩014/7/17 19:17
空気清浄器藤鈴呼自由詩5*14/7/17 18:19
It's mourning凛々椿自由詩414/7/17 17:01
潜る凍月自由詩1*14/7/17 13:33
梅雨の晴れ間にミスターハローそらの珊瑚短歌10*14/7/17 9:33
人へ葉leaf自由詩414/7/17 7:03
何をか待つ森川美咲短歌1*14/7/17 3:34
嘘、いっぱい自由詩4*14/7/17 3:26
夏の歌藤原絵理子自由詩814/7/17 1:11
親馬と仔馬おんなじ空の下北大路京介俳句114/7/17 1:00
母馬の位置を気にする仔馬かな俳句114/7/17 1:00
仰向けに寝転ぶ馬の子の蹄俳句114/7/17 0:59
おいなりさんに焼き土下座して7月7日曇り自由詩014/7/17 0:59
純情おいなりさん、夏を指している羅針盤自由詩214/7/17 0:59
バベルバベル高く高くおいなりさん積みあげている自由詩214/7/17 0:59
取りこぼさないで猫の耳自由詩114/7/16 23:39
バラバラ死体為平 澪自由詩114/7/16 22:52
マッカラン行きのバス自由詩114/7/16 22:47
どっちが死んでも構わなかった花形新次自由詩114/7/16 22:28
「#深夜徘徊パトロール」モリマサ公自由詩3*14/7/16 22:15
仮面凍月自由詩3*14/7/16 22:14
義姉ただのみきや自由詩16*14/7/16 21:46
ぴいらああおい満月自由詩914/7/16 21:35
mortal soundopus自由詩114/7/16 20:53
「 そらへ 」椎名自由詩114/7/16 20:43
川が……とある蛙自由詩9*14/7/16 20:43
international airportmizuno...自由詩114/7/16 20:01

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