虚無感と実感混ざって複素感
歩くという行為がわたしの家だった
良い酔いの宵、いよいよよ よよいのよい。
時計みたいなメトロノームだけ鳴っている
ビールを飲めば
ハットトリックを決められた
リカーショップで買った
日本酒には
一本だけ買うなと記されていて
無礼にびくびくする私が居た
肉だけを食べてニイニイ(兄)は去って行く
私は二 ...
新築の家のリビングの壁を少年は金属バットで
ボコボコにした
家庭内暴力の嵐は始末が悪すぎて手に負えない
父親は少年の家庭内暴力を見ないふりをした
逃げたのだ
母親は直接的な被害者になって ...
一一で
やりあう時に
組み合って
「ひははっ」てまず
笑える奴が
俺の地獄みたいな乾きを
お前が癒せるとでも言うのか?
お前は誰だよ
俺の事なんか何も知らないくせに
けれども間違っているのは当然俺の方だ
こんな奴にわざわざ気を割いてくれる
そ ...
僕の影は僕本体よりも薄く華奢で、か細く切ない少年のように。
薄曇りの午後には一層、彼は薄く透け、あちらへ消え入りそうに。
猫のように見上げる
空のまだらを
鳥に擬態した
ひとつの叫びが
紙のように顔もなく
虚空をかきむしる
骨の海から引き揚げた
もつれた糸のかたまりを
自分の鼓膜にしか響かない声を持つ ...
原発事故が起きたのは人災で
海にひどいなと思う
原発事故の処理水海洋放出は
海にひどいなと思う
それでも変わらず恵を与える
海は大きいなと思う
特に予定はない
何もない休日
雨降りだけど静か
鬱陶しさはなくて静か
自分の奥深くに触れそう
湿気が身体を触る
ジメジメがまとわりつく
あまり悩みはない
もしもたくさんあっ ...
子供の頃
隣家の製麺工場は水車が動力源だった
製麺工場は夫婦だけで営まれていた小さな工場
水は川から引かれていた
私の産まれ育った家は貧相で粗末な藁葺屋根の家だった
家の僅かな庭の前には ...
誰もいない部屋の
片隅にある写真
女は若く
俺も若い
確かに1/4世紀過ぎたのだ
時間は相対的だというのが
本当ならば
俺の時間は長い
砂丘で作った巨大な砂時計
夭折した者た ...
クジラの胃の中で溶け始めたような、そんな朝だった。朝になりきれない重い空気の中、歩き出す。歩くことに違和感はないが、いたるところが錆びついている気がする。明るい材料は特にないんだ。アスファルトの凹ん ...
最近の細菌
夢見る枕元
に
人影の様な
四角い包帯
相対
きっと
つまらない
蜂蜜の匂い
が
運動会の声
する方へ
また来週の
あれから
ごめん
緊張感の
前借千円 ...
いや割と本気で雌雄同体がいいなと思っていますが、何か?
あさりの朝
(浅蜊、蛤仔、鯏、浅利:学名: Ruditapes philippinarum)の味噌汁を
いつだったか おいしかった
朝だったような
記憶は積もるほど夢になる
素直 ...
この町は大きいが地下鉄がうるさい
日本が中心の地球儀を探す
会話の順序が気にかゝる
誰も彼もが利己的に見える
楽しい場所が脳裏に浮かぶ
数時間だけ
物語のような
接点が見えたね
別れて一度
すれ違ったのは
なぜ
なんの確認を
させたかったの
私達に
見える 私 何か
乳褐色の空
怨恨と
怒声に満ちた
僕達の終の寝床
叩く 私 何か
たたく たたく
たたたくはたたく
たははくはたはく
噛み切るように絶望のように
唸る 私 ...
命が生まれては消えることに絶対的な意味なんてなくて
それでも道端の動物の死が悲しいのは
僕が生きているからなんだろう
大ちゃんは
いつもエプロンをして
前歯は二本抜けていて
何も聞いても
「ゴーオッ。」としか話せなかった
「大ちゃん。おはよう。」
『ゴーオッ。』
「今日は、何の作業するの?」 ...
色は世界誰にでも分け与えられるものではなく
色は世界みんなで分けなければなりません
キッコンカッコン本鈴が鳴ると
ドッタンバッタン生徒たちは絵の具を奪い合う
階下の校長室では副校長と教頭が ...
ひとり暮らしが長い
いつのまにか
ひとりの部屋でさえ
つく溜め息
気がつけば
カラフルが部屋から消えている
このまま立ち止まったまま
死ぬまで生きるのだろうと
よせばい ...
よく見て
これがあなたを一番愛してる人
私はあなたを悲しませない
そう誓った暗い夜のこと
はじめての日
ひとりぼっちが自慢だった
あなたの知る世界
作ること任された
間違ってなかっ ...
白熱のweb会議
ふと韜晦してみたら
はじき音
ああ 雨が降っている
雨粒が 私の体を 肉と神経にこびりついた排泄物を
たたき洗い流していく
醜悪な汚物で詰まって ...
柔らかい衝立に
僕らは遮られていようよ
遮断されて繋ぎ止められて
go,go,go
勝手にとっちらかって死んでいくのさ
豚の形の貯金箱
ポケットの中身は空っぽで
僕らの頭の中もお ...
尖らせた鉛筆を突き立てるべき肉体がまだあるんだよなあ
ニット帽の幼女
白髪交じりの老女
スクロールする駐車場で
台本でもあるかのように立ち止まる
言語なき会話
紡がれる身振り手振りの無重力
窓越しに観察する月曜日のわたし
縁取る ...
虚空の夢計画通り太りゆく
飽きもせず蛾が電灯に集まる
鳥の立場で物を語るような悟り
シンクロする月の光と風のハミング
目先の退屈に気を取られる
僕が世界と繋がるために
涼やかな夜風を浴びながら
今日も一つの詩を書き留める
それは静かな吐息をついて
雨降る白壁に投映される
夢の間に間の幻灯機
巨大な毒蜘蛛を追いやって
雨滴を溢す紫 ...
日が照りつける
影法師が伸びる
足が自然と進む
古代の夢が息む
みかん畑の果てに
ゆらゆら震えて
沈んでゆく
日の光を見た
あんなに優しかったのに
あんなに大切だったのに
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
足した日々のこと
水宮うみ
川柳
2*
21/5/22 21:57
二十歳とハットトリック
間村長
自由詩
6
21/5/22 21:48
汚物の堆積
こたきひろし
自由詩
2
21/5/22 20:33
ほんとに信じれる奴だ
TAT
短歌
1
21/5/22 17:03
些末な話
〃
自由詩
2*
21/5/22 14:01
影
クーヘン
自由詩
2*
21/5/22 13:53
安息日に詩を書くことは許されるか
ただのみきや
自由詩
10*
21/5/22 13:52
海にひどいな大きいな
イオン
自由詩
1*
21/5/22 12:06
雨降りの休日
夏川ゆう
自由詩
3
21/5/22 10:10
からからと回る風車
こたきひろし
自由詩
5
21/5/22 8:16
ユスリカ
花形新次
自由詩
2+*
21/5/22 8:08
藤の花
山人
自由詩
17*
21/5/22 7:05
新しいテキスト ドキュメント.txt
N(n)
自由詩
0
21/5/22 6:56
_
いる
短歌
0
21/5/21 22:59
ショートストーリー
空丸
自由詩
7
21/5/21 19:30
自由律俳句「食べられる退屈」(17)
遊羽
俳句
2
21/5/21 18:46
接点
木葉 揺
自由詩
2*
21/5/21 18:33
見える 私 何か
Giovan...
自由詩
6*
21/5/21 16:40
消える
水宮うみ
自由詩
4*
21/5/21 14:56
四十年前のこと
板谷みきょう
自由詩
2*
21/5/21 13:50
美しい術
山下ヤモリ
自由詩
1
21/5/21 12:37
一輪の花もない
秋葉竹
自由詩
6
21/5/21 6:49
スプラウト
妻咲邦香
自由詩
1*
21/5/21 0:23
在宅勤務
短角牛
自由詩
2
21/5/21 0:03
gogogo!
竜門勇気
自由詩
0
21/5/20 23:26
_
いる
短歌
1
21/5/20 23:16
透明な黄金色の額縁
komase...
自由詩
1*
21/5/20 21:41
自由律俳句「食べられる退屈」(16)
遊羽
俳句
3
21/5/20 20:57
一つの詩を
ひだかたけし
自由詩
12*
21/5/20 20:36
落日のソンネ
Giovan...
自由詩
5*
21/5/20 19:59
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
加筆訂正:
安息日に詩を書くことは許されるか
/
ただのみきや
[21/5/22 17:07]
修正
3.98sec.