絵を飾る
遠い砂浜
日が沈む五分前
遠くに人影が
犬の散歩だろうか
それとも
心の散歩だろうか
気がつけば
絵の中に立っている
橙色に染められて
描 ...
岩
せせらぎがながれ
葉やはなびらがながれて
風
計量器の退屈を戯れ
・
無が刻印された
...
いつも通貨は飢民を迂回して流通する
いびつな地球儀の舵をとっているのは誰
鍋の底に経済の残滓がEDMみたいだ
僕は誰。僕のからだのなかには吸い殻と
古い写真と優しかった女しかいないから
...
この深夜
横殴りの雨が降り
街を冷たく濡らしていく
布団のなか僕は君のことを思う
遠くへいってしまった君のことを
二人とりとめなく温め合った時間のことなど
雨音は空虚を満たし、
...
「21年間も、遅刻して、ごめん」
遅れてきた恐怖の大王が、
謝罪しながら、世界を終わらせる。
演技でイったフリしてる、不思議の国のアリス。
スワイプしまくって、世界を吹っ飛ばす。
眼 ...
何度も凍り付きそうになる。気の利いたゴムボールのように弾む会話をするということは、きわめて難しい。それは、僕たちにとって、お題を課せられて即興の詩を書くのと同じくらい難しい事のように思われた。(これが ...
もう一人くらい私がいてもいい、はずなのにやはりいないのだ 雪
ここに太陽、街に星。
アナザー、クレイジー。
爪切り、祝日。
アナザー、クレイジー。
ひどい嘘をつくってるんだ
仕事がない日には、ずっと
キリンが逆立ちしたピアス
やっと買えたん ...
青瓷の封緘、奥に媚薬を少々
瑠璃三鳥は粧し込む、殊にムクロのたましい
金輪際 からくり時計の砂粒すら風花に充散る
それにしたって窮屈な匣である 「わたし」 は
どこへむか ...
ヘリポートに出ると猫がいた
そこにいると危ないぞと言うと
あわてて逃げていく
空は高くて雲ひとつ見えない
洗浄機の栓を抜いて顔を洗う
管理者が椈の枝を落としている
ストレッチャ ...
旅の空、ため息ついてる君をみてボクはひとりで生きてるみたいだ
新しい道を行くのはただそこが遠くの山を見わたせるから
守りたい月は遠くに輝いて諦めちゃ ...
コインランドリーの特徴的な匂いが彼の持ち味。
君は綺麗だとは言うものの斜め後方から。
日曜日の午後はいつも小雨の降る街で手を繋ぐの。
そんな決まった天候のある街などないと言う常識人。
あの人は ...
地元出て何年か後に戻ってきた地元の良さに再度気づいた
田んぼとか畑いつの間にか消えたアパートばかり建ち嫌になる
散歩する海岸沿いの遊歩道薄いブルーが南国のよう
変わらない町並みがあり ...
始まってしまったものはしかたないから終わらせていくだけである
拍子抜けするほど弱い、暴れ出す癇声と、煮詰まった鍋底を浚う
晩餐は肉体を静思し、絞り染めの疲労感がある。炎熱に筆を取る
ガサツな渋柿をひとつ。盗み読む白湯から運動場までを切り抜ける疾風。
...
残業で
すっかり遅くなってしまった
疲れた身体を引きずって
車のドアを開け乗り込むと
助手席にいる
随分大きくなった
初めて出会ったときは
小さな子猫ほどだったのに
ある日突然
姿を ...
1
もう二度と会えないねって交わした約束と
12度目の冬を迎える
寒いなーって思ったら
あなたの町に雪が降ったのね
ブラックフライデーにクリスマスプレゼントを買って
夢の中 ...
二〇一八年八月一日 「どくろ杯」
いま日知庵から帰った。帰りに、セブイレで、きんつばと、玄米茶を買った。寝るまえの読書は、なんにしようかな。きょうのお昼には、金子光晴の『どくろ杯』のつ ...
モランディのように
一生
静物画を描いて生きてゆきたい
三人の妹に世話をされながら
...
あなたの言うあなたが誰なのかわたしは知らないし
押し入れは騒がしい
新しい殺虫剤を買い
特に何もせず昼を夜にする
手を汚したくなかった
「手を汚したくなかった」
まあそうだよね
...
幕引きの前
馴染んだ景色を眺めたら
忘れたはずの愛情に
気がついたらしい。
別れの言葉に感謝を添えて
ぱたん。と静かにドアを閉めた時
名残惜しさと寂しさに
視界が歪んで見えな ...
「なんで逃げないの?」と軽く訊く君もまだ逃げないでそこにいるじゃん
おろしたての極点と銀の手は仮のものと氾濫する
丘の小股をすくい、
山なりの隆起を飛び越して、
うねりもたおらかな、てっぺんを砂上とする
秘められた悪辣な改竄を行う眺望の地に
合掌する沿岸 ...
冬に向かって息を吐くと
答えが返って来るのに
それを読むことは出来ない
誰かが私の本を
借りてしまったように
冬は長くて
マフラーをきっと折り曲げる
街を歩けば
イヤフォン ...
光を感じ窓際に立つ
少女の夢の遥か向こう
今日も世界は廻っている
虹が地平遥かに立ち
吹く風、覚醒を誘うとき
花を世界は少女に置く
(チリチリ舞う風の粒子
光はそれらを透過して
...
蒼き美しい馬よ
最後の飛行曲線は
その航跡雲によって
大空に刻み込まれ
いつまでも
消えることはないだろう
蒼き美しい馬よ
ありがとう
そしてさようなら
きみが蒼き鬣を
風に靡 ...
もし君があたしをアイスというのなら『ガリガリ君』でもかじってあらがう
歩くあと生まれる道を行く王の如く顔上げ見下すな猫
年齢は関係ないとわずかだが賛同したい人想 ...
病める鳥は少しの毒を好む、と不意に私の夢が言う。父の姿をしているが、どうも本人ではない、私の父は落ち込んでしまった理由がどうあれ前を向くようにと教え続けたことを覚えている。それにしても毒はよろしく ...
一度や二度くらいは
死んじまおうかなんて
思った事有るよ
一度や二度くらいは
他人のおんなに目が眩んで
そいつから無理矢理にでも奪い
自分のおんなにしたいなんて
思った事有るよ
...
丸腰で
ずっと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
絵心
やまうちあつ...
自由詩
9*
21/12/1 11:17
#
津煙保存
自由詩
6*
21/12/1 11:06
棄民のうた
梅昆布茶
自由詩
11
21/12/1 8:11
雨は降り続ける
ひだかたけし
自由詩
5
21/12/1 4:46
空気コーヒー
ツチヤタカユ...
自由詩
2
21/12/1 2:49
Ⅾソリューション
本田憲嵩
散文(批評...
4
21/12/1 2:23
_
いる
短歌
1
21/11/30 23:24
アナザー、クレイジー。
竜門勇気
自由詩
2*
21/11/30 23:11
御玉杓子の憐憫
あらい
自由詩
1
21/11/30 21:52
4.5
mizuno...
自由詩
4
21/11/30 21:19
ボクはひとりで生きてるみたいだ
秋葉竹
短歌
0
21/11/30 20:24
写真
ふるる
自由詩
4*
21/11/30 19:01
散歩
夏川ゆう
短歌
1
21/11/30 5:43
_
いる
短歌
0
21/11/29 23:14
金魚草の死に目
あらい
自由詩
1
21/11/29 21:41
対話篇
やまうちあつ...
自由詩
2*
21/11/29 19:09
stones
mizuno...
自由詩
1
21/11/29 15:32
詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
21/11/29 15:27
Come Giorgio Morandi
TAT
自由詩
4*
21/11/29 8:58
こっち見んな
いる
自由詩
5
21/11/29 8:49
おしまい。
梓ゆい
自由詩
0
21/11/29 1:48
_
いる
短歌
0
21/11/28 23:49
たわわ
あらい
自由詩
1
21/11/28 21:04
冬に向かって
ミナト 螢
自由詩
2
21/11/28 19:25
祝福のうた
ひだかたけし
自由詩
7*
21/11/28 18:43
飛行機雲という名の馬
花形新次
自由詩
1
21/11/28 18:23
アイス、好き
秋葉竹
短歌
2
21/11/28 12:30
癒ゆ
渚鳥
自由詩
3*
21/11/28 10:11
一度や二度くらいは
こたきひろし
自由詩
0
21/11/28 7:18
1128
TAT
短歌
1
21/11/28 2:21
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
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607
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612
4.01sec.