泥沼に
彼女を突き落として
這い上がって来たら
また突き落として
みたい
もう一人の彼女も
突き落として
キャットファイトを
やらせて勝った方だけ
出してやると
言って
彼女が彼 ...
燃えたのは夜の端、指さき、君の声 ふるえたのはそれ以外のすべて
さよならから始まる日曜日
無限だと信じていた時間が
慌ただしく値札を張り替えて
赤い文字で見つけやすくなる
暗くなるのを恐れながら
僕たちはいつまで
日曜日でいられるのかを
ずっと探 ...
こないだの休みは楽しかった
動線を何日も考えて、実行するのだ
僕の好きな、定年退職して年金暮らし前の人のブログで、
サウナが楽しそうなので、
僕はその人を密かに尊敬しているのだが、
いつ ...
寒さがやさしく悪さして
濃い霧がおおっていた
蜂のくびれにも似た時の斜交い
あの見えざる空ろへ
生は 一連の真砂のきらめきか
四つの季節ではなく
四つの変貌の頂きを有する女神の
...
詩が俺に
詩を書けと又
指図する
炎のように
鮮やかなのを
バラブシュカ
ヒ ...
人あまたゐてそのうちのただ一人のみ我なりと知りし日のこと
2021.11.11.
無数の魚影 目を閉じれば解る
それはバランスで それはリズムで
すなわちそれこそがマスト
では高らかに 諸刃でもかまわない
この手は離せない
実にしなやかに ...
こんばんは
こんばんはといえば夜ですが
夜に
なっても
まぶたの裏が痛みます
きっと
蛍光灯のせいでしょう
蛍光灯は
しろっぽくって
あおっぽくって
だから
...
今年は紅葉が少し早い
急に寒くなったから
早くなったのかもしれない
気にしていれば
ちょっとした変化に気づく
じっくり見れば
その美しさに魅了される
紅葉で有名な場所
順番 ...
朝五時半に起きて六時に県外の医療センターまで
人間ドックに車で出かけ七時頃に着いた
受付の人の言葉遣いを聞くと
異国にきたような気分になる
受付をすますといつものようにトイレに尿とりにいった
...
月の向こうにはあの子の影が住んでいる
あてどなく眠って夢に会いにいく
日常系アニメのような非日常
こぼれていく涙の夢をみている目
裏の顔にも表情があったんだ
...
寒さは
指の先から入り込み
肩へ
背中へ
そして足先へ
もう何も燃やすものがない
闇の他にはなにもない世界で
やがて闇と同化する
薄くて透けそうな
パラフィンカーテンよ
...
最近
ライカの70年も前のレンズに夢中になっている
ズマリットという名前だが
現代のレンズでは決して得られない
その写りが面白い
プロの女性写真家が
好んで使うようになってから ...
朝
僕たちの半分は 燃え残り
がらくたを 集めはじめた
不完全なまま 笑ったり
食べたり 愛した
頂点の すこしだけ手前で
自我をもった がらくたが
誰かのかわりに 泣きはじめた ...
いつも突然訪れる
急に寒くなったり
暑い日が続いたり
予告も前触れもなく
激しい雨を降らせたり
それはまるで自然の脅威を知らしめるかのように
生温かい風を吹き付け
氷の塊のようなものを地 ...
ものなべてこの涯無きを負ふゆゑに傾ぎて見ゆる青空の下
私は今花崗岩の上に立っている。ここでは同じ大地が地球の深奥の地点まで直接達している。どんな地層も、どんな夾雑物も、私とこの確固とした太古の基盤との間を隔ててはいない。
この山頂はこれまで生あるも ...
真っ暗なのに
温かい場所
ポケットの中では
右手も左手も
答えを探していた
これが口なら
詰め込んだ夢とは
違うものを選ぶかも知れない
うがいのように
拾うのが先か
捨てる ...
夜
冷凍の ◯◯を 浮かべ
夜じゅう 電子音の
隙間を 冷やしている
描かれた 果実が
部屋を 分断し
わたしたちは つながれないでいる
不自由なままで 笑っている
笑 ...
もう僕はよそへは行かないから帰っておいでと
ただそのひとことが聞きたかった
彼岸へすこし渡る その前にひるめしを食べよう
あなたはそう云ったので
わたしはピアスをして電車に乗りフォークをと ...
そとではなにが
凍っている音がする
わたしにはそれ以外
なにも聴こえなくて
それにしてもこの部屋は暗いんだ
そしてそのことを
喋れる人ひとりいない夜
あらためて時刻を ...
口にすることの不思議さ
この空に 感じたものを
口にすることの不思議さ
この空に 見えたものを
冬空は澄むほどにその涯なさの担ふに重く俯きて過ぐ
花形新次というのが
個人ではなく
四人からなる自称詩人の
ユニット名であることを
知る人は少ない
それぞれが
自分の
好きなことを
好きなように書き込んで良い
というのが唯一のルール ...
{引用= 我が友、田中修子に}
時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる
砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ...
目の前が、白くなる
昨日までなぜあんなに幸せだと
思えていた?
これは罰なのか
私の好きなことだけやってきた
空気が花の色に染まっていた
あの頃
夜を過ごした
あた ...
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない
知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました
先週までのシフト表 ...
スズメに
なんでお前は人間じゃないんだ
そう怒り狂ってるような
うどんに
はやくスパゲティにならんか
そう指導するような
そんな人間に
俺なりたかったっけ
11月の ...
スーパーで売られている無花果はスーパーなイチジクではない
ミルクが切り口から出ていない
それでも ためつすがめつ見る
皮の色合い ふくらみ 同じものは ひとつもない
紅をさしたかのような口が美 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
泥沼美人
花形新次
自由詩
1
21/11/13 19:04
炎
はるな
短歌
0
21/11/13 18:49
その先へ
ミナト 螢
自由詩
1
21/11/13 14:34
遠くの扉は開けられないから、近くの扉を開けるんだ
はだいろ
自由詩
1
21/11/13 14:18
いのちの湿度
ただのみきや
自由詩
8*
21/11/13 13:46
backseat driver
TAT
短歌
2*
21/11/13 1:23
_
いる
短歌
2
21/11/12 23:56
目を閉じれば解る
余韻
自由詩
0
21/11/12 21:45
寒くなると悲しくなる
よんじゅう
自由詩
2*
21/11/12 19:24
紅葉を楽しむ
夏川ゆう
自由詩
0
21/11/12 18:35
人間ドック
zenyam...
自由詩
1*
21/11/12 17:12
面影
水宮うみ
川柳
3*
21/11/12 15:06
パラフィン
そらの珊瑚
自由詩
10*
21/11/12 9:46
多重人格は好きにはなれないけれど
st
自由詩
4
21/11/12 5:34
解凍
はるな
自由詩
13
21/11/11 23:33
季節とは
坂本瞳子
自由詩
1*
21/11/11 22:27
_
いる
短歌
1
21/11/11 21:51
山頂にて*
ひだかたけし
散文(批評...
7
21/11/11 20:50
ポケットの中では
ミナト 螢
自由詩
0
21/11/11 18:35
冷凍
はるな
自由詩
1
21/11/11 14:17
仮面
福岡サク
自由詩
4
21/11/11 5:25
夜明けのうた
秋葉竹
自由詩
3
21/11/11 4:08
ランドスケープ
番田
自由詩
1
21/11/11 1:37
_
いる
短歌
0
21/11/10 23:53
自称詩人ユニット
花形新次
自由詩
2
21/11/10 21:54
告別
石村
自由詩
28*
21/11/10 21:27
目の前が白くなる
秋葉竹
自由詩
2
21/11/10 20:46
エチュード2
梅昆布茶
自由詩
12
21/11/10 20:40
そんな人間
吉岡ペペロ
自由詩
3
21/11/10 19:50
いちじく
るるりら
自由詩
9
21/11/10 13:24
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
580
581
582
583
584
585
586
587
588
589
590
591
592
593
594
5.07sec.