文字列を人は織り継ぎその人の幻像を文字列が織り継ぐ
おぼつかない
おちつかない
しっくりこないというか
納得いかないというか
地が足に着いていないというか
気持ちがふんわりと宙に浮かんだままのような
決して悪い気がしているわけではないのだけ ...
世界の厳かが露わになるこの夕べ
わたしは静かに此処に留まり
在るものすべてに身を委ねる
まるで人生の鍵を手に入れたかのように
在るもの在るもの輪郭鮮やかな世界が
おもむろに眼前に広 ...
母がいたころ
よく往診にきてくれていた
診療所の医師が隠居したらしく
その子息が往診にきた
ぱっと見
ものわかりのよさそうな
マスクだった…
年に一回誕生日がくる
必ずきて年を重ねる
子供の頃は
早く大人になりたかった
大人の今は若くいたい思う
誕生日を祝ってくれる
たくさんの仲間がいる
照れ臭いけれど
嬉しいが ...
人にあしたを指ししめす
あの月
月が遠ざかってゆくわけは
きっとたくさん
あるのだろうけど
なにもいわず
いつか
どこにもぶつからず
無事に太陽系を抜けられたら
月はその全身の瞳で見 ...
午前中の四時間授業が終わり帰途に着く
ランドセルが左右に揺れる
昼食のインスタントラーメンを啜る横で爺さんが大江戸捜査網の再放送を観ている
隠密同心 心得の条の辺りで体が左右に揺れ始める
麺を ...
その日の斜陽を靴跡に踏み躙らせ
よそよそしい未来をこびりつかせ、
ヤマは遺骸を縦ニ 三杯に摩り下ろした。
それで、
一に、赤裸々を口に銜えた(鑪と平和)
なかほどに廻り初めた 紙風 ...
季節のせいだろうか
歳のせいだろうか
渇いて剥がれてヒビが入った
自分をたもつことができない
シャワーをあびて水分をとっても
包帯で皮をぐるぐる巻きとめても
それは滑らかに ...
こんなにも鳥が
渦巻いているのだ
疑いとか憎しみとか
そういうことではなくて
渦巻いているのだ
鳥が
昔の映画のように
ぎこちなく
けれども切実に
まったく容赦なく
どこか牧歌的に ...
輪のカードを読む
望んだことのない種類のやさしさをまえに
わたしは この ふるえが、
なぜなのかわからない
ふるえ、読む
輪のカードに
望んだことのない
種類の
やさしさに
...
12月になると
どこからともなく流れてくる
-----きっと君は来ない
一人きりのクリスマスイブ-----
天上のキリストも気に入って
永遠の命を与え
12月になると
不死鳥 ...
顔や手を見て知れることもあるけれどそれはそんなに知りたくはない
下を向いていよう
誰にも見られないように
下を向いていよう
見失わないように
下を向いていよう
陽射しに負けないように
下を向いていよう
風に吹かれないように
下を向いていよう
穴に ...
在るものの
騒然と沸き立つ
この時に
天空遥か、三日月は揺れ
わたしのこころは
予感に眩めき
銀輪輝く初冬の夜、
なべて救いは
胸奥より来る
なべて救いは
胸奥より来る
...
コピーライターの世界では「正しい国語ができる奴は二流。国語を破壊する奴が一流」といわれています。
破壊する快感と、その間抜けな努力を楽しんでみませんか?
本日はうすぐもり
昨日までの寒気が
ぐっとやわらいだ宵だ
どれくらいからか
しだいに欠けてゆく月が
おおきな指さきの爪になって
あしたは、あっちだ
迷わないでおいで、と
指さしとん ...
落とし物を拾いに
金星と火星のあいだ
銀色の楽器か
瑠璃色の小鳥か
橙の夕暮れか
透明な言葉か
思い出せそうで思い出せない
一生かけてたった一つを
おそらく
冬のへその緒が春に巻きついて夏が死産した。父からの電話はそんな内容だった、ぼくは耳を疑った、それはミミが何かを画策したからに違いないと、ミミは実家の隣に住んでいる島崎さんちで飼われている九官鳥の名前だ ...
もしももしも君に夢中になるなって
いうならあの日を忘れさせてよ
丁寧にヘッドホンして壁向いて
出てゆく僕への思いやりだね
本を読む横顔をみて憧れた
高校二年の図書 ...
私たちは過去に梅雨晴れの菜の花をふつりと亡くしている
重ねられたむしろ、奥座敷には、立ち返れば
少女 ひとつ、気配すら ままならない
4つかぞえるうちに 喉が鳴る。心臓が弱いらしく、ひとり死 ...
総理!
これ以上のチン上げは
もう無理です
若い人たちに要請してください
ED夫より
ゆっくりとぜんぶをなおしてゆけばいい
小雪の舞う中真っ直ぐ歩こう
黄緑の葉の舞う街を手をつなぎ
青空みあげてどこまでゆこうか
儚げな貴女の指はこんなに ...
花は咲くのだろうか
この寒空の下
風に吹き付けられて
身を震わせているくせに
光を浴びて
水を浴びて
いつの日か
緑を輝かせて
その花弁を大きく開くことが
あるというのか
夢物語は ...
セックスと愛は別だし、いやそもそも人を愛する義務などないし
瑠璃いろマニキュア乾かしながら ジンを{ルビ生=き}でのむ「しかってほしい」
同じ傘の中で
違う答えを出しても
ここは世界一
小さな屋根だから
身を寄せ合って
雨が止むのを待つ
ジーンズの色が
移るように
君の心を
少しでも似たような
青で撫でたくなる
...
眼が見ることのできる前に、
涙することをやめなければならない。
耳が聞くことのできる前に、
感じることをやめなければならない。*
僕たちはいつも
入り口の前で立ち止まる
様々な ...
扉
壁のむこうにある見えないない営み
空の扉をわたる風のうた
きれいに畳まれた銀紙をひらく
こまかい砂の列や
水にうかべた諦めが
夜に、ある想像をゆるす
月だけ敬えば、他にするこ ...
空想で猫を飼う、名前はチグリス
名前を呼ぶと尻尾をぴぃんと立てて走ってくる、空想なのでチグリスは排泄行為をしない、猫砂もチュールも要らない、今夜は冷えるから一緒に寝ようと言えば、チグリスは尻尾を立て ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
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いる
短歌
0
21/12/10 22:56
とどのつまり
坂本瞳子
自由詩
2*
21/12/10 21:12
断章
ひだかたけし
自由詩
8
21/12/10 20:23
往診医
ナンモナイデ...
自由詩
2*
21/12/10 20:10
誕生日
夏川ゆう
自由詩
3
21/12/10 18:36
あなたがいない夜のさびしさ
soft_m...
自由詩
4
21/12/10 18:01
土曜の午後はスウィング・ジャズ
ちぇりこ。
自由詩
3*
21/12/10 17:57
青雲
あらい
自由詩
1
21/12/10 17:29
渇いて剥がれて塗り重ねる
若林はじめ
自由詩
4
21/12/10 17:17
うずまき鳥クロニクル
やまうちあつ...
自由詩
1
21/12/10 14:40
輪のカード
はるな
自由詩
1
21/12/10 12:57
クリスマスが終わるまで
st
自由詩
3
21/12/10 5:57
_
いる
短歌
0
21/12/9 23:12
下を向いていよう
坂本瞳子
自由詩
2*
21/12/9 22:52
信夜
ひだかたけし
自由詩
3
21/12/9 19:36
続『新・国語辞典』
会議室
21/12/9 19:23
あっち
soft_m...
自由詩
2
21/12/9 19:14
おとしもの
やまうちあつ...
自由詩
1
21/12/9 13:04
ストップ/ザ/シーズン/イン/ザ/サン
ちぇりこ。
自由詩
4*
21/12/9 11:06
星月夜
秋葉竹
短歌
0
21/12/9 7:08
彼方肆
あらい
自由詩
2
21/12/9 0:04
チン上げ要請
zenyam...
自由詩
2*
21/12/8 22:47
ガラスの靴
秋葉竹
短歌
0
21/12/8 22:44
矛盾にまみれのそれは
坂本瞳子
自由詩
1*
21/12/8 22:36
_
いる
短歌
0
21/12/8 21:46
【都々逸】いたずら
福岡朔
伝統定型各...
1
21/12/8 21:10
√ルート
ミナト 螢
自由詩
1
21/12/8 20:13
途上の光
ひだかたけし
自由詩
5
21/12/8 19:28
扉
soft_m...
自由詩
2
21/12/8 17:52
チグリス
ちぇりこ。
自由詩
3*
21/12/8 16:02
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598
3.66sec.