澄んだ空気が笑っている
雪だるまがへしゃげて転がって
もう命もわずかだからと笑っている
小さな女の子とお母さんが凧を持ち
みんな一緒に小走り助走して
わらわらとふわり凧が浮く
念入りにフォ ...
孤独に発光する、
散乱するイメージのなか
源頭へ遡る、
前進する時間のなか
旺盛に分け入って行く、
イメージがイメージを呼び

深海の頂きで
未知なる木霊を聴く
大雪原がうねるように ...
{引用=prologue「サティの波紋」

橘の香りする
枕もと
地球が訪ねきて
細いゆびを
こちらに突きだす

ティーテーブルで
フランネルの布がわらっている

(ちがう
( ...
二〇一四年十三月一日 「宝塚」 


18、9のとき
ひとりで見に行ってた
目のグリーンの子供と母親
外国人だった
子供は12、3歳かな
きれいな髪の男の子だった
母親は栗色の髪の毛 ...
お金には不自由しないが
時間に不自由な人生は
洗濯機も回せない

時間には不自由しないが
お金に不自由な人生は
洗濯機を買えない

だけどどちらも
着の身着のままではいない
洗濯機 ...
{引用=星々のように
ばらまかれた{ルビ言珠=ことだま}よ

おまえが
浮力を得た意味ならば
水底に沈む摩天楼は
凝固した
アニミズム

ひらがなの手は
さながら{ルビ薇=ぜんまい ...
黒ヒョウがやってきた
僕たちの学校に
なるほど、ネコ科らしく
足音ひとつ立てず
廊下をゆっくり歩く
生徒も教師も襟を正した
下手なことはできないよ
だってあの鋭い爪と牙
心中まで見透か ...
{引用=予想図}
わたしの人生の尺に
息子の人生の尺はまだ収まっている
わたしの息子への関心は非常に大きく
息子のわたしへの関心はそれほどでもない
{ルビ直=じき}に息子の人生はわたしの尺か ...
凍てつく明けの宵
痛い位強い風の中
揺らぎ燃える炎を見ていた
暗い空気の間で
所在なくぼんやり手をかざしていると
子供の頃に商店街で毎日見かけた
もうこの世にはいない煙草屋のじいちゃんが
...
木洩れ日の揺れる小道に神様が、やはり現れてはくれず、けれど。
けれどとは言ってみたものの、やはり現れてはくれず、けれども。
夢の中でタバコを吸いました。
至福のときでした。
目が覚めたときの罪悪感と現実には吸っていない幸福感。。。

けれどこの夢は奥が深いことに気がつきました
簡単に二者択一で禁煙の勝利とは言えな ...
老化現象の自然な結果なのに
高血圧によって引き起こされるかも知れない致命な疾病を怖れて
俺は降圧剤を服用している

医者と製薬会社の企みにまんまと乗せられながら
俺は死にたくないから
降圧 ...
太陽がある
親しい間柄みたいな

焙じ茶がある
ぶら下がったわらじのように

雲がある
どこかしらコロボックルめいた

心がある
カラスアゲハの長い舌みたく

そして 詩があ ...
あの巨大地震に襲われたのは昼の二時頃だったかな
この国の民は地震慣れしてるから
最初は またかって軽くみてたけど
揺れが凄くておさまらない

俺は
その時働いていた製紙会社系列の工場の中で ...
むなしいね
得た物全部
意味ないね

むなしいよ
求めた物全部
価値ないよ

むなしくて
涙さえ乾いてさ
血を抜いて
雪の公園にぶちまけた
鼻歌は
ド♯がどうにも上手く出せなくて
メロディーは誤植した看板みたいになった
でもギャラリーなんかいなかったし
空は穏やかに晴れていたから
俺としてはそれでも悪くはなかった
良く出来た結 ...
 <批評対象作品>

枯れ果てない泥水の井戸の前で

 
 •「鳴けない文鳥のためのピエタ」
  米津の新曲 だろうか。
  大衆歌謡への回帰懐古 リスペクト  
  鳴けない ...
今年新しい人が生まれる
かつてないほど平凡で
かつてないほど正常で
そうあることを祈っている
新しい人は
何も特別なものなどいらない
ただ平凡で正常であることが
私たちの願い
とびぬけ ...
たどるように

消えるように

すてるように

流れのように

いっさいはながれ

はがれかかったかさぶたは
なかなかとれない

生命線

銀河鉄道

黙殺を超え
...
昨晩は瀬古選手語録を調べていた。
気になった言葉。

私だったら自分の得になると思って喜んで上るけれど、エスカレーターを選ぶ者はマラソン選手になれないと思う。


深夜1時過ぎに就寝し ...
経済の不公平な分配によってうまれてしまう
裕福な家と貧困にあえぐ家

私はこの世界に産まれる事には当たったけれど
ついでに引かされた抽選には大きく外れたに違いない

上流ではなく
中流で ...
新年の夜が深まり
姿を持たぬ思考たち
五感の縛りから解き放たれ
星空の下で踊り出す
遠い過去へと遡行する
魂の営みの始まりだ
透明な窓辺で落ち合って
僕ら、それぞれの旅に出よう
肉を携 ...
現実から逃避したくて
今はやりの動画サイトにはまってる

現実から逃避したくて
今はやりの音楽のお気に入りを繰り返しくり返し聴いてしまう

コロナの風邪も
低収入の生活レベルも圏外にして ...
                                       *



  
 不思議だ
 のたうつ腸
 肉眼では見えない 誰も見ることができない

 便 ...
雨粒が描く横顔
花弁 花芯 青空 花嫁
緑の浪に吼えるもの
朽ちた舟に咲く光の輪


星の渦のなかの横顔
誰にも到かない微笑
空は動かない片翼
分かれては出会う分かれ ...
ふと 命綱を切り離した
白く照らし出された地上に満ちる禍は
無関係のまま皮膚に調和した

昔は幸せでも不幸せでもなかった
路傍の刹那は
ありのままでいられると 凱歌を放った

ふと 命 ...
今日の灯を消してあしたの福寿草


塩辛い水を湛えた星の冬


ヒーリング音楽を聴いて去年今年


今日よりも明日はもっと福寿草
受けつけナイ

受けつけないんダ、もう





バラエティー番組

映画ですら



あんなに高額なギャラをもらっている勝ち気な人たちに
自分のこころを動かされたく ...
人ってことが僕というものの一要素に過ぎないように、
雨粒たちも、雨ってだけではないんだろうと思う。

木々を擬人化して考えるとき、
人も同時に木へ近づいて、人から少し離れていく。

人でい ...
気づ間についた親指に
小さくこんにちはと可愛らしくご挨拶
お前はいつ出来たんだと聞いても
知らんぷりで大きくなるばかりで
親指でえへんと喜ぶ瘡蓋に呆れるばかりで
笑って泣いて過ごしていつしか ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
公園散歩お正月灰泥軽茶自由詩221/1/3 21:19
イメージ光ひだかたけし自由詩621/1/3 20:48
音楽へのオマージュ(一部改訂・付け足し)道草次郎自由詩3*21/1/3 17:46
詩の日めくり 二〇一四年十三月一日─三十一日田中宏輔自由詩12*21/1/3 17:32
人生は洗濯の連続イオン自由詩1*21/1/3 15:51
言の雫道草次郎自由詩2*21/1/3 13:43
私立黒ヒョウ学園やまうちあつ...自由詩021/1/3 12:57
哀愁の強行軍ただのみきや自由詩7*21/1/3 12:45
明けの宵にGiovan...自由詩821/1/3 12:38
けれどもクーヘン自由詩3*21/1/3 12:21
●禁煙のための14行のメモ書き●足立らどみ自由詩2*21/1/3 9:35
人生は楽園じゃなくてこたきひろし自由詩621/1/3 8:55
シロツメクサの朝露に似て道草次郎自由詩121/1/3 8:19
明け方の空に夕暮れの空にこたきひろし自由詩421/1/3 8:18
紅白トビラ自由詩021/1/3 8:12
ブルースを殺(バラ)せホロウ・シカ...自由詩6*21/1/3 7:59
だから夜露詩句越境推薦津煙保存散文(批評...1*21/1/3 4:07
新しい人葉leaf自由詩221/1/3 3:51
道草次郎自由詩321/1/2 9:50
初夢足立らどみ散文(批評...1*21/1/2 8:31
裕福な家と貧困にあえぐ家こたきひろし自由詩421/1/2 7:09
新年にひだかたけし自由詩8*21/1/2 1:12
現実から逃避したくてこたきひろし自由詩521/1/2 0:31
便津煙保存自由詩1*21/1/1 23:07
八季巡夢木立 悟自由詩321/1/1 22:58
これっぽっちのさいわい天寧自由詩4*21/1/1 2:26
福寿草もっぷ俳句321/1/1 0:24
TVアレルギー佐和自由詩1*20/12/31 23:07
擬雨擬木化水宮うみ自由詩7*20/12/31 22:55
瘡蓋月夜乃海花自由詩120/12/31 21:54

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加筆訂正:
哀愁の強行軍/ただのみきや[21/1/3 13:53]
修正
3.94sec.