17歳の時に書いてた詩をみつけて
乾いていく心を守れなかったなと思う
ばかものよと
誰かに言われるんだろう
二〇一四年六月一日 「偶然」
あさ、仕事に行くために駅に向かう途中、目の隅で、何か動くものがあった。歩く速さを落として目をやると、飲食店の店先で、電信柱の横に廃棄されたゴミ袋の、結ばれていたは ...
生きるのが悲しいとき
空がありました
お金は無くとも学は無くとも
愛するものが無くとも
愛されることが無くとも
顔も髪も服もゲロまみれで目覚めて
一言
綺麗だなあ と
呟いたあの瞬 ...
「足萎えの人魚」って
人魚には
足が無いっしょやぁ
だから、それは
人間になった人魚のことさ
満ち足りない希望を
欲望に換えて
「海に沈む狐」のように
漣に涙する夕日に向か ...
存在、存在、存在、存在、存在、在存、存在、存在、存在、存在。
9つの存在と1つの在存、そして在存を異物と見なす僕らの存在。
闘いの始まりではなく
始まりの闘いが続いている
クローゼットの把手の
象徴は
クローゼットの中の死体に拠るよりも
振り返った先の
あなたの微笑に降ろす
錨かもしれない
そうやっ ...
これなにかなって?
笑いあう
くちびるふれあせて
あたりまえのように
名前を呼んで、呼ばれて
つながった心つながったままで
終わりなんだな
思うほどに
君を想うよ
崩れ落ちる ...
熱帯夜汗が噴き出し眠れない考えなくていいこと考える
汗を拭きまだまだ続く残業が冷たいものに触られたい
「肌寒い」夏なのに何故?そう思う海水浴の気分ではない
カフェテラス氷り触れ合う音 ...
野菜を切っていて
指まで削ぎ落とした
あまりにもスッパリ削いだので
痛くも痒くもなかったけど
時間が経つにつれ
痛みと真っ赤な血が押し寄せて
ああ、やっちゃったと改めて思う
私にも赤い血 ...
焔
困惑
火の粉
無力感
夜空
焔
喪失
天使
絶望
焔
世界の破壊者は片手を上げ
まわりに誰もいないのに気づくと
片手をおろした
海は波の触手を伸ばして陸に襲いかかり
さらには沸騰し
現在は塩酸になるか硫酸になるか悩んでおり
山はもちろんの ...
~序~
若い頃、男であれば当然のことだが、どうしても誰かとお付き合いしてみたくなった。なので、人生で一度だけ合コンというものに参加したことがある。たしかあれは「読書コンパ」とかいう名の、じ ...
からっぽで何にもなかったので
手元に落ちてきたSFを入れてみた
SFの尻尾はもう古ぼけていて
埃をかぶっていたけれど
頭のほうは元気で活きがよくて
これならからっぽも何とかなるかしらと
一 ...
「ハトと一緒に
風呂に入ってよ」
働き先から
帰宅した妻が言った
「分かったよ」
そう言って
沸かしてた風呂に
入学前の娘と
入ったものの
温めの風呂でも
ノボセて ...
なにかを始めようと
手続きしたわけではない
そうだ
終わりのことなど
誰も
かんがえるものか
だから
俺の終わりのことなど
知っ ...
掌編
内見のとき、不動産屋は部屋の窓を開け、済まなそうに、
「ええ、見える景色がこんなですから、正直人気がない物件なんですが」と云った。しかし、「人気がない」と云う ...
東京某所。N駅近く。
確かあれは去年の今頃に起きた出来事だった。
私は何事も無いような文章に書く価値も、そもそも思い出す気力が勿体無いような日常のルーティンを繰り返していた。いつものように ...
白い壁がありました
白い壁に沿って私は歩きました
私には足がありました
私の足は交互に動きます
私はそれを動かしています
白い壁があります
白い壁に沿って草が生えています
私は草をむしり ...
{引用=「アルタイル(ひこ星)」
めをつむると
いたって
砂さばくです
ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}
眼には
さぼてんの花
{ルビ如何=いかん}
せん
いか ...
人の大切なモノをとって
羨ましがらせて
人を傷つけて
優越感に浸るのが
楽しい
それ以外は何をしていても
虚しくてつまらない
そういう悪意に満ち
虚無感に満ちている
人間がいる
そ ...
向かいの甍は
銀の色
広がる青は
底抜けで
私は憩う
この一時
入射は深く
温もって
光の流れを
浴びながら
広がる歓喜に
胸貫かれ
この十一月の
光 ...
明るい声で
おはようの言葉を浴びると
太陽の光よりも温かく感じるよ
それは君からだけじゃないんだ
目を向けてくれた人
誰からでもそうなんだ
でもね ...
理不尽に向けられる言葉の剣は
想像力の欠如
以前ならば傷付いていたかもしれない
でも、私は知ってしまった
怒りの感情
静かに燃える負の感情
怒りは隠しておいた方がいい
誰もが不機嫌の ...
あきれても
秋がふけて
耐えられなくて
傷うずく
ジュクジュクに膿む
なんて、うつむく
うろんな顔で
わらえるほどにくだらないよ
僕の生に付与する意味も
なけなしの付加価値は無価 ...
別れ
一歩
喜怒哀楽
経験
変化
…
…
再会
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
...
きわまりが結氷である事をもとめて神様は冬を創造したのかな
けれどもローリエを咥えて希望を運んで来たのは何も鳩だけじゃない
あの日のぼくもそっとバーモントカレーにそれをしのばせたんだから
...
!ひゅーうぃーごー
「ラーメンも食えねえ」
どうにもならない気がして
さまよう気もして
ラーメン一杯300円
なんてどこにもない
から
コンビニで安いのを買う
さんたんたる
...
坂道に
水の流れ、
大量に
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人
君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ...
A401
部屋に書かれた数字に
1人ぽつりとそこにいる
2525、そんなパスワードで嗤えるかよって
真っ白、ベッドに横たわる
A401
ホテルの端っこにそれは位置して
そういえば私の ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
自分の感受性くらい
鳴海
自由詩
4
20/11/11 17:36
詩の日めくり 二〇一四年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
15*
20/11/11 14:55
生きるのが悲しいとき
印あかり
自由詩
8
20/11/11 13:20
与一とお園
板谷みきょう
自由詩
0
20/11/11 12:45
在存
クーヘン
自由詩
0*
20/11/11 12:39
海の把手
道草次郎
自由詩
2
20/11/11 11:13
すときのあとい
トビラ
自由詩
3*
20/11/11 10:56
熱帯夜
夏川ゆう
短歌
0
20/11/11 10:01
血が流れてる
無限上昇のカ...
自由詩
1
20/11/11 9:27
弔
ヨロシク
自由詩
0
20/11/11 8:02
世界の破壊者
佐々宝砂
自由詩
3
20/11/11 1:09
神聖なる合コンの話 (序 その一)
道草次郎
散文(批評...
0
20/11/11 0:16
SF
佐々宝砂
自由詩
1
20/11/10 23:57
今、人間父さん 元狐
板谷みきょう
自由詩
2*
20/11/10 23:48
未明の解約
ナンモナイデ...
自由詩
1*
20/11/10 21:19
新居
墨晶
散文(批評...
1*
20/11/10 20:58
葱トリック
月夜乃海花
散文(批評...
2
20/11/10 20:19
壁の向こうに
佐々宝砂
自由詩
6*
20/11/10 20:01
『冬の星座』のために
道草次郎
自由詩
4
20/11/10 16:02
カレーうどん振興会
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/11/10 15:41
光の午後
ひだかたけし
自由詩
4
20/11/10 15:15
最上の日めぐり
佐白光
自由詩
3*
20/11/10 10:03
隠しごと
無限上昇のカ...
自由詩
4
20/11/10 9:57
チューインガム
トビラ
自由詩
1*
20/11/10 9:33
成長
ヨロシク
自由詩
0
20/11/10 8:00
night, winter, last
mizuno...
自由詩
6
20/11/9 23:19
ローリエ(月桂樹の葉っぱ)
道草次郎
自由詩
1
20/11/9 22:57
この全部、クソッタレなじぶんさ
〃
自由詩
1
20/11/9 21:15
水の街
ひだかたけし
自由詩
12*
20/11/9 20:38
A401
月夜乃海花
自由詩
3
20/11/9 20:14
744
745
746
747
748
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771
772
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774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
加筆訂正:
怨念の赤い糸
/
ただのみきや
[20/11/11 16:25]
一文字「の」を「が」に修正
怨念の赤い糸
/
ただのみきや
[20/11/9 23:23]
修正
3.65sec.