時間なら放っておいても過ぎるので無視して茸狩りに出かける
浅瀬で溺れるわたしたちが
いつか 深く
息をできるように
重いぬかるみを這ってさ
乾いて 乾いて
流した涙が
日々を伝い 夢を伝い
川になったとき
この体がいるのは
優しい ...
遠くから降って来る歌声が
浮遊したまま哀しい音色を木霊させ
やがて地に落ち砕け散る
天に舞い上がる歌声は
満天の星達を暖かく抱き
やがて静かに沈み込む
歌声は現れ消え去る
現の壁 ...
風が吹いていた
千本の針を手ひどくかき回すような
天蓋の裂け目から吹きこんで
ざらざらはしる
風が吹いていた
あたらしいところに今朝もある窓に
ゆっくり手をふるお月さま
澄んだ金星も ...
ひとつ
*
ついさっきまで雪だったよ
どうだった、雲から離れる気分
寒かった
雪なのに
めちゃくちゃ寒いよ
覚えているの?
ううん。でもわかる。はなれた瞬間、 ...
どうなっているのだろう
本当のことが知りたい
様々な人が
様々なことを言って
うやむやになっていく
本物のことが遠ざかる
何処へ向かっているのか
よくわからないから
様々な ...
プラスチックしか食えない人種が、
集うレストランでは、
毎晩、大量のガンプラが、
食卓に並ぶ。
ラブホテル・テロリストのせいで、
木っ端微塵になった寝室。
そこで寝ていた娼婦は、
キ ...
未来は
未知だから
わくわくしよう
一つの人生は
一つの物語だから
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ボナンザグラム/bonanzagram
世界に脚立が架かっても、私は世界を降りなゐょ、
支えがなゐ、したらば、命がある、
考えられる人のポーズで、はしごの途中、 ...
きょうが春なのか秋なのか
すこしもわからない
見当もつかない
半袖のシャツも温かい上着も
どっちも捨ててしまう
なんだか灰色になってしまうよ
灰色の奥でどうやっても変わらなくなってくよ ...
叶わない約束も
守れない約束も
三日月に置けば
死刑台のように
飛び立てるはず
浮かれた時間を
粉々にしたくて
ブレーキのない
乗り物を探した
君は来なかった
僕は寂しかっ ...
昨日夜中に息ができなくなった
上半身裸になって部屋中の窓を開けた
冷気だけが症状を和らげてくれる
今が冬で本当に良かった
このパニックから逃げられるなら
死ぬ方がマシだった
私が救 ...
具体的理由がなくても人間は時々狂うものでしたよね
雨
今夜わたしが
この傘にひらく雨を
きのう聞いた人
そこには星が見えますか
不安定な蛍光灯のように
意識がちぎれそうな夜
清潔な循環につつまれる人
ふくらむ海を感じますか
...
Yellow Brick Roadを駆け抜けてきた娘は
トルネードのように戸を開けて
「ドロシーにあったの!」
雨上がりの道々の端っこに点在する
青空を切り取った水たまりのような
あ ...
原初から欠けている
魂という命だから
命は何かを求めるのだ
欠けているから
満ちることができる
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
耳には遠い音楽が響き
壁には醜い蜘蛛が這う
奇妙な屈曲、奇妙な距離
ブルーに流れてゆく雲
満天の星達が輝き
蜘蛛は行き場を失い
落下する、天から
叫び続ける声は孤独を打ち鳴らし
こ ...
遺伝子の乗り物である僕たちは
摂理の維持装置としての個体を
あたえられたのかもしれない
数学は世界を解析する不思議な詩
物理学者はたぶんときどき詩人
純粋哲学あるいは応用哲学
でも ...
変哲の無い偏光が輝いている。
球体としてのFeのすがたを、
実感するものは以前としていない。
ツーフィンガーが風を分割してゆく。
回転する動力はネズミでたくさんだ。
二週間も無休で遊 ...
あの華や。と指を往く仕種が
ずっとずぅっと。緒を弾いて
十六夜の鉢 と言うのよ
小さくてつまめない程の 硝子の欠片
ありもしないものを抱き抱え
貴方と呼んで
今から明日に迎える
毒があ ...
こどものころ
おとぉさんがさんたくろーすだって
しらなかった
けれどそれは
あまりかんけいなくてね
おとぉさんとおかぁさんは
けんたっきーふらいどちきんのばんごはんと
た ...
ゴメン
と
ひとこと言えなくて
いつの間にかクリスマス
わかっているけど
意地を通してゴメンと言えず
何人去ったかわからない
クリスマスの主役は
もちろん君さ
な ...
生きていることがある種の病気ならそのうち死んで治るので待て
滔々と道徳を説くトークショー
温かい日差しが青く透き通る
すずしさにゆれる黄色い花の午後
水槽の赤い瞳にふれる指
揺れるキャリーケースの
疲れたフィギュアたちに紛れた
俺はねずみ
湿気た袋の中の息苦しさに
もう眠たい
冬と夜はさびしいものだから我慢をするんだよ
誰のものとも分からない言葉が私の中で反響します
どうしてだか私の心に浮かぶのは
北海道やそれに近い景色ではなくて
東欧の冬枯れの景色です
血で贖わ ...
やわらかく包む結び目のすき間から
ほんのりと匂いくるりんごのまるみ
そんなことば
太陽を溶かした夜を柄杓からグラス
唇から四肢へと移す食卓の綺羅
そんなことば
まな板を叩く音
単 ...
ケチャップ工場の爆発のせいで、
全部が真っ赤に、染まったこの街。
生クリーム、宙に浮かび上がって、
雲の居場所を奪った。
閻魔大王が、休日にしてるファッションは、
ジェラートピケ 地 ...
あの落書きは
花火よりも
明るい色にした
真面目な名前だから
怒ってるように見えるけど
きっと呼んだら
僕の舌は甘くなる
何も食べていないのに
お腹が空かずに
君を思うなら
...
ここがどこなのか
どうやってここに来たのか
わからない場所で
思う
花が花であったこと
風が風であったこと
今ここに
花かどうかわからないものが
咲いていて
風かどうかわからない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
_
いる
短歌
0
21/12/17 23:23
青空
はるな
自由詩
7
21/12/17 22:03
歌声たち
ひだかたけし
自由詩
7
21/12/17 21:05
風が
soft_m...
自由詩
1
21/12/17 20:07
ひとつ
〃
散文(批評...
0
21/12/17 18:45
本当のこと
夏川ゆう
自由詩
4
21/12/17 18:29
溶ける贅沢
ツチヤタカユ...
自由詩
1
21/12/17 18:11
※五行歌
こしごえ
自由詩
2*
21/12/17 15:40
trois
大゜揮∞ ₎...
自由詩
0
21/12/17 14:23
なんだかたくさん
竜門勇気
自由詩
2*
21/12/17 12:58
約束の捨て場所
ミナト 螢
自由詩
1
21/12/17 12:55
drug addiction
mizuno...
自由詩
2
21/12/17 0:02
_
いる
短歌
1
21/12/16 23:42
雨
soft_m...
自由詩
5
21/12/16 21:10
ドロシー
ちぇりこ。
自由詩
3*
21/12/16 20:30
※五行歌
こしごえ
自由詩
0*
21/12/16 20:19
ウィロー
ひだかたけし
自由詩
5
21/12/16 20:15
遺伝子のうた
梅昆布茶
自由詩
14
21/12/16 17:41
周回者
ナンモナイデ...
自由詩
4*
21/12/16 14:02
結実戒律
あらい
自由詩
3
21/12/16 8:23
めりぃ、くりすます
秋葉竹
自由詩
2
21/12/16 8:03
主役のいないクリスマス
st
自由詩
3
21/12/16 1:13
_
いる
短歌
1
21/12/15 23:52
撃とうとする
水宮うみ
川柳
3*
21/12/15 23:33
俺はねずみ
奥畑 梨奈枝
自由詩
3
21/12/15 23:30
2021/12/15
雨宮吾子
自由詩
4
21/12/15 20:53
ついったー
soft_m...
自由詩
5
21/12/15 18:36
ケチャップ・ロンリープラネット
ツチヤタカユ...
自由詩
5
21/12/15 18:27
キラキラ
ミナト 螢
自由詩
1
21/12/15 18:06
再 生
塔野夏子
自由詩
4*
21/12/15 11:57
564
565
566
567
568
569
570
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572
573
574
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580
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582
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587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
3.74sec.