私は似非詩人
今日も朝からはつらつと
詩を書いては投稿します

私は似非詩人
そろそろ早漏?
本物の詩人になりたい

でも
よくよく考えなくても
それは無理
本物の詩人なんて
...
ドアで竿を折った午後には
人のそこに 歩いていた
外のにぎわっていた 通りの中で
悲しい人を探し求めて歩いていた
どんな言葉を繕えば
この染みを落とせるのか
見つけては溶けていく答えに
逃げて楽になれない苛立ちに

言葉を喪うような記憶と
流されていく筈の時間が
淀みのようにまとわっては
虚しい優 ...
詳しい事情は知らないから
発言することは
控えていたいと考えていた

でも

日本に六例しかない
難病の痛みに苦しみ
他人の介護を受けながら
それでも人として
役に立つことを模索し ...
熱い心を持った人々が
今日も花壇の雑草をむしるのだ
憎い 憎いよ 雑草が

土地の養分を勝手に吸って
土地をだめにしてしまう
憎い 憎いよ 雑草が

汗を流し 声をかけ合い
一生懸命 ...
{引用=震えていたのはふたりだったので愛と呼んだものは互いの孤独の象徴だったのだけれど触れ合った手がすこし濡れていたのはうれしかった}


恐れていたのは間違えることだった
都会のネオンが寂し ...
夜風を浴びる、眼を瞑り
うっとりとして、遠い汽笛の音を聴く

夜風の冷気に、夜風の霊気に
何かがざわめき蠢いて

網戸の向こうに、唸る街
ゴォーッと木霊が反響し

波打つ孤独な内面が ...
ギリギリで
吐き出し口がこの場所に
あって良かったなとそう思う





















コロナ下の


...
いちばんだめなのが
いちばんなのだという
おかしな理屈です

それは
まちがっていますとも

なんかいめの
まちがいだったか
誰も
もう
覚えておらないのだ

もう
だれも ...
「無駄でないことなどない」という一面の真理 一面の白い空 子供たち

遊ぶ
白い獣、
むき出しの


ビスケット

緩やかな陽射し、
庭の歓声、
他愛ない時の流れの
そのひとこまに、
静止した
笑みは
遠い空に消え

...
目がいいというのは
単に視力のことだけではなく
同じものを見ていても
目に留まらなかったりすると
目が悪いのだと

たとえば一枚のスクショからいろいろなものが
見て取れるのだが
流行り ...
 童謡を聴いて泣けてくる

 たまにはそんな事もよかろう

 写真の色褪せで時代を追う

 ごく普通の感覚がそうでなくなる

 知らず知らずのうちに色を失う
宇宙が身近になって、行来できる船もできて、
酸素に依存しなくなって、キラキラと走る星がある。

星を持って走るテコ職人。

星の雛形の宝石。文字の意志を受け継いで、
無言に喋るメッセージ。 ...
水面をうねり進むのは
中州と呼ばれているものだ
息継ぎもなく川を這う

その背で
菜花の黄が
もえている

微かにひかる

ガラス片
あれは
人の手から
逃れて
中州の鱗に ...
 靴を脱いだ時

 紐を解いてみた

 靴ひもは結んだままだった

 靴ベラで無理やり履いて

 踵を押さえて無理やり脱いで

 足を守ってくれる大切な靴

 ストレスをか ...
寂しくて寂しすぎて
そこら中の携帯を徐に鳴らしていく
すぐに返答か返信は来て
少し満たされて
わざわざ時間割いて会ってくれる人もいて
なのに会ったら会ったで
数分もせずに虚しさ ...
やけに赤い夕暮れ

仕事で何度もミスした
気持ちは今も落ちたまま

仕事帰りに独り酒
初めて入る古びた居酒屋
温かい店主の声がもやもやを取る

料理の良い匂い
酒の良い匂い
楽し ...
野の薊を食卓に飾りながら
一杯のコーヒーを飲む
小鳥の囀ずりを聴きながら
青空を眺める
散歩の途中に独居老人を尋ね
世間話に花を咲かせる
コロナ下でも
小さな幸せは
ある
五月連休
オートバイで峠を走ると
舗装路の小石がよく動く
道路を横断する毛虫だ
轢かないように
かわしながら走るのだが
クルマはそうはいかないので
轢かれてしまうのかもしれない

醜 ...
君も詩人なら
透明なペンくらい持ちたまえ
黒い万年筆とか
青いボールペンとか
そんな当たり前のペンで
満足しているようじゃだめだ
透明なペンなら
どこにでも言葉を書くことができる
しか ...
夜更けには
私からもう一人の私が抜け出して
アパートの部屋から出て行く

すっかり暗くなって
静寂に飲み込まれた市街へと
彷徨い始めた
まるで夢遊病患者さんだ


コンビニの明かり ...
 今、「芋」の意味について討議している

「芋の{ルビ力=power}」を{ルビ蔑=ないがし}ろにすると云うことは

 忌む者に「忌め」と云っているようなものなので

 今後、{ルビ寧=む ...
ああ、とつぶやいていた五時間目
友達と 中学校の頃 僕は
教室の隅で互いの顔の絵を描いていた
そして部活動に明け暮れていた 
学園祭で土井ちゃんは
ギターの弾き語りで出演して
松山千春の「銀の雨」を歌い
喝采を浴びたのを横目に見ながら

そんな風に歌うことは
格好悪いことだと信じて
疑わなかった
だから
雑 ...
無意味だと言葉にすればそれすらも無意味だという意味をもつので          
やぶりすてた青空をつなぎあわせて
あおじろく
笑っている。

 かわいた靴音をのこして。

観客は、
だれも、
いない── ...
うつくしい
ものが
欲しい
むさぼるように
あるいは
沈み込むように
この涼やかな
夜風を浴びて
半ば発狂し
半ば落ち着き払い

細胞の、一つ一つが覚醒し
脳髄の、うっとりと微 ...
放り投げられたタオル
頑として掴もうとしない主義
一歩間違えば
要領が悪いとしか映らない

どんなに時代が流れても
根本的な生き方までは変えられない
時を経るごとに
無理してまで変 ...
良く
見せようと見せようと思うがあまり
付き合って2週間の彼女に
「ここは俺が奢るから」と
今月は余裕がないことをひた隠す

良く
見せようと見せようと思うがあまり
ニートの息子に ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩人もズッコケるこたきひろし自由詩421/5/16 9:49
皿を買った日番田 自由詩121/5/16 2:03
あれから自由詩221/5/16 1:31
あれからひと月が経ちます板谷みきょう自由詩4*21/5/16 1:06
雑草取り紀ノ川つかさ自由詩121/5/15 23:29
触れてモクモク小指自由詩121/5/15 23:14
夜風を浴びるひだかたけし自由詩521/5/15 22:42
今夜また鉛筆で書く屑短歌TAT短歌2*21/5/15 21:37
いちばんだめなのが道草次郎自由詩221/5/15 21:00
_いる短歌121/5/15 19:04
残光atsuch...自由詩10*21/5/15 18:41
志向性りゅうさん自由詩221/5/15 16:38
自由律俳句「食べられる退屈」(13)遊羽俳句221/5/15 15:10
テコ職人と閃風師朝焼彩茜色自由詩321/5/15 15:04
どこまでも春の日帆場蔵人自由詩421/5/15 14:28
靴ひも佐白光自由詩2*21/5/15 13:06
フライドポテトを一つですねkomase...自由詩2*21/5/15 11:23
仕事帰り夏川ゆう自由詩421/5/15 10:12
小さな幸せホカチャン自由詩3*21/5/15 9:27
毛虫ライダーイオン自由詩4*21/5/15 8:10
透明なペンやまうちあつ...自由詩521/5/15 7:32
夜更けにこたきひろし自由詩321/5/15 6:46
農家墨晶自由詩3*21/5/15 4:43
午後番田 自由詩021/5/15 2:06
北星余市の10期だもの板谷みきょう自由詩2*21/5/15 0:53
_いる短歌121/5/14 23:10
うみほたる草野大悟2自由詩321/5/14 22:44
うつくしい ものひだかたけし自由詩521/5/14 22:13
静止したタオルkomase...自由詩021/5/14 22:13
良く良く見せようと自由詩1*21/5/14 22:10

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