この惑星の衛生は月と呼ばれている。
『ムーン・ライト・セレナーデ』、この惑星の種族が開拓したJAZZという聴覚振動情動喚起音波の一ジャンルのオールタイム・ベストのナンバーだ。

月明かりに照らさ ...
二〇一四年八月一日 「蜜の流れる青年たち」

 屋敷のなかを蜜の流れる青年たちが立っていて、ぼくが通ると笑いかけてくる。頭のうえから蜜がしたたっていて、手に持ったガラスの器に蜜がたまっていて、ぼく ...
「どうか私を起こさないで」
最後に姫は言いました
「夢ではきっとあの人が助けてくれるわ」
姫の周りには沢山のぬいぐるみがいました

白い部屋に響く呼吸音
心拍数がぬいぐるみと仲良く歌い出す ...
「花粉症なんだよなぁ」と「花綺麗やな〜」が混在している心


ふいに来た鹿に驚いた鹿威しがカポーンと鳴って 鹿も驚く



力こそパワー
カこそモスキート
カ力こそモスキートパワー
...
月は夜空に煌々と
波は浜辺に打ち寄せて
酔いどれ共が歌っていく
銀の夜道に眩めきながら
酔いどれ共が歌っていく

波は白波
満月の
光に照らされ
行くあてなく
土塊と化した酔いどれ ...
西大路五条のロームのイルミネーションが
クリスマスを飾る季節が来ると
僕らはいつも冷たい空気に
羽を震わせながら巣籠もりして
ローソンの食糧を買い貯めて
ぷるぷる震えながら
やがて来る春を ...
小さな声しか
聞こえなくなる
まるで自然の中に
生きているようだ
空の始まりに合わせて
心が広がるなら
あなたと一緒の
世界を描くでしょう
時間のつま先で
揺れるカーテン
朝と夜を ...
冬菊のぽんぽんのよな陽の{ルビ屯=たむろ} 🌼

湯豆腐や小窓一箇所開けている ♨💭

冬麗にすすれば{ルビ洟=はな}も空の筈 ( >д<)、;'.・ハクション!

書きかけで ...
空に、
光るもの。
心がわなわなする。
詩がキラキラしている。まるで星砂のよう。
河原で拾った石は持ち帰ったらおにぎりだった。段々露骨にオゾンの匂いになっていく。
とても慎重に生きていてしま ...
古書店の角を折れると、そこには煙突の何とも可愛いベーカリー。
この界隈には酵母菌がふわりと漂っていて、よって古書も芳醇に。
形容詞
修辞語
たとえ

うるさいっ
壊れた想い、思い思いつなげた朝の
優しい雨
あびていく今日は宝物
とりとめもなくつぶやく
音符のように雨音は{ルビ弾=ひ}く
穏やかな憂い
憂い、嬉しい、目を伏せて
ふりむく、落ちる、涙 ...
ふたりだけの世界があったなら

そんな世界があったなら

なにもかも
すててもいい

いのちさえも
すててもいい


ただならぬ
お言葉に
ふれたとき

そんな
お覚悟 ...
夢を見た。

少女が独り働かせられて、夜も身体を使われていた。
白い肌の海の外の国の話だろう。
その少女は声を出すことさえ禁止されていた。
少女が大人になり、30代になってから救出されたらし ...
娘が白いゴリラの縫いぐるみを大好きと笑う夢を見た

心臓に問題があると医者に告げられる夢を見た

森鴎外になって『高瀬舟』を書いてひどく憔悴する夢を見た

ずっとメールがくるのを待っていて ...
色付いたリンゴの葉っぱに朝日が差していて、とても綺麗だった。収穫されたリンゴの実は軽トラックの荷台に載せられ、ちょうど農協の選果場へ運ばれて行くところだったらしい。勝手口に出て車の掃除をしていると、向 ... 前だけ見つめて
前だけ見つめて
前だけ見つめて
止まってしまった列車の

変えられない分岐点
絞め殺されている無人
石炭の切れた鋼色の
機関室で
止まってしまって

前だけ見つめ ...
眼下の川では子供たちが裸ではしゃぎ
遠く茶褐色の岩峰が冷たい灰色の空を背景に連なっている

僕はゆらゆら揺れる色褪せた肌色の廃棄バスの屋根の上
何とかバランスを取りながら何度も落ちかけ
終に ...
ある日差しに
波をかけた
月をみた
名のしれない
星も

ある夜にまた
月をみた
名のしれない
答え合わせのよう
なあーんも面白くない
興味が湧かない
明けても暮れても
感染者数の話しか
してねえし
くそつまらないったらない
なんかたくさんの罪のない人が
無惨に殺されて
全く救いようがない
猟奇 ...
この町を優しく照らす夕焼けも永遠ではない僕らといっしょ


僕の手はいつまでだって憶えてる夕陽みたいなあなたの体温


どこからかきこえるピアノにメロディを重ねるように口笛を吹く


...
東海道線下り寝台特急は尼崎駅を過ぎると、急に右カーブを描き始めた。後になってそれが福知山線と知る。福知山線の存在は知ってはいたが、その始点の一方が尼崎とは知らなかった。図らずも私をそのルートに導いたの ... 年賀状を作る時期なのに、
プリンターが壊れた
ビックカメラに行った
親切なお兄さんに説明してもらって、
納期は1か月先ということだった
外でご飯は食べるなと妻に言われていたが、
いつものカ ...
晩秋の古道を上り
辿り着いたのは
兵火で埋もれた廃寺近く
青い池がひっそりと
木立に囲まれて

残された伝説は
池の竜神さまから
祝いの膳椀を借りた者が
ある時 規範を怠り
きちん ...
20アールほどある畑に散らばった
枯草やら枯れ木やらを一輪車で集めて焚いた
すごい勢いで燃え上がり気付くと眉毛が焦げていた
全身の水分がみんな抜けてしまい
時々期外収縮をおぼえすごくくたびれた ...
柿の木には柿の実がなる
栗の木には栗の実が
畑には麦や蕎麦が
田んぼには稲が米を実らした

貧困を絵にしたような暮らしの家は
藁葺きの古くて粗末な佇まい
それでも庭はそれなりにあった
...
歪な形をしているのは日々を送るのに必要な情報でしかないから。瞳にうつる水平線はない。瞳の先にあるのは羅列した言葉という心。自分以外に分かるはずもなく。空気感での、空蝉のように。何者にも分からない。間。 ... コロナ感染拡大を封じ込めるために

躊躇しないで非常事態宣言を出す

国民には外出を控えてもらう

ただし、そのかわりに

年内の国民生活を守るために

五万円の特別給付金を

...
腐った人間達の諸行にも
今更吐くこともない
育んだ僕の憎しみも
それほど痛いこともない
濁だ目で見た昨日の惨めな世界に
君も今この箱の中に溺れているんでしょ

君との心の距離さえ
気付 ...
蜥蜴が乾涸びて鮮やかな炭になってた、それは現実に路上で起きたことだった、だが俺は、どうしてもそれが真実だと信じられなかった、時に真実はあまりにも単調で、ウンザリするほど単調に過ぎる、踏みつぶせばそ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
『終わらない黄昏』掌編道草次郎自由詩1*20/11/23 22:24
詩の日めくり 二〇一四年八月一日─三十一日田中宏輔自由詩16*20/11/23 21:36
眠り姫のシンデレラ月夜乃海花自由詩3*20/11/23 20:13
並んでるコーナー水宮うみ短歌1*20/11/23 20:00
酔いどれ共の歌ひだかたけし自由詩720/11/23 19:47
この世の地獄上る天国下る悲しみ東入ルTAT自由詩5*20/11/23 16:17
ミナト 螢自由詩320/11/23 16:14
ぽんぽん道草次郎俳句120/11/23 14:42
一番星・オメガΩ その他自由詩320/11/23 13:33
ベーカリークーヘン自由詩2*20/11/23 12:31
詩作ヨロシク自由詩020/11/23 8:05
雨に歌うトビラ自由詩3*20/11/23 6:57
プリンセスの憂鬱st自由詩420/11/23 3:14
布団の中、布たちは詩う月夜乃海花自由詩2*20/11/23 0:49
夢見道草次郎自由詩020/11/22 23:30
リンゴを貰う散文(批評...220/11/22 22:07
しゅぽなけま、たへ...自由詩020/11/22 21:47
無垢と大地ひだかたけし自由詩820/11/22 20:09
_雨へのダブリ...自由詩020/11/22 19:05
おすすめミステリー花形新次自由詩020/11/22 18:24
水宮うみ短歌2*20/11/22 17:21
Memory Trains②「迂回」SDGs散文(批評...120/11/22 16:06
三連休の中日、その昼間はだいろ自由詩120/11/22 14:03
椀貸し伝説もちはる自由詩5*20/11/22 13:49
ぼろぼろの身体と心の独白道草次郎自由詩420/11/22 13:20
無花果の木に無花果の実がなる頃にこたきひろし自由詩1220/11/22 9:48
かげろう武下愛自由詩2*20/11/22 9:12
俺が総理だったらジム・プリマ...自由詩0*20/11/22 8:49
堕ちる君へニンゲンフシ...自由詩020/11/22 1:36
遺失の痣ホロウ・シカ...自由詩3*20/11/22 0:52

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