テレビ局の用意した
全く意味のない
アクリル板で
隔てられながら
にこやかに振る舞う
タレント連中は
仕事とは言え
俺は一体何やってんのか
と思ったりしねえのかね
アクリル板に微かに ...
暑気払い思い出シロップかき氷忘れられない今年のことは らどみ
緞帳(どんちょう)は引かれた
とつぜんのゲリラ豪雨
内側の避難民はグズグズしていられない
カーテンコール迄の短い時間のメイク直 ...
茶柱が立った、が、すぐに座った、というか寝転んで、寝やがった。
気持ち良さげにプカプカと浮いて眠る姿に、あぁ何と縁起の良きこと。
『ぼくが電話をかけている場所』というレイモンド・カーヴァーの小説を久しぶりに読んだ。ありきたりな言い方だけど、とても感動した。アルコール中毒療養所に集まった人たちの話で、そこにはこれといった善人も悪人 ...
晩夏の
午睡の
淡い緑の濁りの中を
海月が漂う
一匹 二匹
三匹 四匹……
海月たちは
優婉に
漂っている
半透明のからだを
ときおり
仄かに虹色に光らせて
一匹 二匹 ...
もし私と言う人間が
この世界にもう一人いたら
私はもう一人の私と
きちんと出会えて語り合えるだろうか
もし私と言う人間がこの世界にもう一人いて
私と生き写しだったら
どうしよう
...
過疎の地の小学校は一学年一クラスだった
受け持った担任は六年間同じ先生だった
河原井文子先生
クラスメートは四十三名
私の出席番号は七番
それは小学校の六年間変わらなかった
過 ...
廃石を象る人魚の軌跡は鎮む
泪ともに 縷々 瞬いている水葬。
したたかに川面 揺蕩う贋作のひと、
忘れ形見の星屑 又は身違えた、 とうぜんの糞か
これは共にあなたに在 ...
土の上に人と書いて
生きると読み
草と土の間に人と書いて
墓と読む
死んだら人は
土にも星にもならない
初出:NIFTY-FPOEM 2000/04/30 を改定
オシッコをしたら
ピンク色の
かなしみが出た
病院へ持って行ったら
おめでとうございます
と言われた
名前はもうお決まりですか
しばらくは安静です
そう言って先生は笑った
看護師さ ...
シャム猫は月の光から生まれて
過去猫の生まれた夏の波の音
海風にクロスをかけてソーダ水
花野来て海を探して見つからず
毎夜夢に現れる人達の
考えていることが見通せない
それぞれがそれぞれの意志を持ち
それぞれがそれぞれの言動を繰り広げ
夢の中はまんまブラックボックスだ
私の夢なのに!私の夢なのに?
...
夏の哀しみは
私の哀しみ
涼しさを運んでくれた人は
私の恋人
この暑さが
哀しくて
哀しくて
いやになる
哀しみよ
私の体を通り抜けて
喜びとなれ
スマホと
インターネットの普及が
もたらしたものは
人類の誰もが
表現者になり得る世界
正確にいうと
そう勘違いさせる世界
その結果
大量のゴミが
毎日毎日
止めどなく排出さ ...
誕生日は王様になれるんだよ
と君が言う
特別な贈り物に特別な食事
お祝いの言葉と笑顔
僕は王様ほどの権威も財産もないが
今日は王様のように幸せだよ
誕生日にはプレゼントや食事ではなく
幸 ...
砂糖を補填する仕事を終えたので
無期の休暇をください
夏はどこまでも広がる空
襲いかかる雲は光を彩り
私たちと思想を違えている
もしかしたらと期待しては
裏切られてきた海鳴りの姿
信 ...
こんなに暑いんだから
心も身体もうだる
歩くのもやっとで早く日陰に入りたい
そんなとき
おかあさんと可愛い声が歌っている
あっちのほうから
自転車のペダルがリズミカルにやってきて
夏のカ ...
少しでも
落ち着いて いこうと
山並みを
ながめていた
鉄塔 があった
足元の
金魚草が ゆれた
風が
吹いた
スナネコの赤ちゃんが 産まれた
テレビが言った
土曜 ...
家の財布からお金が出払ってしまった
家を買ったら
すっかりお金に余裕が無くなってしまったのだ
なのに嫁さんは家計簿つけてなかった
俺はそれなりに稼いでいたけれど
嫁さんは事情があって ...
君と出逢ったあの場所
今も色褪せていない
そう言えば
もう何年も行っていなかった
掘り出し物が多い古書店
君は時々行っていたらしい
本を読む時間がない
たまたま同じ
本を探 ...
ほろ苦い薬膳カレー胃を癒やすぜんぶ平らげ医食同源 らどみ
{引用=あかあかやあかあかあかやあかあかや あかあかあか
やあかあかや月
...
新聞はやめました
テレビ欄と死亡広告くらいしか読まなくなってましたから
三面記事の数行の事件や事故にも
興味を無くしてましたから
同じ時期に
町内会も退会しました
隣や近所の付き合い ...
くずれてく
私の顔が
シャワー注ぐと
あっという間に
なくなった
首から下だけの私
それにしても
顔だけがくずれる
それを知ってたのか
私はどこで考える
いらないのだ
...
この夜に目醒め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ
そこでは
私という存在が剥き出しで
そこでは
私が真っ裸のすっぽんぽ ...
狂っても 狂い足りない おいらだよ
宗教家 自己満足の 権化だな
かっとんだ 発想あるよ 量り売り
真冬でも 素足素足 気持ちいい
美味い物 遠慮しーしー 盗み食い
家族だから、ですって
家族か否かって昔馴染みな軸だよね。
甘やかしてもらいあざーすです。
自転車を押す君が単線を渡ると
図ったかのように踏切が鳴り出した
いつものようにぼくは何もつかめないから
警戒色みたいな棒に文字通り遮断された
蜃気楼の中から電車が見えてきた
向こうの君は張り ...
メゾン・ド・ウジキントキ
●●●●●●●●●●●●●●●ひぐらしの声が 波だ〇
●●●●●●●●●●●●●●くらしの 高温注意報の〇〇
●●●●●●●●●●●●●はしばし ...
世界が変わっていくのが恐ろしい
人が死んだり
気をつけないと私が死んだりする
生きてることは
死ぬかもしれないこと
気づいてしまった五歳児の悲しみ
目を背けて見えないふりが
難しいね
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
アクリル板の向こう側
花形新次
自由詩
1
20/8/23 18:41
内側と外側/ゴルコンダ(仮)お題はwill氏
足立らどみ
自由詩
1
20/8/23 14:35
茶柱
クーヘン
自由詩
3*
20/8/23 12:32
宝石
道草次郎
散文(批評...
3*
20/8/23 11:38
夢海月
塔野夏子
自由詩
0*
20/8/23 11:14
もし、私と言う人間がもう一人いたら
こたきひろし
自由詩
2
20/8/23 7:04
大陸じゃないここは島国
〃
自由詩
1
20/8/23 6:28
fin
あらい
自由詩
0
20/8/23 1:26
墓
イオン
自由詩
0
20/8/23 1:15
しるし
道草次郎
自由詩
2
20/8/22 23:23
里歌(さとか)
もっぷ
俳句
0
20/8/22 21:56
夢の他者(改訂)
ひだかたけし
自由詩
4*
20/8/22 20:46
断片
渡辺亘
自由詩
0
20/8/22 19:24
バイデン
花形新次
自由詩
1
20/8/22 18:12
誕生日
葉leaf
自由詩
0
20/8/22 16:48
シュガー&ペッパー
よしおかさく...
自由詩
0
20/8/22 13:47
真夏のメロディ
灰泥軽茶
自由詩
1
20/8/22 9:36
休日
道草次郎
自由詩
1
20/8/22 8:33
お金が無いのは何も無いに等しい
こたきひろし
自由詩
4*
20/8/22 7:59
そう言えば
夏川ゆう
自由詩
1
20/8/22 5:39
薬膳カレー
足立らどみ
短歌
1*
20/8/22 1:43
夢幻の話
道草次郎
散文(批評...
3*
20/8/22 0:51
暗いニュースの合間に明るい話題
こたきひろし
自由詩
2
20/8/22 0:30
顔のない明日へ
木葉 揺
自由詩
1*
20/8/21 22:45
宇宙の風道
ひだかたけし
自由詩
6
20/8/21 20:50
狂句23
あい うえお
川柳
0
20/8/21 20:34
That's all.
鵜飼千代子
自由詩
4*
20/8/21 20:21
ゆうやけのくに
カマキリ
自由詩
6
20/8/21 20:15
メゾン・ド・ウジキントキ
るるりら
自由詩
4
20/8/21 17:54
生きてる
よしおかさく...
自由詩
1
20/8/21 16:21
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
760
761
762
763
764
765
766
767
768
769
770
771
772
773
774
775
776
777
3.44sec.