昔僕は、そう遠くはない昔ではあるのだが…、招待状をもらっていたということもあり、会社に入りたてだった男の結婚パーティに行くために、バスで中目黒に向かっていた。でも、中目黒に行くという事自体は、僕は、初 ... "華麗に終わるはずもない、そんな末路もしかたない人間だもの"

 靴を揃えて、
 
(やさしい歌よりも悲鳴が好まれるなら
かなしみになけ、朝告げ鳥を抱きしめ
盲いた ...
 諦めた人憤り夢に現れる

 許すも許さぬも今日の雲

 冴えてなお足下気にかゝる

 空曇り無花果の実の中までも

 早朝川まで降りてしらじら
猫の足跡がちりばめられたコンクリート上
子供のピコピコ靴が走っていく
惜しみなく落っことしていくエモーション
揺れて、弾んでは転がり、また揺れて
すこやかな肉球は
玄関アプローチの飛び石みた ...
青らんで秋の陽は差し、あれも、これも、ああもう在るってことにしとこう 自分を騙して生きている
かなり前から
何のために
毎日同じことを繰り返しているのか
分からなくなっている
結局のところ
生きるために生きているとしか
言いようがないことに気付く
確かに ...
大寒波今年何度もやってくるあまり経験できない寒さ

とんどする燃えゆく姿ただ眺め一体感が生まれる現場

雪が降り積もって凍って足滑るはしゃぐ子供の瞳が光る

ヘリコプターの音が耳から離れな ...
山と海の近い街

狭い世界で流れる河

自然に澄みきって流れていた

河岸では旅人が愁いの詞を

海辺では少女が愛の唄を

山奥では狩人が悼みの祈りを

人の想いが清流に溶け込 ...
確かに統合失調症になったことは
人生を破壊するほどの運命だ
発病から22年
私は黄泉返ろうとしている
生きて
生きて
生き抜こう
必ず勝とう
人生を幸せで飾ろう
そして死ぬときに
...
言葉が追いつかない街で笑おうか


室内

無駄に

行される



壊れたあの秋は何色だったろう


グロテスクな水槽のそこに在った声


夜の真ん中に座って ...
ワードの画面との
にらめっこは飽きたので
とにかく何かを書いてみよう
音楽ソフトを起動して
クラッシックの曲をかける
電子タバコの吸引器に
ニコチン入りのリキッドを補充する
天然グリコー ...
二〇一七年十二月一日 「みかんの皮」


こんな時間にどうしたの
そう訊くと彼は
考え事をしていて出てきたんです
こんな時間まで起きて何を考えてたの
ってさらに訊くと彼は
数 ...
○登ってくる山ガールを
休むふりして
じっくり眺める

○すれ違いざまに
声をかけてみる
山ガールに

○山ガールの
「おはようございます」に
元気をもらう

○山ガール
見 ...
5月の連休に韓国岳に登った
山頂はいつもの10倍ぐらいのにぎわいであった
山頂では若者たちが
あちこちでいろんなポーズで
自撮りしていた
僕も今春初めて自撮りというものをやってみた
発電所 ...
 救急車に轢かれた

 ひとり火事を消す

 減った里山の分紅葉あかあか

 あの頃もっと寅さんの気持ちがわかっていた

 目が合えば気があると思う
昔僕の会社に通っていた道を、今日は歩いていたのだ。近々、この街から引っ越すことを決めていたからである。その、引っ越す理由は、特にあったわけではないのだが、ぼんやりと僕は歩いていた。昔は、ほんの片時でさ ... 角を曲がる
これが幾つ目かわからない
そこに壁があり 外と
間とがあるから

区切ることは生活の基本だ
囲むことも
その中でなら
酒に漬けられた桔梗の根のような
人らしい行いをしてい ...
哀しみのステップ踏みながら
いずれ遠ざかり消えてゆく
大きな爪痕をこの界に残し
大きな爪痕をあの界に携え
途方に暮れて消えてゆく

)自分は場違いだって気がするかい?
)自分は意味のない ...
カーテンを引くように目を閉じたとて中の自分が見えてくるだけ 悲鳴の在り方を、お前は、事細かに説明する、無意味だ、喋る価値もないようなものだ、俺はそんなものに興味はない、お前のそんな話を聞いていても仕方がない、けれどお前は喋り続ける、何かにとり憑かれたみたい ... あの頃より孤独でないのは

独りでいられるほど

傷が浅くなかったからなのか

独りでいればいるほど

その痛みが強くなったからなのか


常識のように語られる言葉では

何 ...
ハンカチ王子の
第二の人生は
やはりハンカチのブランド
「ユウキ・サイトウ」
を立ち上げるべきだと思う
甲子園での振る舞いは
その布石だと思っていたのに
大学、プロと進むうちに
ハンカ ...
足が地に
と声を出す
前に
動いてしまう

大切なことを
置き去りにして
うごめいている

ガヤガヤは
まとまる力で
形をととのえ
言葉に変わり

ハイ、ドゥ、ハイ、ドゥ
...
自らを裁く法廷では花火が上がり始める
どどーん
おれは負けまいと声を張り上げる
被告は! ドーン、パ!
自分をいい人間だと思っているド、ドーンパ、
パンパンパン
他人の心臓を移植された人間 ...
安楽死を認める認めないで
世界の国々で見解が分れている

安楽死を認める国では
人は死んだらすべて終わりという
考えだという

安楽死を認めない国では
人は死んでも生き続けるという
...
持て余すではなく弄ぶ
徒然に
  雨垂れの独白を
聞き入るでもなく聞き流し
滴る血の鯨肉
  アメリカの小説を想う


コロナという病が流行り出したころ
あおりを食ってコロナビールが ...
網戸の外は青い空
網戸の内は灰の心

青はあくまで深さ増し
鬱はどうにもどん底で

世界と私は無関係
私が無くとも世界は続く

ああ、全くそれなのに
涼風が肌を不意に撫でる
その ...
詩を書いていると

言葉で迷路を

作っているみたいな

錯覚を覚える

出口のない迷路

誰にあてたか分からない手紙

答えのない問いかけ

往くあてのない散歩

そ ...
人生の走行距離はもう僅かかもしれないが
スーパーカブ程好きな乗り物は無いと思っている

角栄大臣の日本列島改造論で大陸との現実の橋ができていたら
スーパーカブに跨って日本のあるはずもない誇りな ...
そして
夜が更けるのでしょう

あなたたちの
一日を削り取った砂漠の中で

この街はいつも
極彩色の鳥が飛び交う風が吹く

魂の声はかすかに聴こえるか?
ゆっくり生きてゆく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
中目黒の記憶番田 散文(批評...121/10/5 1:35
暇つぶしによる暇つぶし帆場蔵人散文(批評...421/10/5 1:11
自由律俳句「食べられる退屈」(120)遊羽俳句021/10/5 0:01
すこやかな肉球自由美学自由詩021/10/4 23:02
_いる短歌021/10/4 22:16
キョムキョム花形新次自由詩121/10/4 21:18
経験夏川ゆう短歌221/10/4 18:57
痛みの在処自由詩121/10/4 18:30
運命渡辺亘自由詩121/10/4 17:44
空き箱に秋空水宮うみ川柳2*21/10/4 17:33
煤けた部屋で、ひとり祈るジム・プリマ...自由詩2*21/10/4 15:43
詩の日めくり 二〇一七年十二月一日─三十一日田中宏輔自由詩11*21/10/4 12:49
登山独り言zenyam...自由詩1*21/10/4 11:09
ジドリ自由詩2*21/10/4 10:57
自由律俳句「食べられる退屈」(119)遊羽俳句021/10/4 4:20
長かった街で番田 散文(批評...021/10/4 1:24
いる自由詩321/10/3 23:47
フェイド・アウトひだかたけし自由詩421/10/3 23:10
_いる短歌021/10/3 23:06
悪い飲みかたの話ホロウ・シカ...自由詩3*21/10/3 22:08
言の葉自由詩221/10/3 21:30
第二の人生花形新次自由詩121/10/3 18:52
地足足立らどみ自由詩421/10/3 18:48
決着をつけない勝負をしているゼッケン自由詩221/10/3 15:50
安楽死イオン自由詩1*21/10/3 14:40
徒然に散文的詠歎をただのみきや自由詩3*21/10/3 13:48
鬱と青ひだかたけし自由詩12*21/10/3 13:44
秋の日の昼下がりジム・プリマ...自由詩2*21/10/3 13:22
スーパーカブ讃歌梅昆布茶自由詩1721/10/3 10:03
真白なリボン秋葉竹自由詩321/10/3 8:27

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加筆訂正:
徒然に散文的詠歎を/ただのみきや[21/10/3 14:00]
かなり誤字脱字修正
3.61sec.