あんまり良い詩を書いちゃ心配よ

ウミネのおかあさんは言う
ウミネは
無花果の好きな島の男の子だ
ウミネは
時々
ひとりでぶらぶらと
白い砂浜にやってきて
波の音が
ズザザザァー ...
         - Der Traum, wieder


一瞬で、どんな夢だったのか忘れてしまうが

胸が潰れるような氣持ちのさなか目覺める

かたちのないもの

かんがえにな ...
骨を動かすと
神様が降りて来る
筋肉を震わすと
宇宙が唸る

みんな、みんな
大好きなんだ
生きて息して
居て下さい

突き抜ける青、天空に
たましいは今日も饒舌だ



...
文章の森に
本の生る木があった
こっちの枝には推理もの
あっちの枝には時代もの
てっぺん辺りに専門書
棘の節には官能小説
若芽には児童書
ある日のことである
その木に甘い砂糖のような雷 ...
朝6時、目を覚まして
ひとり、鏡に微笑むの
「わたしはきょうもげんきです!」
口の端引っ張り笑うんだ
「大丈夫、私は元気だから。」
所詮、誰も気づかないよ

いつもの電車
みんなやっぱ ...
明後日の風が
薄い緑に見えるのは
わたしに宿る
かすれた色眼鏡のせい
閉店の知らせばかり舞い込む
メールボックスには
この世でたったひとつの
返信が届かない
山羊の顔して探すだろう
...
すっかり日々は暖かくなり
桜もいよいよ開花間近
なのに私の心は鉛の様
不安と恐怖が波打って
奥底から沸き上がる
(昨夜は凶暴な悪夢に襲われ
汗みどろで目が覚めた)

すっかり日々は暖か ...
 昨日。朝からの雨と風で、もしかしたら最後の勤務は営業休止になるのかもしれない。と、スキー場勤務最終日を期待したが、営業休止の連絡の電話は鳴らず、今シーズン最後の道の駅で時間をつぶすことにした。三月に ... 別離

色々
成長

再度
米って左右対称じゃない
犬歯のように少し欠けてる
その犬歯みたいな米は
臼歯で噛むと甘くなる
そういえば
オオカミの犬歯を
あの人はお守りにしていた
もっと噛んでくれてもよかったのに
白い皿をニトリで手に入れたのだ
栗を置くための土台として
アスファルトには一体何が置かれるべきだろう
ゴムボールを手に 考えていたのだ
この肉塊、まあね、そう言うお前らもさらなるその一部分なんだが 居場所がなくなって
途方にくれてしまいかけてる

キスなんて一度か二度しただけ
そんな唇を舌で舐めても
そりゃ渇いているだけさ

日は落ちて
周りは昏くなっていく

ためしに心臓止 ...
ロザリーは十五才
廃業したスクラップ工場の敷地の外れで
ハーケンクロイツみたいなかたちになって転がってる
もう腐敗が始まっていて
あらゆるおぞましい虫に集られて喰われている
ささやかな雨 ...
昨日はある種の
速度を持つ元素としてここに
いた
今日は光の
粒子に貫かれることもなく
膨張する淡い影として徐々に
体積から解放される

 シーツの皺の奥に
 隠された温度のように
...
{引用=焼香}
{ルビ鶫=つぐみ}を威嚇する
{ルビ鵯=ひよどり}の
声は形より
広々とこまやかに
震えた
春の微粒子
住宅地の雪解け水を
長靴で測り
黒いコートに受ける
日差しを ...
かの方を分析しないでこれ以上 最上階の遊び場は空

キーワードいくども使う人たちは なりふり構わず生き続けます

善悪の圧をかけられinput outputは抵抗させて

善し悪しはも ...
「海をすてた」

海をすてた
いっぱいだったから
外に捨てた
外は広いから
海はしずくにみえた
にんげんが
外にいったら
ちいさすぎて
なんだかバカみたいだ
だからぼくは
ここ ...
絵柄のないパズルでも揃えなきゃ
無ってそういうことなのかも
湯気のような靄のような
差し込んできた光か照らし出された明かりか
今はどちらとも信じたいと思った

失ったものや別れた人や
...
3月 弥生 トロイメライ
春風 果てしなく 暖かい
坂の 彼方の 高台へと
ゆっくり 歩いていこう

月光チタンの夜を過ぎ
冷たい鈍色の夜を抜け
奈落と雪洞の夜を耐え
かねて
ぼくは ...
無垢材の床から生えた
食卓を囲むのは
夕食に溶け込むものたち
温かい具材と
きみたちの持ち帰った
新しい顔や手と足が
食卓の根元から二つに伸びて
時間のように
辺りを満たす
泣いてなんかない強いから

何点なんか気にしてないよ

ひとりで生きていけるから

パッカーで世界一周するよ
この命にはぬくもりがある
普段は感じないけど
強く感じる時がある

上手く言えないんだ
表現力ないしさ

毎日がややこしく過ぎて行くけど
それだって
そのうちに
ピリオド打たれるん ...
昔、愛した女の庭には
大きな花桃の木があった。

その木は
春になると
その女の唇のような
濃い
桃色の花を枝いっぱいにつける。

その花びらひとつひとつは
どうしてもその女の爪の ...
昔僕は相模大野で暮らしていたのである。僕の住んでいた部屋の下には若い米兵が住んでいた。通りには、まだいくつかの夢が、買ったばかりの自転車で街を走ると、見えていた気がする。車に傷をつけただろうと、走 ... 葉っぱが
ひとり遊んでる
くるんと
まるく
じぶんをすてて
も一度
ハラり
わらって泣いて
あたたかさはいつも
敵わないほどに傍らで咲いて
叶わないたびに散り
地面をひたすらに覆い尽くす
 
しあわせという匂いにむせて
風のつきあたりでは
くるくるくるくると
止むことなく空へ ...
血の色を塗り固めたような阪急電車と





薄い水臭いグリーン色の市バスが



...
また突然砂漠の画像を映し出しメモリを浪費している脳だ 廻る廻る大地が廻る
壊し創る力は無尽蔵に
無作為に選ばれた人々の
哀しみの雨が降り注ぐ

(世界は只残酷に美しく)

廻る廻る大地が廻る
次から次へと命は芽吹き
哀しみの雨は
もう ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ウミネ道草次郎自由詩3*21/3/15 21:01
ひとでなし墨晶自由詩6*21/3/15 19:58
たましいと骨ひだかたけし自由詩521/3/15 19:31
文章の森での出来事道草次郎自由詩4*21/3/15 18:35
嘘つきプラクティス月夜乃海花自由詩221/3/15 17:22
オムレツやまうちあつ...自由詩021/3/15 15:58
春の肉感ひだかたけし自由詩421/3/15 13:35
今日からは道の駅には寄らない山人散文(批評...7*21/3/15 8:07
ヨロシク自由詩021/3/15 7:57
黒田康之自由詩221/3/15 3:43
水色の午後に番田 自由詩221/3/15 1:41
_いる短歌021/3/14 23:11
帰る場所がなくなってしまったこたきひろし自由詩621/3/14 22:57
ロザリーはスクラップ工場の外れでホロウ・シカ...自由詩7*21/3/14 18:00
その色を裂く手立てnoman自由詩221/3/14 17:50
反省なんかしないただのみきや自由詩7*21/3/14 17:05
短歌4首/ベクトル化足立らどみ短歌321/3/14 13:10
ついーと小詩集4道草次郎自由詩4*21/3/14 11:36
今はどちらとも信じたいと思った余韻自由詩121/3/14 11:11
トロイメライGiovan...自由詩421/3/14 11:01
食卓を囲むものフリーダム自由詩021/3/14 10:45
4行詩なんてね足立らどみ自由詩121/3/14 9:24
この命にはぬくもりがこたきひろし自由詩321/3/14 8:36
花桃の木黒田康之自由詩421/3/14 3:36
エレキギターと空軍機番田 散文(批評...321/3/14 0:11
葉っぱ道草次郎自由詩6*21/3/14 0:01
眩しさから逃げるように春をかんな自由詩421/3/13 23:34
京都チキンジョージTAT自由詩2*21/3/13 22:32
_いる短歌021/3/13 22:10
春の記憶ひだかたけし自由詩821/3/13 20:30

Home 戻る 最新へ 次へ
708 709 710 711 712 713 714 715 716 717 718 719 720 721 722 723 724 725 726 727 728 729 730 731 732 733 734 735 736 737 738 739 740 741 742 743 744 745 746 747 748 
加筆訂正:
反省なんかしない/ただのみきや[21/3/15 16:23]
修正
反省なんかしない/ただのみきや[21/3/15 5:53]
修正
3.39sec.