白梅のたましひ活くや数奇のいへ
雅も俗も{ルビ粋=すい}に交ふや春の夜
春雨や傘傾けて道二間
松が枝に小雪ちらちら降りにけり
山茶花や天地を紅く染め抜きぬ
盃に白雪ひとつ降りにけり
思ほへ ...
今日はなんだかまだ眠りたくないんだ
決して気が高ぶっている訳ではないけれど
哀しみに打ちひしがれてもいないし
ぶちまけようのない怒りにまみれてもいない
抑えきれないほどの喜びを抱えてもいないし ...
行き止まりを前にして
希望に意味がないけれど
別に変わらず日が昇る
味気ない空白な毎日
今日も罵詈雑言が空から降っている
昼間だから見えない
皆僕に死んでほしいのだ ...
「素顔の59才」
作詞作曲:花形新次
唄:松田聖子
胸元の淋しさは
昔から変わらないけれど
顔だけは
いつまでも
新鮮でいたいから
先生の特徴が
表れてしまうのは
一枚の絵 ...
凪の果ての
遠浅のアデンに垂れていた
ことばの鈎をゆわえた
誰かの想いの糸
深海の流れはつめたく速い
願望がのびきって
次つぎ崩れる
砂浜にうち上がることばたち
鮫の群れがねむるまで
...
慌ただしくも慌ただしく
やることが多すぎると
なにから手をつけてよいやら
まったくわからなくなります
{ルビ=よんそう}四層フライヤーの前の
ボクってば
とりあえず竜田揚 ...
僕達は此処にいる
この川に隔てられ
君と僕、大空の下
絶え間なく落ち続ける
洋上で過ごすように日がな一日
此処で待ち続け絶えず思い出し損ねる
なぜ僕達はやって来たのか
なぜ僕達は此処 ...
壁を叩いて何でも喋れ
と耳を当ててみたが
押入の二段目に上がって
寝そべってみたが
時計を裏返しにして
息を吹きかけてみたが
鍵括弧の付いている
ここだけの話だらけが
...
けさは食事を摂らず青空ばかり
よい匂いの洗濯物ができました
妻とよく語り合いテレビが要らない
けさは小説を読む、言葉ながれてゆく
妻が動けば、朝が動く
わたしが家を発 ...
今日はスーパーで分けてもらった氷を入れて
砂糖の入ったインスタントコーヒーを飲んでいる
相変わらずシケモクに火をつけて吸っている
そうしてジリ貧の生活は続いてゆく
今年のクリスマス・イブは贅沢 ...
熱気と水分を大いに含んだ空気に覆われた六月のあの日はすでにもう遠い昔
○「あと三日」
今年もあと三日
どうやって過ごそうかな
ほんとに正月が来るの?という感じ
オミクロンでめでたさも万分の一というところかな
○「クリスマス」
孫たちは
「メリークリスマ ...
僕の子どもの頃と比べて大きく変わったことが
たくさんある
スマホ
ノートパソコン
自家用車
コンビニ
スーパー
コインランドリー
不登校
いじめ
虐待
引きこもり
非正規雇用
...
夜 とか書くと負けた気持ちになる
ただの名詞のくせに
まあいいや 朝起きて新鮮な暴力のニュースを
(朝 はいいのかよ)
飴でも呑むようにざらざらと摂取し
正気を保っている
ひとりだけ
瓢 ...
恋する君が好き
あでやかに咲いてる {ルビ難攻不落=なんこうふらく}の彼女を
守るように立つ君が好き
たとえば一〇〇夜ののちに
この眼が{ルビ盲=めし}いるならば
難攻不落の彼女の
...
雨が降り
雪が降り
涙が降った
あした
みんな帰ってくる
粉々になった生活を
雨が固め
雪が固め
涙が固め
それを踏み固める
さわると
するどくて、
ときど ...
彼岸でもなく
此岸でもなく
破顔なのかと思わせてくれる
コレクターズの名曲
・・・
です。
この大切な
悲しみ
無言に
ほどける
ほほ笑みの結晶
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
腹いせに、氷のような山を登る昇る
あと一歩というところで
八つ裂きにしても飽き足らないほどの
ここは聖なる場所、ここは宇宙の中心
人類が残した足跡と言われる
立ち腐れたバンガローに
疲れ立 ...
冬晴れの
青空を臨む
まったく異質の感性を持ち
私たちは向かい合う
やがて
岸辺で合流し
出帆する
誰もいない
未知の地平へ向け
巨大な富士の赤銅が
漆黒の地平に浮き上がる
...
単純なアシンメトリも揶揄されて
センタ一分けで、三つ目が通る
物はかたちに応じてもちうべし人も同様なり
魂魄は困難を内包している
詩人は血を吐かない程度の筆圧で
如才のない道化師は盛り上がりの
緩急などばかり考えているが
誰にも優しくなれな ...
ことば
にんげん
とか
やさしさ
とか
ほほえみ
などなどたくさん
わたしが好きなことばたちがあるが
その印象はけっしてたくましいものではない
大抵いつもかたかたふるえていて
...
捨てるに捨てていちにち暮れた
聖書よすがにひとを信じる
遅すぎるがお金を愛してみた
ひとひ、ひとひ捲り一年を読みおえそう
もう御茶がない、コップ振っている
風の印象知りた ...
腕を伸ばして八月にふれて
燃えるようないかり
凍えるようなひかり
喜劇みたいな夕焼けへ溶け出す劇
どこにもない空を見上げる
腕はそこら中
肌に居た
まだ晴れることのない青空
...
「独り言」
独り言を書くと
なぜかほっとする
僕はボケ防止と生きている証しに
独り言を書く
○「物事」
物事は大きな視野で見なければいけない
地球温暖化などはいい例である
○「 ...
犬コロのように
舗道に寝そべって
太陽の光を浴びて
撫でられることを求め
身体を捩って
右斜めへ進んでみたり
すれ違う人を威嚇してみたり
左の角を曲がったところで
ちょっと小走りして
...
ちょっとやり過ぎじゃないかい
下界は大雪で
いろんなところが雪で埋まって
大変な事になってるよ
と
分厚い雪雲に
すっかり隠されて
不機嫌になった青空が
雪雲に言いがかりを ...
が、
さらに増えて
がががががががががががが
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
どっどどどどどどどどどどどどどどど
ぴんしゃん、ぴんしゃん、℃、ぴんしゃん、
キンコン♪ ...
朝早くスッキリ目が覚め動き出す焦らずゆっくり朝食準備
心地良い朝の陽射しを浴びている気分的にも優しくなれる
商店街何十年もある八百屋「他より安く」を心掛けてる
夕飯を作る母親上機嫌子 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
透き通る寒さに寄せて
酔横
俳句
2
21/12/30 0:56
スリープレス
坂本瞳子
自由詩
1*
21/12/30 0:46
りんごジュース
◇レキ
自由詩
2*
21/12/30 0:24
2021年の松田聖子
花形新次
自由詩
1
21/12/29 20:26
遠浅
soft_m...
自由詩
6*
21/12/29 19:58
火傷の腕で
平瀬たかのり
自由詩
5*
21/12/29 19:51
この川のほとりで
ひだかたけし
自由詩
9
21/12/29 18:54
ここだけの話
宣井龍人
自由詩
10*
21/12/29 18:01
自由律俳句 2021.12.29
田中恭平
俳句
4
21/12/29 17:23
ジリ貧の生活と日本の未来
ジム・プリマ...
自由詩
2*
21/12/29 15:33
想い出
坂本瞳子
自由詩
2*
21/12/29 11:38
独り言!12.29
zenyam...
自由詩
2*
21/12/29 9:47
僕の子どもの頃と比べて
〃
自由詩
1*
21/12/29 8:03
自転車、南天
いる
自由詩
1
21/12/28 23:37
トリニティ
福岡朔
自由詩
2
21/12/28 23:04
粉々
はるな
自由詩
4
21/12/28 22:51
世界を止めて
うし
自由詩
1
21/12/28 21:41
※五行歌
こしごえ
自由詩
2*
21/12/28 20:23
屠所の羊
あらい
自由詩
2
21/12/28 20:14
青空とわたし
ひだかたけし
自由詩
5
21/12/28 19:58
カミングアウト
足立らどみ
短歌
4
21/12/28 19:53
宇宙飛行士のうた
梅昆布茶
自由詩
14*
21/12/28 19:42
ことば
soft_m...
自由詩
1*
21/12/28 17:56
自由律俳句 2021.12.28
田中恭平
俳句
0
21/12/28 16:50
晴れない
水宮うみ
自由詩
3*
21/12/28 16:05
独り言12.28
zenyam...
自由詩
1*
21/12/28 10:41
犬コロのように
坂本瞳子
自由詩
1*
21/12/28 10:04
白い試練
st
自由詩
5
21/12/28 9:43
勝手なことばたち
atsuch...
自由詩
5*
21/12/28 8:16
商店街
夏川ゆう
短歌
2
21/12/28 5:30
553
554
555
556
557
558
559
560
561
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588
589
590
591
592
593
3.8sec.