帰ったり部屋から出ては又帰ったり
白い息の、煙草ではない
結局のところ緑のたぬき
プラスチック類、洗いあげる食後
妻が風呂に入っている 歯磨きしつつ語りあい
し ...
ときの流れが
千代(ちよ)のおおぞらを
やさしく流れていっただろ?
お楽しみは
これからだ、と
やさしく髪を梳いてくれる
そのわけを聴かせてよ?
やわらかい印 ...
異郷の地に立って
根こそぎにされ
もう何も残っていない
荒涼としたノスタルジア
魂の奥底から滲み出て
北の国より吹く風になびき
遥かコバルトの海底に沈む
日を追うごとに
紋様はこ ...
石油になっていく鳩の群れをみていた
盗み見られることで失われるものなどなに一つなく
ウォールストリートジャーナルと朝日の波間で
水鉄砲を撃ちあう月曜の子供たちが
迎えの車を ...
冬の曇天が続き部屋の中は寒い
セラミックヒーターから出る温風だけが温かい
背中で詫びながら
16本390円のフォルテをまた買ってきた
1本149円のコカ・コーラも止められない
赤字覚悟の確信 ...
伸びきって千切れることがある
寄り切りということがある
瞬発的ではなくても
加圧の果てに砕けると
加圧をやめようと思った
ふるはせてなくためのむね冬薔薇
やや広いこころで歳をみた。
相も変わらず不条理な幻燈ばかりじゃないか?
地殻に映る現象なんて!
ひとの あかるい静寂に
三月の 翳りを払い
透き通る 母の微笑みと
掲げられた 父の腕と
誰一人 見知らなくとも
写し出すものを 瞳の中
いとおしいと
めぐるものたちの ...
・透明な 防護壁で覆われた 静かの海の渚で待ってる
・満月の 裏側見たいと思わない?君の瞳の中の引力
・地球とね こんなに離れているんだよ 君のため息月の満ち欠け
・今度いつ 逢える ...
ときは変わり
むかしを無かったことにしてくれたら
たいせつなものを
忘れてしまっても
かまわないだろうか?
そんな夢をみた
そこではこの手に
なにも持っていなかった
...
起きて寒さに顔も洗えないのです
ぬるいアイスコーヒー飲んで一日はじまり
体温測ること三十六度なくて
朝の、もう煙草がない
今日は反省すると決めて作業着に腕通す
信仰の ...
使わないビルどう活かすか話し合う耐震強度申し分ない
下町から高層ビル群眺めてる日陰になって薄暗い日々
良い店が路地に隠れて見えづらい宝探しのような感覚
強く揺れ地震と気づき目が冴えた ...
わたしたちはいつも
夜のなかで 朝を想ったし
眠りのなかで 目ざめを待った
つめたい腕を合わせながら 熱い言葉を望んだし
すれちがいざまに 永遠を願った
決してあらわすことのでき ...
果てしがないように思われる
このトンネルを抜けることができるのだろうか
どこまでも続く暗闇が尽きるところがあるのだろうか
仄暗い誘導灯が足元を照らすけれど
明るい陽の光は差し込んでさえこない
...
煙草断って二時間は大丈夫なのだが
歌いつかれて妻は眠るよ
ひさびさポテトチップス食べる闇の中
肉体労働おえて頭こんらんしている
携帯はあるか ないか バイクか
...
二〇一九年二月一日 「現代詩集」
集英社から出た『世界の文学』のシリーズ、第37巻の『現代詩集』は、まず学校の図書館で借りて読みました。のちのち、ネットの古書店で買いました。ウィドブロの『 ...
水面下 存在したいひとの影
夕陽を閉じてさくさくと歩いてく
達筆で耽美的に書くダンボール
地下鉄は天国みたいに眩しくて
全部なくなったあとに降る雪の音
こうべをあげて
青い空が広がって
静けさが辺りを包んでいく
昨夜の恐怖と奈落の底と
窮地を脱して迎えた朝に
廻る球体は光りを投げ掛け
今日の救いを差し伸べる
静けさが満ちるこの朝 ...
はじまりは夜の公園で
同級生とタムロしていて
そして煌々と
自動販売機は虫達を従えながら
少年を挑発するのだった
マイルドセブン
マルボ ...
何も考えることもなく
午後 ノートに詩を書いていた
通り過ぎていく電車を見ていると
感じ取ろうとする電車は不確かだった
歩いていたのは 僕だ
道で行き場をなくしていたのだが
書く ...
優しくできる心があるのに
優しくできる力がない
優しくできる力をつけたら
優しくできる心をうしなった
優しい心と力の加減やバランスが分からず
誰かを傷つけながら誰かを優しくし
自分に優しく ...
えー、んー、と、ごめん、誰だっけ?
誰でしょう?
田中?
そう、タナカです
うそ! ちょっと変わりすぎ、まじ、田中!?
ハッハ、マジタナカです。
おれは知らない同窓会に参加する
知らない ...
地下鉄の
甘ったるい渇望を乗り継いでる
どんな嘘も許されるし
どんな事実も みのがされる
そういう街で わたしは
スピードに乗るのをおぼえたのだ
鼓膜の炎症と診断され
メスで切開する簡単な手術を受けた
痛いですよとの説明どうり
痛かった
確かに痛かったが
症状は嘘のように楽になった
あの先生は名医だ
その思いを強くしながら ...
現実から逃げるという現実から
更に逃げること
事実を曲げるという事実を
更に曲げること
誠実を装った嘘を
更に重ねること
そんな避難で生き残れば
更に苦しむけど
終わる苦し ...
視界の端に映る太陽の中心を逆十字に彫り上げて背徳の日陰の中に今日の悪魔が現れる、よう、惰眠は済んだかい、今日のお前は昨日のお前よりも確かかい、とからかってくる、俺は無視を決め込むがやつは満足しない ...
言葉がでない心を知ってほしい知ってほしくもない
朝食の味のないレタス半分くらい食べた
ムシャムシャと義務感で食べた気がする
だれに対する義務感だというつもりか?
少し焦がしたバ ...
2022.01.16(日)
昨晩は疲労していて、それは病院での診察で長く待ったことを理由にして、早々眠ったのだが、七時起床といつもより遅い目覚めだった。
加えて、昨晩は煙草をやめようと ...
寝すぎた朝のぼうっとしつつ皿洗い
トーストにヨーグルト、目玉焼きはなし
義父から頂いたジャケット大切に着ている
薬を服す 青空に雲ちらちら
妻の好きな曲かけてはじま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自由律俳句 2022.01.18(火) 夕べ
田中恭平
俳句
2
22/1/18 21:37
愛の歌
秋葉竹
自由詩
2
22/1/18 19:51
ノスタルジア
ひだかたけし
自由詩
7
22/1/18 18:06
投票の朝
末下りょう
自由詩
3*
22/1/18 17:23
みんな疲れているんだよ
ジム・プリマ...
自由詩
6*
22/1/18 17:03
ダイヤモンドの砕け方
りゅうさん
自由詩
2
22/1/18 16:54
冬薔薇
SDGs
俳句
1
22/1/18 16:15
狭い目
ナンモナイデ...
自由詩
2*
22/1/18 13:48
BLESSING
津煙保存
自由詩
2*
22/1/18 10:34
君と月の街にて
ちぇりこ。
短歌
3*
22/1/18 9:29
ときの流れるゆめのなか
秋葉竹
自由詩
1
22/1/18 7:17
自由律俳句 2022.01.18(火)
田中恭平
俳句
2
22/1/18 6:15
薄暗い
夏川ゆう
短歌
1
22/1/18 5:23
ささやき
はるな
自由詩
4
22/1/17 23:29
走り続ける
坂本瞳子
自由詩
1*
22/1/17 20:49
自由律俳句 2022.01.16(日)~2022.01.17 ...
田中恭平
俳句
4
22/1/17 20:35
詩の日めくり 二〇一九年二月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
22/1/17 20:27
天国
水宮うみ
川柳
0*
22/1/17 20:18
この朝に
ひだかたけし
自由詩
7
22/1/17 19:17
短歌にも成れない愚かな詩の残骸
TAT
自由詩
3*
22/1/17 6:01
午後の風景
番田
自由詩
2
22/1/17 0:22
バランス
リィ
自由詩
1*
22/1/16 22:19
マジタナカ
ゼッケン
自由詩
2
22/1/16 14:53
地下鉄
はるな
自由詩
3
22/1/16 12:44
耳鼻科の名医
壮佑
自由詩
4*
22/1/16 12:24
非難される避難
イオン
自由詩
0
22/1/16 11:47
Through the Past, Darkly
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
22/1/16 11:45
ビューティフルな詩を(あ、うそです。言ってみただけです)
秋葉竹
自由詩
1
22/1/16 9:52
日記 2022.01.16(日) 朝
田中恭平
散文(批評...
2
22/1/16 8:33
自由律俳句 2022.01.16(日)
〃
俳句
2
22/1/16 7:48
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
加筆訂正:
冬の嵐
/
ただのみきや
[22/1/18 15:08]
修正
3.23sec.