水ひとしずく地面を穿つことなく吹き飛ばされる

 あれもまた賃走のつもりとタクシー夜の街

 穂紫蘇指でしごき指先また匂う

 無くなりし言語を追いかける

 その言葉に意味はあるの ...
月をぱりんと踏みしめ
空のあおいうたを
たてがみに聴いて
完全な白馬が
ビルをとびこえる

いま空にちりながら
ひとみの中で
背中をゆるした少年が
ひとり、待っている
あの弓のむこ ...
しかしまあこの日本語の文字数のコスパの悪いことといったら 繊細な指先が愛惜しくて
ページをめくって欲しい

書き出される文字よりも
あの美しい指で握られた万年筆が気になる

約束なんていらないけれど
あの小指とならばつながれたい

雨が降り ...
東の山より
夜空を高く高く
黄身の色を灯した
地上のMを目指し
するーするー
まあるいのりものがゆくよ

はんばーがー
きみの
口元にけちゃっぷ
したたる窓

つき  
...
《美しく歳をとる方法》など、
持て囃されるなら

歳を取ると、普通にしていれば
美しく無くなるということだろう?


私は、もう、ぶっちゃけて言うと
美しく無くなっても、い ...
わからないまま
一緒にいようと思うの
と言った
わかるよ
と言われて
もう二度と愛さないと思った
それから何度も冬が来た
手垢にまみれた本懐に
難字から顔料を四拍子
ごった返して下準備する
煙雨に打たれている
乗捨てられた群衆は過去の遺物

私は淵に根を下ろした

道徳に夜曲を 遊技にも合わない終点に、
...
人と会う
PCの画面には
変わらない表情
顔色が青白いのは
パンデミックの現状のためか
それとももっと
大きな理由のためか
いずれにせよ
顔を見るのは久しぶり
まずは献杯をする
今 ...
いいも悪いも
これも運命
青空の青
森の深緑
欠けては満ちる月と私




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さようなら
得たと思うと同時に失うのだから
幽霊の
腕時計の
針の音




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
悲しみは
どの道愛に帰る
この大切な悲しみ一つ
「ありがとう」 と
どこからかの声




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
2,3人集まっては
人の悪口ばかりいっている年寄りたちがいる
僕の子供の頃の年寄りたちは
朝夕仏壇に手を合わせて念仏をとなえたり
お経を読んだりしていた
各家庭から念仏やお経の声が聞こえてき ...
ある野党のポスターに
「考えてみよう」
という言葉が大きく書いてある
このポスターがあちこちにある
じいちゃんばあちゃんたちの多い田舎に
「考えてみよう」はないだろう
地域の実状からずいぶ ...
今日は友人の母親の百歳の誕生日だった
ワイフと二人でお花と牛肉を持っていった
百歳といってもまだ息子と二人で自宅で住んでいる
まだ自分で食べることができる
まだ自分の足で歩くこともできる
ま ...
武器を背負って駅の改札をでたら
街は暗くなってた

電飾の看板に吸い寄せられて
地下の酒場に入ると
店内はカビ臭い匂いがした
隠微な空気の中に
淫靡な雰囲気のHostessがあらわれて
...
そそられる記事だった
「UFOの断片が初公開!」
「福島市で特別企画展開催!」
私は家族にわびを入れて
行かなければならないと厳冬の中
オートバイで1時間走り続けた

アメリカがUFOの ...
ああタイトルだけで充分かも知れません
でもねなんか不安なんですね

ファイトいっぱつ
リポビタンDが切れたみたいです

今朝は目覚めがわるくて
北陸の友人にラインしたら
彼女も疲れてい ...
進めば進むほど
湧き出てくる不安
足元をすくわれないように
注意深く歩く
でもそのうち
絶え間なく続く疲れで
散漫になっていく

躓き
よろめき
転びそうになる

軽いすり傷な ...
文字列を人は織り継ぎその人の幻像を文字列が織り継ぐ おぼつかない
おちつかない
しっくりこないというか
納得いかないというか
地が足に着いていないというか
気持ちがふんわりと宙に浮かんだままのような
決して悪い気がしているわけではないのだけ ...
世界の厳かが露わになるこの夕べ
わたしは静かに此処に留まり
在るものすべてに身を委ねる

まるで人生の鍵を手に入れたかのように 

在るもの在るもの輪郭鮮やかな世界が
おもむろに眼前に広 ...
母がいたころ
よく往診にきてくれていた
診療所の医師が隠居したらしく
その子息が往診にきた
ぱっと見
ものわかりのよさそうな
マスクだった…
年に一回誕生日がくる
必ずきて年を重ねる

子供の頃は
早く大人になりたかった
大人の今は若くいたい思う

誕生日を祝ってくれる
たくさんの仲間がいる

照れ臭いけれど
嬉しいが ...
人にあしたを指ししめす
あの月
月が遠ざかってゆくわけは
きっとたくさん
あるのだろうけど
なにもいわず
いつか
どこにもぶつからず
無事に太陽系を抜けられたら
月はその全身の瞳で見 ...
午前中の四時間授業が終わり帰途に着く
ランドセルが左右に揺れる
昼食のインスタントラーメンを啜る横で爺さんが大江戸捜査網の再放送を観ている
隠密同心 心得の条の辺りで体が左右に揺れ始める
麺を ...
その日の斜陽を靴跡に踏み躙らせ
よそよそしい未来をこびりつかせ、
ヤマは遺骸を縦ニ 三杯に摩り下ろした。

それで、

一に、赤裸々を口に銜えた(鑪と平和)
なかほどに廻り初めた 紙風 ...
季節のせいだろうか
歳のせいだろうか

渇いて剥がれてヒビが入った
自分をたもつことができない

シャワーをあびて水分をとっても
包帯で皮をぐるぐる巻きとめても

それは滑らかに ...
こんなにも鳥が
渦巻いているのだ
疑いとか憎しみとか
そういうことではなくて
渦巻いているのだ
鳥が
昔の映画のように
ぎこちなく
けれども切実に
まったく容赦なく
どこか牧歌的に ...
輪のカードを読む
望んだことのない種類のやさしさをまえに
わたしは この ふるえが、
なぜなのかわからない

ふるえ、読む
輪のカードに
望んだことのない
種類の
やさしさに
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自由律俳句「食べられる退屈」(141)遊羽俳句021/12/12 1:57
雲馬soft_m...自由詩121/12/12 0:23
_いる短歌021/12/11 23:37
指フェチの夢想、連弾坂本瞳子自由詩1*21/12/11 22:49
be tween's 津煙保存自由詩1*21/12/11 22:05
疾風秋葉竹自由詩121/12/11 20:38
安心はるな自由詩121/12/11 20:24
一睡一画あらい自由詩121/12/11 17:34
対話篇 Ⅱやまうちあつ...自由詩1*21/12/11 16:47
※これは五行歌です。こしごえ自由詩1*21/12/11 16:23
自由詩2*21/12/11 16:22
自由詩1*21/12/11 16:21
寂しい終活zenyam...自由詩021/12/11 14:36
考えてみよう自由詩021/12/11 14:29
百歳自由詩1*21/12/11 14:18
今朝も武器をこたきひろし自由詩221/12/11 12:22
UFOの断片イオン自由詩1*21/12/11 10:14
不安と平安の狭間でこたきひろし自由詩221/12/11 9:42
一年の終わりにひとり語り文字綴り屋 ...自由詩021/12/11 0:10
_いる短歌021/12/10 22:56
とどのつまり坂本瞳子自由詩2*21/12/10 21:12
断章ひだかたけし自由詩821/12/10 20:23
往診医ナンモナイデ...自由詩2*21/12/10 20:10
誕生日夏川ゆう自由詩321/12/10 18:36
あなたがいない夜のさびしさsoft_m...自由詩421/12/10 18:01
土曜の午後はスウィング・ジャズちぇりこ。自由詩3*21/12/10 17:57
青雲あらい自由詩121/12/10 17:29
渇いて剥がれて塗り重ねる若林はじめ自由詩421/12/10 17:17
うずまき鳥クロニクルやまうちあつ...自由詩121/12/10 14:40
輪のカードはるな自由詩121/12/10 12:57

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3sec.