暗い湖に朦朧と沈む膨張した死体の夢
網膜のなかに書き殴られた最期の詩
叫びはふやけた肉体に阻まれ
二度と出られぬまま溶解して流れ出る
いつだって午前二時
破裂と飛散を望むものたちが
内 ...
横たわるあなたの寝息に触れようとして脆いガラスを抱いたように怯えている
そうだ でも わたしは
たしかにむかしガラス瓶だった
ながい くらやみを のぞいて いく
とても穢れている。賽の河原か
しかし、ならされた靴跡は、軽快だろう
ここまで来た道はもう消えることは無い
往来する人影に寄り添うが かたどるものも、いない
...
ちりも積もれば
塔となる

権力者の尊大な
塔よりも

名もなき者らの
小さな塔

寝人は知るのです
私の言葉によって

九の門をくぐれば
至る・涅槃へと

...
小さい滝が描かれている
六月のカレンダー…

誓いを契る人も
もういなくて

休日を探したり
することもなくて

生き残っています
36°4の世界で
覆い被さるように
緑は濃く
樹間から
漏れる光は白々と
揺れる木葉と踊っている

久々に開設されたイートインで
私はアイスコーヒーを啜っていた
季節は新緑を通りすぎ
梅雨入り間近な曇 ...
ダービーが終わった
大戦以来の
無観客のなかで

去年死んだ
ディープインパクトの仔が勝った
父は華麗な走りを
"まるで飛んでいるよう"と表現された
だからその仔は ...
僕たちは、決して残酷な運命が一緒になれないように仕向けた連理の枝だったんだね。



カリスマヒモニートの蛆虫のような生活を、蛆虫たちはうらやんでいた。



ほっそりとくびれた腰つき ...
変化 1

{引用=
かたくなな
個であるかぎり
変ることはない
ゆるやかな
流れのごとく
泣きながら行け

夜の空にいっしゅんよぎる
星のように
泣きながら変れ


...
夢を見た日の心は青で綴じる
あわよくば奇跡みたいに乗り継いで
時間という橋を渡りたい
遠近法で描いた今を
掴まえることは難しくて
下着のように透けてしまった
邪魔なものがなくなるまで
コ ...
最低な 最後の恋さ 内定さ
さいていな さいごのこいさ ないていさ




遠く日々ループする氏が記す、プール響く音
とおくひびるーぷするしがしるす ぷーるひびくおと




...
ぼくの顔があの日の笑顔を覚えていた


あなたらしい誤字脱字を見て和んでいる


教室で誰かが語っていた世界


快適な温度の夏が来てほしい


冷たさの向こう側にあるあたたか ...
輪の正体は不明だという
「黒いカードを渡された」
真っ黒に塗りつぶされた四枚のカードだった。

   この中に一枚ジョーカーが紛れ込んでありますが、
そんなとこを言われてもわからないので ...
星の形のいるかがいるようなところに住みたいってきみは言ってたね。そういうことを聞くたびにげぼでちゃう、と思っていた。きみが何か得体の知れないきみ特有のユーモアをもってしておそらくは希求した果てに選びと ... 気づいたら
こうしてインターネットの宇宙に
言葉を蝶々の折り紙にして
息を吹きかけて飛ばしている
私がいた

だけど
表現の自由が無限に与えられてるなんて
あり得ない

けして
...
こと切れそうな灯りが、埃の海に飲み込まれそうな木の床を探している
流れているジャズはスローで、消えないものに心をこだわらせる
まばたきのつもりだったのに眠っていたのか、そんな判断もつかないほど ...
 祖父の無線アンテナが世界中から不幸を手繰り寄せていた
朝はもう昔だ。ツユクサやイヌノフグリに覆われたあの土の
盛り上がった一角、あそこが祖父を埋めた場所だと、誰から
教えられた訳でもなくずっと ...
隙間を見つけたので
懐かしくキーボードを手繰り寄せる
またいっそう愚かになってしまっているけれど
私の指は、
私の指のままだった
冴え渡る赤信号のしずけさ
誰もいない青さの中にたたずむ
くやしさ敷きつめて眠れぬ夜となる
さびしんぼうの月あかりがそよいでいる
子供じみた言い訳で日が暮れてくる
たばこ眠れぬ夜を灰にするひと ...
明滅する
星が
手を振って
さよなら
伝える

リィン
と鳴る
林檎

よおと
笑う
友人

この世の果てに
最果てはなく
地球は丸く
宇宙は円環

初めの一歩か ...
しゃがみ込んだら前が見えない
空はこんなにも明るいのに
歪なポーズで身体を包んだ
身のほど知らずな生き物が
道路を塞いで嫉妬している
ハイウェイみたいに走れたら
戦いの日々から抜け出せると ...
 
 どうやら私は死んでしまったようだ。
私は葬儀場の天井に実体の無い魂としてぼんやりと浮かんでいた。なぜ死んでしまったのか、よく思い出せない。体調不良になったような気もするし、何かの事故にあった ...
「妄想の限りむさむだと してしまうのも余興にはいいが」

 もうこの手の膨らみは囁かに殺そうかと思うのです 。現実は朝を迎え入れるだろうから。さあ目覚めなさい、妄想の檻の中で何時までも漂い続けるこ ...
お父さん、俺たちこれから先
コロナ入社って言われるみたいなんだ

そうか、お父さんたちも
バブル入社と言われたよ
恵まれすぎて使えない新人類だって
そして経営層になった今
新型コロナウイ ...
新型コロナウイルスが
クラウドファンディグを
立ち上げたらしいと
ネット上で騒ぎになった
絶滅危惧種を守る資金を
募集しているらしい
目標額を越えたらしく
第二波の準備に入ったらしい
...
カゲロウのようなヒトだと
おもったんだ。

はじめて
からだをあわせたしゅんかん、
カゲロウのようなヒトだと。

うまれたときから、
たべるための、
はなすための、
クチをもたない ...
コンビニだけど、もうコンビニじゃない場所に、雨音がしみ込んてくる。

【密】の人はどこか楽しそうな、そんな雰囲気がある。
「失礼ですが、いくつか質問をしてよろしいでしょうか?」
【密】の人の言 ...
心がほしかった。
だけど手に入れられなかった。
そうして老けていく。
老けていくんだな。
恋を2度としないかも?叶わなくてもよい恋ならいくらでも出来るし自由だぜー?
生きてく余地あるぜー?
...
目の前にケーキがあるのに
フォークで刺せないのは何故
まるであなたが困るのを
知っているから遠慮したんだ
嫌われるのが怖いから
この一行を死ぬまで離さない
うだるような暑さの中で
生クリ ...
水滴を垂らした
家族写真
父はぼやけ
姉はかすみ
弟はひきつる
母の顔とお腹を擦り穴を空ける

なんだろうコレ
なんでだろう
なんでなんだろう

私は私が憎いんだと思った
たっ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
不意打ちのようにやって来るホロウ・シカ...自由詩7*20/6/2 0:41
運河はるな自由詩320/6/2 0:21
とっぷりあらい自由詩120/6/1 23:14
五輪の塔ナンモナイデ...自由詩5*20/6/1 21:08
湿り自由詩2*20/6/1 19:32
揺れるひだかたけし自由詩420/6/1 18:38
青い馬花形新次自由詩220/6/1 18:22
軽い眩暈viraj自由詩020/6/1 17:58
小詩集・変化岡部淳太郎自由詩0*20/6/1 17:06
群青ミナト 螢自由詩220/6/1 14:27
回る日々水宮うみ自由詩2*20/6/1 9:48
教わらない川柳020/6/1 9:46
黒いカードアラガイs自由詩6*20/6/1 2:07
ワンノートサンバ万願寺自由詩2*20/6/1 1:11
たがら何とこたきひろし自由詩620/5/31 23:03
愚かさの取り分ホロウ・シカ...自由詩1*20/5/31 22:26
帰郷ただのみきや自由詩4*20/5/31 17:11
_もっぷ自由詩320/5/31 16:58
インソムニア直治俳句220/5/31 15:03
恋昇り挿し詩3「一ノ世ユイトの独り言『ボイジャーへ寄せて』」トビラ自由詩220/5/31 13:27
タイヤの詩ミナト 螢自由詩3*20/5/31 7:47
カップ 山人散文(批評...2*20/5/31 4:56
幻日逃避光あらい自由詩020/5/31 0:14
コロナ入社イオン自由詩020/5/30 22:38
コロナドットコム自由詩020/5/30 22:37
いつも草野大悟2自由詩120/5/30 22:22
恋昇り11「合格」トビラ散文(批評...020/5/30 22:18
神も仏も!杏っ子自由詩020/5/30 18:13
恋心ミナト 螢自由詩120/5/30 16:35
今日も気のせい秋也自由詩2*20/5/30 15:36

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加筆訂正:
帰郷/ただのみきや[20/6/1 11:21]
文末や改行など数か所修正
帰郷/ただのみきや[20/6/1 6:28]
誤字脱字多数修正
4.33sec.