コンクリートと金属で
囲われた都市の
最小部分
ここでは僕の名前はなく
表札は何もあらわさない
となり四方の人も
蜃気楼のように遠く
重さはない
僕が床を踏む音は
だれにも届かない
{引用=最悪について}
第一に
記憶と紐付く負の感情一色に染まった景色を満喫しながら
自ら最悪だと帰結する狭く閉ざされた思考の環状線を延々
巡り続ける一人旅
第二に
自覚のない最悪人間 ...
おんなはおとこの子を身籠る
おとこはおんなを孕ませる
子はおんなの胎内で
その養分で育ちながら産まれるときを待つ
零から始まる何ものもない
生命もまた
零から始まってなどいない
...
食事に行っても
ソーシャルディスタンスのせいで
隣を空けて座らなければならないけれど
私の鼻くそ飛ばしは
3m先までは
100発100中なので
向こうのテーブル席の
ご婦人の前に置かれた ...
洞察
ってなんだろうかって
洞察を洞察してたら
洞察が照れて笑った
ああそういうことかと
こっちもいくらか
ほころぶ
そして思った
そういう洞察の持つ
一部の隙みたいな素振りが
じ ...
線路は明日へ、延びてゆく
明日の線路は、過去へ至り
過去はまた道の続きへ
二度とない今日の日を経て
旅の列車は走り始める
恋に傷んだ、町を過ぎ
日々の重さに憂う、町を過ぎ
...
私という列車が有る
悲喜こもごもの
日常を乗せて走る
錆びかけた列車は
止まる事も出来ず
戻る事も許されない
時折り
闇を壊すように警笛が鳴る
運命という荷物を背負い
...
君が渇きません
私は夢見る牧羊犬の尻尾を踏みました
朝から晩まで数えていたら
羊が灰色になってきました
ごましおの柄が可哀想
雲に浮かんだ雨も可哀想
足先から落ちる水滴を目で追い
まとも ...
シャーレ
喝采をあげて赤い綿毛が一斉に広がる
緑の胞子が満ちて森をつくる
コンタミネーションを起こして
白い培地で紡がれる微かな物語。
三十七兆分の細胞は
ただの傍観者に成り下がる ...
むかしむかし
太陽系ができる前のこと
どこかの惑星にいた生き物は
ふとこんなことを考えた
どうも水素原子というのは簡便でいい
印をつけておこう
「け」と
時は流れて次の太陽系ができた ...
四国の方へ行って来ると
昔の君は言いました
僕は不安で尋ねました
いつまで行って来るのと尋ねました
すると君は言いました
ずっと行って来ると言いました
僕は淋しくなりました
...
今朝精妙な分度器を買った、世界にはらう関心を前借りしたくて
Amazonの倉庫には
まだ在庫が12あるそうだ
今、なんとなくエスプリの生育具合をかんがえている、フランス人、仏蘭西、その地 ...
僕らの暮らしはせわしなく
規則正しく夜遅く
僕らの進化はめざましく
規則正しく夜遅く
空飛ぶ次に欲しかった
眠らなくても生きられる
時間の翼を得るために
進化の途中がたむろする
深 ...
「ただいま」と長旅でしたこの旅は芯は語らずひとり呟く
武漢ではコロナウイルス展覧会
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000195837.html
オレンジからブルーへ
季節が移る気配を感じる
春の芽生え春節の 緑
真夏の 赤
葉を落とし果実を育む 橙
繰り返す為のリセット 白
あなたへの想い ...
おんなの乳房と先端の乳首が昂ぶるのを見せられたら
おとことしてどうなんだ?なんて
冷静に観察してられる訳がない
性の衝動は本能の領域
アクセルとブレーキの調和なんて
到底無理だから
...
がっこうの鉄棒にぶら下がって必死に見上げた空
何度挑戦しても逆上がりは成功しなかった
でもねそんなの数学といっしょ
難しい計算式なんて生きていくのに何の役に立つのさ
数学者にでもなるな ...
二〇一四年十月一日 「ネクラーソフ『だれにロシアは住みよいか』大原恒一訳」
血糖値が高くて
ブタのように太ったぼくは
運動しなきゃならない。
それで
自転車に乗って
遠くのブックオ ...
遠くに見える観覧車
夜はライトアップされて
カップル達を引き寄せている
街全体を見守っているかのように
大きな存在になっている
高い所が苦手な人
昼間はよく見えて恐いけれど
夜は ...
ままのかたちはいいかたちだねえ。
湯舟はみたされてうす青い。すぐに茹ってしまうむすめが洗い場でおもいがけないようなことを喋る。
なにか褒められると、この世は嘘だと思ってしまう。
世界は嘘だから、 ...
播但道
セルボの窓を全部開け
「好きやってん!!!」て
叫んで閉めた。
...
一位は三位だ
誤解を恐れずに言うが
一位は偉そう過ぎて痛い
寒い
ダサい
から
一位はせいぜい三位だ
二位は二位である
やはり二位だ
不憫であわれな奴だ
真のナン ...
口が裂けても言えぬ恋ゆえマスクしている君とぼく
私が考える格闘技は
タマキン以外は攻撃してはいけない
ただひたすら相手のタマキンだけを狙う
というある意味非常に
男性的な格闘技です
タマキンへの攻撃は
噛み付き含めてすべてOKです
選 ...
こどもはこどものまま
おとなになるんだよ
おとなになってもこどものままで
きっと泣いているんだよ
ほら ちんちんが笑っているよ
しなびた顔が鏡にうつっても
ほんとうはなにも まなん ...
置手紙はいつだってびりびりに破かれていて何が書いてあるのかなんて到底読み取れそうにない、でもたぶん、置手紙に読むべき事柄が書かれていたことなんてないんだ、多分…紙屑は丸めて捨てる、それ以外にやるべ ...
シャーロックホームズは
刺激的な事件が起きないと
つまらなくてつまらなくて
コカインに手を出したが
今の世の中も
余りにつまらないので
クスリに手を出したくなるのも英雄
でも捕まってしま ...
空に踊るオリオンが
ぐらりと急に揺れました
本当に揺れたのは私の方でした
空の月が欠けてしまったのは
きっと私が食べたからです
星の輝きが一部消えているのは
星を空の川に投げ捨てたから ...
たかが60人の看護師すら
集められない大阪
都構想なんてやったって
どうせなにもできゃしない
近しい未来の危機でさえ
その回避する最低限の人員でさえ
確保していなかったのだ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
都市の最小部分
フリーダム
自由詩
2*
20/12/6 6:09
悲しみは理由を求めている
ただのみきや
自由詩
5*
20/12/6 1:11
零から始まる何ものもない
こたきひろし
自由詩
5
20/12/6 1:00
外食
花形新次
自由詩
2
20/12/5 23:09
洞察
道草次郎
自由詩
1
20/12/5 22:45
「車窓」
服部 剛
自由詩
2
20/12/5 21:34
人生
風の化身
自由詩
1
20/12/5 21:09
ひつまぶし
這 いずる
自由詩
2*
20/12/5 20:54
球体シャーレ
asagoh...
自由詩
3
20/12/5 20:27
ビッククランチ異聞
道草次郎
自由詩
0
20/12/5 20:14
夢の寒夜
ひだかたけし
自由詩
4
20/12/5 19:10
世界から届く
道草次郎
自由詩
0
20/12/5 17:34
規則正しく夜遅く
イオン
自由詩
2*
20/12/5 15:41
帰還命令
足立らどみ
短歌
0
20/12/5 12:40
展覧会
〃
川柳
0
20/12/5 12:37
色で感じる
佐白光
自由詩
2*
20/12/5 12:27
昂ぶる
こたきひろし
自由詩
3
20/12/5 9:11
俺の体温は熱くて
〃
自由詩
4
20/12/5 8:38
詩の日めくり 二〇一四年十月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
20/12/5 8:23
観覧車
夏川ゆう
自由詩
1
20/12/5 5:36
ママ(メモ)
はるな
散文(批評...
2
20/12/5 1:54
播但連絡道路
TAT
短歌
1
20/12/5 0:51
ラブイズナンバーワン
〃
自由詩
3*
20/12/5 0:25
くちさけ[都々逸]
福岡朔
伝統定型各...
0
20/12/4 23:58
史上最強の格闘技
花形新次
自由詩
0
20/12/4 23:07
ごらんちんちんが笑っているよ
はだいろ
自由詩
2
20/12/4 23:01
置手紙はお終いだからそんな風に死んでしまう
ホロウ・シカ...
自由詩
0
20/12/4 22:52
何が楽しくて生きてんだ
花形新次
自由詩
0
20/12/4 22:46
冬のオリオン、星屑ツアー
月夜乃海花
自由詩
0
20/12/4 21:24
無力感
ナンモナイデ...
自由詩
2*
20/12/4 21:06
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
752
753
754
755
756
757
758
759
760
761
762
763
764
765
766
767
768
3.82sec.