えのき茸の石づきをザクッと切り落とす
その瞬間の、何とも言えぬ罪悪感よ
それでいて、なぜだか心がスッとする
みんな、離れ離れとなり
父ともサヨナラ、母ともサヨナラか
...
ぽかぽか陽気のなか
ぐんぐんみどりが育つ
ぎらぎら太陽のなか
すいすい魚がおよぐ
ひゅうひゅう風のなか
ひらひら落ち葉がおどる
しんしん雪のなか
吸い込まれていく、音、音、音 ...
目覚まし音
…再び
スヌーズ
…諦め
そりゃあ
ガトーショコラのほうが
おいしいでしょう
もちろん
ザッハトルテのほうが
豪華でしょう
でも
毎日食べるとなると
チョコパイさ
値段も
パーティーパックを買え ...
「リビドー」
サイコパスと、スーサイドの夜明け。
絶望の淵っていうのがどんなものなのか
気になってスニーカーを履いた午後
届いた屋上には君の抜け殻と
どこかの家から漂うカ ...
【この道が地獄であれと願った】
この道が、このまま進んだ先に地獄であれと
そう願った。願わずにはいられなかったのは
わたしの右ポケットにあるたった一つの飴の
包み ...
少し雲を横にずらしたところ
まだ日に焼けてない空が現れた
日傘の出番を待っていた
帰ろうとしている場所が家ではない気がして
私は駅を探す
私を乗せてくれるホームは何番線だろう?
海面が ...
水辺春信早梅開
寒裏空中飛鳥廻
傾酒傾杯与君酔
連山風景悉良材
契約期間が終わりに近づき
どこにも分類されなかった木の葉
たちが
少しの間ざわめく
準備のための
少しの時間
それだけが
暖かかった
望んでも得られない
熱だった
僕 は
僕 僕 僕 は
季節外れの海浜で
生成色の薄ら湿った砂を
ざんざん と蹴りながら
ただ独り言ちた
午前10時の 日立の海
青白く続く空の果ては
限りなく力ない空虚
こ ...
また怒られてしまった
しかし、忘れてしまおう
いや、忘れられるものか
悟りを開かないと出世できんのだ
出世できんと生活出来ねぇんだわ
ぼくはさんざん血を吐いておりまする
でも、解脱 ...
立ち寄った風に
何処に行くのか尋ねた
風はそれには答えず
貴方は何処に行くのか尋ねた
何処にも行かないよ
と私は口ごもった
全くの戯言だと
中途で気付いたからだ
風は別 ...
スーパーで馬肉が売っていた
直輸入で生食用
カナダの牧場の絵
生きたまま飛行機で日本へ
九州の牧場で再び飼育され
安全なと畜場でと畜されました
妻の買い物に付き合い
キャベツの大 ...
茜の斜光の残像が
余韻響かせ揺れ動き
赤胴色に燃える富士山が
傾く夕陽に落ちいくとき
私は覚えずひざまづき
褪せて青澄む天仰ぐ
あゝ秘匿された未知なるものよ
おまえは今日もヴェールに ...
不運なほどになにものにもなれないで
御幸通を歩き、やがて小野浜公園にやって来る、
老人たちにまじって、
おれも炊きだしに並ぶ
それだけの救い
人身事故みたいな事実の積み ...
先日、本屋へ行った。
ご贔屓の作家の旧作が文庫になったのを知ったからである。
お目当ての一冊の場所を確認すると
せっかくなので
呼ばれた順に本を手に取って立ち読みをした。
寝しなに読むのにち ...
- Ne pas l'impromptu, déjà.
また買い占めか
我が家も性懲りのストックが一つもない
なげかわや、痛々のフィーリングなど
イラン物だ ...
淡く、陽を透かし
青々とした木々の葉は
いつしか紅く染まり、やがて枯れ
樹幹のヒューと鳴る大風の夜に
どの葉も忽ち飛ばされて
そのさまは見るとも寒々しく、
誰もが、この世界の無常を悟っ ...
空は青
緑のにおい
ああ嵐だ 春の嵐
目から雨
鼻から雨 ところにより洪水
ざわざわとゆれるわたしのこころ
ああ嵐だ 春の嵐
-ピクセルの1つ-
一番大切なものがないんです
-中華-
シナは国ではなく現象にすぎない ─勝海舟─
スマホが爆発する大陸で家族と毛蟹を割り
みそをすする母の ...
本日のお品書き~ブリ大根~
出世していま煮られをるブリ大根
今冬はいつになく寒ブリが豊漁だったとか。そういえば昨年の秋、鮭網にブリが大量に入って、鮭が全く取れないと嘆いていたの ...
「雨」
夜の雨の音がする
夜の雨の音の匂いがする
いや
夜の雨の音の匂いの音がする
ちがう
夜の音がする
うん
そういうことだ
「朝」
朝
朝のくらさがある
ま ...
過信
誤算
不信
終結
わたせせいぞうファンがハートカクテル引っさげて多摩堤通りから世田谷区に入って桜新町をミニクーパーで往来している。ハードボイルドな日常だけど、春だ。
子犬だったら、可愛いだろう。
言うことも聞くだろうし、連れて歩けば皆、振り返る。
家人だってまんざら嫌な顔なんかしない。
それにつけても血統書付き。
自慢のタネだし御犬様だってそれを誇りに ...
ガソリンスタンドの先の路地を入ると
そこは一方通行路
いつもクルマで走る
路地の両側には所狭しと民家が軒先並べてるけど
途中右側に小さな産院の駐車場と建物がある
そこは助手席に座っている嫁さ ...
大規模な公園で遊び陽が暮れる子供は友達作りが上手い
庭の木々形綺麗に揃えたい木々との対話忘れていない
友達に松茸狩りに誘われた私有地示す赤いビニール紐
雨の後しばらく経てばまた雨に今 ...
玄関を出るときいつも気になっていた
軒先に干されていた玉葱たち
錆びた脚立の三段目に簀子をまたがせ
置かれた大量の玉葱
大きなビニール袋の下では
腐ってしまうその中身を
丁寧に木板の上 ...
色の無い景色、風の無い景色が嫌いだった
息を潜めて雨宿りする軒下
一番自分に近い言葉が訪れるひと時
生まれた場所から離れ滴り落ちていく滴を見送り
その向こう側にぼんやりと移ろう情景が
私との ...
瀧の音がする
雪解けだろうか
それとも
凍りついた瀧の裏側が動き始めたのだろうか
いずれにしても
寒い冬にあるとき
人はあたたかな春を待つ
つまりはこの瀧の音が
春を招き 冬を ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
えのき茸
クーヘン
自由詩
1*
21/2/24 15:11
新しい世界へ
まりい
自由詩
1
21/2/24 14:40
朝
ヨロシク
自由詩
1
21/2/24 7:59
チョコパイ讃歌
st
自由詩
9
21/2/24 5:29
リビドー
にょすけ
自由詩
3
21/2/24 0:08
自殺衝動
〃
自由詩
2
21/2/24 0:04
二枚貝
妻咲邦香
自由詩
2
21/2/23 23:20
古寺梅花正開 同賦共用灰韻
酔横
伝統定型各...
1
21/2/23 22:49
望外
noman
自由詩
2
21/2/23 22:08
6号線を下って-日立の海で砂を蹴りながら
Giovan...
自由詩
5*
21/2/23 21:27
出世したい来世
入間しゅか
自由詩
10
21/2/23 21:21
風に尋ねて
宣井龍人
自由詩
10*
21/2/23 21:01
馬刺し
はだいろ
自由詩
1
21/2/23 20:33
夕景未知
ひだかたけし
自由詩
7
21/2/23 20:31
救い
中田満帆
自由詩
4
21/2/23 20:16
美しい女
黒田康之
自由詩
1
21/2/23 18:38
Demeter
墨晶
自由詩
4*
21/2/23 13:44
冬の光
atsuch...
自由詩
5*
21/2/23 11:57
春の嵐
まりい
自由詩
4
21/2/23 11:51
4Χ0
末下りょう
自由詩
1*
21/2/23 11:00
料理で俳句⑪ブリ大根
SDGs
俳句
2
21/2/23 9:02
ついーと小詩集
道草次郎
自由詩
6*
21/2/23 8:07
交流
ヨロシク
自由詩
1
21/2/23 7:58
春2021
足立らどみ
自由詩
1
21/2/23 7:56
犬
為平 澪
自由詩
2
21/2/23 5:45
さよならが来ないうちに
こたきひろし
自由詩
5
21/2/23 5:35
雨
夏川ゆう
短歌
1
21/2/23 5:20
玉葱
為平 澪
自由詩
2*
21/2/23 5:03
一筆
妻咲邦香
自由詩
3*
21/2/23 1:22
瀧
黒田康之
自由詩
4
21/2/23 0:18
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
760
761
762
763
764
765
766
767
768
769
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
加筆訂正:
重力逆さまさ
/
水宮うみ
[21/2/23 18:01]
縦書きに修正しました
3.54sec.