何もかもが
ゆるされていくような
冬のおわりの鍵穴を覗くと
幼い春が
喃語でつかまり立ち
(あ、ぶぅ。)
ひらかれてゆく胸のうちでは
とても鼻のきく仔犬が
雨をより分ける
雨上が ...
どんなに化粧したって
着飾ったって
きみはきれいじゃない
生まれもっての
整った顔だって
お金を掛けて
直しまくった顔だって
きみはちっとも
きれいなんかじゃない
きみ自身から
...
我々が 鍵を失くした空間で刻々と
夕景の差以外を焚きつけ 作り上げて杜と賭ける
蛍光は夜通し
胎盤を成型 ...
温水をながす 皿 皿 皿
皿洗いおえてひとりの炬燵
妻を眠らせ寝室の扉を閉じる
することもなく妻の偉大さをおもう
つかれた今日を中空におもう
明日も仕事の、ふくらはぎ ...
お金が無ければ異世界行きたい、かな
寒くってゴールでまで震えてる
悪いこともしたから生きてこられた、か?
子どもを持ち、高所恐怖症になったのは三十路
ちちぶの絶景、怖 ...
空は晴れて
沈黙している
僕はぼろぼろの大地を進む
目から草木の緑を喰って
僕はぼろぼろの大地を進む
地球は退化しつつあった
死は迫りつつあった
一条の光が震えていた
僕はベストを ...
新緑の山道癒やしでいっぱいで自然の恵み集まった場所
公園の大きな池に鯉がいる興味深そうに人を見ている
日曜日ダムの周りの遊歩道若い家族の若さが目立つ
月曜日鈍った身体ゆっくりと平日モ ...
二〇一九年五月一日 「パソコンを買い替えたので」
パソコンを買い替えたので、ネット接続がいちいち面倒なことになっている。ルーターがくるまで、パソコンを使わないので、4、5日か、一週間ほど、 ...
いまの幸福は詩が書けるということ。
今日の不幸は誕生日だということ。
ことしはまだ万馬券ないのよ。
だからパソコン買えないのよね。
コレラでころっとヘーゲルは死んだ。
コロナで哲 ...
コロナ詩人は
今日も三密を避けて
自室で独り言を書いている
夜は早く寝て
朝はゆっくり起きて
まるで冬眠に入ろうかとしているようだ
コロナがおさまるまでは
できるだけ寝て過ごそうという作 ...
待つことは時計ではない限りあるいのちに耳をかたむけること
{引用=「角川歌壇」2022年二月号分
福島泰樹先生選 佳作}
ありがとう銀の指輪の傷光り見つめてゆれる 青空一つ
{引用=「角川歌壇」2022年二月号分
水原紫苑先生選 佳作}
無理をしてがんばることはやめようか月の重さとつりあう涙
{引用=「角川歌壇」2022年一月号分
水原紫苑先生選 佳作}
潔し、思えばこその自己責任
自慰的な示威に耽って辞意至る
他個責任、すべてはタコが悪いのだ
選べることなんてあったかいままで
ご唱和を、俺のせいかよそれがとぞ
はやく起きて今朝は鬱々がもたげる
夜明けとおく炬燵に身をゆだねる
ひどくむせて砂糖水にまかす
ぼやぼやしつつ時計は無情にすすむ
螺旋階段と感じつつ今日も句作する
リ ...
特にこれといって上手く続けられる仕事もなく、思い出したように働いては数日後には辞めている俺たちにとって、のんびりとしけこめるモーテルなんかあるわけもなく、だから俺たちはいつでもなんとかガソリン代だけを ...
風呂に沈んだ
身体が遺跡に見えた。
柱のように突き出た腕。
その虚像は
透明になって
水底を示す。
膝小僧の下に沈む
屈折した太もも。
揺らめき
遠くて
藻が生えるくら ...
帰る場所はないのです
しんしんと降りしきる雪に
身も心も冷えきって
帰る場所はないのです
底の底で揺蕩うわたしの
向き合う時間はあとどれくらいだ?
ゼイゼイあえぐたましいに
残された ...
ふいに淋しく/なんて口にしながら/随分と
正体も無くして/やがて眠りにつく
ひとの子の様で/子猫の様で/寝息とその顔は
野に咲く花が/白い野の花が揺れていた畔と
蝋燭の記憶/人間の記 ...
最近LGBTの後に
色々くっつけて
権利を主張して来るのが
いるけれど
すげえ鬱陶しいんだ
だから俺も嫌がらせのために
奴らが
絶対に仲間には入れないだろう
デブ専、ハゲ専、ブス専
...
誰かが笛を吹いているんだ
泣いているようにも聴こえるし
笑っているようにも聴こえるし
怒っているようにも聴こえるんだ
君は大きすぎたんだね
僕たちは小さすぎるんだね
君の息づかいを感じ ...
赤い沙汰 名はまだやらん 我がサタン
生き死ににシティに秘密 凛々と
浮くスーツ ぬるく不向きなゆるい湯に
円 罫線 丁寧 平面 冷静に
起こそうと登る{ルビ百 ...
昇り詰めるまで
勇気ある賭けのようなものが
繋がれた暗渠から
吐き出されるアルファ
蜃気楼の架け橋を交錯する
おぼつかないだけの光と影は
刹那であり永遠のいろはを支え
礎の星屑とも懐 ...
おれは、あんたがたもきっとそうにちがいないが、
おれたちは世界を体験させられている
それを強制というのかどうか知らないが、すくなくともおれは
おれがどうしたいかなんて尋ねられていないはずだ
拒 ...
親も教師も
子どもの気持ちや考えを
ていねいに聴く時間がない
言うことばかりで
聴くという姿勢もない
食わして金を渡しておけば
子どもは満足すると思い込んでいる
自分が
いいと思うことと
ほかの人がいいと思うことは
同じではない
違いを認め合うということは
口で言うほど簡単なことではない
自分のいいことへのこだわりが強い人は
自分がいいと思うこと ...
お金という存在を忘れひとひ過ごしたい
寒さ 急いで煙草喫っていた
きぶん悪くなることの陽の援護を待つ
アラームが鳴りつづく 消されて妻は起きない
大丈夫 食パンはある
...
乾燥肌の娘を皮膚科に連れていく
娘はおでこをひっかき血が出ている
父と母と娘と三人で車に乗って
これが家族だ、と
父は急に気づいてしまう
三人の間に緊密な連携があって
三人の間に消すことの ...
今日君の雛人形が届いた
産まれて間もないころ
まだかすかにしか存在していなかった君が
日々成長することで存在の濃度を増し
この初節句でいよいよ確実に存在する
気体から流体へ
流 ...
だれを望みもしない
だれに望まれなくていい
こんな街のアスファルトだって
こんな寒い日は
ちゃんと凍っていてくれるだろ
そうだ
いつも
ひとりだった
いつも
ひと ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
立春
ちぇりこ。
自由詩
7
22/2/7 23:19
きみはきれいじゃない
花形新次
自由詩
3
22/2/7 22:51
夜伽
あらい
自由詩
0
22/2/7 22:14
自由律俳句 2022.02.07(月) 夕べ
田中恭平
俳句
2
22/2/7 21:42
自由な砂糖菓子
秋葉竹
自由詩
1
22/2/7 20:38
旅路
ひだかたけし
自由詩
5
22/2/7 20:02
月曜日
夏川ゆう
短歌
1
22/2/7 18:30
詩の日めくり 二〇一九年五月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
22/2/7 17:08
ドグマレッド60
ナンモナイデ...
自由詩
2*
22/2/7 14:13
コロナ詩人
zenyam...
自由詩
1*
22/2/7 10:20
短歌
こしごえ
短歌
2*
22/2/7 9:00
〃
〃
短歌
2*
22/2/7 8:59
〃
〃
短歌
1*
22/2/7 8:57
生きづらさに
りゅうさん
川柳
3
22/2/7 7:57
自由律俳句 2022.02.07(月)
田中恭平
俳句
1
22/2/7 6:07
ボロボロの壁
ホロウ・シカ...
散文(批評...
4*
22/2/6 22:57
遠い身体
asagoh...
自由詩
4
22/2/6 21:52
ノー・プラン
ひだかたけし
自由詩
5
22/2/6 18:43
湖畔/ひねもす/西
AB(なかほ...
自由詩
4*
22/2/6 18:20
DHB
花形新次
自由詩
4
22/2/6 16:47
虎落笛
まいこプラズ...
自由詩
1
22/2/6 16:43
あい言う縁を
水宮うみ
川柳
0*
22/2/6 16:27
Lēthē
あらい
自由詩
0
22/2/6 13:35
別に明るい意味では使っていない未来から射す光に向かって進んで ...
ゼッケン
自由詩
1
22/2/6 13:27
子どもの願い
zenyam...
自由詩
1*
22/2/6 11:17
こだわり
〃
自由詩
1*
22/2/6 10:03
自由律俳句 2022.02.06(日)
田中恭平
俳句
1
22/2/6 7:42
家族を作成する
葉leaf
自由詩
2
22/2/6 5:44
初節句
〃
自由詩
1
22/2/6 5:42
あと追いたいかな花一匁
秋葉竹
自由詩
1
22/2/6 1:09
539
540
541
542
543
544
545
546
547
548
549
550
551
552
553
554
555
556
557
558
559
560
561
562
563
564
565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
577
578
579
4.33sec.