この街に
人はたくさんいるのに
なぜ、ふいに
ぽつんと独りいるのだろう
読者よ 友よ
この紙の向こう側にいるきみよ
わたしの音の無い声は
その耳に届くだろうか?
願わくば
今 ...
すうっと細く、立っている
南天の赤い実たちの中に
一人 空のお日様を
小さく映すものがいた
かわいいね
っていうと、風にゆれ
緑の葉たちも、風にゆれ
ひそやかに舞う
互いのここ ...
『畜生の分際で、人間はおろか、この閻魔さえ、騙そうとするとは不届き千万っ!申し開きなんぞ、聞く耳、持たぬわっ!』
浄玻璃の鏡に、生きていた頃の姿が映し出されても、与一はムシロの上に座ったまま、うな ...
私とは、たとえば貝を操って遠くへ運ばせてゆく貝殻
遅かれ早かれ
向き合わなければならなかったのだろう
当事者ではないのに
緊張で心臓がどうにかなってしまいそう
光と闇が
階下で
息を潜めるような静かな声で
これまでの
鬱 ...
それは古いコンクリート建築で、ステージを取っ払ったライブハウスか、あるいは陳列棚を置き忘れたマーケットのように見えた。俺は入口付近にぼんやりと立っていて、手ぶらだった。左手側の壁面が俺の腰の高さ辺 ...
現実と現象には「私」が必要である。
夏になるには科学など不必要である。
「私」が「ああ、夏だ」と汗をかけばいいだけである。
この
干からびたミミズにさえあった
命が
わたしには
ない
私があなたに話しているのを、そこから見ているあなたがいて、
私が私自身に話しているのを、どこかで見ている言葉がいた。
あなたに向けたつもりの言葉も、結局は自分自身に向けられていたのかもしれない ...
君はその身体に
神話と寓話とを
ありったけ詰め込んで
旅立つよりほかなかった
君が旅するほどに
君の身体の中でそれらが育つので
君はいつも張り裂けそうだ
君の身体から
抑えきれず放たれ ...
度々性夢を見る事がある
清楚な女性が
最初は拒むようすを見せながら
だんだんに
俺のあらあらしい愛撫にその体が反応を見せてくる
俺は彼女のその反応にますます欲情を
煽られて
ギヤをト ...
此処が何処か解らなくなって
未知の途中で立ち往生
明日はどっちかわからないけど
今日はナヤミ尽きない
階段は昇る為に
そして降りる為にある
階段の途中で不安になった
わたしは ...
山域は乳白色となり、雨粒が地面を叩く音が、朝未明から始まった。決まって七月は、雨が多いと、誰彼なく言うのだった。
雨が満ちてくる。体の中にも脳内にも、まるで人体は海のように静まり、宇宙のように孤 ...
子を産めない僕は代わりに詩を書き
生命の創造
不平を言うのが仕事です
どうしたら満足かわかってない
これは難しいことだよ
要求に際限がない
僕は満足してるので
そうでしょうね ...
二〇一六年十三月一日 「廃語霊。」
な~んてね。
二〇一六年十三月二日 「こんな科目がある。」
幸福の幾何学
倫理代数学
匿名歴史学
抒情保健体育
愛憎化 ...
詩を書いて
死にたくなって
又書いて
又死にたくて
又書いている
...
みんなうんち或いは
「少なくとも俺は」
...
ほらあのさガードレールの根元からひょろひょろ伸びる蔓のことだよ
{引用=追憶儀礼}
二人の時間はまだらに溶けて
いることすらも忘れてしまう
美しい他者 異なる種族
愛はアルビノ ひそやかな野性
{引用=お茶碗欠いたの}
月は隠れてR ...
○「二刀流」
大谷選手
打って よし
投げて よし
菅総理
ワクチンは 不足
オリンピックは 強行
○「自然災害」
昨日までは他人事
今朝は我が身
☆「指導よりも支援の時代 ...
揺れに揺られた感情が
行き場探して逃げ出した
今宵水面に映るのが
二人じゃなければ誰になる?
痛い経験 痛い経験が
悲しくも糧になる
別れ告げる日が来るのを
それでもおび ...
このまっすぐな夜の向こうに
蝶の朝がある
こまかな傷の大小に値札をつける
この波を営みと受け入れられず
はねのないものは歩き、
足のないものは泳ぎ、
背びれのないものは飛び、
...
持っていた
ライカのオールドレンズたちの
狂ったような大幅な値上がりに
気をよくして
ご祝儀買いにと
フルサイズが安くなっている
デジカメを買ってみた
もちろん
値上がりし ...
冷たい手のひらに
冷たい雨を降らせてた
死ぬなんてばかばかしいけれど
生きていくのは
それ以上でもそれ以下でもない
ように思える
ある夜
歓楽街の暗がりで
オンナは濃い化粧で立 ...
街に棲んでいる
近くにコンビニが幾つもある
スーパーマーケットに不自由しないし
学校も揃っているし
結婚式場
病院だってよりどりみどりだ
おまけに葬祭場に
焼き場も遠くない
お寺だって ...
口にする退屈のいつしか有り難き存在
最後に時計見てからまだ七分
いつもいつもいつかもいつ
ホルモン焼きの煙に噎ぶ
酒気ぬけず仕事休む
ひとつかいがらが埋葬されています
母のように、いつか凪ぐために
――このみちが海の底で、あることを問う
ときの鼓動を聴いて
その場限りの感嘆が ひゅるとつきぬ ...
パン屑のかわりに記号の断片を撒きつつ歩む ここもまた森
夥しい死体が積まれた
薬局の自動ドア
まだ自動の部分は生きているらしい
ムカつく気分がいくらかマシになる
生きてない程度で偉そうな顔すんじゃねえ
動いてるだけでも気休めになる
お互いに ...
ティンカーベル。ノーフューチャー。
もっともっとルーザー。
800ボルトの戒厳令。町は空っぽ。
怒涛をもたらす真夜中の。真夜中の。
真夜中のノーフューチャー。
ティンカーベル。死刑サ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
盃
服部 剛
自由詩
5
21/7/12 0:00
南天ノ声
〃
自由詩
3
21/7/11 23:59
すすき野原で見た狐
板谷みきょう
散文(批評...
1*
21/7/11 23:38
_
いる
短歌
0
21/7/11 23:24
光と闇が階下で
komase...
自由詩
1*
21/7/11 22:19
そしておそらくはそれだけが在ることにより
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
21/7/11 21:55
夏
ナンモナイデ...
自由詩
4*
21/7/11 20:45
精神的過渡期の備忘録
TwoRiv...
自由詩
6*
21/7/11 19:25
言葉の寝息
水宮うみ
自由詩
11*
21/7/11 18:27
沈黙の語り部
塔野夏子
自由詩
9*
21/7/11 10:39
夢ならさっさと覚めてくれ
こたきひろし
自由詩
3
21/7/11 8:17
此処が何処か解らなくなって
〃
自由詩
6
21/7/11 7:48
七月の雨
山人
自由詩
5*
21/7/11 5:50
騒がしい沈黙
りゅうさん
自由詩
3*
21/7/11 5:48
詩の日めくり 二〇一六年十三月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
14*
21/7/11 1:01
七夕
TAT
短歌
1*
21/7/11 0:05
Everybody Poos
〃
自由詩
1*
21/7/10 23:53
_
いる
短歌
1
21/7/10 23:02
憑きものばんざい
ただのみきや
自由詩
5*
21/7/10 15:18
独り言7.9
ホカチャン
自由詩
1*
21/7/10 10:44
私の本性
花林
自由詩
0
21/7/10 8:27
レール
はるな
自由詩
3
21/7/10 7:26
デジカメの落とし穴
st
自由詩
2
21/7/10 7:25
夢うつつなり
こたきひろし
自由詩
1
21/7/10 7:21
街
〃
自由詩
1
21/7/10 6:05
自由律俳句「食べられる退屈」(50)
遊羽
俳句
1*
21/7/10 5:31
少女虹彩
あらい
自由詩
0
21/7/10 2:16
_
いる
短歌
1
21/7/9 23:26
let's go next war!
竜門勇気
自由詩
0
21/7/9 23:06
リオデジャネイロ --liodedshanweareo--
〃
自由詩
1*
21/7/9 22:38
534
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
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554
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556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
加筆訂正:
憑きものばんざい
/
ただのみきや
[21/7/11 12:00]
三文字削除、一文字追加、空白追加
3.47sec.