西田敏行さんに



発句 敏行や晩秋に逝く猪八戒   拓也

付句 流星群にまぎれて召され   らどみ
三句 福島へもしもポエムがよめたなら らどみ

四句 ピアノ売り買ふ万年筆 ....
発句 とんぼうの消えて濃くなり空の色 拓也

付句 あかね 夜から どんちゃん騒ぎ らどみ
三句 雑になる 西洋式よりよいはずが らどみ

四句 用も足されずデュシャンの便器  拓也
五句 ....
涙乾けど悲恋は癒えぬ 壺で濃くなる毒の蜜  
ときはいにしえ神々かがみ覗き込んでは不思議がり
月の子を愛づる罪から
爪と{ルビ愛=まな} {ルビ海祇=わたつみ}失くす
嘆く声 {ルビ天地=あめつち}融かし
{ルビ神代=かみよ}{ルビ黄昏=たそが}る
  

水を引き 平城山宵の 月を溶く
谷田平田に 降る人の声

みずをひき
ならやまよいの
つきをとく
たにだひらたに
ふるひとのこえ


石上 其の稲穂に 乗り移る
現 ....
和歌


夢さりて うつつ来なまし みづかがみ
かたちみほてふ しろき水仙

夢から覚めて、現実に来てしまったのだろう、
白い水仙が、水鏡の容姿に見惚れているという。
夢すぎて うつつ来なまし ゆうすいの
言かけらしてふ しろきすいせん
和歌

やみもなほ ともにさまよひ あくがれて 
めのひかりこそ よすがなりけれ
青春を
わかった頃は
大人になって
振り返る
懐古のなかの
私を探しに

忘れてた
落とし物は
心の中に

有るのだろうか
まだあの日のままに
歳なのか
夏バテなのか
毎朝眠い
気がつかぬ
いつどこなんで
目が覚めるのか

朝マック
整えるのは
ライムとリズム
ビックかな
重ね重ねて
ついでなのかな
いきすぎて
過去を忘れた
老いたせんにん
初動は
小脳にすら
届かぬまえか

カニカマを
メカニカル間に
引き裂かれたと
訴える
ノアの方舟
からの伝言
クロノスに
たゆたる想い
のせて発する
虹かかる
橋上からみる
マナー源泉

汽車ならば
警笛ならし
出発するのに
遠くにて
まだ見ぬきみは
そのときを待つ
親知らず
土に埋めても
変幻もしない
忽然と
ある日消えても
知らず時経て

水の底
どうかと祈る
若い巫女より
届きたる
吉報の印
後半読めず
Hulyo nakita saya,
lapit ng tao at siya,
hangin sa aking puso,
init talaga biso.
烏叢炫耀綠光煌
及僕乃知道放浪
不悼雖非之樂樂
朝希自忘記淜滂
瑠璃いろマニキュア乾かしながら ジンを{ルビ生=き}でのむ「しかってほしい」 {ルビ鬼灯=きちょう}のランプともしてまいろ 恋のむくろの野辺送り 息するようにあざむく君が あざむかるるを忌む不思議

{ルビ吾=あ}を嘘つきと繰り返す君 嘘つきであってほしいのね

こころを尽くし語ってみても 嘘だと君は望んでる
恋に心の準備はないが惚れたあなたはどこへやら 好いたお人の{ルビ勝負運=ツキ}になりたい {ルビ犯人=ホシ}を弑する夢をみる いつの間にやら煙草をやめて おんなの顔した元親友 稽古厳しく盗作の意味知らなかったと言わせまい 桃花の薫る社日に識った酒の味そして兄の聲 水辺春信早梅開
寒裏空中飛鳥廻
傾酒傾杯与君酔
連山風景悉良材
学而行遠路
談笑日遅遅
簡牘連宵楽
悠然又作詩
吹着東風白雪飛
梅枝揺落数花微
逍遥春野自吟詠
月下清香千歳帰
天城越えても くノ一むくち
 じぐち無駄口 よいのくち
風雅自娯千歳連、人間滋味欲偏憐、春梅秋菊皆清艶、望得良詩会神仙 なりたいものは差し向かいにて箸を動かす古女房
伝統定型各種
タイトル 投稿者 Point 日付
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