散歩道五月の雨を歩き行けば春のビオラがまだ咲いている 「あれからどのくらいたつの?」
「もうすぐ3年」
「ちょうどこのくらいの時期だったね」
と言って彼はガラスの外に目を移した。
人びとが川のように行き交っている。
俺もそれを眺めた。
...
願わくば、彼女の長い三つ編みに巻き込まれ、ぐいっと押し込まれ。
上手く言いくるめられ、やがては絞め殺され、終いには引き抜かれ。
破壊

残骸


ハイエナ

残滓


風化

オレの名前は無色という
ちょっと変わった
名前だ

みんなオレの事を
わかっているようで

ぜんぜんわかっていない

例えば
プラスチックやペットボトルのごみ出しに

無色透明 ...
やさしさの欠片

寂しさの砂粒

埃みたいに舞っている虚しさ

悲しみや哀しみは
雨粒

海の匂い
塩を含む砂浜

水平線に浮かぶ漁船
水平線に沈む夕日

山頂に昇る朝日 ...
なら君の体に吸い込まれてゆくうどんのようにそうなのだろう あゝもう一歩を押し進めよと
心の声が波紋を広げ
此処に在ることのまた不思議
火炎噴き上げ迫り来る

冷たい岩に乗る足の
感覚だけに
集中し
広がる意識に楔打ち込む

今望郷の念、込 ...
ドラマの続きを妄想して
右手はオートマチック英語すらすらマシーン
夜が
気まぐれに背中をくすぐるから
その度に尿意に苛まれている
背中に蒸れ
水滴が背中を滑り落ちていく
もう明日だ
た ...
誰かを傷付けることは
自分を傷付けることと
同じだ

幼い頃は
それに気付かない
幸せな季節

やがて時が経ち
自我がはっきりすると
他者の存在も鮮明になる
他者が自分と
同じ ...
ふうわり
綿毛となって
とんでゆけ

忘れの国へ
とんでゆけ

そうだよ
地の底だって
じつは天井

(かなしいね
かなしいよ)

さあ
思いの儘に
とんでゆけ
...
再び生きると決めたのに
わたしはわたしのまま
発しなければよかった
言葉ばかり刻まれてゆく

再び生きると決めたのに
今日も曇り空
聞かなければよかった
質問ばかり漂っている

わ ...
 祭りの翌朝散歩をする

 懐かしい人との再会帰郷とよく似る

 人の見ぬところで何かゞ行われる

 うち捨てられたゴミが昔を語る

 たまには黙って消えてみよう
タワレコのCDの匂い吸いにいきたい


ピックじゃなくパンツを投げるミュージシャン


まったく輝いていない謎の明かり


スーパースターが光速で飛んでいく
あの別れからどれくらい掘り進んできたのだろう
爪の谷間は地平線
地平線に暮れた太陽はあなた
汚れた手はそこで拭かない

悲しみを拭くのは汚れちまった身体でいい
清純
一途
ウブ

疲れたから
今日は洗濯物が乾きそうにない

疲れたから
今日はコンビニをスルーした

疲れたから
歩道橋の階段は昇らない

疲れたから
今夜は性欲わかない

疲れたから
天使 ...
触の日に虚実交じりて歌合戦 頭の中で過去色の鐘の音が鳴る
腕の内で君が教えてくれた響き
二度と味わえない若さの季節
隣り合う心臓が熔けて震えた

置場所が無いことすら知らない
街の光を求めたさ迷う痛み
呪わなければ ...
私という資源の無駄がありまして太陽光を浴びていますが  砂粒を数えるほどの退屈と諦念

 地上で炸裂する美しい花火

 面白いことも明日は苦痛

 どんなものにも存在がある

 これ以上何を考えれば日は暮れる
本日のお品書き~ナポリタン~


  頬っぺまであかく汚してナポリタン

 日本の料理の中で一番不幸な歴史をもつのはイタリア料理だとおもう。夢中でナポリタンをほおばる幼児の姿は愛らしいものだ ...
詩人たちが眠る森で
私は目覚めた
魔女たちが夜空をとびかい、
光る無数の妖精たちは、
夜つゆを飲んで歓びはしゃぐ
草木の葉を揺らし、
紅いキノコのまわりを
皆で踊り囲んで! 
よいか、 ...
倶知安イモの本場 倶知安イモの本場
十勝平野で採るイモも ニセコ山麓で採るイモも
イモに変わりは無いじゃなし 茹でて食べればみな同じ
 
倶知安イモの本場 倶知安イモの本場
男爵 紅丸 キタ ...
青竹や潜るパンセの空ふ紘   僕のぽけっとの紙片には
最新のもっとも無駄な解答が記されている

人生に必要なものの殆どが木箱にしまわれて
博物館の収蔵庫の奥深くにおさめられているとしたら

菫や蓬の花のように路傍にさり ...
手料理

おにぎり
煮物
お弁当



憧憬
○「オリンピックって」
オリンピックって
人の健康·命よりも
大事なものなんだろうか
経済って
人の健康·命よりも
大事なものなんだろうか


○「ああ!無常」
中学生の時からお世 ...
 夜の列車に乗り込んでいた。
 窓に流れる暗い街の顔。

 車窓に投射された、古い白黒映画を少年は見ていた。

 雨に侍と農民たちはぬかるみ、矢と刀を腕に、煙と脚に混じりあう。馬は眼を剥 ...
星光るタンスの奥に猫の国




風の夜メロンの飴を売りに来る




ねじれてる瞳の中のお菓子箱




裁縫を教わる度に消えてゆく




梅雨のこと傷つけ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
すみれ日記もっぷ短歌221/5/27 15:53
広くて静かで誰もいないコーリャ散文(批評...3*21/5/27 14:59
三つ編みクーヘン自由詩2*21/5/27 14:07
荒野ヨロシク自由詩021/5/27 8:47
無色の嘆きst自由詩521/5/27 7:35
やさしさの欠片こたきひろし自由詩321/5/27 5:57
_いる短歌121/5/26 23:45
掴むひだかたけし自由詩421/5/26 23:07
伴わない福ちゃん自由詩021/5/26 22:28
屁みたいなもんです花形新次自由詩121/5/26 22:16
綿毛となって道草次郎自由詩721/5/26 21:06
再生やまうちあつ...自由詩221/5/26 16:29
自由律俳句「食べられる退屈」(20)遊羽俳句3*21/5/26 16:22
光の香り水宮うみ川柳1*21/5/26 15:43
もぐらの矜持山下ヤモリ自由詩021/5/26 14:24
女子学生ヨロシク自由詩021/5/26 8:22
疲れたこたきひろし自由詩421/5/26 6:36
ひっかけ(今日は何の日?)足立らどみ川柳4*21/5/26 4:00
佇み自由詩221/5/26 0:20
_いる短歌121/5/25 23:25
自由律俳句「食べられる退屈」(19)遊羽俳句221/5/25 19:43
料理で俳句⑲ナポリタンSDGs俳句121/5/25 18:52
残骸とひこばえatsuch...自由詩8*21/5/25 12:52
じゃがいもの唄(お座敷小唄)板谷みきょう自由詩1*21/5/25 11:58
 青竹や潜(くぐ)るパンセの空ふ紘(いと)アラガイs俳句8*21/5/25 11:41
ゆっくりと解凍する日々のうた梅昆布茶自由詩1321/5/25 11:00
家庭ヨロシク自由詩021/5/25 8:14
独り言5.25ホカチャン自由詩2*21/5/25 6:49
少年津煙保存自由詩2*21/5/25 3:00
ささやきがやさしいふるる川柳9*21/5/24 23:41

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