題名を思いついてもその先何も思いつかない
これはよくある事だが非常に困る
汚い例えだが
便意をもよおしてトイレを目指しても
いざ個室の中に入り囚われの身になっても
便器に裸の尻を乗せて力 ...
出逢ったのは雨の夜
雨宿りしているとき
傘を貸してくれた
最近引っ越して来たという
何だか気が合い趣味も同じ
顔を合わせることが増えて
自然な形で
付き合いが始まった
この ...
そうだね、
戦争があったんだ。たしかに。
私の血の中に流れる色のない祖母の声は、
終戦の真っ青な夏空をしている。
春はどうだったろう。そういえば戦争の春のことを
聞いたことがない。春 ...
二〇一五年八月一日 「恋」
恋については、それが間抜けな誤解から生じたものでも、「うつくしい誤解からはじまったのだ。」と言うべきである。
二〇一五年八月二日 「ディーズ・アイズ。 ...
昔友人と歩いていた道は
新宿から そして
隣の原宿へと続く道だったことを思い出す
イチョウ並木の黄色の間を歩いた
僕らは ドトールへ入った
悪態を聞いていた彼と よく晴れていた
見 ...
私が高校生の時
それが君を知ったはじめての機会
他の人とは違う3次元MVに
エネルギッシュな語彙が流れるドラムンベース
独り誰にも知られずに何十回、何百回聞いていた
私が大人になった時
...
トルソの夕焼けに
切断された四肢の休息を
みるものはない
石理から拭きとられた水も
砂漠をこえ ひとをこえ
高低をのみほしてきた
砂時計はアシンメトリーである
あらゆる風と雲 ...
名前がある
そこにある
私の名前だ
そこにある
指でなぞる
古い名前だ
何も覚えていない
美しい響きだ
長い間耳にしなかった
花を摘みに出掛けた
みんな何処かへ行ってしまった
...
杉の梢に雲が絡む
それは川であったり
馬であったり
龍であったりする
大樹に向かい私の足が根になるとき
私は蒼天の
川に遊び
天翔ける風となり
未知なるものの微笑みを知る
昼間の月が山から出てくる
満月に近い間は
遠くて明るい
ほうぼうでじっとしてきた気もする。
そうでなかったのと同じぐらいに。
ここが惑星だとおもえば軽減する筈の、ディスレクシアがある。
けれども全土なのだし、惑星は観念、全土という語感の支 ...
意地
酷
無惨
不様
ー 哀愁 ー
人間の記憶というものは
とても不思議なものだ
記憶のふるさとを探しに
人間の体のなかへと旅にでる
(脳への旅)
おおかたの記憶は
脳にある記憶の倉庫の
無数の抽斗のなかに ...
谷川さんが引用した八木重吉を引用するようなこと
それは
それとは
床六尺にちらした
不具の幼体
と
いちるの穹だ
ええ、生まれて一度もこの家の敷地を出たことはありません/はい、生まれて一度だけこの家の屋根から海に飛び込んだことがあります/
いつかの夏、この家を飛び出して七日のあいだ何処かを彷徨い歩いていまし ...
ふたつの静寂を飲み込んで
プロペラ機のエンジンが止まる
見てきた景色、幾らでも話して聞かせられるよ
触って確かめられるものなら
膨らんだり縮んだり
自由自在は健気だけれど
いつか歩幅を揃え ...
雨の匂いと
ここには無い風が
少し冷えた窓枠に溶け込む
濁りながら
視界を浸す音に
帰ろう
と
応えるつもりだった
いきいそいで来たきもして
ここはちかげつ、いやもう九かげつか
もうはるなのね
はるでしょぅ
いつもいつもおわる気のするのは
なぜだろぉ
桜ひらひらまう迄は
ながらえつつも
はだえの{ル ...
春の匂いがする。ステンレスの苦い匂い。花の甘い匂い。
*
ちいさく静電気を起こす。君だろうが、僕だろうが、そんなの関係なかった。
*
たまごの黄身と白身が離ればなれになったみたい。ぽっかり ...
定義が転がっていく、上へ上へと。私たちはだから、全員で、その定義を責めなければならないと思った。なぜだろうみな共通して、定義がとんでもない罪を犯しているような気がしてしまったのである。だからといって、 ...
ゆるやかに自傷
ゆるやかに
もぐもぐもぐもぐ
食べたくないけど 食べちゃうの
もやもやもやもや 晴らすため
ゆるやかに自傷
ゆるやかに
ぷちぷちぷちぷち
...
パラソルを立てるとパラレルワールドに
僕の目が今日はいい天気だと言う
喋る蝶 翻訳調で翻る
いつだってあの日の声が温かい
職場のパートさんが、若い高校生のアルバイトに、マリー・アントワネットって学校で習った?って聞いてて、何言ってんだと思っていた、当たり前過ぎて、その人は若い子はなんにも知らないって思ってる節があって、ど ...
リモートワークは普段からネットをよく使う人でなければ
定着しないのだなと
付け焼刃でやってもやっぱりよくないできないや
に落ち着く
使うためにはそれ以外にやりようがなかった
僕のようなヒ ...
5時6時
暗くはなってくるけれど
まだまだ遊ぼう
親が来るまで
本日のお品書き~パスタ~
食ひにゆく西洋うどんを空駆けて
日本のパスタの夜明けは1984年である。それまではスパゲティといえば、ふにゃふにゃのナポリタン。ママーの茹でパスタにケチャ ...
疼痛
激痛
鈍痛
鎮静
鈍痛
激痛
鎮静
激痛
激痛
静
人がいる
地球儀の上じゃなくて
地球の上に
地球儀の上は世界じゃなくて
世界は
地球の上に
その表面に円状になって広がっていた
人がいる
人がいる
人がいる
人はどこに ...
砂塵がもうもうと上がる
町ひとつが燃え上がるようだ
夕景
しばらくして車がガタガタと揺れる
土の渦がフロントガラスの向こうを通り過ぎる
渦、渦。
もうもうと
風が通り過ぎる
時々僕は
街角に立ち尽くしている
見上げていたりする ビルの空を
タワレコに入っていく男
女は見ている 窓の宝石を
僕が 昔食べた アイス屋はもう無い
それを並んで食べた女の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
その日夕暮れ
こたきひろし
自由詩
3
21/2/27 6:42
覚えている
夏川ゆう
自由詩
0
21/2/27 6:03
春の花
田中修子
自由詩
16*
21/2/27 5:43
詩の日めくり 二〇一五年八月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/2/27 5:34
あの頃
番田
自由詩
0
21/2/27 1:01
私(たち)は今日もねじれている
月夜乃海花
自由詩
1*
21/2/26 17:41
断章
新染因循
自由詩
5
21/2/26 17:08
碑
妻咲邦香
自由詩
1
21/2/26 16:15
杉の梢
黒田康之
自由詩
0
21/2/26 11:53
昼間の月
〃
自由詩
0
21/2/26 11:34
ディスレクシア
道草次郎
自由詩
2*
21/2/26 9:51
老
ヨロシク
自由詩
1
21/2/26 8:25
記憶のふるさと
st
自由詩
3
21/2/26 4:19
極論
道草次郎
自由詩
1*
21/2/26 2:48
姉妹の家
末下りょう
自由詩
1*
21/2/26 1:43
ダールベルグ
妻咲邦香
自由詩
1
21/2/25 23:22
人のいない部屋の仄暖かさ
noman
自由詩
2
21/2/25 22:58
はるはなのみて
道草次郎
自由詩
1*
21/2/25 21:38
2021 ss
ゆうと
自由詩
1
21/2/25 17:43
善良なる定義に関して
ただのおと
散文(批評...
1
21/2/25 16:36
ゆるやかに、自傷。
まりい
自由詩
2
21/2/25 16:26
パラソルワールド
水宮うみ
川柳
1*
21/2/25 16:14
世代の話
山岸美香
散文(批評...
0
21/2/25 12:45
僕の仕事でないので
りゅうさん
自由詩
1
21/2/25 10:43
ずっとこの時間が続けばいいのに
まりい
短歌
0
21/2/25 9:54
料理で俳句⑫パスタ
SDGs
俳句
1
21/2/25 9:39
末
ヨロシク
自由詩
0
21/2/25 8:10
ひとがいるんじゃないかな
こたきひろし
自由詩
3
21/2/25 6:35
突風
黒田康之
自由詩
2
21/2/25 2:46
交差点の眺め
番田
自由詩
1
21/2/25 0:34
717
718
719
720
721
722
723
724
725
726
727
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
752
753
754
755
756
757
3.56sec.