声がでなく
大気に混ざる安らかな眠り薬に
その身を委ねてしまいたくなった
胸の小さかったころの私
家は優しくて
朝の光はいつだってキラキラしていた
抗う心さえ
芽生え無ければ ...
銀河のでたらめも受けいれる
目覚めよろしく冷えもここちよい
ねぎ味噌汁ありがたくいただきます、妻よ
朝から困ってしまって創作に逃避する
卑下することをやめる じぶん大切にす ...
いたはずの人がいなくなり
いないはずの人がいて
地図が変わったり
星が見えなかったり
もう何も信じられない
というときに
そう思っている僕がいる
これはまだ確かなことで
...
作りかけで壊れた
断片を繋ぎ合わせ
星のように祈った
暗がりから白手が伸び
祈りのカタチを崩していく
後腐れのない別れ、転がる骸
哀しみは億万と木霊し
形態は次々と破壊され ...
保湿クリームの温かさに聞く
明日はどんな現実を生きるの?
今日よりちょっと良い?
甘えて聞いてごめんね
どんな風になっても
私が生きてるところが現実
頬にクリーム伸ばしながら
夢 ...
膝に爆弾を抱えてるロボット
ぼくたちの体が、ガラクタだった頃
純粋に輝く渾沌とした眩暈
夕暮れにまみれた泥とにわか雨
今 私が
こうしていられるのは
みんなのおかげもあるけれど
過去の私からの
プレゼントがあるからよ
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
良いものは
忘れず
心に取り込む
魂が喜ぶ
感覚がよくわかる
ひらひら
くるりくるりと
舞いおちてくる
ふわふわの
わた毛のような
さらさらした雪たちが
どんよりと曇った
天空と
銀世界の
地上のあいだを
見わたす限りいっ ...
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)
腕を失い
ない筈の腕が痛むかのようで
貴女は 私のフォントムペイン
あのやわらかい声で
今日も 貴女が 歌っています
めかくし鬼さん
...
彼女に逢いたくて
ずっと寝ていなくて
花丸はいちばん大事な夜にだけ咲かせて
いつまでも忘れない、あの冬休み
浮き雲の稜線をけっして見誤らず
綿飴みたいなんて言うのは我慢する
...
足音たかく
雪崩れる嵐に乗って
賊の頭巾をかぶった隣人が
柵をまたぐ
花壇の若芽を
踏み荒らし
扉を蹴破りざま
きみの鼓膜の奥にするどく
怒号する
〈俺の家のものになれ!〉
〈俺の ...
もう二月だとか
まだ二月だとか
思ってしまう
寒くって
春はまだ遠くって
だのに花粉症の症状が出始める
なにかが始まりそうで
終わりそうでもあって
このままでいたいのにと言いた ...
お花があって
それから
けむり?
雨ふりの森の中みたいな
ちがうよ
びゃくだん!
くすくす
しっ!
こえだしちゃ だめ
おそーしき?
そう
おそーしき
ぼわぼわって空気が
静 ...
世界に一時許されて
震える個体が風に吹かれ
世界の荒野を抱いている
夜がまたやって来る
夜がまたやって来る
震える個体は薄暮のなか
遠い遥かな夢を紡ぎ
光の時を待っている
...
さよなら またね と
猫は言った
さよならから何年経ったろうか
光る風は吹いて
また会えた
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
強者を打ち倒すためには
現存する何かに
頼ってはならない
それは強者の入れ代わり
しか意味しないから
すべての個が
個として
独自の概念で
あらゆる強者に
立ち向かっていく
...
思うからこころに力がわいてくる。そう
思う。
大切な存在や大好きな存在を思う
さまざまな物事を思う
たとえば、
あなたを思う
お世話になっているシャーペンを思う
ひぐらしの歌声を思う
...
日本を褒め称える動画を何本も見た
日本政府と日本企業が行っている
政府開発援助の素晴らしさと
日本人の国民性の義理堅さや
責任感の強さ、優しい気遣いが
如何に素晴らしいかを知って
それが海 ...
遠く去った星たちよ
通り過ぎた星たちよ
安らかに眠れ
星の瞬きは
即ち哀しみ
宇宙空間の中で
それは瞬き続ける
安らかに眠れ
星たちよ
ふくよかな体つきのサウンドが
自らに重なり溶けて
一瞬青ざめ
ゆっくりと身をもたげる
擦れる不協和音と伸びやかな声
夢の中に解放され
雪原を転げ廻りながら
記憶喪失の通行人のよう ...
流れ星のように
想いに、
ことばが降ってくる
それを書き留めようと
ことばを反復する
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ‥‥
――ちがう、
そんなことばじゃない
もっと赤く ...
社会的自立とは
人に頼らないで生きていくということではなく
「助けたり助けられたり」しながら
生きていくということであろう
つまり支え合って生きていくということである
自分だけ良ければとか
...
名を知らぬ
野辺に寄り添う
花ふたつ
凪いでも鳴かぬ
やがて泣きぬる
告げるもの
聞こえぬふりの
母の手の
彼岸の先の
蒲の穂の
しとりしとりの
虹の向こうの ...
「廃墟/光」
その人は
十月の淡い光がこぼれている
窓際に立っていた
下生えを啄む鳥たちが
驟雨の後に立ち去った庭で
透過性の
グラン・ジュテ
軽々と
その人は
超えてゆく ...
上辺1下辺2の台形がある
XからYに行くためには
台形を通過しなければならない
クラスメートは、
みんな上辺を選択して
ぼくは下辺を選んだ
ぼくは30年かけて
Yにたどり着いた
...
起きたらいつもの天井でした
妻を起こさぬよう朝のあれやこれや
暖房つけるか迷う 着替えおえて
雑事終えてペンを握る
死ねば終わりの 死なないでいる
さりとてすること ...
(どうせ、あたしは、毒毒しいのでね……)
咲かないと身を縮めている彼岸花
(いまはテレビの中くらいでしか、みないから)
あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ
(しとし ...
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ...
でも わたしたちは
見たかった
泡の果て
像の裏
種子のはじける刹那
言葉も 体も
役目を終える
意味も理由もなく
世界がやって来る
やって来て 去っていく
必然の ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歌わなければ良かったのか
秋葉竹
自由詩
3
22/2/3 7:38
自由律俳句 2022.02.03(木)
田中恭平
俳句
2
22/2/3 5:29
確かなことは
りゅうさん
自由詩
4
22/2/3 5:18
光
ひだかたけし
自由詩
12
22/2/2 19:20
おまじない
木葉 揺
自由詩
6
22/2/2 18:41
純粋
水宮うみ
川柳
1*
22/2/2 16:51
※五行歌
こしごえ
自由詩
5*
22/2/2 15:31
五行歌
夏川ゆう
自由詩
5
22/2/2 9:54
雪の舞い
st
自由詩
4
22/2/2 8:53
『幻肢』(田中修子さんに捧ぐ)
るるりら
自由詩
6
22/2/2 8:08
今になってあんな夢をみるなんて
秋葉竹
自由詩
0
22/2/2 3:33
隣人
天寧
自由詩
2
22/2/2 1:53
二月か
坂本瞳子
自由詩
2*
22/2/1 22:21
good-bye
ちぇりこ。
自由詩
8
22/2/1 22:03
薄暮
ひだかたけし
自由詩
6
22/2/1 21:09
※五行歌
こしごえ
自由詩
4*
22/2/1 19:42
解放
花形新次
自由詩
4
22/2/1 18:18
思う
こしごえ
自由詩
4*
22/2/1 17:31
岸田さん2
ジム・プリマ...
自由詩
1*
22/2/1 17:24
群青
渡辺亘
自由詩
0
22/2/1 16:53
アムニージアック
ひだかたけし
自由詩
4
22/2/1 13:02
ことば
atsuch...
自由詩
4*
22/2/1 10:40
社会的自立とは
zenyam...
自由詩
1*
22/2/1 10:28
いり
AB(なかほ...
自由詩
3
22/2/1 10:07
秋〜冬/短詩群
ちぇりこ。
自由詩
9
22/2/1 10:03
ぼくの30年間
足立らどみ
自由詩
5
22/2/1 8:03
自由律俳句 2022.02.01(火)
田中恭平
俳句
1
22/2/1 7:32
痛々しくも、怖じ気づいてしまったぜ、ふるさとに
秋葉竹
自由詩
0
22/2/1 5:50
〈根源悪〉の原体験/異邦の恐怖(改訂7)
ひだかたけし
自由詩
6
22/1/31 23:14
瞬き
はるな
自由詩
4
22/1/31 22:58
535
536
537
538
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
3.29sec.