二〇一九年六月一日 「揚子江」
40代初頭までよく行ってた大阪の梅田の発展場に、北欧館というゲイ・サウナがあった。いまでもあるらしいけれど、北欧館に行くときには、北欧館の近くの揚子江という ...
○「今日も独り言」
年を取ると
独り言が増える
だれも聞いてくれないから
だれも聞いてくれないからといって
一日黙っているのは寂しさつのる
○「オリンピック」
「メダル、メダル」と
...
どこまで行ってもヒトゴトは他人事で
どんだけ散弾銃で原子力爆弾でも
それよりは
...
コントロールの無い
まっさらな時間
無いというのが正しい
及ばない範疇
関わりのない概念
首のもげたモラルが
深夜のニュース番組で
戯言を列挙してる
おれは首を掻いて
いらだちを ...
僕は今は考えている
いつも物事を知ることで
失った その 時間を
一人で考えている 僕は
何も考えを無くして
渋谷の街の中を歩いていた
遠い昔の街の姿
そして 着ていた 服を
...
『雪風に埋もれて』
あの頃の僕ときたら
明日しか見る事が出来ずにいたけど
君はそれを拒みはしなかった
そして
解り合えぬまま
手探りで心確かめあって
二人の暮らし夢見ていた
幾 ...
つぶやくことから始める
なぜ泣けない
泣いたらスッキリしそうだ
首から頭にかかる圧力
鼻で吸い取って軽くするけど
ちがう
本当は目から出せばいい
でも水滴になりそうもない
こら ...
芽吹く木々にあこがれて黙している
雨のいきおいの中にある溜息
祈れば胸に熱いものあり寒の明け
その汽水の
マングローブの林のねもとに
ちいさな蟹が生きている
ヒョコヒョコ横にあるく
細い枝のからんだ
緑の木々があって
無花果の木らしいけど
...
風に吹かれて
混沌とした現実に曝され
絶えずもう絶えず
風に吹かれて
唸ってリアルは唸って
この混沌に殺されていくよう
)君は月明かりのなか永遠を探している
)あの光に満ちた永遠を
...
雪溶けて/
消え逝く記憶/溶けゆく昨日と/蹴りだす明日と/
照らされた歩幅
村いっばいの/ららばいららばいと/
一生って/ついついと通りすぎて/
パステルの花/いっぱいの夢 ...
干乾びた野良犬の死骸と、ひび割れた路面の暗示的な形状、捻れて消える泥酔した下層階級者の夢があとに残すものは、ショー・ウィンドウの微かな脂の染み、カウント・アウトのような潰れたカフェのテントが風に煽 ...
眼裏《まなうら》に海が見える。
幾何学模様の吹雪に見合う、真近に終える風と泣く、
衣を剥かれた赤い花は頭を垂れおさまるように嘆息する。休日だけの魂は溢れては
遠のく人が往く 交差点の中央で ...
沈黙する空の下で私は
光る
そよ風になぜられて
目をつむり
こころを見つめる
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
かわいい妻は炬燵で朝寝
コーヒー飲みつつ今日を組み立てる
喉の不調の咳払いばかりして
頭に歌が巡る
寒林の如し悩みが湧いてくる
逃げども逃げども悩みは湧いてくる
...
信頼関係がなければ
バスにだって
飛行機にだって乗れない
信頼関係がなければ
水道の水だって飲むことができない
弁当屋の弁当だって食うことができない
信頼関係がなければ
子どもを学校に預 ...
僕の思い出す午後
そして 新しい日差し
正午のコンクリートの街を歩いていた
狭いマンションの部屋の住人だった 僕は
アルバイトで いつも 空腹だった
買い急ぐことのり弁がまだありました
のり弁に妻が喜んでうれしい
のり弁ぱくつく妻を眺めてうれしい
妻は風呂場へ私はベランダへ向かう
ちかちかする星が電線にひっかかってい ...
キ チ ガ イ と 真 剣 に 碁 を 打 っ て 春
近 場 で 不 倫 済 ま せ 墓 の 雪 は き
怒 っ て は 後 悔。 そ れ し か 言 わ ぬ 木 田
彼 と 俺 ...
あおく
すみわたっていく
ひかりのだいち
わたしはとどまる
ここがすみか
季節は巡り
春が来て
土中に蠢く命たち
光を求め
飛翔する
あおく
すみわたっていく
ひかりの ...
ひとり夜明けに声を聞いた
春風吹くじぶんを変えてしまいたい
詩ノート汚れぬまま置かれたまま
陽の光り受けてぐんぐん元気になってくる
純、過ぎるこころは時にひとを殺めたい
...
人にぶつからないように
生きても
まだ残ってる
四隅の角で
言葉を交わして
生まれた物語
優しさで晴れた空と
苦しさで切れた糸が
僕等の首を絞めた
この本の重さは
一緒 ...
{引用=転倒者}
氷の上を歩いて行く
遠い人影よ
鴉のようにも文字のようにも見える
視覚より内側でランプが照らした顔
ありきたりな片言の答えをかき混ぜる
ティースプーン
濁った銀
だ ...
夜の 静けさを
味わうと
キリキリとしてくる
こころの芯の
悲しみよおやすみなさい
白と黒の雪景色の、
灰色の空の、
深く解けてゆく
一日一日の光静かに
春は近づく
...
君の眼が
うまれて初めて刺したのは
下校時、風吹く、あの橋の上
夏の君
真白な制服、風を切る
自転車、花火へ行く、って、笑顔で
帰る、って。
うつむく寂しそ ...
囀の麻のカーテンからひかり
それは差別だ
まてよ区別だ
ちがう特別だ
私はどこでも嫌われて
居場所が無かったから
ここでもそうならないように
頑張っていたら
何でもできて
解決していくことに
嫉妬されている ...
パステルがはじてける
ピンクやペパーミントグリーンが
春を告げようとしている
子供の頃に食べた
チョコレートのおかしみたい
ボタンみたいなパステルの
ラベンダーや淡いグレー
ポップんちょ ...
私にとって
悪い物事も
私自身の心を試すための物事だと
いつもではありませんが思うことにしています。
「勝手にすれば」と
心の声が言う。
はい 勝手にします
うん でも
苦しい時や ...
春風受ける丁寧息をする
皿洗うに水を飛ばした、反省する
増えてきた白髪、そのままにしておく
欲しいものが沢山ある妻と暮らしています
路上、玉葱が落ちていた
孤独感情もなく ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
詩の日めくり 二〇一九年六月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
13*
22/2/14 13:51
独り言2.14
zenyam...
自由詩
3*
22/2/14 10:31
酒は
TAT
自由詩
1
22/2/14 3:47
日付変更線の彩
ホロウ・シカ...
自由詩
0
22/2/14 1:44
ある日の窓
番田
自由詩
0
22/2/14 0:52
二十二歳に書いた歌詞
板谷みきょう
自由詩
1*
22/2/13 23:19
泣けない時は
木葉 揺
自由詩
1*
22/2/13 20:56
自由律俳句 2022.02.13(日) 夕べ
田中恭平
俳句
3
22/2/13 20:04
再生のウジュンクロン
秋葉竹
自由詩
1
22/2/13 19:29
風に吹かれて
ひだかたけし
自由詩
6
22/2/13 18:42
ゆきとけて
AB(なかほ...
自由詩
2
22/2/13 18:06
重度のシンコペーション
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/2/13 13:42
廃苑
あらい
自由詩
0
22/2/13 12:01
※五行歌 「沈黙する空の下で私は」
こしごえ
自由詩
4*
22/2/13 11:09
自由律俳句 2022.02.13(日)
田中恭平
俳句
1
22/2/13 9:25
信頼関係
zenyam...
自由詩
1*
22/2/13 9:18
N町の思い出
番田
自由詩
1
22/2/13 1:13
自由律俳句 2020.02.12(土) 夕べ
田中恭平
俳句
3
22/2/12 20:12
チョコレート平和
kawa
川柳
0
22/2/12 20:05
Stay
ひだかたけし
自由詩
7*
22/2/12 18:23
自由律俳句 2022.02.12(土) #02
田中恭平
俳句
1
22/2/12 17:24
本
ミナト 螢
自由詩
2
22/2/12 16:06
ラジオ切腹
ただのみきや
自由詩
1*
22/2/12 15:41
※五行歌 三首
こしごえ
自由詩
5*
22/2/12 14:44
なみだのきせきがひかるたそがれ
秋葉竹
自由詩
1
22/2/12 11:58
<屋根の下の宇宙> 囀
るー
俳句
1
22/2/12 11:51
差別と区別と特別と
イオン
自由詩
1*
22/2/12 11:31
パステル
坂本瞳子
自由詩
2*
22/2/12 9:56
こう言う
こしごえ
自由詩
3*
22/2/12 9:40
自由律俳句 2022.02.12(土)
田中恭平
俳句
3
22/2/12 9:02
536
537
538
539
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565
566
567
568
569
570
571
572
573
574
575
576
加筆訂正:
ラジオ切腹
/
ただのみきや
[22/2/13 12:22]
誤字脱字その他数か所修正
3.66sec.