北風で飛んで行った夢が
宛名もないのに舞い込んで来る
柔らかくなった空気みたいに
両腕の中で泳がせて
諦めたことを
思い出しながら
春の隣で
制服を脱いでも
心は青く
...
濡れた手で
床に落ちている髪の毛をつまみ
ゴミ箱にシュート
奇跡が起きた
髪の毛は手から離れ
JUST IN
最初から
8割あきらめていたのに
ペンギンの
夢をみながら濡れている
頰と枕に朝、気がついた
雨音が
安心させてくれている
今夜は嫌じゃない、眠ること
「恋に落ちた
君がバカなんだよ」と言 ...
朝寝坊して路傍の草となっている
戦争は悪い夢の残滓よりもたち悪く
換気の、開け放した窓のちかく書いている
財布を整理する、財布は私だ
お腹が空いた、薬缶が鳴ります
...
朝日がまた砂時計をひっくり返す。お茶碗に盛られた白ごはん、味噌汁、鯖の塩焼き、目玉焼きにサラダ。こんな朝ご飯は脅しだ。ひどく脅迫的だ。
駅のホームにベンチがあって、サラリーマンが二人座っている。一 ...
{引用=フランス白粉}
エッフェル塔みたいに立っている
女の股を風がくぐり抜けた
いつも意図せずやって来る
自分の中の誰かが世界を刷新する
{引用=神の時計}
人は一個 ...
生きているということは死に近づくということ
しかし
死に近づくということはそれまでの分を
生きられる
ということだ。ありがとう
日の出直前の東の空に影で黒い雲が
風で千切られて流されて ...
目の前でぼくが首を吊ろうとしている
おれは勝手にしろと吐き捨てる
禁煙はやったことがない
おれはおれの弱さを知っているからだ
言葉には
一人称しか存在しない
二人称や三人称は
一人称が存 ...
ウクライナへの侵攻で
明らかになったのは
プーチンが
いつのまにか
独裁者となっており
もう誰も
とめることができなくなった
という事実だ
しかしプーチンよ
覚悟する ...
暖かく低い波
流木剣で遊ぶ子供たち
遠目に見守り
漁網を直す女
男は壇ノ浦の底
磯蟹を両掌で隠し
波打ち際に逃がす末娘
酸の海
黒雲の空
放射線の風
4メー ...
時間つぶしの可能性が こらえ 堪え予て
泣き出すような夜風にゆるく
石を蹴る。
転落するように簡単に 迎う闇に対して、
水音が填まるような 泡沫の声が残鏡に等しく
わたしをうつす
月の ...
君が大事にしてたカメラ
僕はずっと腹を立ててた
ファインダーを覗く姿が
だれかよそのやつに
夢中になってるみたいにみえたから
僕だってみたものを
君に伝えられる
カメラよりずっと ...
体中いたくてしょうがなかった
しゃべっているといくらか気が紛れた
ぼくの憂鬱はどこにもいかず
ベッドのうえでひまをつぶしてる
ひるまに眠るような仕事をしてる
よなかはずっと走りまわっ ...
職場で打合せや集会の最後に
「ご安全に!」と
安全意識を高める唱和が
義務付けられたのは皮肉だ
打合せで頭に来たら
にらみつけて「ご安全に!」
気をつけろよという意味だ
もしもが ...
共通語の
音楽は
阿吽の呼吸の
彼のポエム
生先の庭
花は咲く
こう困難な時期が続くと
人々がしたいのは
分別よろしく振舞うよりも
発狂すること
なのではなかろうかと
いう気もする
ずっと以前からそうなのだ
といってミサイルは打ち込まない
普通 ...
こんなにも
好きになるなら初めから
そうだと教えておいてよ、神様
遊びだと
割り切れている恋愛を
したはずなのに想いは、つのる
好かれてる
君だったのにいつのまに ...
アイスクライマーが、
ハンマーで吹っ飛ばした、
雪だるまの顔面が、
君の新しい顔面になる。
ピーターパンが考えた、成人式襲撃計画。
足音がマシンガンの乱射音になったから、
...
ウエディングドレスの背中に、ナパーム弾へばりついたまま、
嫁いでいく花嫁。
「影は私の欠陥品だから、修理したらもう一人の、私になるの」
ごはんですよのカタマリを、吐き出したブラックホ ...
プランクトンになって
魚さ食べられで
魚になって
釣り上げられで
久しぶりに見だ街は
すこし違って
キラキラしていた
あっつー間さ
食べられで
うんちになって
下水さ流れで
...
今日の私は狡かった、ペットボトルを握る
休日といえ明日もせわしく今ゆったりする
コート着たまま炬燵であつい
気のよろしい妻のようで嬉しい春の夕
数日日記書かず忙しかった ...
奇妙な輪郭が重なる
年老いた額の皺
若々しい筋肉の隆起
胸元まで伸びて
青年と老人のアンドロギュノス
世界を観察し叫びを上げる
世界を観察し叫びを上げる
銀色のアルペジオ
打ち下ろさ ...
長く付き合った後
ようやく結婚を決めた友達
結婚後の自分をイメージ出来なかったとか
仕事が終わると寄り道せず帰る
飲みに行くことは殆どなくなった
元気が全身から溢れるような
愛が全 ...
いのちを
思う私は
手を合わせ
目をつむり
見つめる
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
キヨスクに並べられたペーパーの24面で指を切った朝 あなたのささやかな預言を祝福するように 雪が舞う
いくつもの花束を包んだ
ニューヨークタイムズ
ニューヨークヘラルド
マンチェス ...
東日本大震災の翌年
「北方派五分楽団」という
障がい者バンドの総帥のボクは
障がいを抱えている楽団員達が
励ましに歌を
歌いに行きたいと云う意見を
無視できずに
「仙台とっておきの音楽祭 ...
明日のライブの
ご挨拶にと伺ったのは
小さな喫茶店だった
開店間もない午前十時辺りなら
店も忙しくないだろうから
落としたての美味しい
深煎り珈琲でも注文して
店主のご機嫌を伺おうか ...
今日は涼やかな春風が吹き
街はもうすぐ黄昏です
西陽が君の横顔を照らし
はにかむ瞬間を捕らえます
それは本当に美しい
この街角の光景です
(あゝ後何百年
待てばこの瞬間に出会えたのか ...
庭を弄るのが好きで、mother
母は遅延する、腰骨を伸ばす
土塊が後をつけてくるよ、キッチンの出窓
土塊が笑ってるよ
サボテンに水をやるのは、もう少し待って
ほら、針先の和音、三月の音階で ...
物質にも
役割という
いのちがある
私にも
役割がある
私は不安なのだろう
だからこそ
私は安心も出来るはず
余白を持って
ゆったり行こう
{引用= ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春の余白
ミナト 螢
自由詩
0
22/3/13 6:18
JUST IN
木葉 揺
自由詩
0
22/3/13 0:34
ペンギンの夢
秋葉竹
自由詩
1
22/3/12 19:50
自由律俳句 2022.03.12(土)
田中恭平
俳句
2
22/3/12 17:54
可愛い女の子たち
幽霊
散文(批評...
3
22/3/12 17:17
熟れた瓜ことばに固い貝ことば
ただのみきや
自由詩
4*
22/3/12 15:57
生きるということは
こしごえ
自由詩
3*
22/3/12 15:26
出口のないトンネルには入口がない
ゼッケン
自由詩
2
22/3/12 15:22
独裁者の末路
st
自由詩
2
22/3/12 13:51
使節
mizuno...
自由詩
1
22/3/12 13:44
朝の隅
あらい
自由詩
0
22/3/12 13:22
中身は別物
竜門勇気
自由詩
2*
22/3/12 12:52
豆電球と友だちになる
〃
自由詩
1*
22/3/12 12:42
ご安全に!
イオン
自由詩
0
22/3/12 11:58
花は咲く
足立らどみ
短歌
4
22/3/12 7:05
推しはかる
りゅうさん
自由詩
2
22/3/12 5:37
ぜんぶ、君の名
秋葉竹
自由詩
1
22/3/12 5:34
Ice Climber
ツチヤタカユ...
自由詩
1
22/3/12 3:55
西暦0年0月0日0時0分0秒
〃
自由詩
0
22/3/12 3:50
海で
プル式
自由詩
6
22/3/11 22:36
自由律俳句 2022.03.11(金)
田中恭平
俳句
1
22/3/11 20:48
ホームシック・エイリアン
ひだかたけし
自由詩
7
22/3/11 20:05
結婚した友達
夏川ゆう
自由詩
2
22/3/11 18:27
※五行歌「いのちを」
こしごえ
自由詩
2*
22/3/11 16:54
ペーパービュー
末下りょう
自由詩
3*
22/3/11 15:09
十年前の思い出
板谷みきょう
自由詩
3*
22/3/11 13:11
縁は異なもの
〃
自由詩
3*
22/3/11 12:35
春化粧(改訂)
ひだかたけし
自由詩
10
22/3/11 12:26
mother-garden
ちぇりこ。
自由詩
9
22/3/11 9:06
※五行歌 二首 「役割」
こしごえ
自由詩
2*
22/3/11 7:22
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
595
5.23sec.