途に茂る雑草は鋭く傷を着せる
潰れた眼では路面列車の先は見えない、
天は幾度も巡っているらしい、風の噂だ
乗り込んだものの行方は知らぬ
路傍の意識は遠のくことを知らない
白銀の舞が覆い隠す空 ...
ちっちゃな線香花火だった。
どうしたんだろうこの恐怖は。
どこかから沸いてくるんだろう。
あまい不安が、不安定な心がどこまでも悲劇的な結末に終わるとしても
残酷な運命を超える愛 ...
斜光射し込む裏庭で
子供が一人うずくまり
紫に色づく紫陽花を
両手で触れながら
眺めている
うねる夏の夕暮れ
深まる闇
子供はやがて居なくなり
闇に包まれた裏庭に
紫陽花だけ ...
深夜のマクドナルド。真夜中の高速バスを待つ場所が見つからない。駅から離れたマクドナルドしかなかった。しかし、時間になってもタクシーがつかまらない。駅までの道は暗く長い、人気がない。さて私はどうしたか。 ...
テーブルの上に並べられたディナーを
ナイフとフォークで切り分けていく
音は立てない クロスは汚さない
躾けられた習慣は簡単には抜けないね
足しげく通った放課後の図書室で
難しい言葉をいく ...
緑に鼓動をぶつけて
甘い炭酸でドキドキを割る
夏休みがロマンを抱くと
少し言葉が追い付けなくて
心だけが先に走っていく
僕は緑に倒されながら
短い文庫本の真似をする
次の季節が来るま ...
新型コロナウイルスに
攻め込まれた商店街は
ソーシャルディスタンスで
撃ち抜かれて
隙間がたくさんできたまま
営業を再開した
外出する事で殺し合う事になる
ストリートが戦場になるなん ...
みなさんこんにちは
今日のオンライン授業ですが
第一次ウイルス産業革命について学びましょう
今から丁度50年前の2020年に
新型コロナウイルスが流行しました
その後もウイルスは何度か流行し ...
輝いている人を見ると
真っ黒なスピードで走る
追いつけやしないのに
世界は1秒ごとに笑顔を更新している
自信がなくなるたびに
小さく震えた声を
ハンカチで包む夜に会いたい
夢中になれるも ...
あたたかなあなたのひざを枕にしシャイな笑顔と目があうプリズム
はいっ!という返事が真っ直ぐだったので顔を二度見た。初恋でした。
こらえてる、腰も砕けて座り込むほどの失恋でも ...
剃刀よりも切れるかみそりあれば
この腐った縁も切り裂けるかな
人間よりも人間らしい人間
それは人間じゃないかもしれないけれどさ
家のそばの立ち木に落ちた雷
父親の怒りを買った拳骨
母親 ...
生家の庭の隅で鬼灯の袋が紅く色づいた
その袋を裂くと中の丸い実も紅く熟れていた
季節になると三人の姉妹は競うように
きように丸い実から中身を抜き取ると空になったそれを口に含んで鳴らした
...
ふわふわ綿毛
飛んでいく先で
出会いを求めて
育む命に
明日を見て
ハンドルを握りながらでも
想いはあちらこちらに飛び回る
チョット遅れてる
心の中で交錯する時間交差点
信号機が緑から黄色に変わった時
思わずアクセルを踏ん ...
お付き合いしたい人グループにも
おかしなプライドが邪魔して参加できず
今はいいことかもしれないが
家から一歩も出ることもよくできず
こうしてうん十年過ぎ去り
こうなればあ ...
少しも
優しくないんだよ
私は
優しくなれないって
優しく出来ないって
何なの
優しさって努力なの?
違う
優しい人は
何も考えずに優しいんだよ
どうしようもなく優しいんだよ
腹 ...
お母さん
お腹減った
って
言えなかった子供たち
疲れた母親を見て
お腹減った
って
言わなかった子供たち
大人になっても
その優しさで
心が飢えている
...
洗い立ての髪
しっとりとして艶があり
いつもと違った君がいる
化粧していない素肌
隠し事のない笑顔
濡れた髪に触れる
少し恥ずかしそうに
僕を見つめる
時がゆっくりと流れて ...
死んだじいちゃんの
夢を見たわ
それは優しい世界で
昔の家に
家族がみんないた
ばあちゃんが
じいちゃん全然帰ってこないって
愚痴ってたけど
いつの間にか隣に寝てたじい ...
水色の浴槽に桜の薫りを浮かべて、
、出かけなければならないがべつに焦ることもない
漏だからコロナだからと理由ならいくらでもつくる
磨り硝子の扉には白い染みが瀧に流れ、
、ま ...
歪んだ廃屋に住まう老婆は元は花売りをしていたという。
摘み取られた花々の売れ残りを悼み此処に種を自生させる。首を刈り取られた花々は枯れてなお見せしめに壁に揺られている。そんな場所であったと ...
無音の現に
頭突っ込む
頭呑まれて
言葉を捨てる
要らないんだ
要らないんだ
伝達言語、要りません
白壁囲う白い部屋に
伝達言語、要りません
*
壁を叩く
沈黙の壁叩く ...
世間ではまだまだだというのに、
給付金がぶじ口座に入った。
暑いので冷房入れたら、エアコンが壊れた。
{ルビDo sit 'em all=全員を着席させなさい}
{ルビWhat a sea !=何と云う海だ!}
{ルビTouch it=それに触りなさい}
{ルビWord &q ...
暗い部屋にひとり布団を被り
お気に入りの音楽で旅をする
誰にも邪魔されたくはない
絶対零度の孤独を抱えた
瞳からこぼれるのは星ですか
強がりなジュビリー
空はいつも枕の隣にある
濡れたら ...
一つの生をたずさえて
一つの死をたずさえて
赤ん坊から老人マデ
寄り道しながら
僕は行く
)今は何もせずぼうとして
)うねる夏の光を夢見ながら
)美しく深まっていく世界を信じ
...
ナタデはドコかとお探しのようですが、そりゃあナタデはココですとも!
ナタデがココではないドコかに存在しているとでも思っていたのですか?
穴の空いたボタンは
どうしても指先が入らない
そこに何を落としたのだろう
そこに何を埋めたのだろう
見えなくても届かなくても
掛け違えたボタンは
シャツの裾を尖らせる
永遠のステップを踏 ...
想いは風に乗って君の住む街へと届く
歓喜を君に届けたくて
今日も詩を書くよ
そりゃあ生きている限り
哀しみと無縁ではいられない
だけど私は詩を書くよ
誰もが望んで言えないことを
私は恐れ ...
微量の電流がひっきりなしに身体中を駆け巡っているような違和感が続いて、痒くもないのに腕の同じところを掻きむしっていた、寝たり起きたりを繰り返した朦朧とした頭では現在時刻を確認することも容易ではない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
栞
あらい
自由詩
1
20/6/6 23:03
あの夏の日の追憶
viraj
自由詩
1
20/6/6 19:52
推移
ひだかたけし
自由詩
5
20/6/6 19:50
君は乗り捨てた自転車だ。
杏っ子
自由詩
2
20/6/6 19:24
オリーブ
1486 1...
自由詩
9*
20/6/6 19:19
evergreen
ミナト 螢
自由詩
2
20/6/6 18:34
パンデミックストリート
イオン
自由詩
0
20/6/6 13:53
第一次ウイルス産業革命
〃
自由詩
0
20/6/6 13:53
blind
ミナト 螢
自由詩
3
20/6/6 13:38
三千世界に、春陽かがやけ
秋葉竹
短歌
6
20/6/6 13:15
比較すると
こたきひろし
自由詩
3
20/6/6 10:06
鬼灯の袋が紅く色づく頃
〃
自由詩
3
20/6/6 8:55
たんぽぽの明日
卯月とわ子
自由詩
1
20/6/6 8:26
アクセルよりもブレーキを
佐白光
自由詩
1*
20/6/6 7:30
ヒキコの述懐
りゅうさん
自由詩
3*
20/6/6 6:28
憧憬
ガト
自由詩
10*
20/6/6 5:33
おべんとう
〃
自由詩
3*
20/6/6 5:22
濡れた髪
夏川ゆう
自由詩
2
20/6/6 5:21
護り人
ガト
自由詩
1*
20/6/6 5:17
浴槽「くるしまぎれの青」
アラガイs
自由詩
7*
20/6/5 23:42
虫篭窓の瞼
あらい
自由詩
1
20/6/5 22:56
歌降る歌降る
ひだかたけし
自由詩
3*
20/6/5 21:17
病葉
ナンモナイデ...
自由詩
5*
20/6/5 20:43
死
墨晶
自由詩
1*
20/6/5 20:29
ジュビリー
ミナト 螢
自由詩
1
20/6/5 19:28
一つの生を、一つの詩を
ひだかたけし
自由詩
4*
20/6/5 12:50
ナタデ
クーヘン
自由詩
1*
20/6/5 12:13
ボタン
ミナト 螢
自由詩
1
20/6/5 10:52
想いは風に乗って
渡辺亘
自由詩
2
20/6/5 10:24
感電のさなかには痛みなど感じていないものだ
ホロウ・シカ...
自由詩
0
20/6/4 22:37
719
720
721
722
723
724
725
726
727
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
加筆訂正:
浴槽「くるしまぎれの青」
/
アラガイs
[20/6/6 10:41]
※薄紫の絵具を宝石に改訂しました。
5.09sec.