僕は
僕でしかありえない

僕が
僕でありえたら
それで十分なのだ
いや
それでこそ願うところだ

自分の道を歩きたければ
孤立を恐れてはいけない

僕が僕を
ねじ曲げて生き ...
神田の喫茶店エリカが休店したとき
台湾の映画監督ホウ・シャオシェン
は既に未来の光を見つめていたんだ
最初から知っていたような舞台設定
ひとりひとりの俳優のその後の活躍

東京物語のオマー ...
点いたり消えたり、漏れや落ちがある、ひのあかりで。はなが曲る

悪趣味な画伯の私室で待ち望んだ。煉瓦色の長靴に(かざる)
ごわついた作り笑いに、耳元で囁く。ほころびて(わらう)

棄てられた ...
悪い人が一人も登場しないお話がいいと思った
山も谷もなく 主人公は風に靡くすすきの穂で
ささやかに生まれて ささやかに暮らして
そしてささやかに死んでいく それだけのお話


セーヌの ...
輝く満天の星に魅せられ
幾多の夢が抑えがたく渦を巻く
もしあなたがその言葉を発するなら
すべてが光り輝くだろう
すべてが夢の底を貫き
それぞれの価値に根付いて
内面のなかを力強く生き抜くだ ...
 はなび

いき残って欲しかった
近所のわたしの野良犬たち

いつも 連れさられていった
空 そら、闇をてらす
町のあかりをするするすべり落ちてきた
きらきら ほら、海の向こう
火の ...
笑えないのがいけないのか
笑われることがだめなのか
春の夕陽が斜めに校舎を切り取って
ぽかん、とそこだけ取り残されたような
学童保育の真ん中で
君は三角形に座ってぼくのお迎えを待っていた
...
ただの妄想かもだけど
その人が側にいる
私が猛るとき
ツマラナイカラヤメロとつぶやく
私が震えるとき
コワガラナクテモイイとささやく
本当にひどいときには
後ろを向いてもう見ない
私が ...
掛け替えのない欠け方に影がある


死に体の心自体を生かしたい


ひらいた傷口が傷を飲み込んだ


暗闇であなたがぼんやり光っている
シンシンと
音もなく降り続け

零下の気温も重なって

朝起きて
窓の外を見てみたら

10センチも積もる
一面の銀世界

初雪としては
よくもまあこんなに積もってと驚いた
...
なんだ どーした
へんに笑ったりすんなよ
なんだかきょう
ここで俺ら終わりみたいじゃねーか

ふられた?クビんなった?
誰か気に食わないやつでも
ころしちまったのかよ
天気はいーぜ ...
黒塗りの道端を歩いていた。

そこには銀杏の柔らかく包み込むような糞の薫りももうなく、
ただただ、寒かった。

ああ、歯茎よ。
ちょっとした気づかないコンクリートの段差で足を引っかけ気味に ...
電球が切れてしまった
ただそれだけのことだ
落ち込むようなことではない
自分でも不思議なくらい
気が沈んではいるけれど
買い置きがなくなっていたのも
近所の店に在庫がなかったのも
通販サ ...
雨の降らせ方を知らない
傘に不明な日々を暮らした
配ると組み立てたから
砂利のなかにしか居ないよ
祝っていた寝転がる
声凍えている同じ指で
外側に月夜を落とす動作たち
君の家の
玄関にあるもの
赤いポスト
白い雪だるま

さよならを言いに来た
僕の右手を添えた
木の枝に手紙

インクが滲んだら
涙みたいに見えるから
君ならその景色で
僕を浮か ...
よろこびの丘に ひとり立ち
白を愛し 白とだきあい
とまどう 感情を
火にくべ ひそかに確かめる

いつわりで濡れた 岩棚で
青を愛し 青にくちづけ
砂浜に 見あげる
秘密のない ひろ ...
照れ隠しで
ヘルプミーと叫んだ

みんなは笑った
僕も淋しく笑った

世界には
後悔さえ残らない

僕は
本気だったから
屋根の上のネコは
大丈夫です。

問い合わせ
お断りします。


      店主
冬晴れの光のなかを進み行く遠いシグナル仰ぎ見ながら

シグナルは冬陽に揺れる揺れ動く日々の果てから輝き出でて

掴み取る光の海へ泳ぎ出す死すと生きると詮無いことと







...
いつのことだろう
サンタさんは
本当はいないと聞いたのは

誰だったんだろう
鬼なんて
作り話だと教わったのは

どこでだっただろう
天使というのは
夢想だと否定されたのは……
...
いても立ってもいられず
つい手を伸ばしてしまった

どうにも堪えきれず
我が物にしてしまった

ただ本能に従った
それだけなのに
自分は悪人なのか

公衆の面前で
罰せられる存在 ...
雪の
結晶
ほほに解けて
太古の





{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
{ルビ理解=ゎゕ}るのは家族と飼い犬それだけの歌をうたふる土人の世界

明日の果て所有非所有無に帰して光りの海ゑ還る{ルビ詩=ぅた}ゐ手

指紋あり声紋ありて{ルビ言=こと}の{ルビ葉紋=はも ...
やわらかい土に落ちた
家の影に
夜明けの前からやって来た
霜柱が永らえる。

昇った蔓が
黄色に朽ちて、
這われた街路樹は
もう葉っぱを落として
とっくに裸になっていた。

揺れ ...
細かな大切なことは
ぜんぶ教科書に置き忘れて社会人
1.たかしくんは1個120円のりんごと1個80円のみかんをそれぞれ2個ずつ買いました。しかし、たかしくんの彼女が「今度、アップルパイ食べたいなぁ。」と言っていたのでりんごをさらに3個買い、彼女にアップ ... 咲く花に幸あれかしと動く夢



紅茶飲み動く夢みる針の床



向日葵が寂しいというクリスマス



テレビさえ名前を上げる武器であろ?



その言葉自 ...
南天の紅の実のさびしさの訳を知ってる人はいますか この机のちらばりの どこかに
あいつが棲んでいる 潜んでいる
ほそい指で 引っかいている
なつかしい暗がりに あぐらかいて
澄んだひとみで 夜を 夜を
夜を待っている 寝がえる私に

ぶ ...
手のひらにすっぽり
おさまった石
しばらく握りしめていた
握るものがあるだけで
力をぐっと込められた

あなたに渡すと
温かいと言う
返してもらうと
たしかに温かい

わたしの手 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
僕は僕zenyam...自由詩0*21/12/24 7:44
東京物語足立らどみ自由詩321/12/24 7:27
屍斑と聖盃あらい自由詩021/12/23 23:27
ジヴェルニー藤原絵理子自由詩521/12/23 21:26
幸福のうたひだかたけし自由詩421/12/23 18:02
はなびsoft_m...自由詩1*21/12/23 16:13
笑える日、笑えない日。ちぇりこ。自由詩6*21/12/23 10:39
デクノボーやまうちあつ...自由詩421/12/23 9:37
月日水宮うみ川柳2*21/12/23 8:35
雪をも溶かす松の体温st自由詩321/12/23 5:56
いつもどおりに竜門勇気自由詩1*21/12/22 23:58
歯茎自由詩121/12/22 23:32
ともしび坂本瞳子自由詩021/12/22 22:42
アメフラシ水宮うみ自由詩1*21/12/22 22:07
雪だるまミナト 螢自由詩121/12/22 20:58
なぎさsoft_m...自由詩121/12/22 20:28
照れ隠しTwoRiv...自由詩7*21/12/22 20:01
張り紙自由詩3*21/12/22 19:59
シグナルひだかたけし短歌421/12/22 19:01
実 在YEWJI 自由詩1*21/12/22 17:15
花盗びと自由詩1*21/12/22 17:14
※五行歌こしごえ自由詩1*21/12/22 15:57
不可詠夢繰大゜揮∞ ₎...短歌1*21/12/22 12:00
動かない旅路asagoh...自由詩3*21/12/22 7:41
なんだかなーこれで良いのですか足立らどみ短歌121/12/22 7:38
なんだか不憫なたかしくん月夜乃海花自由詩021/12/22 6:42
やぶれ傘秋葉竹自由詩021/12/21 23:46
たずねびともっぷ短歌221/12/21 22:44
餓鬼soft_m...自由詩121/12/21 21:55
手のひらの石木屋 亞万自由詩4*21/12/21 21:40

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