夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪山へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く
鈍色空を背景 ...
時を超え差出人知らずの手紙が届く
行動に移せぬ苛立ちもある
目覚まし時計に勇気づけられ
時にはポリフォニーに心揺らされる
大蛇に飲まれて明日を知る
足りない頭を短く刈り込み
制服着こんで姿勢を正せば
賢く見えるし金は貰える
笑いが止まらねぇ
あそれ 1.2.3.4
いかした自衛隊Blues
倒産失業ありゃしねぇ
おまけに ...
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ...
枯れ葉落ち枝だけになり冬本番派手な厚着に目を奪われる
山々は蜜柑畑の集まりで温暖な島居心地がいい
小雨降り涙色した街になる感動的な芝居目にする
寒い午後ニューカレドニアの写真見る四季 ...
ひまわりを背に
端正な顔立ちがしっとりと崩れてゆく
シャッターの音が
シャッターの音だけが
あたり一面に 静かに 降り注いでゆく
火曜の午後
思いつくまま講義をすっぽかし
キミを ...
かの女は夢の隠語
かの女は愛の代名詞
そしてくずかかったおれを見棄ててしまう、
見殺してしまうなにかだよ、「ユカコ」
バウハウスの故郷の果てで摘み取った林檎が、
葡萄でなかっ ...
本のなか文字のひろがる風景で存在しない曲を弾く人。
きみの黒い髪が宇宙みたいだった 青い景色に浮かんで見えた。
火のように月日はもえて土になり金いろの木に水をやってる。
...
高台から遠浅の浜を眺めると波の照り返しには目が眩む。
鰯の群れを追いかけて飛沫をあげるスナメリが、
ハセイルカの一団を連れてやって来た。
小屋の喜三 ...
猿と云う現象のわたしの傍らに
犬と云う裝置が風のように現れ、くっついて寢ている
裝置は靈魂であり、
{ルビ何某=なにがし}かの意圖が具現化しそびれた餘剩らしい
...
二〇一六年五月一日 「叛逆航路」
お昼から夕方まで、『The Wasteless Land.』の決定版の編集を大谷良太くんとしていて、そして、大谷くんと韓国料理店に行って、居酒屋に行って、 ...
誰でも 叱られたい時がある
誰かに 割ってほしい鏡がある
そんな時私は割らないよ
それは上司にお任せさ
私はぐうたら昼寝人
誰でも 見られたくない事がある
家族に 知られたくない事が ...
誰かを 愛したいな
ずっとそう思ってたら あなたが来たよ
ごめんね あなたは素晴らしい人だけど後付け
私の気持ちが先輩なのさ
誰かを 殺したいな
そうは思ってなかったけど おまえが来たよ ...
揚げ過ぎたコロッケ食っとるんや
キャベツなんて高過ぎて買えんしな
なぁ、野菜くれんか、屑でええから
えッ、無理なんやろ、わかっとんや
そんなもんやから
あのキャベツ畑に
行ったん ...
廃れた通り、その先の名前のない草たちが太陽へと貪欲に伸びる荒地のさらにその向こうに、梅雨の晴間の太陽を受けて存分に輝く海があった、水平線の近くでいくつかの船が、運命を見定めようとしているかのように ...
月に降る
塵の息を踏み
無言 震わせ
空のはざまが膝を落とし
再び立ち上がる
脚をくすぐる布の闇
二 三 五 六と言葉を拾い
左足と右手の小指の寒 ...
花を見てきれいだというわたしたち 人はこうして人を造った
大浴場に入る前
剥いてみるのよ
人知れず
もって下さい
痛切な願い空しく
直ぐ戻る
男ですもの
前なんか
隠すことなく
入りたい
だけど出来ない
プライドを
託すタオルの
...
クソ野郎
と
クソ女が
アイしあって
何回もやっちまった
夜の市営公園
その駐車場に停めたクルマん中で
でもそんな男と女なんて
掃いて捨てるほどいるから
ホテル代ケチって ...
泣き虫だった僕が
泣かなくなったのはいつからだったろう
少しだけ嘘をついても
滅多にばれないことを知ってから?
怒られても開き直れば
強く言われないことを知ってから?
みんなと ...
宇宙に咲く花のように
秘かに青白い、
アジサイの花房濡れる頃
神の手が伸びて来る
雨降る季節を進めるために
無限を響かせ、無限が響き
鮮やかなアジサイの、微かな揺れに
一つの確か ...
ベランダの風が本体の人だった
あの時代自体が次第に時代劇
甘いお菓子は
甘い記憶になった
過去と陸続きの海が鳴っている
評論がひょろーんと長く伸びていく
ここは嘘専用スレッドです。くれぐれも、嘘以外の発言は書かれないようにご留意願います。このスレッドに、ついうっかりと本当のことを書いてしまったために、たいへんなことになった方については、既に都市伝説とな ...
アンテナの上
カラスがめずらしく寒そうだ
度を越した愛撫
風だけがご満悦
抗いながらも抗えず
樹々もさんざん掻き毟られる
その有り様を見て見ぬふり
家々の窓はぬらっと景色を滑らせる
― ...
愛に紛れた憎悪が引き千切る
崇高な結び目を容易く
歴史的経緯を踏まえずに
考慮らしい考慮の跡も残さずに
中枢を巡る空虚な交響曲
場末の雑音と大差ない不協和音
表向きはスーツ ...
求めちゃいないよ
気にしてなんかいないよ
わざわざ言明するのが胡散臭いよ
わかってるよ
わかってるけど
否定せずにはこの
なけなしのアイデンティティは
廃れちまうってもんよ
...
花をあげよう
君と僕の鼓動する部屋に
共に過ごす時の波打ち際で
今までの悩みが
流されたばかりの場所から
ふたりでひとつの花を
あげよう
ローカルな回転
星が一回りし 年があけた
宇宙飛行士は軌道をまわりながらアイデンティティを確かめる
あたりは冬で
ぼくは炬燵に入って蜜柑を食べる 方言で
人々はたくさんの比喩を背負 ...
私貧乳に生まれたの
ブラの隙間は無限大
夢と希望を詰め込んで
生きてきました
嘘人生
あなた騙して生きるには
許す訳にはいかないの
何のかんのと
はぐらかし
あきれられては
終 ...
退屈はハングルの「口」の中あたり
求めない退屈からは逃げられない
連結しているような花屋の坂
凋落は常に不定形であれ
駄洒落から生まれるものもある
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢と夜風と雪山と
ひだかたけし
自由詩
15*
21/5/17 22:00
自由律俳句「食べられる退屈」(15)
遊羽
俳句
1
21/5/17 21:23
じれったいBlues( G.I.Blues)
板谷みきょう
自由詩
0
21/5/17 20:51
マイソング
花形新次
自由詩
6
21/5/17 20:28
常夏
夏川ゆう
短歌
3
21/5/17 18:43
シャッターだけが降り注いでいた
komase...
自由詩
2*
21/5/17 13:21
tell me, bedtime story
中田満帆
自由詩
4
21/5/17 12:50
雲のような存在
水宮うみ
短歌
6*
21/5/17 11:49
底のない浜から
アラガイs
自由詩
12*
21/5/17 3:31
無音
墨晶
自由詩
5*
21/5/17 3:01
詩の日めくり 二〇一六年五月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
21/5/17 0:07
ぐうたら昼寝人
ボロ24
自由詩
0
21/5/16 23:51
先輩
〃
自由詩
0
21/5/16 23:05
居酒屋にて
帆場蔵人
自由詩
3
21/5/16 22:24
飢えた魂は余計な肉をつけない(リロード)
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
21/5/16 21:54
三と常
木立 悟
自由詩
2
21/5/16 21:32
_
いる
短歌
1
21/5/16 21:20
包茎ブルース
花形新次
自由詩
2
21/5/16 20:55
インスタントラブ
こたきひろし
自由詩
3
21/5/16 20:03
泣き虫
TwoRiv...
自由詩
9*
21/5/16 20:01
無限の響き/梅雨入り前に
ひだかたけし
自由詩
5
21/5/16 19:54
うんとほんとう
水宮うみ
川柳
2*
21/5/16 19:14
嘘専用スレッド2
会議室
21/5/16 18:50
ガラスの精進
ただのみきや
自由詩
3*
21/5/16 14:39
論理の傘
komase...
自由詩
0
21/5/16 13:43
ランキング偏執室
〃
自由詩
0
21/5/16 13:42
花をあげよう
フリーダム
自由詩
2
21/5/16 11:55
ローカルな回転
空丸
自由詩
3
21/5/16 10:40
貧乳ブルース
花形新次
自由詩
4
21/5/16 10:31
自由律俳句「食べられる退屈」(14)
遊羽
俳句
0
21/5/16 10:17
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
加筆訂正:
ガラスの精進
/
ただのみきや
[21/5/17 6:36]
誤字脱字など修正
3.48sec.