あの頃
出会えた僕等は
一緒に鉛筆みたいに尖って
沢山の言葉を残して来たのに
心を削り過ぎて
もう立てなくなったから
未来に向かって
雨を降らせたい
どんなに濡れても
滲まない文字で ...
繰り返し
欠伸と不安のうねり、
繰り返し
安定剤と躁鬱のうねり、
あるモノあるモノ
切迫し
また夜が来て夜深まり
私の宇宙を横切って
闇夜の混沌充溢し
指揮系統の不在
...
もはや、苦々しい毒薬を飲むような、痛みもなくなっていた。たった1本2〜3mの縄が、この世の一切の苦しみから救ってくれる。これ以上の薬があるだろうか。なのになにが悲しくて涙を流すんだろう。大好きな音楽を ...
あなたの詩にはどこかしつこいところがある
押し付けがましいところがある
詩なんかぜんぜん読んだ事もない人にそう言われたことがある
あ、ちがった
あなたにはどこかしつこいところが ...
嫌われ者の死体
ヤクザ者と屑屋が酒を飲む
長屋にて
「人間やればできる」
屍のかんかん踊りの後
酒が沁みる
らくだは笑わない
らくだはふぐの毒に中って確かに死んだのだから
本当の本 ...
人々の戸を二度引くと日々になる
あのころをころっとこころはわすれたい
その日々は日記の内側で生まれた
待っている舞っている魔っている魔王
...
開いた本の頁が
ほんのり茜に染まる頃
太陽は傾きながら爆発し続け
西空はやがて色彩渦の奔流となる
わたしは本から顔を上げ
地上の夕べの目眩く一瞬を
遠退く意識に刻み込む
夜闇が忍び込 ...
幾重にも重なったチャコールグレーの雲模様
ハッヒフヘホー
バイキンマンが登場する定型場面みたいな
重すぎて緞帳になれなかった布地みたいな
そんな今朝の空を額縁にかける
やがて大粒の雨
...
特別、僕のことを大切にしたりはしない
特別、僕のことを粗末にしたりもしない
毎度、ふぅん、という相づちの
そんな友達がほしい
約束なんかしなくてもいいような
午後 ...
挨拶
声かけ
自声
こだま
青空に白球が高く高く沈み
二度と落ちてこないような気がしていた
外野手は優しく恋人に触れるように
右手をフェンスにそっと添えて
これから起こる無常を背中で伝えている
ぼくはといえ ...
思い出して
あんなにステキな笑顔
どこに捨ててきた
拾ってくるから教えてくれないか
捨てさてたのは誰教えてくれないか
消しゴム転がしたら
僕が躓い ...
希望は罪かも知れませんが
止められなかったのも事実
急ブレーキの跡が生々しいです
轢いてしまった感触だけがあって
亡骸は何処にもありません
私は空を見上げます
制限速度は誰のためにある ...
子供時分の話だが
湾岸戦争とノストラダムスが怖かった
半泣きでミサイルが飛んで来ないか親に聞いたら
親は鏡台の上のブラシの横に髪留めを置き
中東と日本がいかに地理的に離れた場所にあるかを説明し ...
時々思うのは
昔のことばかりだった
木々と 車を見ていた
自転車を停めた ベンチから
長い滑り台と そして
砂場が 公園にはあった
田んぼの向こうに
赤いザリガニを僕らは獲り ...
今日もう一人の自分を見た
時速60キロで走行中の車からほんの数秒間だけ
国道19号線沿いの何処かに
「新天地」という名の
廃墟と化したパチンコ屋がある
枯れ草が看板を覆い尽くし
建物は ...
コロナウイルス感染者のみで
競技を行う東京コロリンピックの
組織委員長小呂奈喜郎氏が
委員会の会合で
「女性がトイレに入ると長くて困る」
と発言し、これは女性差別発言ではないかと
問題視さ ...
気違いじみた芝居 大衆 ビルディング 酔っ払って自死 いつも金なしで愛想笑い 暗い 行きたくない 生きたくない 戦争か もしくは平和 でも嘘っぱち
いつも急 臨時ニュースは的確に文字に置き換え事実を伝える
観葉植物を真似るクリームソーダが
夕焼けに溶けていく
散々
カフェインに浸れた
町角で
段々
赤い花を咲かせた
砂漠の
あるいは密林の植物がひけらかす
肉厚な葉のように
ク ...
吹着東風白雪飛
梅枝揺落数花微
逍遥春野自吟詠
月下清香千歳帰
弥生近し忘るなとばかり揺れ来たる
そう、
おっきいとおっかない
だからさりげない水草のひとつまみ
このボートもあんまり
湖の真ん中へは遣らないでおく。
麦わら帽子を制える君を
想像で支えられはすまいが。
そう、
こ ...
天城越えても くノ一むくち
じぐち無駄口 よいのくち
チョコサーバ何処産?
コラぼく味見はメっ!
浅い知識のおしつけ
口ざわりはステキッ
consensusをブチュ
あまい愛のささやき
口にチョコ付いてる
オチは地口で行こう
「閉じこもっているべきではない。もっと外出すべきだ」と云うのがお姉ちゃんの意見なんだけど、ぼくの散歩はいつだって大変だ。
ビルを壊すから尻尾を振り回してはいけないこと。子供や老人を踏み潰すからちゃ ...
空腹を食べながら 余計に水を飲んだあげく
限りないほど透明になっていく わけでもなく
通り過ぎた故郷の 壁の 向こうに
ほんの小さく空いた 窓の 縁に寄り添って
春がよく似 ...
変わらないある日
一人の身体が
地面の底で
横向きのまま
呼吸が止まる
建ち並ぶ都市も
横向きに倒れ
地層に埋もれていく
何度も
つながれていたものの紐は
切られて
時々思うのは
遠い昔のことだった
昔会社に通っていた道や
昔歩いていた通学路
通り過ぎた匂いや風を
僕は見ていた
はやく、はやくはやくはやくと毎日おもっています、ひらがなだろうとカタカナだろうと、なにをどのように言葉にしようとも、すべてが無駄で、すべてが今までに一度誰かが言ったはずのことで、夜中に飲む低度数のお酒 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
君がいない世界
ミナト 螢
自由詩
3
21/2/15 20:34
闇夜
ひだかたけし
自由詩
4*
21/2/15 20:06
悶絶句
a i
自由詩
1*
21/2/15 19:52
裸の王様
道草次郎
自由詩
9*
21/2/15 18:41
らくだの途中
秋也
自由詩
4
21/2/15 18:21
内側の朝
水宮うみ
川柳
3*
21/2/15 17:52
夕べの一瞬
ひだかたけし
自由詩
4
21/2/15 17:35
そういえばキミはバイキンマンが好きだったよね
そらの珊瑚
自由詩
9*
21/2/15 15:14
出掛けなくっちゃ
クーヘン
自由詩
3*
21/2/15 12:14
登校
ヨロシク
自由詩
1
21/2/15 8:01
スプリットタン
カマキリ
自由詩
5
21/2/15 2:26
笑い方を忘れた君へ
佐白光
自由詩
0
21/2/15 1:25
潮風
妻咲邦香
自由詩
4
21/2/15 1:04
マンボウになろうと思う
道草次郎
自由詩
3*
21/2/14 23:51
S公園の午後
番田
自由詩
2
21/2/14 23:12
霧の自我
道草次郎
自由詩
3*
21/2/14 21:20
東京コロリンピック組織委員会
花形新次
自由詩
2
21/2/14 17:11
20210213
Naúl
自由詩
0
21/2/14 15:59
事変時はマスコミだって頑張る!! (しかない、詩がない物語り ...
足立らどみ
短歌
2
21/2/14 15:52
コーラのちコーヒー、所によりクリームソーダ
末下りょう
自由詩
5*
21/2/14 11:53
初春偶成
酔横
伝統定型各...
1
21/2/14 10:25
弥生近し忘るなとばかり揺れ来る
〃
俳句
1
21/2/14 10:23
筋の光を、見ろ。
道草次郎
自由詩
4*
21/2/14 9:09
平和ですよね古風な女性をシャブ漬けにする狼男(都々逸)
足立らどみ
伝統定型各...
3
21/2/14 8:51
バレンタインいつもの作戦
〃
自由詩
0
21/2/14 8:44
On the Hill
墨晶
散文(批評...
4*
21/2/14 8:35
ハルメーテ
ハァモニィベ...
自由詩
2
21/2/14 3:58
倒れた身体
フリーダム
自由詩
0
21/2/14 2:36
草とアスファルト
番田
自由詩
4
21/2/14 2:03
さいはて
星染
自由詩
0
21/2/14 0:37
755
756
757
758
759
760
761
762
763
764
765
766
767
768
769
770
771
772
773
774
775
776
777
778
779
780
781
782
783
784
785
786
787
788
789
790
791
792
793
794
795
加筆訂正:
至って不真面目
/
ただのみきや
[21/2/14 16:44]
修正
3.53sec.