溜め息が
花びらを散らす
咲き始めたと思った矢先に
壊れていくから
大事にする時間が足りない
どんな言い訳も
しがみ付いては離れずに
淡いモヤの中で包まれた
あの頃の夢みたいに
...
人が消えて世界が残った
主人が消えてペットが残った
生徒が消えて消しゴムが残った
教師が消えてチョークが残った
バイトが消えて履歴書が残った
店長が消えてマニュアルが残っ ...
トランプが払った所得税は2年で約7万9千円
トランプがその髪型にかけているお金は約70万円
ヘアスタイルに年間約70万円 タックスは約7万9千円
ルックスはハゲ回避 セックスはい ...
ふりかけのようにしてフリスクをほっかほかのごはんにかけて
何粒 50粒ぐらい
それぐらいのっけて食べようというのはあまりにも危険だ
フリスクとごはん 禁断の組み合わせ
一言 ...
暗くなる写真 笑顔のまま揺れた
きみが鳴らしたその一音のことを想う
空が青くてあなたが笑っている
忘れても この目を閉じても残る風
デートの時に
よく行く喫茶店がある
両親も若い頃来ていたらしい
コーヒーが一番人気で美味しい
いつもホットコーヒーを頼む
如何にも喫茶店という感じの外観
コーヒーの香りが染みついた ...
寒いはずの冬の夜
寒くない
買い替えたエアコンと足元のヒーターで
文明の利器は偉大だぜ
それも電気があったればこそ
電気なんてこなくなったら、どうしよう
痴呆老人のように
母 ...
死にたいと一曲流れる頭脳にて
揺れるこの想いは偽物でもどうでも良くて
ただ、お前の「死にたい」に聞き飽きたから
お手本を見せてあげることにした
本当はただ安心が欲しいだけ
その安心は簡単 ...
いつか死んでほしい人のための家路ほど
悲しいものもない雪夜でした
窓のあかりとうなるボイラ
湯をあびるひとの気配
耳なりのむこうのやわこい声
わたしは悪党だったから
全身が指先みたいにかじ ...
この文学全集でこんな短編を読めたらなあ、という夢想。『筑摩世界文学大系』は言わずと知れた高名な文学全集だが、その素晴らしさは歳月を経ても色褪せることは無い。そんな『筑摩世界文学大系』の続きに、もしこ ...
夜明け前、くすんだ窓ガラスは、まだ覚めやらぬ俺を映し、見覚えのない拳の傷、戯れに噛んで夢の名残を押しやる、退屈だけがいつも、上質に仕上がっていく、こんな朝にもう一度目を閉じたら、多分すべてがお終いに走 ...
腹底から
ヒンヤリと突き上げて来るモノを
ナイフの刃先に乗せる
熱く紅い血の滾り
)際の際に時を遡行すれば
緑と湧水の大地に到達する
沢登りの記憶の壁突き抜け
唐突にプスップスッ ...
ステイホームというスローガンを
ホームステイと間違えて
ウーハンから大量の留学生が
「君の名は。」の聖地巡りを兼ねて
岐阜にやってきてしまった
というのは
ウソを投稿して
そのウソがどれ ...
何もない
仄昏さだけが立ちこめている
空たちがおとずれてくる
幾枚もおとずれてくる
それぞれの世界を覆うのに
疲れてしまった空たちだ
日や月や星を宿し
雲を抱き雨や雪を降らせることに ...
なんで
だから
それで
…ったく
「墓石」
それはいつからかはじまり気が付くと終わる
そのようなものをさがしたら
じつにそのようなものしか無く
それはすべての核部へ到り
かつぬけてゆく風やうたであった
なので却って太陽 ...
眼の底で、美しい欠片が散って
誰もここには入ってこない
夕やけに焦がれるのも、今日でおしまい
昨日、すべての朝は終わった
とろとろと私の皮膚を空にくべて
誰もいない土地に巡り来た
―― ...
暗い部屋の中に閉じこもる事で安らぎを覚える事も少なからずあった
眩しい光の方が痛く感じてしまう自分がいたりした
人はどう生きるべきか
人はどうあるべきか
なんて教科書いっぱいに学生鞄に詰め ...
妻が妊娠6か月に突入した。妊婦らしく下腹部がせり出してきて、最近は胎動も感じられるようだ。私は毎晩胎児に声をかけながら妊娠線ケアクリームを妻の腹に塗る。妻はつわりも終わり妊娠を楽しんでおり、子供が ...
ぼやけていくような気のする夜。CDプレーヤーの売り手もついて、安堵していた部屋。部屋の中でさっきまでキャベツを買ってくる僕の姿を、でも、僕は思い描いていたようだった。古い友人から、そして、ずいぶん昔の ...
ねじられた
きざはし月へ架かり
時をもぐ手の
{ルビ海豚=いるか}らしさ
黎明さざなみ
{ルビ遁走曲=フーガ}の乱舞
もろ手に火の神
イフリート
銀河零時の
鐘のおと
時計 ...
ラップを指で押して
破けないように保つ
世界が終わるような
リズムが聞こえるから
誰かがライムで越えたのか
隣りの世界まで
こちらはただの台所
どうしようもなく
ラップの上から ...
いかなる形をとったとしてもそれはその通り
そのものの道をゆくだけだろう
レプリカの矢じりの銘板には
そう刻まれていた
球体の表面だから
安心してしまう
とても古くて
そして大 ...
アメリカの混乱は
オバマから始まっている
大した理由もないのに
オバマを大統領に選んでしまったときからだ
保たれていた均衡を
突然破るとき
つまり振り子を目一杯振ってしまったとき
振り子 ...
空がある
雲はない
宇宙飛行士が今日の仕事をしている
独り今日に留まり呼吸に委ねる
凍りついた世界に小さな穴をあけ
釣り糸をゆっくり垂らす
僕が来た道に横断歩道はあっただろうか。
君はぼ ...
憧れは橘って苗字で、漢字1字で4音の響きが格好良くって。
まぁ橘にはなれずとも、その内に僕も、屍にはなれるだろう。
日差しがやけに暖かくて瞼を閉じた
こんなことしかこんなことだけ心に抱いて歩いていくだけ
さよならを温めるだけの今も
みっともなく伸びた影二つに夕暮れ落ちて
小さな心を確かめる
今触れなくて交 ...
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春
iPhoneの空き容量がわずかですカマボコ板は今日も四角い
8度目の引退試合何回も「やめないで」って叫んでゴング
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の舞
ミナト 螢
自由詩
1
21/1/16 13:52
人が消えて
福原冠
自由詩
2
21/1/16 12:24
The money's story
死紺亭柳竹
自由詩
2*
21/1/16 8:01
フリスクごはん
〃
自由詩
1
21/1/16 7:44
浅瀬に残った
水宮うみ
川柳
3*
21/1/16 6:39
ホットコーヒー
夏川ゆう
自由詩
2
21/1/16 5:40
豊かさ、格差
りゅうさん
自由詩
3*
21/1/16 4:19
唐突に死んでみることにした
月夜乃海花
自由詩
2*
21/1/16 2:31
雪と阿片
平井容子
自由詩
8
21/1/16 0:39
Sci-Fi anthology 筑摩世界文学大系編
道草次郎
散文(批評...
2
21/1/15 23:32
月世界の旅行者
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/1/15 22:29
遡行
ひだかたけし
自由詩
5
21/1/15 19:36
ホームステイ、ホーム
花形新次
自由詩
0
21/1/15 19:18
空の憩う処
塔野夏子
自由詩
5*
21/1/15 13:31
ツン
ヨロシク
自由詩
1
21/1/15 9:50
夜の夢の分裂、他三編
道草次郎
自由詩
6*
21/1/15 8:38
私の朝
由比良 倖
自由詩
3
21/1/15 6:12
もう一つあれば
こたきひろし
自由詩
3
21/1/15 5:46
寒い渦
葉leaf
自由詩
0+
21/1/15 3:54
ラインの通知
番田
散文(批評...
1
21/1/15 1:19
夜来の神話
道草次郎
自由詩
1*
21/1/14 23:50
ラップ
木葉 揺
自由詩
1+*
21/1/14 22:59
展示館にて
道草次郎
自由詩
3*
21/1/14 22:57
こう見えて私は中庸を望みます
花形新次
自由詩
0
21/1/14 19:27
散歩の途中で
空丸
自由詩
5
21/1/14 19:00
屍
クーヘン
自由詩
1*
21/1/14 15:22
日差しこの手に
viraj
自由詩
2
21/1/14 12:44
50年初めて通る恋の道冷えたシャンパン暖かな春
北大路京介
短歌
3
21/1/14 11:50
iPhoneの空き容量がわずかですカマボコ板は今日も四角い
〃
短歌
1
21/1/14 11:49
8度目の引退試合何回も「やめないで」って叫んでゴング
〃
短歌
1
21/1/14 11:49
711
712
713
714
715
716
717
718
719
720
721
722
723
724
725
726
727
728
729
730
731
732
733
734
735
736
737
738
739
740
741
742
743
744
745
746
747
748
749
750
751
3.71sec.