不自然な生き物らしい服を着て零下の街を凍えずに行く 行くあても無く歩行する
真っ青な夜に靡く草原を

やがて月の照る浜辺に出る
遠く漁り火が燃えていて
忘却された団欒のようだ

月光がつくる海の道が伸び
僕は何処までも歩いていく
忘れたら
新たに思う
生と死を
つなぐたましい
雨のしずけさ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
どこへ行くの
ここ以外に
私のいない
未来で
おはよう



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
痛みというものが こわくないから
なぜ泣くのかも 分らない
ひとりだって 平気です

身体よりも はやこころ砕け
足あとだけは 感じているのか
文字に見えない けれどはっきりと
ことばだ ...
もう古い週刊誌読み懐かしむ過去に戻ってやり直せない

雨上がり水滴光り賑やかで都会ではない町も輝く

満員になる寸前の電車くる想像超えたストレス社会

気づかずに通り過ぎてた雑貨店冷たい雨 ...
爪を立ててから、いくばくものこさずに 林を抜ける

台所の靴下にりんごが3こ並べている
生まれる前に焼いて捨てた手紙がある

きみのまえに あるはずだった。mother

赤い尾ひれがや ...
朝焼け
あなたの赤だ
あなたの時間が
空を染める

配達の車
足早のジャケット
私?
私は

愛されない人たちだけが
空を見上げる
空は嘘をつかない
流れるだけだから

...
私にだけ浮き出して見える蛍光の矢印をたどり
啓示に導かれ
雑居ビル6階の人材派遣事務所に着く
そんなこともある 昨日は
残った小麦粉とキャベツを混ぜて焼いた
卵1個と
かつおぶし小袋2個分 ...
○「なんでえー?なんでえー?」
  といって人を責める癖あり
○今の子どもは「お菓子とスマホ」世代だ
○老化するということは心身の障害者になるということだ
○「生活困窮者」
零下まで気温が下 ...
二〇一八年九月一日 「葉山美玖さん」


 葉山美玖さんから、小説『籠の鳥 JAILBIRD』を送っていただいた。クリニックに通う女の子の成長物語だ。会話部分が多くて、さいきん余白の少ない目詰ま ...
僕は生きているのだという、実感もなく。公園の木が懐かしい。年賀状の入っていた子供の頃の家のポストが。僕は、ときどき部屋でCDをかけていたけれど、今年もぼんやりしているうちに終わってしまいそうだった。時 ... 身体よ今日も生かしてやったのだたまには礼の一つでも言え それは彼方へ消える幼い日の記憶だろうか、それは燃えながら散りゆくひとつの詩篇だろうか、それは最後の歌をうたう老婆の掠れた声だろうか、長雨の後、窓に残った雨粒が滑り落ちる時のシンクロニシティーは、も ...

空が裂ける
とか、せまる雲の中に
とか。すごく冬らしくて

老爺から放たれ展かれる網に
やすやす攫われたりしない
ネオンで消せない月虹
なんて嘘
こころの内で散る火と火
と ...
生臭い未来と生乾きの過去。失っていく、生きていく牛。



この{ルビ詩=うた}が永遠に続けばいいと思ったこともあった気がする。



イリュージョンのようなイマジネーションが、イルカ ...
あまりにも抽象的な像だった


根も葉もない花 詩のように咲いている


ぱくぱくとパクったパンを食った犬


印象が印度象的な象だった


温かい光の深く眠る骨


花 ...
青い空が何処までも
広がっていて
僕は泣く
青く在ること
それだけが
ただ哀しくて
僕は泣く

この無限の下に
曝され歩み生きる人
〈何処から来て何処へ去る?〉
永遠の問い掛け、 ...
紅葉を見に行こうようなんて
陽気に君が言うから

ウキウキしながらマスクして
身支度整え

晴れた日曜日
行く、公園に

陽光は穏やか
葉脈色づく木々に
ようやく一息ついた

...
{引用=*}
イメージの蕾の中にわたしはいた
わたしはわたしの真実をゆっくりと展開させていった
孔雀の眼差しを持つ蝶があなたの目蓋から飛び去った
わたしはなおもあなたのイメージの中にいたことだ ...
がじゅまるの
青々とした
葉の光
あらゆることが
こころの糧だ


{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
夏だなあ
うちわあおいで
麦茶飲む
四十九日も
静かに過ごす


{引用l=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
透明人間の腐る音がした。
ベティ・ブルーの、えぐりとった眼球が、
巨大化して生まれた新しい惑星。
句読点を、心臓に付けられたような恋。

2000年ぶりに復活した、
アダムとイブが、
素 ...
跳びはねる
君のちいさな掌のくぼんだ池から


跳びはねる
その透明な小魚たちのまだ汚れていないが


跳びはねる
雲間からひろがってゆく青空と太陽にむかって


跳びはねる
...
きみがとつぜん
海がみたいと言ったから

 きっと寒いよ?と言ったのに
 小さく あったかいよと言い返されたから

ひとのいない砂浜が
どこまでも続いている

 どこまで行くの?と聞 ...
包帯の隙間からこぼれ落ちる蛆 のように生まれ来る歌もある  やけに磨かれたぼつぼつの廊下は濡れ光る。障りをも流出する、と私は 途方に暮れる 渡り鳥も そこで尽きようかと、なら先が見えないのだと 嘲笑う、くたびれた草履がぺたぺたと云う。

 黙殺されたメト ...
底冷えする
夜に横たわり
祈っている

迫る闇が咆哮し
幾つもの夢が朽ちるとき
心の奥処の祭壇に
火を絶やすことなく
灯して、灯して

(不眠の夜を透過する
純白の雪を待ちながら ...
宝満のすそに立つ昇降口や
安い学食とおばちゃんの高低差を
万花でうずめる桜木があり
雨にやわく溶かされる列を
内庭の喚声たちが
焼却炉にほうり込んではたち去る

ねぇ先輩と呼んだり呼ばれ ...
布団に入る時に充電開始
スマートホンで充電する分
私は充電されたのだろうか
スマートホンを使った分
私は放電されたのだろうか

使いこなせたなら充電
使われていたなら放電
今日は充電、 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
_いる短歌021/12/6 23:44
彷徨ひだかたけし自由詩421/12/6 22:40
※これは五行歌です。こしごえ自由詩2*21/12/6 21:51
自由詩2*21/12/6 21:50
しでむしsoft_m...自由詩321/12/6 20:20
雨上がり夏川ゆう短歌121/12/6 18:27
群棲あらい自由詩121/12/6 16:34
朝焼けuminek...自由詩3*21/12/6 15:12
交差点の植え込みのいる自由詩121/12/6 8:53
独り言12.6zenyam...自由詩1*21/12/6 7:22
詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日田中宏輔自由詩14*21/12/6 1:19
つかの間の出来事番田 散文(批評...121/12/6 1:08
_いる短歌121/12/5 23:52
書き換えられ続ける譜面の擦れた紙面が鳴くような音を立てるホロウ・シカ...自由詩1*21/12/5 22:43
soft_m...自由詩021/12/5 21:59
影響く水宮うみ短歌2*21/12/5 21:52
根も葉もない羽川柳2*21/12/5 21:03
青空(改訂)ひだかたけし自由詩421/12/5 18:39
紅葉りゅうさん自由詩021/12/5 15:17
都度流失するものたちただのみきや自由詩0*21/12/5 13:39
※これは五行歌です。こしごえ自由詩3*21/12/5 13:22
自由詩2*21/12/5 13:18
news caster smileツチヤタカユ...自由詩121/12/5 5:33
あまだれ本田憲嵩自由詩521/12/5 2:41
「海に行こうと思ったのは」ベンジャミン自由詩11*21/12/5 0:03
_いる短歌021/12/4 23:29
姿見.あらい自由詩021/12/4 22:53
冷夜ひだかたけし自由詩321/12/4 21:11
先輩soft_m...自由詩021/12/4 19:16
充電開始イオン自由詩0*21/12/4 17:40

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