死の山を ふみこえてゆく
死の山を ふみこえられてゆく
死の山を ふみこえてゆく
積み上げられた 石だ
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶやいている
つぶ ...
{引用=極々ありふれたおーとくちゆーるな
空ははじまりのようにしてはじまり
すっかりなくしていたのではないか
ポロポロとこぼれおちてきた
てのひらには三つの釦
ベージュの淡いまあ ...
二〇一八年十一月一日 「現実」
現実はきびしいね。だけど、がんばろう。がんばる仲間がいれば、だいじょうぶ。
二〇一八年十一月二日 「考察」
ぼくというものを媒体として、 ...
この唄は夕べの思い
旅人がいつか満月の夜に唄った
ろうそくの下で読む人には
なかなか分かってもらえない
子どもにも分かることなのに
月に唄う、月は語る
いにしえの地球を目醒めさせ
そ ...
○「心の健康」
「心の健康こそファースト」ですよ!
体の健康には気をつけるが
心の健康はなおざりである
○「押すだけ」
近ごろなんでも押すだけ
人間がどんどんボケていく
○「デジ ...
黒い服を着て雪の上を歩く皆
葬列みたいと呟くきみ
白い息は生きてる証
サンタを待つトナカイと同じ
頭を垂れて
愛のベルを鳴らす
ショッピングセンターの特設ステージ
2ドル払って子供を ...
妄想癖の神父は教会の入口のそばで、目を覚ましたままぼんやりと涎を垂らしている、教会前の広場にずらりと並んだ日曜日の市場の、果実売りの娘が横目でそれを馬鹿にする、本格的な冬がやって来て、空は日本製の ...
昔から虚しかったし今もなお虚しいけれどいい音で鳴る
春の喜び、
夏へのあこがれ、
秋の憂愁、
冬のさびしさ
時は過ぎ去り
季節は巡る
人生は進み
垂直に落ち
わたしのいない、春夏秋冬
猫。いのちのぬすびと。天秤をゆらす。無邪
気な狩人。爪をひそめ。音をひそめ。夜走す
る獣。ちいさくて幸い
蜘蛛。お寺のお裏に住むおとな。かわいた唇
で咬む。純真で多淫。空洞をゆるさぬ観測手。
...
煙草の煙越しに古い写真を見る
空は宵闇を纏い人の声も消えて
瓦礫に埋もれ消えたはずの声が
机に置いた珈琲に淡い波紋を作る
置時計の古びた音が心を刻む
古書の匂いと共に ...
横たえた体
ゆったりとした泳ぎ
見開いた眼
はちきれんばかりのお腹
無数の目
見知らぬ場所
小さな世界
暗い世界
ただただデータとして
ただただ数値として
リュックが擦れて
足音に混ざり
君の気配だと分かる
会えて良かったと
思いながら
どこへ行こうかと
悩んだりもする
賑やかな街を
背にすれば
ふたりの足音しか
聞こえなくて ...
{引用=白心中}
唇の合掌
耳は氷柱みたいに澄んで
睫毛の雪がとけた
遭難と凍死を繰り返す
冬眠できない二人
こうしてまた長い
白昼夢の時代を迎える
{引用=ゼ ...
いにしえにしみついたぬくもりは、
邂逅のうちで最も深い思慕で満たす
セピア色の余韻。新月を零として数える濤声
見え透いた脅し水が染み込むように 立ち騒いだ楽音
夕餉の鐘。寸足らずのかいまき ...
わたしの
いない
夏に
ひぐらしの
鳴く
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
あら失恋?
貴女の泣き声 こころを凍らせ
異邦の人でも 抱きしめたくなる
「大嫌い」
嘘つかれてもわかるのは
涙の色が隠せなかいから
憎み合い
呪いたいほ ...
たぶん知らなかったのですで謝る庶民と
知りすぎていたのですで謝る上層部が
いるのだろうと邪推する午前五時半
滑稽な顔で女の気が引けないなら
陰鬱な顔ではなお無理だろうと
この詩はどこで笑った ...
今の想いは
どこ走っているのかな
飛び出すまでにはまだまだ時が必要かな
ぐずぐずしている場合じゃないんじゃないかな
宛先不明で返却されるかな
それが怖いの ...
一夜茸のようにつややかだとしてもそのユートピアは食えそうにない
わたしは、
夜ではない、
夜明けなんか来ない。
夢ではない、
痛みは消えない。
朝ではない、
あなたを急かしたりしない。
声ではない、
...
中途半端な幸せが
踏み出す勇気を奪っていく。
怖いのは踏み出せないことではなく、
踏み出した先で
たいしたことのない自分に
気づけないことだ。
中途半端な幸せの中 ...
忙しいというのを言い訳にしたい
実は何もしたくないだけだけれど
だって寒いから外には出たくないし
取り立ててやりたいこともないんだもの
そりゃあお腹は空くけれど
時間が経てば眠くもなるし
...
かまぼこのカーブはいつまで美しいだろうか
遠くに霞んでいるトンネルの入り口
小雨が降りはじめ暗い匂いがする
黒く濡れた何かが静かに入ってくる
そんな車からさっと降りた
姉さんは真っ ...
隕石 お前は 無思想
ゲバ棒 お前も 無思想
漏斗孔から 流血 どうして
投擲 された 砲丸の驚き
解体中 の公園 が見た 夢
不幸せ な 女の子が
科学する
幸せそう な 男 ...
ひどく冷え切った大地の感触が
次々と押し寄せる波のように
切迫する夜、
わたしはわずかな白飯を掬い
震える口顎の明け閉めを
そっとそっと反復する
鉱物質の肉体と
欲望の魂と
唯一無 ...
私
て誰?
自分以外知り得ない世界が
あるんだなって
知った瞬間
宇宙の砂粒になって
弾け飛んでしまふ
おゃ
知らないのかい
本場イタリアじゃあ
サンタじゃなくって
魔女が
クリスマスプレゼントを運ぶのさ
もともとは
聖書のなかにある
伝説の老婆のこと
キリストをさ ...
宇宙人は人の姿をしていない
宇宙人はてのひらに居座り
人と人とを都合よく繋いでいる
地球征服はもうすぐなのだと
スマートフォンがつぶやく
初めて君が口を閉じ、眠る顔を見た
マッハ24で飛ぶ弾丸の言霊が煩いのに
今は静かで、まるで忘れられた戦艦のように沈み
偉大なる戦士の像のように佇んでいる。
初めて君の瞳の美しい化粧を見た
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
死の山
津煙保存
自由詩
4*
21/12/20 14:06
ブルー シャツ
〃
自由詩
2*
21/12/20 13:44
詩の日めくり 二〇一八年十一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
21/12/20 13:43
月に唄う
ひだかたけし
自由詩
4
21/12/20 12:32
独り言12.20
zenyam...
自由詩
1*
21/12/20 9:52
rede
mizuno...
自由詩
2
21/12/19 23:47
くだらない街の冬の陽炎
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/12/19 23:14
_
いる
短歌
1
21/12/19 23:07
春夏秋冬
ひだかたけし
自由詩
7
21/12/19 22:51
未図鑑
soft_m...
自由詩
4
21/12/19 22:27
煙に巻かれて
静
自由詩
2*
21/12/19 18:18
データとして
Hose E...
自由詩
1
21/12/19 15:25
足音
ミナト 螢
自由詩
2
21/12/19 15:22
寒くなると物忘れがひどい
ただのみきや
自由詩
3*
21/12/19 15:21
それきり
あらい
自由詩
1
21/12/19 15:04
※五行歌
こしごえ
自由詩
3*
21/12/19 10:34
暁のファド
秋葉竹
自由詩
1
21/12/19 7:35
小さな声
りゅうさん
自由詩
5
21/12/19 5:48
放たれる心
佐白光
自由詩
0
21/12/19 0:21
_
いる
短歌
0
21/12/18 23:15
プルーイカ
塗絵 祐作
自由詩
0
21/12/18 22:51
幸せ
〃
自由詩
0
21/12/18 22:44
忙しいか
坂本瞳子
自由詩
0
21/12/18 22:21
運動 それから
ふるる
自由詩
10
21/12/18 21:01
どうして 何故
soft_m...
自由詩
0*
21/12/18 20:19
冷夜
ひだかたけし
自由詩
5
21/12/18 19:42
私って誰?
こたきひろし
自由詩
1
21/12/18 19:33
魔女のクリスマス
st
自由詩
5
21/12/18 15:14
てのひらの宇宙人
イオン
自由詩
0
21/12/18 13:58
君の弾丸が死んだら
月夜乃海花
自由詩
1
21/12/18 12:44
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
3.92sec.