なにかを始めようと
手続きしたわけではない
そうだ
終わりのことなど
誰も
かんがえるものか
だから
俺の終わりのことなど
知っ ...
掌編
内見のとき、不動産屋は部屋の窓を開け、済まなそうに、
「ええ、見える景色がこんなですから、正直人気がない物件なんですが」と云った。しかし、「人気がない」と云う ...
東京某所。N駅近く。
確かあれは去年の今頃に起きた出来事だった。
私は何事も無いような文章に書く価値も、そもそも思い出す気力が勿体無いような日常のルーティンを繰り返していた。いつものように ...
白い壁がありました
白い壁に沿って私は歩きました
私には足がありました
私の足は交互に動きます
私はそれを動かしています
白い壁があります
白い壁に沿って草が生えています
私は草をむしり ...
見つかって、見つからないよと君が言う。まるで透明人間みたいに。
目に見えない電車に昨日乗りました。ゆられていく先すら分からずに。
打消し線の線を取り上げ弦にする。ラ音の調べ、この世のものか ...
{引用=「アルタイル(ひこ星)」
めをつむると
いたって
砂さばくです
ずっと
ふたはあけた{ルビ儘=まゝ}
眼には
さぼてんの花
{ルビ如何=いかん}
せん
いか ...
人の大切なモノをとって
羨ましがらせて
人を傷つけて
優越感に浸るのが
楽しい
それ以外は何をしていても
虚しくてつまらない
そういう悪意に満ち
虚無感に満ちている
人間がいる
そ ...
向かいの甍は
銀の色
広がる青は
底抜けで
私は憩う
この一時
入射は深く
温もって
光の流れを
浴びながら
広がる歓喜に
胸貫かれ
この十一月の
光 ...
明るい声で
おはようの言葉を浴びると
太陽の光よりも温かく感じるよ
それは君からだけじゃないんだ
目を向けてくれた人
誰からでもそうなんだ
でもね ...
理不尽に向けられる言葉の剣は
想像力の欠如
以前ならば傷付いていたかもしれない
でも、私は知ってしまった
怒りの感情
静かに燃える負の感情
怒りは隠しておいた方がいい
誰もが不機嫌の ...
あきれても
秋がふけて
耐えられなくて
傷うずく
ジュクジュクに膿む
なんて、うつむく
うろんな顔で
わらえるほどにくだらないよ
僕の生に付与する意味も
なけなしの付加価値は無価 ...
別れ
一歩
喜怒哀楽
経験
変化
…
…
再会
冷たい秋を後ろ手に閉め
火の消えた冬の部屋に入る
いま誰かが座ってたみたいに
ベッドシーツが沈んでる
窓の外は林檎山
赤い実がどこまでも続く
ああこれは夢だ
きみのSNSの写真だ
...
きわまりが結氷である事をもとめて神様は冬を創造したのかな
けれどもローリエを咥えて希望を運んで来たのは何も鳩だけじゃない
あの日のぼくもそっとバーモントカレーにそれをしのばせたんだから
...
!ひゅーうぃーごー
「ラーメンも食えねえ」
どうにもならない気がして
さまよう気もして
ラーメン一杯300円
なんてどこにもない
から
コンビニで安いのを買う
さんたんたる
...
坂道に
水の流れ、
大量に
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人
君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ...
A401
部屋に書かれた数字に
1人ぽつりとそこにいる
2525、そんなパスワードで嗤えるかよって
真っ白、ベッドに横たわる
A401
ホテルの端っこにそれは位置して
そういえば私の ...
燻る者よあれチャップリンステッキステップストップ
{引用=糸くずの
ふりかかる
だまった湖面に
傾斜した
クレセント・{ルビ月=ムーン}が
代入される
みぎも左もわからぬ
夜来の{ルビ湧出=ゆうしゅつ}
妖精により
{ルビ繙 ...
早朝の境内に
落葉を掃く音が
吸い込まれていく
重なり合っている葉
お堂から鳥居へ
石段を掃き清めていく
捨てようともしなかった
振り払おうともしなかった
いつの間にか積もって ...
ドーナツの穴といえば
不足の象徴ではなくて
ドーナツの穴といえば
宇宙の入り口でもなく
ドーナツの穴といえば
世界を洒脱に切り取る
象徴的な形でもなくて
悲しさや寂しさを吸い ...
虹のかかりそうな空の
抗えない速度の下で
私は雨に濡れ
乾き
また雨に濡れる
生まれた時から
生きることを強制され
生かされ
死ぬまで生きねばならない
たとえどこかが欠けても崩壊 ...
一番最初
病院に勤めたのは
脳外科病院だった
院長先生がこれからは
男の看護婦が
手術室で勤務すべきだと
雇ってくれたのだ
男性用の更衣室やトイレも
設置しなければならなかった ...
YES YES YES
無のなかを
のぞいてごらん
NO NO NO
何かが
うごいている
OUI OUI OUI
そっと
耳をすますと
NON ...
わかれるひが
いつやってくるかも
わからず
じゃあ
なにがわかってるのか
たったいま
いきをしていることくらいかな
たしかなものは
なにもなくて
だから と かでも とか
接続詞は ...
夜のはじまりからおわりまで
景色がどんどん加速する
置き去りだって標識は言うけれど
止まってしまったらどうなるか分からないんだ
地面を擦る音ももう聞こえない
光の線と対になってし ...
閉鎖病棟が詰所を挟んで二棟ある
重い認知症の老人病棟と
長期入院者の居る慢性期病棟
看護日誌を書き終えて
休憩室で休んでいたら
詰所が騒がしくなった
二名の看護助手が
病棟で老人 ...
青空に白いボール
をなげ
それきり
ボールは
……
もちろんおちてきて
ぽーん
ぽん
ぽ
ん
と
跳ねて
それでおしまい
タン・タタン
茜さす
老人のベッドにも
子供のホッペにも
立ち止まる
荷台に括られた硝子板が映す
へつらった曇り空
思い出す
お互いにアクリル板を見つめてる
私/老婆
茜さす
厚塗り ...
君のわがままを
わたしのわがままを
ぶつけあって割れたほうが謝る
いつの日か粉々になって
混ざりあえたらいいね
写真の中ではふたりが笑ってるから
涙が出てくる
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
未明の解約
ナンモナイデ...
自由詩
1*
20/11/10 21:19
新居
墨晶
散文(批評...
1*
20/11/10 20:58
葱トリック
月夜乃海花
散文(批評...
2
20/11/10 20:19
壁の向こうに
佐々宝砂
自由詩
6*
20/11/10 20:01
短歌5首
朧月夜
短歌
9*
20/11/10 17:27
『冬の星座』のために
道草次郎
自由詩
4
20/11/10 16:02
カレーうどん振興会
ジム・プリマ...
自由詩
2*
20/11/10 15:41
光の午後
ひだかたけし
自由詩
4
20/11/10 15:15
最上の日めぐり
佐白光
自由詩
3*
20/11/10 10:03
隠しごと
無限上昇のカ...
自由詩
4
20/11/10 9:57
チューインガム
トビラ
自由詩
1*
20/11/10 9:33
成長
ヨロシク
自由詩
0
20/11/10 8:00
night, winter, last
mizuno...
自由詩
6
20/11/9 23:19
ローリエ(月桂樹の葉っぱ)
道草次郎
自由詩
2
20/11/9 22:57
この全部、クソッタレなじぶんさ
〃
自由詩
1
20/11/9 21:15
水の街
ひだかたけし
自由詩
12*
20/11/9 20:38
A401
月夜乃海花
自由詩
3
20/11/9 20:14
チョキチョキストーン(都都逸)
足立らどみ
伝統定型各...
0
20/11/9 19:37
湖畔と菌糸
道草次郎
自由詩
6
20/11/9 15:50
落ち葉
もちはる
自由詩
5*
20/11/9 10:17
ドーナツは誘う
ブルース瀬戸...
自由詩
3*
20/11/9 8:53
虹のかかりそうな空
小原あき
自由詩
5
20/11/9 8:25
柏葉脳神経外科病院
板谷みきょう
自由詩
2*
20/11/9 4:48
無のあこがれ
st
自由詩
6
20/11/9 4:01
風にふかれ
七尾きよし
自由詩
1
20/11/9 0:45
ハイウェイ、それを孤独と呼ぶのだな
カマキリ
自由詩
3
20/11/9 0:27
深夜勤務の時のこと
板谷みきょう
自由詩
2*
20/11/8 22:32
幕間
道草次郎
自由詩
0
20/11/8 22:00
/茜
asagoh...
自由詩
2
20/11/8 21:59
写真
印あかり
自由詩
5
20/11/8 21:48
646
647
648
649
650
651
652
653
654
655
656
657
658
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660
661
662
663
664
665
666
667
668
669
670
671
672
673
674
675
676
677
678
679
680
681
682
683
684
685
686
加筆訂正:
怨念の赤い糸
/
ただのみきや
[20/11/9 23:23]
修正
5.09sec.