宇宙の境界には
無限遡及の風が吹いている
考えても 考えても
考えることすら 無化され続けられる頭
やっかいだ ああ
どうしようもなく やっかいだ
知ろうとするとい ...
概念を撃ったが個体くらいしか死ななかったという事例集
追い求めた末に手に入れたのは
後悔だけで
似たような形状の夢たちは
いびつに微笑んでいる
見知らぬ道の桜吹雪
励ましのつもりでも
わたしには冷やかしである
咳払い一つで世界が ...
報告。銀河{ルビ辺境=フロンティア}から。
説明が要る。
まず、
「言わなかったボタン」とは言わなかった時に押すボタンのことだ。
人間なにかと言いたいものである。
またそれと同じくら ...
わたしたちの研究対象は
絶えず対照的対称性にあった
*
甲羅を花で飾られた亀は
光と影の境を歩いて行く
停止した時間の
空間にドレープを生じさせ
記憶からの香り
鏡へ顔を沈 ...
うすきいろとかうすむらさきいろの点滴がたぷたぷとぼくの血液を薄めて
風変わりなガラスに映る壊れた野菜とか果物にしてくれる
お見舞いのメロンのあみあみのやみやみの隙間から
週末の夜 ...
20数年も前になるだろうか。たまたま帰り道に寄った駅ビルの居酒屋で、長い木目調のカウンターに腰掛け、惣菜のつまみをちびちびと頬張りながら熱燗を吞んでいた初老の男性と話したことがある。最初は遠慮 ...
我々の抱える退屈はどこから来たのか
今日はそれをみんなと一緒に考えてみよう
ん?もう退屈?
はは、すまないね
でもそれこそ、退屈の正体だよね
そうやってじっと座って私の話を聞かされる ...
家内は
右翼でも左翼でもない
無欲の人だ
食事を作り掃除洗濯をする日常
自分の時間なんてないと不満な時は
革新派の左翼的なことを言う
誉めるの下手とむくれる時は
保守派の右翼的なこと ...
その日持たされた母親の骨壺が熱くてビックリした
斎場から葬儀屋のバスに乗って実家に向かう途中
最前列の席にすわりながらじっとその熱さを我慢しながら
骨壺を両手で持ちながら胸に抱えていた
五 ...
かあさんと
眠りについた
こどもの頃を思い出す
暗い部屋が怖くて
オレンジ色の小さな電球を
お願いしてつけてもらっていた
しょうがないなあと笑う
かあさん
ささやかな幸せを
...
僕は夜
時々口にする 過去を
一人 同じ 机の上で
思うこともなく 海に
立っている この 部屋で
風のにおいがする、花の音がする。逃げてゆく春の背だ。
だれかをこころの底から愛したことがあったかどうか、ふと、八重桜のうすひとひらに触れそうにして胸苦しくなるんです。あなたもです、私もです、お互 ...
稽古厳しく盗作の意味知らなかったと言わせまい
いや、王よ、殺したいのは別にそのあんたっつう人間じゃないんだ
「にげる」
なにものからも逃げたものが
なに食わぬ顔でなにもしないでいる
すると
なにものをもにがしたものが現れて
なに食わぬ顔でいるものの所在を
不明瞭にしてしまう
なに食わぬ顔で ...
体温が肩から流れおちる季節知らない教祖海の調律
忘れないためにあなたに契るゆめ骨までたべて春を擁して
知った気でいるあなたの瞳の碧さあの春先のあかるい奈落
春が鳴る生きたいと鳴る 図 ...
日がな一日
謎は謎として在り続け
私は五感の縛りに沈む
思いは鬼火のように揺動し
逃れる的を掠めていく
現象する本質を
律動する思考を
掴みかけては取り逃し
夢の底で溺れている
予感 ...
一月は行く 二月は逃げる 三月は去る
四月は 死ぬ
だからそれまで
いっしょうけんめい生きようね
いっしょうけんめい 行って逃げて去って
たらふくおもちを食べて
お年玉でい ...
低空飛行で鈍足を抜かす
迷路を生んで
狭き未知に導かれる
無くした鍵が又
私を窓から出さない風だ
囁きを逃す舞と
夢だった 昨日増やしたちゃばしらが、
今だった 烏に啄まれ、
...
明日までに今日は終わらせる
明日までに酷いことはやめる
明日までに冷たいものを飲む
ストーン・フロム・ラジオ
ストーン・フロム・ラジオ
ストーン・フロム・ラジオ
石の、石の、石の生きた ...
ひとひらの火が
春の空虚を舞う
それは魚座の一番奥の扉から
あらわれたもの
ほほえんですぎてゆくかすかなもの
霧のなかで河を渡るひとよ
その美しい疲れに
解き放たれた花びらが
...
まるめろの樹皮は
水を考えている
夜にそれは泳ぎ疲れてしまうので
却って
月暈はあかるいのだ
蜘蛛が垂れてくる
そのとまる処にみずうみの{ルビ膚=はだえ}
甘露酌み交わすゴリラ
...
時間がやって来て通り過ぎていく
その絶え間ない繰り返し
川にたとえられる筈だな
その川の水面に筏浮かべて
放心してた
筏を組んだ木は
川原に打ち上げられて干からびてたもの
水を得 ...
あたたかい日には
春の歌が口ずさまれる
恋や愛には光が降り注ぎ
出会いや別れには桜が降り注ぐ
ここから離れたい
それでも離れたくない
いつしか
光は嘘や矛盾さえも包み込み
桜は過去 ...
ひとおもいに
ひとしきりながした
ひとよのなみだを
ひとみにやどし
ひとりだと
ひとたまりもない
ひとのよを
ひとりの
ひととして
ひとつのしに
いきる
自由律、再投稿
{引用=いろいろ至らない所がありますが、}
どうでも良 いけど、ねえ、髪 切らないの?
馬鹿ね。アタ シたちオバサン とオッサンよ
...
二〇一五年十三月一日 「芸術は自己表現はない」
自己の表現と、自己表現は違う。2015年9月29日のメモ「いまだに芸術を自己表現だと思っている連中がいる。きょう、職場で哲学の先生たちがお話 ...
遅れて歩いてくる足音につい気後れがして
わたしは膝をついたまま下向きに歩いて行く
自転には追いつけない針を進める (
) 氷の幕を滑り落ちる 人鳥
乾いた靴の底を ...
まつすぐに 空を断つなり はつ燕
遅れても ええよとめくる 梅暦
まだ上手く ないのとすねる 水仙歌
ひばかりの 道に迷いし草だまり
色知れど わすれ去られし 蕗ノ薹(ふきのと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
厄介
ナンモナイデ...
自由詩
5*
21/4/4 21:13
_
いる
短歌
0
21/4/4 20:42
春霞
TwoRiv...
自由詩
8*
21/4/4 18:54
「言わなかったボタン」
道草次郎
散文(批評...
3+*
21/4/4 18:39
ほころんでもほどけない蕾のために
ただのみきや
自由詩
5*
21/4/4 14:02
メロンのあみあみのやみやみ
末下りょう
自由詩
6*
21/4/4 13:54
表現と表現者の領域 -詩人たちの末裔 Ⅳ
アラガイs
自由詩
9*
21/4/4 13:13
退屈の起源
六九郎
自由詩
2
21/4/4 10:55
ウヨク、サヨク、ムヨク
イオン
自由詩
4*
21/4/4 10:42
持たされた
こたきひろし
自由詩
2
21/4/4 8:51
かあさん
山岸美香
自由詩
6
21/4/4 6:44
机の夜
番田
自由詩
3
21/4/4 1:09
春提灯と咳緋鯉
田中修子
自由詩
11*
21/4/4 0:23
(都都逸)頭が良いと自慢するのは院生ぐらいなのよ。わかってち ...
足立らどみ
伝統定型各...
2+*
21/4/4 0:08
_
いる
短歌
0
21/4/3 23:22
未詩集1
道草次郎
自由詩
8*
21/4/3 22:34
春
星染
短歌
1
21/4/3 22:32
推移
ひだかたけし
自由詩
9
21/4/3 22:21
四月になれば僕らは
にゃんしー
自由詩
2
21/4/3 22:03
無温の波音
あらい
自由詩
2*
21/4/3 16:51
ストーン・フロム・ラジオ
竜門勇気
自由詩
0*
21/4/3 16:39
ひとひらの火
塔野夏子
自由詩
3*
21/4/3 15:32
水の裸像
道草次郎
自由詩
1*
21/4/3 11:29
時間が
こたきひろし
自由詩
4
21/4/3 10:19
あたたかい日に私はここにいる
かんな
自由詩
1
21/4/3 8:22
ひとつ
入間しゅか
自由詩
3
21/4/3 7:10
蕎麦屋にて
墨晶
川柳
2*
21/4/3 5:51
詩の日めくり 二〇一五年十三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
15*
21/4/3 2:48
人鳥は濡れない足~台詞付~
アラガイs
自由詩
5*
21/4/3 1:28
安曇野春句
妻咲邦香
俳句
3
21/4/3 0:28
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
596
597
598
599
600
601
602
603
604
605
606
607
608
609
610
611
加筆訂正:
表現と表現者の領域 -詩人たちの末裔 Ⅳ
/
アラガイs
[21/4/4 14:26]
少し付け加えています。
( ) 西瓜
/
アラガイs
[21/4/3 4:50]
タイトル修正しました。
4.51sec.