今日は涼やかな春風が吹き
街はもうすぐ黄昏です
西陽が君の横顔を照らし
はにかむ瞬間を捕らえます
それは本当に美しい
この街角の光景です

(あゝ後何百年
待てばこの瞬間に出会えたのか ...
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ...
物質にも
役割という
いのちがある
私にも
役割がある




私は不安なのだろう
だからこそ
私は安心も出来るはず
余白を持って
ゆったり行こう




{引用= ...
春星と過ぐる東京の君の夜 街はいつのまにか 輝いている
乾いた 冬も終わっていく
でも 風は冷たいままだった そんな
横浜の地下街をどこまでも行く
池袋の地下街とは異なる思いで
だけど少しだけ疲れていたのだ
水 ...
鼻の奥まで、ツーンとする
あの香り草を求めて風の中をさがそうか

ほかにも愛情表現はあるのに
撫でたひたいが暖かいとか、
それって
褒め言葉?


鳥がかわいそうにないている ...
上皿天秤は
待てど暮らせど
いつまでも動いてる

(左右対称に振れ続けてるなら釣り合ってるとみなします)

小学五年生なりに
意地を張っていたつもりはないけど
根負けという成長もありま ...
うねりを上げて
向かって来る
ビッグウエーブに
彼はまな板一つ持って
挑もうとしている
まな板に何の意味があるのか
誰にも分からない
ひょっとしてサーフボードのつもり?
「自殺行為だ! ...
目覚めぼうっとしては茶を啜る

全身で夜明けを浴びていた

陽のひかりの中に出てゆくコート着て


荒れた妻もしずかにスープ飲む

なぜ句作しているのかわからなくなる春の夕

...
曖昧な目のはしっこに雨が降る


もういいぜ 色の呪いにノイローゼ


手に入れてからっぽを忘れてしまう


童話読む 瞳に埋めた古里で
夢見と現実が交差する
初春の昼下がり
独りの透明なたましいが
時の静謐にいだかれ覚醒する
輝く光の帯に乗り
生まれ来た
あの至聖の場所に至ろうと
麗らかな春の陽射しに眼を見開く

( ...
私は森の中を迷いながら彷徨っていた
山ふくろうの鳴き声と、おぼろ月夜がおびただしい夜をつくっていた
なぜここにいるのか
記憶を辿るが、なぜだか脳が反応を示さない
記憶の構造が気体のようにふわふ ...
結露した鉄管を登ると
冷気の上がる自家発電の貯水層があり
ミンミンゼミは狂いながら鳴いていた
夏はけたたましく光りをふりそそぎ
僕たちはしばしの夏に溶けていた
洗濯石鹸のにおいの残るバス ...
 執拗にのたくる
蛇のような走査線の裏側から
  黒色に泡立つ粒子の
 ホログラフィックな性夢として
   二台の戦車の幽霊が姿を現わす

 海へ突き出た岬の草地を、蹂躙する鋼鉄のキャ ...
テントを張って居ると
撤去を迫られて
鏡の花を買う
決意をした
ケンタウロスとミノタウロスが
交合しているようなイメージに
さいなまれる
鏡の花は安かったり
高かったり
それよりもソ ...
 なにもシンゾウやフミオやその傀儡のことだけを目くじら立ててあしざまにいうことはないじゃあないか、彼らは私に心酔しているんだからね、と桜の枝を咥えた富士山がいうので、それはそうですが、いちおう決まりと ... どうぞ
お好きなように

マフラーがはためいた

すっかり
忘れてしまわなければ
きちんと
思い出すこともできやしない

人類の一番の失敗は
残しておくことが最善と
思い込みす ...
1分の1サイズから始めたはず
なのに今ではスコープゴート

#これでどうだ #短歌 #tanka
ある日宇宙から来た脳が
猿に寄生して人間になった


脳は常に血をもとめた
脳は今も血をもとめる


















...
毎日死んで
毎日生きかえる
どこまでつづくのか
この微細に拡がる
脳という名の血の海は
覆われていないところに痛みは降るので
いつのまにか指は全て覆われてしまった


痛みが無くなるのが早いのか
覆いが無くなるのが早いのか
指がなくなるのが早いのか

...
全身筋肉痛の身を温める

冴え返りする曇天のした

やっと落ちつけて又眠りそうな春の朝

身を汚しつつこころ洗われてゆく

起こした妻がコーヒー淹れてくれたありがと


帰宅 ...
いまでもずっと
あいつのかげをさがしてる
わるぐちいわない/はやおきはしない
遠くまでいかない/近くでは探さない

どぶのなかでもぐって
いきをとめたままめをあける
ひとりはこわくな ...
まあ微笑ましく眺めている。
縁側から列ぶ 大きさなんて 

君は

可愛らしい可視化でしかない。
とうとう桃色の花を揺らしているものである。
からして雪解けの開けた町並み。
思わぬ欲望 ...
発情した猫の声
寒い真夜中
悲しげに聞こえる
その夜はいつまでも
猫の声がひびき続けて

空腹をかかえて
寒さに震える
真夜中の
見えない猫の
声だけが聞こえて

空腹 ...
澄んだ空が
撒き散らす冷たさは
この上なくて
春はまだ遠いと
思い知らされる

夕焼けは赤く燃え
異様さを見せつけて
闇夜の訪れを
阻もうと試みるほど
夢を見る

白い月が昇る ...
風景は東京ですか一番星


望遠鏡で覗いた宙が君の宙
ていねい着替え明けの空かな

朝なにもしない時間をつくっておく

未だ六時前妻と語らっている

意識の濁る、をととのえる


達成してしんしんと帰る

残業、疲労困憊でも夜をあい ...
いたるところに在る
きらきらとしたもの
忘れてほしい
ふたつの景色


雪を呑んだままの朝
音もまた呑まれたまま
聞こえるものは無く
火の穂は降る


両腕 ...
水の弧に触れた指が
夜を虹を描き出した
風はここにとどまる
牙に爪に 傷になる


目の奥に羽ばたく星の蛇
霧を歩む双つの影から
無数の羽が生まれては消え
夜の輪郭を ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
春化粧(改訂)ひだかたけし自由詩1022/3/11 12:26
mother-gardenちぇりこ。自由詩922/3/11 9:06
※五行歌 二首 「役割」こしごえ自由詩2*22/3/11 7:22
<東京> 春星るー俳句422/3/11 2:28
青い春番田 自由詩422/3/11 0:34
ねぇ、君の、声を、聴かせて、よ?秋葉竹自由詩122/3/10 23:01
天秤TwoRiv...自由詩2*22/3/10 21:32
涙のシーサイド、スーサイド花形新次自由詩122/3/10 21:28
自由律俳句 2022.03.10(木)田中恭平俳句122/3/10 20:07
忘れた空水宮うみ川柳3*22/3/10 19:20
初春の予感ひだかたけし自由詩422/3/10 18:24
山人自由詩7*22/3/10 17:55
夏休み自由詩6*22/3/10 17:53
薄いアポカリプス壮佑自由詩5*22/3/10 17:19
呪博士(のろいはかせ)間村長自由詩222/3/10 14:14
小さな死Petite mort草野大悟2自由詩022/3/10 11:40
風化やまうちあつ...自由詩2*22/3/10 7:55
Twittertanka足立らどみ短歌322/3/10 7:09
ノート(脳Ⅱ)木立 悟自由詩022/3/10 0:53
ノート(脳Ⅰ)自由詩122/3/10 0:51
ノート(指)自由詩022/3/10 0:50
自由律俳句 2022.03.09(水)田中恭平俳句022/3/9 20:58
遠くまでいかない/近くでは探さない竜門勇気自由詩1*22/3/9 11:51
惨めな死にざまよ、あらい自由詩022/3/9 0:28
真夜中の猫シホ.N自由詩322/3/8 23:18
自堕落な坂本瞳子自由詩3*22/3/8 21:23
<東京> 一番星るー俳句222/3/8 21:19
自由律俳句 2022.03.08(火)田中恭平俳句122/3/8 21:12
青空と絶滅木立 悟自由詩222/3/8 15:45
青空と焦土自由詩122/3/8 15:43

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加筆訂正:
<風の通り道> 春霖/るー[22/3/11 2:49]
<菫印>からタイトルを改めました。
<屋根の下の宇宙> 春愁/るー[22/3/8 21:38]
タイトルを変更しました、。 ・・・
<リボン> 春の泥/るー[22/3/8 21:35]
タイトルを変更しました、。>
<屋根の下の宇宙> 囀/るー[22/3/8 21:33]
タイトルを変更しました、。
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