二〇一五年十三月一日 「芸術は自己表現はない」
自己の表現と、自己表現は違う。2015年9月29日のメモ「いまだに芸術を自己表現だと思っている連中がいる。きょう、職場で哲学の先生たちがお話 ...
遅れて歩いてくる足音につい気後れがして
わたしは膝をついたまま下向きに歩いて行く
自転には追いつけない針を進める (
) 氷の幕を滑り落ちる 人鳥
乾いた靴の底を ...
まつすぐに 空を断つなり はつ燕
遅れても ええよとめくる 梅暦
まだ上手く ないのとすねる 水仙歌
ひばかりの 道に迷いし草だまり
色知れど わすれ去られし 蕗ノ薹(ふきのと ...
気づいたら「国民」にされていたこと 割られて赤く散る西瓜の身
連綿と続く人生の
響きの中に目覚めていて
この生の端緒と終点が
螺旋を成し繋がっていくのを
底の底で見つめている
それは焼け野原に咲く真っ赤な薔薇
何処にも行けないと知っていて
静か ...
反転した
薄暗い影の
なかに
取り込まれて
居た
なんだったかな
何処だったかな
うちゅうの窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
受け留められて
ふわりと明るみ目覚めた
午 ...
熱鉄を逆さに飲んで
それでも表現したい事があるから
私は生きて
詩を書き続けているんだ
哀しみよ
退散せよ
苦しみよ
お前の喉笛を噛み千切ってやる
喜びよ
我が胸に燃え上がれ
いつ ...
草木たち 話に花を咲かせてる
星はひとみたいに滅んでまた星に
「ないっすか? ナイスな椅子は」「ないっすね」
かき氷みたいな色の穏やかさ
人 ...
夜になれば大勢で輪を作り
キャンプファイヤーを行う
燃え盛る炎を見つめて
ネガティブなものが身体から抜け
身軽になった自分に気づく
炎を見つめているだけで
気持ちが高ぶって普段の自 ...
とちゅう、
夢があった
道端には
夢が咲いていた
そのあまい匂いの中で
女や、
またべつの女と
いくども寄り道をした
険しい道もあった
転がったオートバイと
鮮血を敷いた少年の死体 ...
うちのめされて沈んでゆくこと
笑顔で泣くことを
進化というならば
理科などは信じられないね
そうだよ
きみは菌じゃなくて
真夜中の蒸し暑さや清潔な水をのみ干して ...
十月と早の組み合わせが朝なので、「十月の早朝」は朝朝
客観的にみて、めちゃくちゃ熱情のある情熱的な観客だ
菓子食って菓子なくなって悲しくて 菓子買ってきて菓子か ...
奇妙な三角関係が続いている
愛されたい自分と愛したい自分
互いに譲らないし干渉もしない
向かい合ったままで、そして
もう一人が居ない
お茶はお代わりの分まで用意してある
傷付ける言葉ももち ...
ある人が絡まれてると見て取って相手をミュートしたのはいいが
その人も大概変だと気づかされ、もう僕らには何もわからぬ
こうやってトラブルだけはごめんだと、人は疎遠になりまして
ああ、僕 ...
最近フェイスブックに登録して詩歌のグループに三つ参加した
そこに投稿すると反応がすこぶる良い
フォーラムでは到底味わえない感動がダイレクトに伝わってくる
だったらここへは来ないでって
言わ ...
国があり王がいるこのクソだりぃゲームの中の朝に目覚めた
非常に残念なお知らせです
自称詩人が嫌いで
自称詩人を殲滅することに
その生涯を捧げてきた
花形新次さんですが
先月28日に
検査を受けた結果
HbA1cの値が6.8から5.2に
下が ...
...
ことばは、はっした時点で幻になる。
よくも悪くも。
ね、みみをもつってそういうことだよ。
幻のみみは幻を受けとれる。
昔、にんげんのみみがとても好きな王様がいて、
その王様は ...
太陽系の爆破予告を君がする イルカの暴力性に泣きつつ
春はけだもの あなたは武器を抱きしめる いつだって晴れ予報の街だ
亡き人のブログたくさん跳ねているびっくりマークが跳ねつづけてる
つめたいつめたいソメイヨシノ、抱き合う人の靴底で土になる
背を向ける酔ったあなたは頰だけが子供みたいなパ ...
*
ブルームーンの流れる河は、あなたのポケットのなか 粉末ジュースを呑みすぎた子供時代のような夜がそっと手をふって花になる朝 韻頭を失った詩がどこまでも誘うからか、スカートが皮膚 ...
物事が自分の外側で起こっている。いつもだ。
春が来て行ってしまう、しかしそれも私の外側にある。
インターネットもセックスも季節もナッツ・ケーキもだ。
半月前に流産していることがわかった。これ ...
こころは
小雨あとの
路傍の石のように
こころは
鼓動もせず
虹を見てなをふるえず
明後日のほうばかりを
らいごうらいごうと
ずっと眺めてる
終らない話へ ...
未来
VS
現在
願望
VS
現実
惰性
VS
怠情
闇夜映え 桜小径にぬくい風
何も思わない
そんな午後は 何もしていない
何を耳にしていたのかすらも
忘れてしまった 何もかも
覚えていたとしたら何であるのかが
何か 僕にもわかったのだろうけれど
遠のく遠のく
端折るは節なり
遠のく遠のく
ぐるり愚弄の
くぐもれくぐらせ
積もる紅とて
春よ春よと
枯れ草の聖なる
踏み絵の踏み締め
心音待てり
苔むす天の訴えたるは
舌の先に ...
今日ごみの分別作業中
精液のはいったコンドームが破れて
分離した水分が飛び
まつ毛にくさった滴がついた
そのうち
誰かが屍体の口をこじ開け
金歯をペンチで引き抜く時代が来るだろう
そ ...
きみはぼくが
スラックスに隠した
キャンディがだいすき
いつでもどこでも
頬張りたがって
ねえ、ねえ、とおねだり
ぼくは、待ってね、と言い
人目を避けて
さっと取り ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩の日めくり 二〇一五年十三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
16*
21/4/3 2:48
人鳥は濡れない足~台詞付~
アラガイs
自由詩
5*
21/4/3 1:28
安曇野春句
妻咲邦香
俳句
3
21/4/3 0:28
_
いる
短歌
0
21/4/2 23:20
ララバイ2
ひだかたけし
自由詩
4
21/4/2 21:43
ララバイ
〃
自由詩
4
21/4/2 19:53
表現
渡辺亘
自由詩
3
21/4/2 18:19
花の輪
水宮うみ
川柳
4*
21/4/2 16:51
キャンプファイヤー
夏川ゆう
自由詩
2
21/4/2 16:39
しへのとちゅう
atsuch...
自由詩
3*
21/4/2 10:57
わたしたちの水槽
モクモク小指
自由詩
1
21/4/2 10:27
熱情と情熱
水宮うみ
短歌
1*
21/4/2 9:53
ディプロマット
妻咲邦香
自由詩
3
21/4/2 9:45
トラブルシューター
りゅうさん
短歌
4
21/4/2 5:15
俺みたいな馬鹿は始末がワルイ
こたきひろし
自由詩
3
21/4/1 23:57
_
いる
短歌
1
21/4/1 23:45
四冠王
花形新次
自由詩
1
21/4/1 22:22
怒りの葡萄のハードカバーを買え
TAT
自由詩
1
21/4/1 21:20
幻視
タオル
自由詩
3*
21/4/1 18:59
春はけだもの
モクモク小指
短歌
3
21/4/1 18:43
パブロフの犬
〃
短歌
1
21/4/1 16:04
ブルームーンの流れる河
中田満帆
自由詩
6
21/4/1 11:37
メモ
はるな
散文(批評...
7
21/4/1 11:22
貉
AB(なかほ...
自由詩
3*
21/4/1 9:26
葛藤
ヨロシク
自由詩
1
21/4/1 8:15
闇夜
足立らどみ
俳句
2*
21/4/1 6:28
ある日の午後
番田
自由詩
1
21/4/1 1:35
ソノシート
妻咲邦香
自由詩
4*
21/4/1 0:15
分岐器
道草次郎
自由詩
6*
21/3/31 22:38
キャンディ アイラブユー
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
21/3/31 22:38
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
760
761
762
763
764
765
766
767
768
769
770
771
加筆訂正:
貉
/
AB(なかほど)
[21/4/2 18:12]
かなぶんつけてみた
パラソルワールド
/
水宮うみ
[21/4/2 10:21]
タイトルを『パラソルの日差し』から『パラソルワールド』に変更しました
4.32sec.