ある夜
夢の中では
母親の首をしめている自分がいたんだ
思い切り
力の限りしめたんだ
そしたら
母親が必死に抵抗して来て
その顔は苦悶に歪むんだよ
だから
俺は母親の首の骨か ...
ヘッセら何をしても見えない壁に阻まれているのだから、なのと、ひとり呟きながら果てのない自慰を繰り返しているカールゥとエリアン。 壁の隙間ではベッドに凭れ掛かり、初老のアラン夫妻がお祈りをすませ床に ...
僕は見ていた きっと
この空の下の風船であるかのようにして
バス停のベンチの上で 空の向こうを
見つめているものとして僕は横切っていった
目に 僕は知ることによって
そういえば君が残した落書きの・が彼方を見ている 今日も
足下の散り切った花弁は
少しずつ汚れていく
達観した振りして
本当は泣きたくなるほど淋しい
何年こうしてきたのだろう
何年こうしていくのだろう
(ヒヨドリの発狂)
本 ...
良い敵を作るといいよ 物理では倒せない長持ちする敵を
この声がとおくの場所で鳴っている
赤や黄や緑が春に揺れている
思い入れのある思い出の出入口
春の蟲轟々と蠢く車
満月がめちゃくちゃキラーンて ...
闇夜に
突き刺さる
サイレン
神々は未だ
現れず
嘔吐感だけ
せりあがる
千の眼が
砕け
残骸を咀嚼する
音が鳴り響いて
手を洗ってばかりいる子供は
同時に
髪の毛を抜く子供で
「地獄」と云うものは
それは「毎日」の意味だった
夜
布団の中で
この世のあらゆる汚 ...
遠い宇宙?
未来の世界?
ううん
短いあくび
窓は四角い
空を縁取り
月を映し出す
人生の切れ端に
きみの記憶があって
思い出そうにも
夜は冷えます
どうにもぼくは
感傷的には ...
何かが流れ出て
わたしが生まれ
太古のヒカリ
眠りの底から
力を貰い
未来のヒカリ
わたしから流れ出る
捧げられ 捧げる 全ては一途な捧げもの
誰かの影響を受けて
発言したり、作品にしたりしても
効力を持つのは
読んだ人間が原文を読むまでの間だと
いうことを忘れてはいけない
自分しか知らない
自分しか読んだことがない
という優位 ...
殺したい
ゴキブリだからなんの問題もない同じ日常の中で
カセットコンロで鍋を食べようとした
何かたらない
何かたらない
ビールが食卓にのってないんだよ!
あっ違った
俺は何年も前 ...
二〇一六年一月一日 「20世紀アメリカ短篇選」
『20世紀アメリカ短篇選』は、むかし上下巻読んだんだった。でも、ひとつも憶えていない。きのう、スピンラッドの短篇集だと思っていた『星々からの歌 ...
黙って走っていると
見えない痛みが込み上げる
この手の中にあるものを自由にしてあげられなくて
白熱するだけの空論
卵ひとつだって残せやしない
働いた分だけ汗で潤したなら
その先を憂うる ...
十年ぶりに乗り換える
クルマの商談熱帯びて
試乗してみて腹決まり
オプション見たら驚いた
カーステレオの記載なし
お客様
音楽聞きたい場合には
カーナビだけしかありません
三十万円しま ...
透き通る鎖骨が
敷きつめられた校庭に
夢は散りつつも
サクラ満開。
もう
ジャングルジムさえ
帰りたくは無い。
縄跳びの赤いスカートの女の子
...
万華鏡
相対的に、身体の機能が低下しつつAI脳に成りつつある僕らは固くなりつつある
ことを知っている観測者目線は
背中を誰かにみられていると意識している
諸君‼️新型コロナウ ...
連れてきて5年は経つだろうか
当初から敷き詰めた砂を蹴散らしては小さな魚を追い廻す
我が物顔で水槽の中を暴れ廻っていたおまえも
わたしの姿を見つけてはじっと動かなくなる
大きく成長するのも ...
...
玄関を勢いよく飛び出して
自転車をマッハでこいで
新学期の教室にダイブした
舞う埃と
弾む息
新しい教科書に
名前を書いて
ぼくは台所で
お茶を一杯飲み干す
クラスメイト
出席番号 ...
うそつきって言われた。
ぼくはちょっと話を盛っただけなのに。
それは
外側へ行けば行くほど新しくなり
中心へ向かうほど古くなる
外側に近い方が今だとしたら
中心点が原初となる
一番外側から
中心点を見ている誰かがいる
その者は
手に何を持って ...
凍えるように
寒い日となるようです
四月の二週目というのは
半ズボンでふるえていましたよ
小学校の入学の式では
輝いていたのは訓示する
校長先生の頭ぐらいで
体育館の ...
石垣に小さな花が咲いていました。
幼いわたしは傘を差し伸べて、可憐な花を守るのでした。
子供心は純粋で、
哀れという気持ちで、ただその花を見守りたく、
そして、傘の上に不意に見つけた蝸牛を ...
このごろは病臥しているので、
戸外の風景を見つめることができません。
買い物に出かける時も、目に入るのはアスファルトだけで、
鋪石が足元を圧迫しているのでした。
それでも今日は白い色の桜を ...
桜が咲く頃は雨が降る
しとしと雨が降れば
耐えられず散り始める
去年は満開になってすぐ雨が降った
今年は今のところ降っていない
明日は雨らしい
ジメジメした空気になり
雨が近 ...
うつらうつらする
この午後に
鳥は囀ずり
地は照り映え
私の憂鬱と倦怠は
一吹き風に溶けていく
)なんて優しい午後だろう
)遊ぶ子供の声が窓辺から
)うっとりゆっくり流れ込む
) ...
白銀の沙漠を
虹色の蝶が飛んでゆく
一人の子供が木を見上げている
緑と黄色と赤と茶色とそれぞれの濃淡
一枚一枚の葉の形
重なる葉の間から漏れ注ぐ眩しい光
微かなにおい
風の鳴らす音
そよぐ枝のランダムな動き
鳥や虫やそ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
何か欲しいんだ 何かしたいんだ
こたきひろし
自由詩
3
21/4/11 4:17
クウォーク&ラン
アラガイs
自由詩
4*
21/4/11 3:09
午後三時
番田
自由詩
1
21/4/11 1:39
_
いる
短歌
1
21/4/10 23:20
葉桜
TwoRiv...
自由詩
5*
21/4/10 23:20
_
いる
短歌
0
21/4/10 23:19
巡る蠢く春めく
水宮うみ
川柳
0
21/4/10 22:52
サイレン
ひだかたけし
自由詩
3
21/4/10 21:38
洗面台
墨晶
自由詩
4*
21/4/10 21:28
あくび
入間しゅか
自由詩
2
21/4/10 19:55
捧げもの
ひだかたけし
自由詩
3
21/4/10 19:52
影響
花形新次
自由詩
1
21/4/10 18:47
ゴキブリ
こたきひろし
自由詩
4
21/4/10 11:54
詩の日めくり 二〇一六年一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/4/10 11:04
偶数のブレス
妻咲邦香
自由詩
0
21/4/10 10:57
カーナビでたどり着けないニューモデル
イオン
自由詩
1*
21/4/10 10:45
春風うらら
道草次郎
自由詩
4
21/4/10 9:38
万華鏡
足立らどみ
自由詩
3
21/4/10 3:59
眼場馬の流木
アラガイs
自由詩
10*
21/4/10 3:06
更谷に捧ぐ
TAT
自由詩
0
21/4/10 0:01
言葉のありか
入間しゅか
自由詩
1
21/4/9 23:03
うそ
がん
自由詩
1
21/4/9 22:48
世界樹を輪切りにして天文学を発展させる
道草次郎
自由詩
2
21/4/9 22:28
入学の式の思い出
ナンモナイデ...
自由詩
5*
21/4/9 21:05
sonnet
朧月夜
自由詩
5*
21/4/9 19:15
〃
〃
自由詩
5*
21/4/9 19:12
雨と桜
夏川ゆう
自由詩
3
21/4/9 18:50
一吹き風に
ひだかたけし
自由詩
5
21/4/9 12:54
静寂の春
塔野夏子
自由詩
3*
21/4/9 11:45
一人の子供が木を見上げている
六九郎
自由詩
2*
21/4/9 10:40
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570
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572
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583
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599
600
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606
607
608
4.14sec.