性欲に満ちたこの大地になんで、何の理由があってここにいるんだろう。
人との関係には礼儀がなくてはならない。
そして礼儀の根本は愛である。
あいがあるところには ...
言語は解体され、意識の破片となって、冷たい寝床で検死医を待っている、風が鳴くような音は、体内に残留した空気が逃げ場所を探す音、死後硬直のトーンは灰色、アルミニウムのような冷たさだけがそこにある、空 ...
彼にとってどうでもいいことが、
彼女にとっての切実。
彼女にとって取るに足らないことが、
彼にとっての切実。
ため息と共に空に消えた君の透明な青春は、
今夜誰かの青い夢になる。
...
岩に立つ木
わずかな土へ
根を張り巡らして
風が揺さぶっても
雨が叩きのめしても
根は岩まで食い込み
倒れまいと踏ん張っている
あの木だけではない
生きている限り
どの木も
...
来た道を帰っていくだけなのに
頭の悪い恋人たちはいつも迷子になる
まぼろしのように遠ざかる土砂降りのテールランプを
おぼつかない足取りで追いかけるゾンビたち
38口径で撃ち抜かれた頭蓋骨に ...
小学校の教科書だったろうか
あの坂をのぼれば
海が見える
あの坂をのぼれば
海が見える
と繰り返す文章が
40年近く経った今も
あのときの少年たちの声とともに
ここに聞こえている
あ ...
最初に狙ったのは豚野郎でした。次に手を汚したのは芋野郎です。鍋に蓋をしてお釜で煮込めば消えました。お粥はいいなあ。茶粥には甘藷の薩摩芋。甘い芥川塩!コンニャク芋ではござりませぬ。蝗の佃煮。味噌 ...
どうか
この手が
だれかを
たたいたり
せずに
ありますように
どうか
この脚が
届けものを
とどけ
続け
られますように
どうか
この瞳が
まっすぐで
逸らされ ...
言ってやろうか 聞かせてやろうか
俺を産んだ女は無学で
字もろくに書けねえ読めもしねえ女だった
昭和二十年
この国は戦争でぼろ負けになり
東京辺りは焦土と化してしまったけれど
嫁ぎ先は ...
ここにひと{ルビ欠片=かけら}の記憶が落ちていた
天候にもよるが
ふいにキラキラとうつくしく光りだすから
この一片には
よほどの幸せとそれに彩られた日々があるにちがいない
と思われた ...
拡大する意識に
思考が浮遊し始める
感情の奥底に根を張りながら
わたしは別にあなたでもよかった
あなたがわたしのうちに体験されてから
あなたは別にわたしでもよかった
わたしがあなた ...
優しさで出来てる星がひとつくらいあってもいいね。行けないけれど。
ふわふわでほんわかしててすべすべですうすうしながらしゅわしゅわなあさ
クローバー見渡すぼくらの遠くに町のような ...
法則
{引用=山で
イノシシとリスが
談笑している
団栗と
木の実は
こっそりと交換される}
航海
{引用=海は平面を
船乗りに諭しつづける
地球の丸み ...
日暮れ前
誰も彼もが瞑り合掌し
高く掲げた花
賜りものか捧げものか
《2020年7月26日》
今日も僕は詩を書く
抱えているイタミを
癒すために
詩を書くということは
祈ることと似ている
読んだ人が
少しだけでも
元気になればいいと
読んだ人が
少しだけでも
勇気を ...
死ぬ前の最期の夜に食う飯はエースコックのワンタンメンだ
春はあけぼの
夏は夜
と謳った人が昔居るけれど
確かに
そうやって
自分の好きなものを
実際に
真剣に
数え ...
この部屋にも窓はある
背丈より少し高い壁にひとつ
開けるとカラカラと風
視界の遥か上を通過する
気持ちいいでしょ と声が聞こえ
ると 口、
涎が落ち、水脈になり、
萎れた花に
手が伸び ...
誰も家にいない
ファンタグレープを一人で飲む
日記なんて書かない
太陽
汚れたレースのカーテン
台所の床で裸
扇風機
団地の正午
その子は、誰も想 ...
振り返ると 脚本家は匂い無しのセリフ並べ
うわの空で現実を見る 格好だけする
ほくろの白い 白狐 稲荷のしたたかさ
楽になる秘訣 何もしないこと
戸籍上ケセラセラは 松尾芭蕉だったか ...
毎度毎度 サボって生きる 問題なし
少年の 心失くした エロおいら
じゃんけん 隣りあわせの 3すくみ
さんま高い 開き直って 缶詰か
金無し 地位無しで しがらみ有り
thé
aîrli
këb
lànke
twê
weärŝ
weä
tmoàn
sìn
acloŝ
édr
öömwé
ä ...
「隊長、彼の処分は?」
「ウルトラだ」
「解りました」
「諸星くん、キミの処分が決まった」
「そうですか」
「ウルトラだ、地球に行ってくれ」
「そんな!」
「体力勝負のところだ、しか ...
一生使いきれないくらい
お金を持ったら
値段のあるものすべてが
無料に見えるんだろうな
一生使いきれないくらい
お金を持ったら
値段のないものすべてが
有料に見えるんだろうな
...
夜中に大声張り上げて
叫びそうになる
それこそまさに人の遠吠え
ブンブン回したくなるような
俺の雄叫び
何処までも飛んでいけ
男は
男って生き物は
始末が悪いぜ
股間に重 ...
ぶっこわれたたなごころ
ぶっこわれたたなごころ
荒くれ者の堕天使と
ふにくをくらうバクの群れ
ぶっこわれたいちじくの
ぶっこわれたがための
処女懐胎
赤く爛れたぐじゅぐじゅの ...
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている
何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく
痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ...
{引用=首}
なだらかな午後
ただそれ自体の円みと感性で
転がって
吸血する問いとなり
落下する 分裂の暗い谷へ
隠匿されていた
真っ赤な夜が溢れても
目交いすらなく
過る夜鷹に ...
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても
何も変わらない
何も起こらない
何もスタートしない
この寂しさ
この空しさ
このやりきれなさ
は
嵩ましをするばかりだ
...
答えにたどり着く気がして
川沿いをひたすら歩く
午後九時
一瞬雲の切れ間に輝いた二等星
願うことから始まる絶望が
いつでもおいでと笑っている
仲間は裏切者だった
でもそれでいいじ ...
日付順文書リスト
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日付
何で私は存在してるんだろう。
viraj
自由詩
0
20/7/27 17:11
乱反射する生の所在地
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
20/7/27 17:03
透明な青春
福原冠
自由詩
2
20/7/27 16:47
岩に立つ木
もちはる
自由詩
0*
20/7/27 16:18
帰り道
大覚アキラ
自由詩
1
20/7/27 15:04
あの坂をのぼれば
七尾きよし
自由詩
3
20/7/27 2:23
火性の足跡が凹地に広がって
アラガイs
自由詩
2*
20/7/27 1:21
どうか
道草次郎
自由詩
4
20/7/26 21:37
言ってやろうか。聞かせてやろうか。
こたきひろし
自由詩
10
20/7/26 20:50
すなはま
「ま」の字
自由詩
3*
20/7/26 20:25
意識夜愛
ひだかたけし
自由詩
3
20/7/26 20:11
風がはじまる場所
青色銀河団
短歌
5*
20/7/26 19:07
労働者
道草次郎
自由詩
3*
20/7/26 18:43
ねむの木
ただのみきや
自由詩
2*
20/7/26 17:48
僕は少し、精神を許してゆく
ジム・プリマ...
自由詩
3*
20/7/26 17:11
死ぬ前の最期の夜
TAT
短歌
2*
20/7/26 16:47
蕎麦殻の枕
〃
自由詩
3*
20/7/26 16:18
L.S.D
れつら
自由詩
2*
20/7/26 16:06
summer, nothing
墨晶
自由詩
4*
20/7/26 12:00
滅茶苦茶①
あい うえお
自由詩
1
20/7/26 9:48
狂句⑱
〃
川柳
0
20/7/26 9:24
moon people
墨晶
自由詩
0
20/7/26 5:26
ウルトラショブン
イオン
自由詩
2*
20/7/25 23:55
豊かな貧乏
〃
自由詩
2*
20/7/25 23:54
そうさおいらもセックスレス
こたきひろし
自由詩
1
20/7/25 23:47
清冽な声
道草次郎
自由詩
2
20/7/25 23:11
レインダンスのまち
梅昆布茶
自由詩
18
20/7/25 21:04
早贄
ただのみきや
自由詩
4*
20/7/25 20:45
一日にふたつ詩をスマホに打ち込んでネットに投稿しても
こたきひろし
自由詩
4
20/7/25 20:12
川沿い
TwoRiv...
自由詩
9*
20/7/25 19:18
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
760
761
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767
768
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770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
加筆訂正:
火性の足跡が凹地に広がって
/
アラガイs
[20/7/27 11:41]
最後オチ足しました。
3.26sec.