何食わぬ顔で何かを食っていた


葉が落ちる 羽化して浮かんでいく 光


消えていく 生きていく記憶を描いて


小説を超絶饒舌に語る
飢餓
画面
飽食
わたしの心はひらべったい
   
夕焼けを迎える
何者としてでもなく

いつかは終わる
そのことを
なかば忘れたふりして
   
どうすればよいのか
わからないのは誰も同じ
   ...
 松茸ご飯と知りジャーの蓋閉める

 感性をいまいちど研ぎ澄ませれば

 大荷物でボートが沈む

 友人に誠実でないと嘆く

 何を抱えて今日を終える
高校時代はあれだけ好きだったスニーカーを今ではどうとも思わないのは、歳をとったからなのか、そもそも、それほど流行っていないからなのだろうか。よく学校帰りに見に行っていたのは地方のスーパーの靴売り場の中 ... 全てが終わり
全てを失い
命は保たれ 
風が吹き

この静けさのなか、
この透明のなか、

私は深い井戸の底に居て
寒さと闇に震えながら
一日に一度の来光の
その瞬間を待っている ...
あの時
死んでくれていたらねぇ

深い溜息の後に
小さく呟いたアナタは

あの時
命だけでも救って下さい

確かにそう言った

あれから六年の歳月が流れ
あの時三歳だったこの子 ...
しかしこの無意味な生を ぱりぱりと海苔を砕いて飯に混ぜつつ 恋に心の準備はないが惚れたあなたはどこへやら そこにあったものが
ある日突然
失くなっている
その間に何が起こったのか
全く知らないうちに

気付いたとき
僕はあの頃の
僕ではない

そうやって
時間はいつも
僕だけを老い ...
振り向くまで吸って吐くまで行き過ぎるまでこぼれ落ちるまで何本の指がいくつもの「あ」の音の形をした口が消え去ったか。息と思考はきれぎれで今にも崩れ落ちそうで堕ちないと知っていたきみは誰よりもずるかった。 ... ロンドンで見た雨は
でも 雨上がりの通りの光であり
跳ねていた 水たまりのバスや
薄曇りだった空の朝や
雲の下に長く続いていた橋だった
嬌声
モニター

OFF

無音

孤独感
ざわめき揺れた交差点
プリズムはガスタンクのなだらかな曲線を跳ね
群衆はみな拝むのだ
陽炎のなかでふるふると光っている
あのヴィーナスのおっぱいを

そして兄弟達は今日も
はしたない笑顔 ...
 呼吸の乱れ悟られる

 退屈の有り難み思い知る

 さっきまで晴れていたのに

 腹の減らない香りがする

 定期的に泣き笑い
桜の花びらが窓の向こうに消えた月曜日
桜の花びらはゴミだと思う?と訊かれた火曜日
野菜もしっかり食べようと思った水曜日
何の比喩にもなれず図書室に立ち尽くした木曜日
ゴミ箱にゴミを隠した金曜日 ...
さよならは立体
永遠は水平線

入道雲が雪になるまでを
年中ずっと追いかけてみたい

口笛はおれんじいろ
油絵はノクターン

軍歌のリズムで革命を歌い
鯨のパズルを完成させる

...
硝子のフォークで

ケーキを切り分け

翡翠の皿に

苺が落ちる

水晶のグラスには

冷たい紅茶

瑪瑙のマドラーで

ミルクを混ぜる

レースカーテンのワンピースで ...
深淵はあらゆる足の下にあり、ほとんど大地のように確かだ 「もうこんな時間」とは
やることのない人の台詞ではない
それでも流れるものは流れる
誰も私に期待してないから
近所のレトリーバーにお願いして
遊んでもらっていたのだ

やることがないのは ...
  一緒に暮らす


どこにもいかず どこにもいない
空のように
雲があったり なかったり
静かで 時に騒がしく
一緒に暮らす

  *

一緒に暮らすとは
背中合わせのぬくも ...
シラフで生きている
人間が信じられない
酒飲むか
クスリやるかしないで
よくやってられるなと思う
でもさ
めちゃくちゃ身体鍛えてる奴も
表面的には健康そうでも
頭はちょっとイカレてんだ ...
ひとつ年が違うだけで
「君」呼ばわり
一回り違うと
呼び捨て
年功序列もいいとこ
趣味は読書ですというと
格好つけてといわれる
酔いが回ると
ワル自慢で盛り上がる
♪おらあ!こんな田 ...
Uターンすれば
よそもんといわれ
Iターンすれば
外国人といわれる
ガソリンスタンドへ行けば
県外ナンバー見て
いらっしゃいませもいわぬ
ありがとうございますもいわぬ
♪おらあ!こんな ...
初夏の風が爽やかだ
何故私は夏が好きなんだろう
万物が生きている事に感謝するのか
しかし夏は哀しみに満たされているということもできる
生きている事は哀しむ事
生きている事は哀しむ事
限りな ...
北京ダックは最大の公約数であって
恥を知らない奴隷に好まれる
パーマを当てて、月夜に公園で泣いている奴隷に
さよなら、どうも居心地が悪いぜ

去るためにやらなきゃいけないことを
鞄の中 ...
新居

願望
妄想

…独り
すぼまっている
ボクの感覚世界
知らない単語が
増えて
聞いたこともない
言葉に怯え

何でも
悪い方に考える君は
いつも
危機感をボクに告げる

いい加減ウンザリして

...
夢の中であそんでいた

筏を組んで川に浮かべた
筏に乗ったら流されてしまった

流されて
そして筏ごと滝つぼに落ちてしまった

なんて夢だ

そんな夢だから
巻き戻してやった
...
僕は拷問の憂き目を知っている
反抗しないから悪くなったと言われても

扇動し南無三なことになったら
親御さんに申し訳が立たないんですよ

心は簡単に折れる
ポッキーよりもたやすく

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
羽はない水宮うみ川柳6*21/7/1 13:53
エゴイズムヨロシク自由詩021/7/1 8:16
明後日の愛やまうちあつ...自由詩021/7/1 8:01
自由律俳句「食べられる退屈」(43)遊羽俳句121/7/1 4:17
スニーカーの思い出番田 散文(批評...221/7/1 1:27
恩寵ひだかたけし自由詩521/7/1 0:11
一九七八年のこと板谷みきょう自由詩4*21/6/30 22:40
_いる短歌021/6/30 22:08
恋に心の準備はないが惚れたあなたはどこへやら酔横伝統定型各...121/6/30 19:41
時間花形新次自由詩121/6/30 18:38
2秒入間しゅか自由詩221/6/30 11:27
雨とロンドン番田 自由詩121/6/30 9:33
自室ヨロシク自由詩021/6/30 8:15
パブリック・エッグファーム自由美学自由詩121/6/30 7:03
自由律俳句「食べられる退屈」(42)遊羽俳句121/6/30 3:27
週記山下ヤモリ自由詩021/6/30 2:39
ガソリン茶殻自由詩1*21/6/30 2:26
ある晴れた日の昼下がり愛心自由詩121/6/29 23:39
_いる短歌021/6/29 23:14
お前だけ木葉 揺自由詩421/6/29 22:48
未定空丸自由詩321/6/29 22:32
アナゴさんのブログより花形新次自由詩321/6/29 21:53
おらあ!こんな田舎嫌だあ!(2)ホカチャン自由詩1*21/6/29 20:48
おらあ!こんな田舎嫌だあ!(1)自由詩1*21/6/29 20:10
初夏渡辺亘自由詩021/6/29 16:42
舌を出した犬が、午前五時に吠える竜門勇気自由詩1*21/6/29 11:18
家屋ヨロシク自由詩021/6/29 8:06
スッキリが始まる八時に板谷みきょう自由詩1*21/6/29 8:04
夢遊こたきひろし自由詩221/6/29 7:23
眠れる獅子りゅうさん自由詩221/6/29 6:57

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