降り始めたちいさな雨粒を
ひとつひとつ
こぶしで撃っていく
敵のいない闘い
ボクサーのロードワーク
撃ちきれない雨粒のなん粒かは
火の玉になり
眼球の中で
また、道々の砂利のす ...
あなたの悩みの種が、僕故に撒かれたものであればいいのに。
あなたが僕を想って夜も眠れず、僕故に胸を痛めたらいいのに。
木葉は揺れて、
緑の波
見え隠れする空、
光の白
踊る樹木のその狭間、
飄々と鼠雲
流れ行く
安らぐ、和らぐ
この午後に
私は最寄りのコンビニの
イートインにて一休み
作業所 ...
膝に雨の破片をもらう
廃工場に夜の闇がきしむ
朝陽に朝帰りのおかしさ
さっさとお祈り終わらせて人ごみをぬける
朝の待合室で笑えない話きいてる
奴隷あつかいうけていると同僚が笑う夕暮
酔った ...
子供の頃は
必ず縁日に行っていた
あの賑やかの中に居たかった
高校卒業後から行っていない
君と久しぶりに行ってみよう
新しいものはないけれど
昔と変わらないけれど
新鮮に感じさせ ...
ハーマンのPC スピーカーから流れる
ビジターズが土曜日の朝を現実的に彩る
プラズマライターの十字の炎で
細巻のタバコに火をつける
アルカロイドが身体に浸透し
シナプスの少しの反乱と足の筋肉 ...
言いたいこと言おう
思ってること口に出そう
行きたい所に行こう
投げだしたい事投げ出そう
ポケット閉じよう
カバン捨てよう 詰め込まないように
詰 ...
山をなぞったら
指に苔がついてきた
山かと思ってたが
苔だったのだ
「苔の山だよ」
ムズカシイことを言われ
「山の苔ではないんだね。」
と答えるのが精一杯
指でなぞれる山が ...
名もない
小さな舞台で
見すぼらしい役者が
2、3の台詞を与えられて
得意になって喋っているが
表現は容姿と大差なく
筋書きも
よくあるつまらないシロモノだった
俺は心底まで退屈し ...
水に押された風が
屋根の上を梳き
かがやきを降らせ
音を降らせる
光の羽の子と光の蜘蛛の子が
どうしたらいいかわからずに
ずっと見つめあったままでいる
風の螺旋が ...
白い肌の巨大な魚は
まだ窓際に横たわっていた
今になって気付いたことは
目だと思っていたところが模様で
模様だと思っていたところが目だということと
魚は最初から
こちらを見 ...
つらいとき
八木重吉という人の詩をみたくて青空文庫をひらく
ずっと昔の英語教師の声が
なぐさめるでもなく耀くでもなく
昼下がりに
しゃむしゃむと結ばれる
彼の指紋で剥がれない絆創膏優しい痛み缶詰のパイン
毎月の通信量が
何ギガお得であるとか
マイナポイント
キャッシュレス決済
アバター
アプリ
いいねの数や
フォロワーとか
いったい
何 ...
ひとの望みはいろいろあって
爪を立ててその本音を
引っ掻きたくなるのもある
世の中にはそんなライアーが
数えられないので
踏みにじられたやつはみんな
静かに笑ってるんだ
...
だいぶ昔の事だけど給料日
いろんな支払いをして残った6974円を握りしめて帰ったね
いつの間にか7000円の大台へと脳内補正がかかっていたっけ
君には言わないこの7000円で、ぼくは ...
みずからを救う詩しか求めていない。けれどもそんなもの無いのは知っている。それでも求め続けないと息ができない。だから詩を書くことをしている。詩を書くことは、今の自分にとっては喘ぎ喘ぎする息継ぎみたいな ...
青だ、光の青が降って来る
梅雨の合間の夏の訪れ
熱波はうねる、うっとりと
新たな季節の到来を
億万年の記憶を塗り替え
青だ、光の青が降って来る
気が遠くなるような眩さよ
光流散ら ...
三つ、四つ
庭においた椅子にすわって
五つ、六つ
遠くで消える光を数えた
せめてもうすこしだけ
近かったら
何考えてるかなんか
わかったんだ
あー今なら知ってるんだ
なに ...
廃田の草を刈っていると突然大雨となった
しばし、刈り払い機を雨の当たらない所に置いて
雨の中に立ったまま私は辺りを見ていた
これからのことを打ち消すように
雨は降りしきり、そしてまた
何 ...
目が覚めたら
朝からどんよりと疲れている私とその身体があった
昨夜は熱帯夜だった
ダブルベッドの上で
乱れた寝具は汗と脂のイヤな匂いがした
人それぞれに体臭がある
人それぞれに口臭 ...
人格破綻者たちが生み出す
歪んだ想念故の
この世の地獄
踏みにじられた者たちの
微かな悲鳴に
耳を傾け
花を供える
人間性を否定する
全ての輩に
本当の愛を伝える
本当の真 ...
皺腹の慈母。青嵐の借款、停滞した賢人の叡智
犇めき合う脳髄に垂れ下がる、降水確率の余波
何もかも嘘ばかりのあなたの笑顔に恋したう
明日、フラれる絆で染みた水玉模様の
手拭いを深深と縦に引き ...
6/1
古いカメラのように瞬きをすると
紫陽花から滴る雨粒が
カリッ、と網膜に光の線を引く
6/2
すれ違う人の柔軟剤の香りにときめいて
振り返ると、彼女の背中に
斑点だらけの黒ずん ...
曇天の下、
足早に通り過ぎていた街並みが
ぱたんぱたんと倒れ出す
書き割りの如く呆気なく
次から次に倒れ出す
後に残っていたものは
果てなく続く大地のみ
俺は ...
よく男心を掴むには
胃袋を掴めと言うでしょう
でもね胃袋を掴む為には
まず頭が良くないとダメなんだよ
美味しい料理を作ろうとするなら
頭が良くて、感覚が鋭くて、
精 ...
長い年月の物語から詩を興してみようとは思わない。小説家になった小木は番組の放送作家の仕事もこなしている。ドキュメンタリーとか科学とか、自然環境の番組だって資料集めを考えるとたいへんだろうな。たい ...
人生最悪の今
それが今
この今
これ以上ないかというほどに
悪い今
この今も
すぎてゆき過去となる
最悪は続かない
続けない
事態はどんどん変わっている
気付か ...
かすかな不安に怯えていたの
まどろみのあさ
白いレースのカーテンは揺れ
陽はあたたかくこの部屋へ
安らぎを落としていたわ
綺麗な花よりも綺麗な花瓶がテーブルに置いてあ ...
Kちゃんは色が黒くて
下膨れのタヌキみたいな顔をしている
でもイケてる女の態度アリアリで
自信マンマンだ
自分では気立てが良くて
良く気が付く
美人だと思い込んでいる
でも現実の彼女は
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ボクサーと燃えたカエル
そらの珊瑚
自由詩
13*
20/7/4 15:57
僕故に
クーヘン
自由詩
3*
20/7/4 14:48
飄々と、飄々と
ひだかたけし
自由詩
2
20/7/4 12:53
一夜
直治
俳句
2*
20/7/4 12:27
縁日
夏川ゆう
自由詩
2
20/7/4 10:04
土曜日の朝
ジム・プリマ...
自由詩
3*
20/7/4 7:11
覆面
佐白光
自由詩
1*
20/7/4 2:20
苔とほんの数十分
木葉 揺
自由詩
1
20/7/3 23:46
踊ろう、マジな月の下で
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
20/7/3 23:21
空と虹彩
木立 悟
自由詩
8
20/7/3 21:09
ノート(57Y,6・21)
〃
自由詩
1
20/7/3 21:08
つらいとき
道草次郎
自由詩
0
20/7/3 15:45
a
星染
短歌
1
20/7/3 0:56
是は銭であり 銭は万物と替わる
TAT
自由詩
2*
20/7/2 20:47
この世界で踏みにじられたものたちへ
秋葉竹
自由詩
4*
20/7/2 20:46
給料日
道草次郎
自由詩
3
20/7/2 17:10
詩を書く理由
〃
散文(批評...
1*
20/7/2 13:31
光の青
ひだかたけし
自由詩
2
20/7/2 12:49
そのサラウンドで
竜門勇気
自由詩
0*
20/7/2 11:44
これから
山人
自由詩
17*
20/7/2 7:02
目が覚めたら
こたきひろし
自由詩
3
20/7/2 6:28
人格破綻者たち
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/7/2 4:26
感受性倦怠期の客船
あらい
自由詩
0
20/7/1 23:32
6月の日記
印あかり
自由詩
9*
20/7/1 22:21
大地
ひだかたけし
自由詩
2
20/7/1 19:03
H氏の助言
ジム・プリマ...
自由詩
1*
20/7/1 17:58
ウィズ,ワンダーランド
アラガイs
自由詩
2*
20/7/1 17:56
ひかりを見出したいです
道草次郎
自由詩
2
20/7/1 15:33
泣かない誓い
秋葉竹
自由詩
4
20/7/1 5:06
Kちゃん
ジム・プリマ...
自由詩
0
20/7/1 4:58
710
711
712
713
714
715
716
717
718
719
720
721
722
723
724
725
726
727
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
加筆訂正:
ウィズ,ワンダーランド
/
アラガイs
[20/7/2 12:24]
推敲改訂いたしました。
ウィズ,ワンダーランド
/
アラガイs
[20/7/1 21:55]
改稿しました。
4.3sec.