いつか見はらしのいいどこかへと
ひらいた傘が浮かんでゆれてく流れ
しずみつもった景色をさけて
わたしに望遠の目がもてたなら
ビルとビルの隙間をはしる列車を待っていいけれど
屋根裏の秘密がもて ...
同級生が夫婦で家の前を車で通りかかった
「どこへ行ったの?」と尋ねたら
「ドライブ」と答えた
「そりゃ若返るねえ!」といったら
笑っていた
それを聞いていたワイフが
「あたしたち夫婦でドラ ...
夢の底を揺蕩えば
予感に包まれ
陶然となる
夢の向こうとこちら側
遠く近く奥まって
底の底に横たわる
わたし独りのたましいが
融通無碍に踊り出す
この晩秋の青い時
深い眠りに揺蕩って ...
「あなた自身、自分では気づいていない暴力性を持っている」

ある占い師に言われたその言葉が、
私を救っている。

「自分が他人にどう思われているかについて不安になり、
他人との交流や人前で ...
検査するごとに確実に上がっていく数値
体重
血圧
血糖値
尿酸値
胴回り
年金は上がらず
数値だけが上がっていく
自分の体の中で
僕の知らない異変が起きているって
よく考えるととて ...
まるでわたしは白物家電みたい
冷蔵庫や洗濯機
電子レンジと存在は同じなのね

そしてあなたは色物家電だよね
テレビにオーディオ
カメラにゲームと趣味嗜好的

もうわたしにとってあなたは ...
 まだ里に雪は降りていないが、初冬である。晩秋にかけて、割と寒くはなく、むしろ暖かいと感じた。
 あたりはすっかり寂れた風景となっていて、収穫の予定のない近所の畑の渋柿だけが鮮やかな色を呈している。 ...
君と見つめ合った瞬間
世界から切り取られる
その欠片を瞳に入れて
僕等は目が悪くなる

ひとりでいるのに
ふたりでいるみたいな感覚で
回転ドアを潜った

待ち合わせなくても
出会え ...
水、の音をさがしている
  すっかり消えてしまった
   匂い、の足跡をたどれば

  猫が水をのむ

     舌が生きている
 手首から流れだす
   脈絡なく文脈もない
...
どちらかと言えば機械が人間のねじれゆがみを模するのだろう 眠りの
夢の
底割れ
目覚めるモノ
輝く尖塔を壊し
ジクザクに走る力線
煌めく城壁を巡り
スイチョクに伸びる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、掴み取る
掠め現れる無数の影を
...
{引用=声の肖像}
どこかで子どもの声がする
鈴を付けた猫がするような
屈託のないわがままで
なにもねだらず行ってしまう

風がすまして差し出した
果実は掌で綿毛に変わる
ぱっと散った ...
 文字の空洞を湛えられた指示不能対象が、

一陣の烈風となって、

虹の秘跡を皹骨にこびりつかせて、

幽かな輝きを、

ふれもしないまま、

歌って消え、

もやが、のこった ...
シルエットのほうが美しい

とでも
言いたそうに
絵画のなかで

熱心に
シルエットを見つめているのは

シャルロッテに恋をした
ゲーテという詩人

若き乙女の
可憐なシルエ ...
隣り合う、背にして、ただ微笑む 貴腐の林檎がある

    あなたを犯している。影はもう捕らえられて、
         眩しくて、見上げることも、ない

     わたしは
     と ...
○「標準値」
老化するということは
標準値からはずれていくということなんだろう
血圧、血糖値、尿酸値、体重など
検査するたびに
あがつていく

○「主食」
子どもたちの主食が
ご飯か ...
心の闇に
騙された部屋
愛というなら
殺してよ

愛しい首を
かき抱きたい
月も隠れる
熱い夜

罪は罪とて
承知の上で
くれない夕日に
騙されて

好きは好きと ...
 冷たい季節がやってきた

 顔を洗う水が冷たいな

 ワイシャツに袖を通すと冷たいな

 腕時計を手にすると冷たいな

 さらに冷たいのは

 君の視線

 そんなに冷や ...
ああみんな優しいんだな太陽も死ぬのに騒がずに生きている 左右におおきく手をのばし、
父よ母よとなげいている。

ぬるい失意がふきつけて、
もっと上へとそらをかく。

みにくい嫉妬のなげあいで、
みんなの指はくさりおちた。

うずくまるにび ...
あなたと付き合い始めて
もう三年ぐらい経った

私の想いは膨大
あなたに全ては届かず
何処かを彷徨っているのかな

あなたの想いも膨大で
私に全て届いていないのかも

彷徨う想いは ...
白い砂漠に
矢のような光が突き刺さる朝
摂氏五十度の砂嵐に
ラクダが弱音を吐く

そのころ
私たちの小さな家では
つば広の白い帽子を右手で押さえ
吹きあれる海を見ながら
女が
あの ...
育て上げられたダイヤグラムと、降り注ぐばかりの五線譜が射貫く
ひとつあわせのカルタ、破れにくい腐敗臭に流れ星をあてる、

菫色を広げた 地平線の証。戸口はしまり 小上がりに充満する 
劣情に横 ...
 一人の女が私に見られている。女はじっと立っていて、私はそれをじっと見ている。
 髪の毛が生えていて、それは男とするならば普通だけれども、女なら短い、ショートカット。顔を知ることができない。私は女の ...
庭で夕空を仰いでいると
足下の、少し離れた場所が 
ふいに がさっ と鳴った

古い柿の木から
枯葉の吹き溜まりに
実がひとつ、落ちたのだ

よく熟れた柿は
ほんのりと夕陽に染まり
...
要はそれ「収拾つかなさ」ではないか神とか呼ばれたりしているが やっほーが無数に飛び交う{ルビ宇宙=ユニバース}


朝アサリあっさり食ってさっぱりと


焦らさずに!調べたことを!知らせるぜ!


ネイティブな発音でネガティブに言う


...
偽りながら
偏りながら
擦り減っていく踵を
平気な顔して
舐めて歩くな

許されなくても
願うこと
愛されなくても
愛すること

自分らしく生きるために
傷付いたら
アスファ ...
一陣の風、
吹き抜ける
この晩秋
空は青く
何処までも高く
天蓋は涯までまぁるく
外部はなく
凪いで
人々は歩を進める

この地上にて

神々は居られ
その豊穣なる艶姿
人 ...
たぶん、若いころは善意の人が多いから、
寄付に絡む悪には気が付かない。

たぶん、年取るほど悪意に苦しめられるだろうから、
寄付など無視し都合のいい福祉を要求するのである。


...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
月蝕soft_m...自由詩221/11/21 20:26
老老ドライブzenyam...自由詩1*21/11/21 19:56
夢の底ひだかたけし自由詩621/11/21 19:53
対人恐怖と優しさTwoRiv...散文(批評...6*21/11/21 12:24
人間ドックzenyam...自由詩2*21/11/21 10:58
色物家電イオン自由詩3*21/11/21 10:37
初冬の朝山人散文(批評...4*21/11/21 8:28
永遠ミナト 螢自由詩021/11/21 8:12
水導帆場蔵人自由詩421/11/21 1:26
_いる短歌021/11/20 23:49
カンバスひだかたけし自由詩4*21/11/20 18:37
演者たち――眼差しの接吻ただのみきや自由詩6*21/11/20 17:36
ぅたにぅたゎせ大゜揮∞ ₎...自由詩0*21/11/20 12:39
シルエットの秘密の扉st自由詩621/11/20 10:55
まんまるかじつあらい自由詩121/11/20 9:29
独り言11.20zenyam...自由詩1*21/11/20 8:48
悪愛秋葉竹自由詩521/11/20 6:37
冷たい佐白光自由詩1*21/11/20 0:44
_いる短歌021/11/19 23:10
うえきぐらたん自由詩121/11/19 22:25
想いが彷徨う夏川ゆう自由詩321/11/19 18:16
白い砂漠草野大悟2自由詩321/11/19 12:14
月蝕あらい自由詩221/11/19 8:28
叙述幽霊散文(批評...121/11/18 23:50
柿の知らせ服部 剛自由詩8*21/11/18 23:17
_いる短歌021/11/18 22:49
ともだちだもん、と水宮うみ川柳7*21/11/18 20:09
自問ミナト 螢自由詩321/11/18 19:39
この地上にてひだかたけし自由詩721/11/18 18:25
ありを喰わないアリクイナンモナイデ...自由詩4*21/11/18 13:33

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加筆訂正:
対人恐怖と優しさ/TwoRivers[21/11/21 19:53]
誤字を修正
演者たち――眼差しの接吻/ただのみきや[21/11/21 14:16]
さらに文末など修正
演者たち――眼差しの接吻/ただのみきや[21/11/21 13:38]
改行、そのた数文字修正
あかとんぼ/本田憲嵩[21/11/18 22:38]
五行に変更。
4.56sec.