水を入れ替えるのを忘れた
花瓶だったろうか
金魚鉢だったろうか
お仏壇の茶湯器だったかもしれない
いずれにしても罪深く
自己嫌悪を覚える
最近はこんなことばかり
やることなすこと ...
ひつじ雲はあんなに夕陽に映えて
街の建物はみなオレンジ色に染まり
見知らぬ異国になってゆくのに
君はやわらかに目をつむって
まだ見ぬ海の語りに耳を傾けている
僕には微かにしか聴こえないか ...
妻に布団をとられてしまった
妻がまた炬燵でみのむししている
ハムスターのように口に物つめこんで、妻よ
意味のない音楽を捜して透明な朝
曇天 こころに黒い旗を立てた
朝 ...
パパの手の歌を聴きながら
清志郎さんの偉大さに
いまさらながら気づきます
ご時世としてはじぇんだーれす
なので表現的に多少気になりますが
それでも
なんかしみじみと ...
眠たくて曖昧になるその日々に黒子のように星が散らばる。
電気信号が信仰した天使 電信柱たちに遺伝子。
根も葉もない花を咲かせて尾鰭付き一人歩きするみんなの肴。
...
なにも知らない、
何一つ知らされていない、
わたしという存在が
億万年の彼方から送り出され
今日の宇宙を仰いでいる
あゝ天晴れ、
わたしは躍る
この地上にて
何一つ覚えず
何一つ ...
空に湖のある場所に引っ越してから
薔薇は世話が大変だと知った
この土地は気にいるかな君は雨が好きだから
素直な枝と同じに左右に分かれる道があった
僕たちはやがてはなればなれになり
優しく ...
ちょっと待ってね
という間に五行は終わって
つぎの五行を考えている暇人は
たぶん僕ぐらいだろうな
五行の緩さがとても好きです
夜を飾る女が闇のダンスの指南役で
秘密の原始をあじわう
夜間飛行の天使はときどき行き先を喪って
微かにきこえる古いブルースに耳を傾けている
闇のスケルツォは楽章をかえても
いつか交響 ...
声がでなく
大気に混ざる安らかな眠り薬に
その身を委ねてしまいたくなった
胸の小さかったころの私
家は優しくて
朝の光はいつだってキラキラしていた
抗う心さえ
芽生え無ければ ...
銀河のでたらめも受けいれる
目覚めよろしく冷えもここちよい
ねぎ味噌汁ありがたくいただきます、妻よ
朝から困ってしまって創作に逃避する
卑下することをやめる じぶん大切にす ...
いたはずの人がいなくなり
いないはずの人がいて
地図が変わったり
星が見えなかったり
もう何も信じられない
というときに
そう思っている僕がいる
これはまだ確かなことで
...
作りかけで壊れた
断片を繋ぎ合わせ
星のように祈った
暗がりから白手が伸び
祈りのカタチを崩していく
後腐れのない別れ、転がる骸
哀しみは億万と木霊し
形態は次々と破壊され ...
保湿クリームの温かさに聞く
明日はどんな現実を生きるの?
今日よりちょっと良い?
甘えて聞いてごめんね
どんな風になっても
私が生きてるところが現実
頬にクリーム伸ばしながら
夢 ...
膝に爆弾を抱えてるロボット
ぼくたちの体が、ガラクタだった頃
純粋に輝く渾沌とした眩暈
夕暮れにまみれた泥とにわか雨
今 私が
こうしていられるのは
みんなのおかげもあるけれど
過去の私からの
プレゼントがあるからよ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
良いものは
忘れず
心に取り込む
魂が喜ぶ
感覚がよくわかる
ひらひら
くるりくるりと
舞いおちてくる
ふわふわの
わた毛のような
さらさらした雪たちが
どんよりと曇った
天空と
銀世界の
地上のあいだを
見わたす限りいっ ...
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)
腕を失い
ない筈の腕が痛むかのようで
貴女は 私のフォントムペイン
あのやわらかい声で
今日も 貴女が 歌っています
めかくし鬼さん
...
彼女に逢いたくて
ずっと寝ていなくて
花丸はいちばん大事な夜にだけ咲かせて
いつまでも忘れない、あの冬休み
浮き雲の稜線をけっして見誤らず
綿飴みたいなんて言うのは我慢する
...
足音たかく
雪崩れる嵐に乗って
賊の頭巾をかぶった隣人が
柵をまたぐ
花壇の若芽を
踏み荒らし
扉を蹴破りざま
きみの鼓膜の奥にするどく
怒号する
〈俺の家のものになれ!〉
〈俺の ...
もう二月だとか
まだ二月だとか
思ってしまう
寒くって
春はまだ遠くって
だのに花粉症の症状が出始める
なにかが始まりそうで
終わりそうでもあって
このままでいたいのにと言いた ...
お花があって
それから
けむり?
雨ふりの森の中みたいな
ちがうよ
びゃくだん!
くすくす
しっ!
こえだしちゃ だめ
おそーしき?
そう
おそーしき
ぼわぼわって空気が
静 ...
世界に一時許されて
震える個体が風に吹かれ
世界の荒野を抱いている
夜がまたやって来る
夜がまたやって来る
震える個体は薄暮のなか
遠い遥かな夢を紡ぎ
光の時を待っている
...
さよなら またね と
猫は言った
さよならから何年経ったろうか
光る風は吹いて
また会えた
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
強者を打ち倒すためには
現存する何かに
頼ってはならない
それは強者の入れ代わり
しか意味しないから
すべての個が
個として
独自の概念で
あらゆる強者に
立ち向かっていく
...
思うからこころに力がわいてくる。そう
思う。
大切な存在や大好きな存在を思う
さまざまな物事を思う
たとえば、
あなたを思う
お世話になっているシャーペンを思う
ひぐらしの歌声を思う
...
日本を褒め称える動画を何本も見た
日本政府と日本企業が行っている
政府開発援助の素晴らしさと
日本人の国民性の義理堅さや
責任感の強さ、優しい気遣いが
如何に素晴らしいかを知って
それが海 ...
遠く去った星たちよ
通り過ぎた星たちよ
安らかに眠れ
星の瞬きは
即ち哀しみ
宇宙空間の中で
それは瞬き続ける
安らかに眠れ
星たちよ
ふくよかな体つきのサウンドが
自らに重なり溶けて
一瞬青ざめ
ゆっくりと身をもたげる
擦れる不協和音と伸びやかな声
夢の中に解放され
雪原を転げ廻りながら
記憶喪失の通行人のよう ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
明日への約束
坂本瞳子
自由詩
3*
22/2/3 22:40
海の開演
壮佑
自由詩
9*
22/2/3 20:52
自由律俳句 2022.02.03(木)#02
田中恭平
俳句
1
22/2/3 20:52
めも
うし
自由詩
0
22/2/3 20:43
宝石のように眠たい
水宮うみ
短歌
7*
22/2/3 20:34
名無し人
ひだかたけし
自由詩
5
22/2/3 18:48
空に湖のある
ふるる
自由詩
5*
22/2/3 12:00
五行詩
マークアーモ...
自由詩
9*
22/2/3 9:53
闇のスケルツォ
〃
自由詩
5
22/2/3 9:31
歌わなければ良かったのか
秋葉竹
自由詩
3
22/2/3 7:38
自由律俳句 2022.02.03(木)
田中恭平
俳句
2
22/2/3 5:29
確かなことは
りゅうさん
自由詩
4
22/2/3 5:18
光
ひだかたけし
自由詩
12
22/2/2 19:20
おまじない
木葉 揺
自由詩
6
22/2/2 18:41
純粋
水宮うみ
川柳
1*
22/2/2 16:51
※五行歌
こしごえ
自由詩
5*
22/2/2 15:31
五行歌
夏川ゆう
自由詩
5
22/2/2 9:54
雪の舞い
st
自由詩
4
22/2/2 8:53
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)
るるりら
自由詩
6
22/2/2 8:08
今になってあんな夢をみるなんて
秋葉竹
自由詩
0
22/2/2 3:33
隣人
天寧
自由詩
2
22/2/2 1:53
二月か
坂本瞳子
自由詩
2*
22/2/1 22:21
good-bye
ちぇりこ。
自由詩
8
22/2/1 22:03
薄暮
ひだかたけし
自由詩
6
22/2/1 21:09
※五行歌
こしごえ
自由詩
4*
22/2/1 19:42
解放
花形新次
自由詩
4
22/2/1 18:18
思う
こしごえ
自由詩
4*
22/2/1 17:31
岸田さん2
ジム・プリマ...
自由詩
1*
22/2/1 17:24
群青
渡辺亘
自由詩
0
22/2/1 16:53
アムニージアック
ひだかたけし
自由詩
4
22/2/1 13:02
552
553
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555
556
557
558
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560
561
562
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567
568
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570
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572
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580
581
582
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588
589
590
591
592
4.58sec.